Z/Xの世界で生き延びる!   作:よーと

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 メイトリ○クス「前回で第三章は終わりだと言ったな」
 作者「そうだ……だからこれでおわr……」 
 メイトリ○クス「あれは嘘だ」
 作者「うあああああああ!!」


61話「……苦労してるんだな」

 「くっ! リブート!」

 「きりがないぞ! それにこの猫どもはなんだ!」

 

 月下香がキラーマシーンを切り捨て悪態をつく。

 

 「に、にゃ~! 危ないにゃ! この機械はなんなんだにゃ!?

  でも手に入れれば高く売れるはず!」

 「ネダヤシ、バンザイ」

 「バース、バース、ブットバース」

 「ドンドンモヤシマス」 

 

 こうなったのはちょうど三重県に入ったあたりのことだ。

 猫の鳴き声と共にキラーマシーンの群れが押し寄せ、人間を敵と判断したキラーマシーンを相手にすることとなった。

 キラーマシーンはこの前のやつとは違い大型が多かった。

 そして数が多いせいできりがない。

 さらに倒すのが遅くなっている原因としてケット・シーが自衛隊やメタルフォートレスの武器を奪ったりすることと、キラーマシーンを捕まえようとして飛び移ったケット・シーに別のキラーマシーンが攻撃するのでキラーマシーンが暴走し、敵味方問わず乱射し始めたことが挙げられる。

 たちが悪いのはケット・シーは一般人にも手を出すということだ。といっても怪我をさせたり攫ったりするのではなく、金品を奪うことだけだが、そのせいで俺たちは大混乱だ。

 キラーマシーンは駆除しないとダメだし、かといってそちらに注意を向けすぎるとケット・シーが一般人に被害を出すので気が抜けない。

 

「今だにゃ!」 

 

 サッ

 

「しまった!」

 

 財布を盗まれた。

 さっきからメインクーンが俺の周りをうろちょろしてるせいで戦いに集中できない。

 

 「てめぇ、返しやがれ!」

 「そんなこと言われても返すわけないにゃ」

 

 俺の腕をサッと避けるメインクーン。

 

 「イグニッションオーバードライブ! クー子!」

 「やっと出番だー」

 「二対一なんて卑怯だにゃ!」

 「何とでも言え…………って、クー子今しゃべった?」

 「うん」

 「え、どうしてしゃべれるようになったの?」

 「それより猫倒す方が先でしょ?」

 「お、おう」

 「行ってきます」

 

 クー子はメインクーンに突進する。

 え、ちょっと待ってよ。

 俺の思考が追いついてないよ。

 俺をおいてそんなに黙々と猫を追いかけなくていいよ。

 

 「しゃべる虫とは高く売れそうにゃ」

 「猫っておいしいのかなあ」

 「なんか危なそうな気配がするにゃあ」

 

 クー子が大きく口を開けてメインクーンにかみつこうとするがするりと躱される。

 クー子って食いしん坊キャラじゃなかった気がしたんだけどなあ。

 

 「集、リソースを……」

 「あ、月下香お姉ちゃん」

 「む、クー子か? そうかもうしゃべれるようになったんだな」

 

 月下香が空中にいたキラーマシーンを破壊し俺の隣に降りてくる。

 

 「え、月下香。クー子がしゃべれるようになるの知ってたの?」

 「そうか、集が知らないのも無理はない。クイーンビーは頭の蕾が開くとパワーの上昇と共に人語を話すようになる。ほら、昨日までは開きかけだったのが今はきれいに開いてるだろう。よかったな。これからはクー子にリソースをやらなくてもそこそこのやつらなら倒せるはずだ」

 

 ほうほう。言われてみればクー子の頭のピンクの花は見事に咲きほこっている。

 月下香の話だとパワーも上がってるらしいから5000くらいだろうか。

 それにしてもクー子が話せるようになるなんてな…………お父さんうれしいよ。

 っと、こんなことしてる場合じゃない。

 

 「ほら、リブート」

 「ああ、助かった。では行ってくる」

 

 月下香は再び青の殺戮機械と白の泥棒猫の乱れる最前線へと戻っていった。

 思えば月下香もずいぶんと態度が軟化した。

 最初はプライドのせいか俺や他のゼクスのことを突っぱねっていたが、人攫い屋との一軒があった次の日から少しずつ優しくなったように思う。俺もやっと仲間と認められたということだろうか。最近はよく笑うようになったし話にもよく混ざるようになった。といっても「ははは」とか「きゃはは」な女の子の感じじゃなくて、「ふっ」みたいな何というか武士が一瞬微笑むときのような感じだが。笑いというか笑顔か? まあ彼女が俺たちを認めて素を見せるようになったならいいことだ。

