Z/Xの世界で生き延びる!   作:よーと

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 えせ関西弁ですいません。
 関西弁むずかしい。
 なんか無理して使ってる感が出てしまう。

 明日はソトゥミサの質問受付日ですね。みなさん、投稿したことがある方もない方も、やってみてはどうでしょうか。ちなみにゲストは「七大罪 色欲の魔人ルクスリア」「天王寺大和」「深淵の黒月アルモタヘル」です。
 維持張って出てこないやっちゃんかわいい。


65話「関西弁ビースト」

 「全然見つからねぇな」

 「…もう夕方」

 

 朝方出発して和歌山県に来たがなかなか見つからない。

 見つけてもパトロール中のガーディアンやエンジェルだったりする。

 妥協して仲間にならないか聞いてみたが、どのゼクスも所属している部隊があるため断られた。

 BPに近づけばもっといるんだろうが、まかながリソースの影響で体調が悪くなるからあまり近づけない。

 日は沈みかけ夕焼けに染まっている。あと数分で夜になるだろう。

 そろそろ帰んないとダメかな。

 

 「…集、あれ!」

 「ん、どした」

 

 まかなが空を指さす。

 その先には影が二つ、ぶつかり合いながら移動していた。

 逆光でよく見えないが、少なくとも現世のものじゃないし、エンジェルやガーディアンでもない。

 

 「……たぶんセイクリッドビースト。……行こう!」

 「あ、おい!」

 

 まかなは影に向かって走り出してしまった。

 空でドンパチやってる奴らにどうやって交渉するつもりなんだよ。

 

 

 

 「はあ…はあ…何とか追いついたな」

 「はあ……はあ……はあ……」

 

 空を縦横無尽に駆けまわるゼクスを追うのは難しかったが何とか追いついた。

 月下香たちに止めにいってもらうことも考えたが、もし矛先がこっちに向いたときにまかなを護りながら二体を相手にするのはきついし、ゼクス使いもいたら厄介なので普通に走ってきた。まかなは運動不足なのかぜーはー言ってるけど大丈夫か?

 

 「大体、北欧神話っちゅー点でキャラが被っとんねん!」

 「それはうちのセリフや!」

 

 黄色い狼と青い狼が交差する。

 俺たちの前では『聖獣オーラスコル』と青くて鎖がついたでかい犬? が激しい戦闘を繰り返していた。

 なぜか関西弁でしゃべりながら。

 ここら辺のゼクスってみんなこうなのか?

 少し不安になる。

 だが、エンジェルたちはそんなことなかったはずだからこいつらが関西弁なだけか。

 関西弁だけど実力はなかなかのものなのか気迫が伝わってくる。

 そしてでかい。5m以上あると思う。

 あの青い犬は分からないから9弾以降のゼクスなんだろう。

 俺の中二病だった頃の記憶を総動員させた結果、『北欧神話』『鎖』『犬』ということからガルムではないかと思う。

 なので聖獣オーラガルムで進めていこう。

 

 

 目を使ってゼクス使いがいないか確認する。

 ……近くにはいないみたいだな。

 

 「大体、なんでおまえもフェンリルと同一視されてんや、フェンリルは狼やろ! ワイは魔狼フェンリルと鉄の森の女巨人との間の子って言われとんのにおまえまでフェンリルゆうたらややこしてしゃーないわ」

 「やかましい、うちの子が泣いてまうやろ!」

 

 そう言ってオーラガルムは背中に乗せた、まだ薄っすらと青い毛の生えただけの五匹の子ガルムに猫なで声を出す。

 それを見たオーラスコルはますますイライラしている。

 このままじゃまたリアルファイトに発展しそうだ。

 

 「待った! お二方、俺たちの話を聞いてくれないか!」

 「あ? なんやわれ。わい、今ものごっつイラついとんねんけど」

 「い、いやあ、俺たちゼクス使いなんだけどパートナーゼクスになってくれないかなー、なんて」

 

 狼が俺の目の前に来てメンチ切る。

 ものすごい威圧感だ、ぶっちゃけ怖い。

 万が一の時に備えてカードデバイスに手をかける。

 

 「パートナーゼクスぅ~? なんでわいがおまえみたいなやつのパートナーにならんとあかんねん」

 「いや、俺じゃなくてこっちの……あれ?」

 

 俺の隣にいたはずのまかながいない。

 どこに行った?

