Z/Xの世界で生き延びる!   作:よーと

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 組織名を考えるのに何時間かけたことか……。



55話「スレイヤーズ」

 あんな夢を見た後だからかすっきりと目を覚ますことができた。

 あいつは俺が夢見てただけかもしれないし、言ってたことが本当かはわからないけどこんな夢見たってことは自分でもそう思ってるってことだろ。とりあえずアリスたちに組織に入ることを伝えるか。

 

 

 

 

 「おはよー、入る気になったー?」

 

 アリスが元気よく話しかけてくる。

 

 「ああ、入ってやるよ」

 

 よく見ればアリスは美人だし明るいから一緒にいて楽しいだろう、入る価値はまあ…なくもないはずだ。

 

 「だよねー……ん? 今なんて?」

 

 「入ってやるって言ってんだよ」

 

 「え? マジで?」

 

 「ああ」

 

 アリスも最初は組織の長として偉ぶってたけど、話してるうちに打ち解けてラフに話すようになった。

 

 「本当よね? 今は特にしてあげられることなんてないわよ?」

 

 「大丈夫だって、期待なんてしてないから」

 

 「ひどい! でもあなた言ったからね。

  基樹! まなか! 集が入ってくれるって」

 

 「え、マジで! ぜってー無理だと思ってたのに」

 

 コクン。

 

 「あなた達……まあいいわ。まずは組織名から決めましょう」

 

 「そうだな、やっぱりメカを使うような組織名がいいよな!

  08小隊とかA.E.U.Gとかさ」

 

 まなかは微妙そうな顔をしている。

 

 「まあ、先に飯食ってから決めようぜ」

 

 「そうね、あと基樹、それはないわ」

 

 ショボーン(´・ω・`)

 

 

 

 ―――

 

 

 

 「というわけで組織名を決めるわ。何かあるかしら?」

 

 朝飯を食い終わり会議が始まった。

 会議といっても4人しかいないし隠された部屋でやってるわけではないが。

 

 「はいはーい! バルチャーがいいと思いまーす!」

 

 「却下!」

 

 「なんでだー!」

 

 「じゃあ意味は?」

 

 「ハゲワシ」

 

 「ダメじゃない、なんでハゲワシなのよ」

 

 「未来の世界の廃棄物をこの世界に売るという……」

 

 「私たちはお金が欲しいわけじゃないの」

 

 「なあ、この組織って何するんだ?」

 

 そう、それが大切だ。

 こんな茶番することない。

 

 「そうね……詳しくは決めてないけど今の日本って5つの世界のBPが出現したせいで政府機関が機能していないじゃない? だから難民がいたりするでしょ、それを助ける組織にしたいの。最終的には世界の戦争を収めたいと思ってるわ」

 

 あれ、案外まとも。

 

 「何よ、私がゼクスを使って良からぬことをしようとしているとでも思っていたの? 私だってちゃんとこの世界のこと考えてるわよ」

 

 「さすが! ってことで組織名はジオ……」

 

 「却下よ!」

 

 ショボーン(´・ω・`)

 基樹のやつわかってて言ってるんだろうか。

 てかこの世界にはガ○ダムとかないんだけどな……。

 基樹って転移者だったりするのか?

 

 「そういえば3人はどういう関係なんだ?

  こんな思い付きで組織を立ち上げようとしてるとこについていくくらいだから仲はいいんだろ?」

 

 「私たち3人は幼馴染よ。みんな赤ちゃんのころから一緒だからそりゃ仲がいいわよ」

 

 てことは転移者ではないか……基樹すげえな。

 

 「そう、俺たちは仲良し! ってことでヘリオポr「却下」…」 ショボーン(´・ω・`)

 

 「2人は何かない?」

 

 まなかは首を横に振る。

 俺も特に思いつかないな。

 

 「アリスは何かないのか?」

 

 「ないわ」

 

 「ああ集、やめとけ。

  こいつネーミングセンスないんだ。

  昔拾ったネコにスフィ「あああああああ」てつけようとしてたくらいだしな。

  てか、痛い、本気で殴るなよ!」

 

 アリスは基樹を殴る。

 基樹の反応からして結構本気で殴ってるらしい。

 

 「あー……なんかあったかな……」

 

 俺もネーミングセンスはないからな……。

 

 「姫、痛いってば!」

 

 「ん、アリスのこと姫って呼んでるのか?」

 

 「ああ、アリスってあいひめって書くだろ?