 

 「テクネチウム、ぶちかませ!」

 「ああ、相棒!」

 

 テクさんが基樹の指示で猫たちにブロックでできた拳で殴りつける。

 うわ、痛そう。猫たち吹っ飛んでったよ。

 あれ見た目ブロックだけど再構築しやすいからそうなっただけで、未来の金属でできてるからめちゃいたいと思うんだけど。殴るスピードも速いし、地面にぶつかった時えげつない音したぞ。

 だが、基樹も最初はうまく指示出せなかったし、リソース供給だってうまくできなかった。

 

 「相棒、リソースを!」

 「おうよ! リブート!」

 

 けど今は全然余裕だな。てかあれ何回目のリブートだ? 回数だけ見れば俺よりリソース容量あるように見える。まあ、目を使ったらリブートしてテクさんまで供給するのに若干時間とリソース量のロスがあるからリソース技術はまだまだなんだろうけどそうすると基樹のリソース容量がハンパないことになっちゃうな。だが仲間が強くなる分には全然オーケーだ。

 ……決して嫉妬なんかしていない。俺は基樹ほどリブート数できないけど嫉妬なんかしていない。

 俺にはこの目があるしぃ、リソース供給量も調節できるから全然嫉妬なんかしてないッスよ。

 ……そう、基樹を目を使ってみた時ロスがあることを知ったからって悔しいとか思ってない。

 

 「HAHAHA!! バトルヒーローの結束を見よ!」

 

 ああ、なんか赤いのが見えるけど気にしない。

 

 「先手必勝! 食らえ、爆熱! シャイニング―――」

 

 黄色い閃光が〈暴風機械サイクロン〉を貫いたけど気にしない。

 

 「残念だが俺は囮だ! 今だぜ、ゼノン!」

 「目標補足完了。エネルギー出力2000%。アズールカノン、発射!!!」

 「にゃあああああああああ!!!」

 

 翼を持ったバトルドレスとメタルフォートレスが猫をビームで薙ぎ払って子供が狂喜乱舞し、猫好きは張眉怒目しているが気に……しない。

 

 「料理ができる男はモテると聞いて極めた結果が三つ星レストランの調理師!

  こちとら火の扱いには慣れてるんだよ!」

 

 黒い影が事情がわかると悲しくなる言葉を言いながら〈発火機械パイロ〉の腕を蹴り炎をパイロ自身にあて自壊させるが気…に…しな……い。

 

 「見たか! これが俺たちの結束!

  そう、俺たちが!」

 

 さっきの四人が集まりだしたが……ッ! 

 あれは離れないと危ない!

 俺はダッシュで離れる。

 

 「「「「秘密戦隊バトルフォース(仮)!」」」」

 

 ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンン!!!!

 

 「「「「うおおおおおおおおおお!!」」」アヴィオォォォォオオオオル!!」

 

 さっきのパイロが熱暴走で周りのキラーマシーンを巻きこんで大きな爆発を起こし、自軍のメタルフォートレスを傷つけたうえに残ったキラーマシーンとケット・シーが爆風で俺たちの方に全部飛んできたけど気に…………

 

 「するわボケエエエエエエエエ!!!

  自軍に被害だしてるんじゃねーよ! 熱血ヒーロー馬鹿どもは引っ込んでろ!」

 

 つい叫んでしまった。

 

 「げほげほ……。集、落ち着けって」

 「いや、輝。あいつらお前の管轄だろうが」

 「いやまあそうなんだけどな」

 

 「誰がバカだこの野郎!」 とグライド。

 「熱血は褒め言葉だ!」 とマルカブ。

 「アヴィオール……ぐすん」 とアダーラ。

 「ははは、すまんな。だが引っ込んでいるわけにはいかない。困っている人がいる、助けを求める人がいる。たとえ相手がキラーマシーンだろうと白の世界のゼクスだろうと立ち向かう」

 「「「「それが俺たち、秘密戦隊バトルフォース(仮)の正義だッ!」」」」

 

 「と、こんな感じでさ」

 「……苦労してるんだな」




 アダーラのキャラ大好きです。
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