 

 「…かわいい」

 「せやろ、あんたわかっとんな。名前なんちゅうねん」

 「矢島まかな」

 「……なんやあの子かい。あんな犬っころにデレデレしよって気分悪いわ」

 「わからんくて当然や、所詮傷つけるしか能のない狼やからな」

 「んだとこのアマァ!」

 

 なんで火に油注ぐようなことすんだよ。

 まずい、オーラスコルが牙をむき出しにして唸ってる。

 今にも跳びかかりそうだ。

 

 「そうだ、俺のゼクスに負けたら仲間になってくれないか?」

 「ワイに言ってんのか? 言っとくけどワイは強いで」

 

 とっさに言った言葉だが、乗ってきた。

 

 「大丈夫。アクティベート、月下香!」

 「……久々の夜の戦闘だな」

 「なんや女かい。言っとくけど今のわいは加減できへんで?」

 「ふっ、心配無用。全力でかかってこい」

 「怪我しても知らへんでッ!」

 

 オーラスコルが月下香に勢いよく跳びかかる。

 それに対し月下香はするりと躱し、ジャンプしながら右手で頭にアッパーを決める。

 あれはタイガーアッパーカットじゃないか!

 どこであの技を……!

 と、そんなことを考えているうちにオーラスコルは敢え無く撃沈した。

 脳が揺れたのか、うまく立てないようだ。

 

 「グ……ガァ……」

 「たった一撃で倒されるなんて情けないねぇ……」

 「つまらん、他にはいないのか」

 

 流石というべきか、月下香は全然ダメージをもらっていない。

 むしろ戦いたがっている。

 

 「残念だったな、じゃあ約束通りキャプチャーさせてもらうぞ」

 「グ……待て…」

 「キャプチャー」

 

 オーラスコルがカードデバイスに入っていく。

 戦いのダメージが大きいのか、全然抵抗がなかった。

 しゃべんの面倒だったからすぐキャプチャーしちゃったけど、後で襲われたりしないよな…。

 

 「あんさんらごっつ強いな。うちは聖獣オーラガルム。あいつしつこくて困っとたんよ」

 

 あ、『聖獣オーラガルム』でいいんだ。 

 

 「それは良かった、お礼にこの子のパートナーになってくれたりしないかな?」

 「うちには子供もおるしついていく気も自分の子を譲る気はない。この子達がついていきたいって言うなら別やけどな」

 

 だよなー。どうしよう、無理矢理キャプチャーするか?

 

 「……どうしてもだめ?」

 「…………この子をちゃんと育てられるんならええで」

 

 そういってオーラガルムが背中から降ろしたのは他の子より一回り小さな子ガルム。

 

 「この子は末っ子なんだけど精神力が未熟なせいでこのままだと死ぬだろうね。それでもいいっちゅうならええよ」

 

 オーラガルムが真剣なまなざしでまかなを見る。

 

 「大丈夫、ちゃんと育てて見せる」

 「……頼むで」

 「うん、任せて。キャプチャー」

 

 子ガルムを白い光が包みカードデバイスに入っていく。

 

 「頑張ってな。ほなうち帰るわ、さいなら」

 「うん、頑張る。さようなら」

 

 オーラガルムは空に駆けて行き夜の闇に消えていった。




 オーラガルムの鳴き声って「じろじろ」でいいのかなあ?
 てか人語普通にしゃべれないのかな?
 ()で会話させるのめんどくさい。

 追記:じろじろやめます。
    もし泣き声が「じろ」でもめんどくさいんで()なしで。
 追記その2:スコルの体色を白色から黄色に変更
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