  だからみんな姫って呼んでるぜ」

 

 「ほう、ならば姫なんとか隊とかでいいんじゃね?」

 

 「いやよ、恥ずかしいじゃない」

 

 「じゃあ姫って呼ぶのやめさせろよ」

 

 「でも姫って呼ばれるのは嫌いじゃないの」

 

 「なんじゃりゃ」

 

 まあ姫なんとかは本気ではないしいいんだけど、なんかあるかねえ……。

 ゼクスを倒す……難民を助ける……。

 姫関係ならインペリアルガードとか?

 なんとかの騎士団とか?

 

 「姫、アクシズとかは?」

 

 「意味は枢軸とかだっけ?

  でもどこかで聞いたことあるような名前だから却下ね」

 

 基樹の言うやつ全部ガ○ダムじゃないですか、やだー。

 そしてそれを聞いたことあるかもしれないと言うアリスもなかなか……本当に知らないのか?

 

 「基樹……ガンダム」

 

 「あ、それいいな!」

 

 「ダメよ、どこかのアニメで聞いたことありそうだもの」

 

 やっぱり基樹はいいと思うんだな。

 アリスが聞いたことあるって言ってるのは俺がいた世界が並行世界だからなんだろうか。

 

 「ほら、なにかもっとないの?」

 

 「て、言われてもな……」

 

 俺の中二のころの記憶を掘り起こすときが来たのか……。

 聖剣・魔剣の名前………英雄の名前……英語やドイツ語、ロシア語………。

 天使の名前、悪魔の名前……アニメや漫画の技名……。

 何か敵を倒すとか助けたりするものは…………。

 ……あ、あったかも。

 

 「スレイヤーズ……とか」

 

 「いいんじゃない、どんな意味?」

 

 「一般的な意味は『殺害する』『絶滅させる』って意味」

 

 これでゼクスを倒すってことの意思表示だ。

 で、助けるってのは『(冗談などで人を)笑わせる、唸らせる』の意味もあるしいいと思う。

 2つ目の意味をい言ったら却下されそうだから言わないでおこう。

 

 「いいじゃない、それにしましょう」 

 

 コクン。

 まなかも頷いてる。

 

 「だな。でも俺はZ.A.F.T.のほうが……」

 

 「はい、じゃあ組織名はスレイヤーズでけってー!

  というわけで次はゼクスを捕まえにいこー!」

 

 「そうだな! やっぱり最初のゼクスはメタルフォートレスがいいよなあ!」

 

 アリスと基樹が勢いよく立つ。

 基樹、立ち上がり早いな。

 まなかもサッと席を立つ。

 

 「え、おいおい、テキトーすぎんだろ。

  もっと計画練ってから……」 

 

 「何言ってるの、ゼクスを捕まえないと次のステップに進めないじゃない。

  というわけで行くわよ!」

 

 ええええええ……マジでメタルフォートレス捕まえに行くのかよ。 

 アリスと基樹は部屋を飛び出していった。

 




 組織名は神坂一のスレイヤーズをそのままいただいちゃいました。
 なんかひねればいいんだろうけど、そんなことできるほどネーミングセンスありません。
 スレイヤーという言葉自体は聞くしいいんじゃないかな。
 本文中にある通り、Z/Xを滅ぼし(倒し)民衆の爆笑させる、というつもりでつけました。
 なのでコメディー感あふれる組織を目指して書いていきます。
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