Z/Xの世界で生き延びる!   作:よーと

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 一応毎日更新だから(白目)

 更新遅れてしまった……。
 ホントすいません。明日からはちゃんとできますんで。
 今後遅れるときは予告するつもりです。

 追記:おかしいとこがあったんで少し修正しました
 追記2:サブタイ変更




74話「神からの殺人依頼」

 ヤバい、幸ちゃんが出てきちまった。幽霊と仲良くなったからって咎められることはないだろうが、みんな混乱するだろう。ほら、みんな( ゚д゚)ポカーン って顔してるし。

 

 「なんやこれ! これもマジックなん?」

 「……へ? ……あ、ああ、そうだ」

 「へぇ、すごいな」

 

 ナイス飛鳥! 素でやってるのかもしれないけどナイス!

 伊吹と基樹とまかなはなんとなくわかってるような顔をしているが、他の人にはどうか誤魔化せたようだ。アリスは幽霊のことをわかってるはずなのに、まだマジックだと思ってるようだ。ここは気づいてくれないと会長として困ります、アリスさん。

 

 「こ、これはどういう……私はどうしたら?」

 

 幸ちゃんが困惑顔で俺に聞く。

 

 「あー、また猫に……いや、やっぱり俺の隣に来てくれ」

 「わかりました」

 

 テーブルの上で浮かんでいた幸ちゃんがスーッと俺の隣に来る。

 

 「あれ? マジックまだ続くん?」

 「あ、いや、もう終わるけどこの子は出しておこうかなーって」

 「そうなの。で、この子どうなってるの?」

 

 飛鳥の後にアリスが興味津々で聞いてくる。説明とか勘弁してくれよ。

 

 いろいろあったが、なんとかパーティーは終わり、事務所へと向かった。マジックの種を聞かれたり、藍那ちゃんが飛鳥にデートの誘おうとしたが失敗したり、伊吹が何もしないで終わろうとしたりとか、いろいろあったが幸ちゃんが幽霊だということは、はっきりとはわからなかったようなのでなんとかセーフだ。

 

 後で幸ちゃんが幽霊だということをアリスと基樹とまかな、そして伊吹に言ったところ、驚かれたが特にどうもしなくてもいいらしい。白の世界としては風評被害が収まればいいらしいし、スレイヤーズとしては悪さをしないのであれば、幸ちゃんの『憑りつき』とかは有効利用できそうだからオーケーとのことで、組織の一員にまでなった。アリスさんの懐の広さに脱帽です。

 

 ちなみに幸ちゃん曰く、憑りついても動かなければある程度長い時間憑りついてられるらしい。俺が無理に動くように言ったから出てきてしまったんだとか。もちろんあの後謝りました。

 

 幸ちゃんも寝るらしく、寝るときは俺の部屋でふわふわ浮いて横になって寝てる。アニメ版フィエリテみたいな感じ。

 

 幽霊事件は解決したので報酬は貰ったが、これでまた仕事がなくなったので明日からはまた仕事を探すことになりそうだ。都合よく見つかるといいんだが……。さて、明日も月下香の朝練があるし、もう寝よう。

 

 

 

 気づくと白い空間にいた。これももう3度目だな。

 

 「や、おひさ」

 「軽いんだな」

 

 神はまるで友達に会ったかのように挨拶してきた。

 

 「で、今回は何の用だ?」

 「冷たいなぁ、まあいいよ。今回は僕から依頼だ。つまり、神からの指令、使徒の仕事」

 「へー、初めてだな」

 「そうだね、これから少し忙しくなるよ。で、やってもらいたいことがあるんだけど、距離があるけど時間がないんだ。だから君にどちらか選んでもらいたい」

 「ふむ、内容は?」

 「まず1つ目は、藍那ちゃんの監視だ。彼女は知っての通り、ディアボロスに狙われている。彼女がオディウムになったらちょっと困るんだよね。監視する期間は1週間から2週間。監視する場所は彼女のことだから学校と寮とバイト先くらいでいいと思う。いつ仕掛けてくるかはわからないから、夜も監視すること」

 「えー、それってストーカーって言うんじゃないのか? 他はなんだよ」

 

 それじゃ、完全にストーカーだ。他のはなんなんだ。まともなやつがいい。

 神はやや困った顔で言う(フードで見えないが声がそんな感じ)。

 

 「それを言わないでくれよ……。2つ目は青の領土に戻って、2人の人物に接触してきてくれ。一人はここの世界の中年男性。宝石店の支店長で今後赤の領土に行った時に役に立つ。で、二人目は転移者だ」

 「珍しいな。てか転移者とかわかるのか」

 「まあね、神ですから。で、その転移者なんだけど……」

 「任せとけ、転移者の先輩として俺が……」

 「いや、それはいい」

 「なんで?」

 「それは僕の依頼が彼の暗殺だからだ」

 

 神がいつになく真剣な声色で言った。

 フードで見えないが神の目は俺の目から離れない。

 

 「なんで、お前はみんながハッピーエンドになれる世界を目指してるんじゃなかったのかよ!」

 「……僕だってできればこんなことしたくない。でもこれはしょうがないんだ」

 「しょうがないって、なんでさ! しかも転移者なんだろ!?」

 「ああ、そうだ。だが彼は君たちとは違う。どうしてか教えてあげよう。彼は殺人罪で死刑になったからだ」

 「なッ! で、でもなんでそんなやつがこの世界に来るんだよ!」

 

 俺は驚き声を荒げるが、神は冷静に話す。

 

 「この世界には『他の世界に行くことを望む者』、『死ぬことが確定した者』が来る。彼は後者でこの世界にやってくる。この世界にやってくる転移者は君たちのように優しい人たちだけではないんだ」

 「…………」

 

 それはそうだろう。人の数だけ生き方がある。だけど、なんでそんなやつが……。それになんで俺が……。

 

 「それに、よしんば彼を殺さないでハッピーエンドを向かえたとして彼がそのあとに殺人をしないと言い切れるかい?無理だろう、彼は元の世界では11人殺した連続殺人犯だ……狂ってるんだよ。たとえみんな幸せになっても、それが続かなきゃ意味はないんだ。……この依頼は無理に引き受けなくていい。藍那ちゃんの監視をやってくれればいいからね」

 「……どうしても殺すのか?」

 「ああ、君がやらないなら僕が殺そう」

 「お前は世界に干渉できないと言ったじゃないか。だから俺を使ってるんだろう」

 「何も君だけが手段じゃない。無理強いはしないよ」

 

 神はあくまで淡々と話す。俺は……殺せるのか? 人を、同じ境遇の人を殺せるのか?

 

 「来週の土曜日にまた会おう。それまでに決めておいてくれ」

 

 神は俺の様子を見て今回は無理だと思ったのか、そんなことを言ってきた。

 

 「……ああ」

 

 俺はただ頷くことしかできない。

 

 「じゃあ、頑張って」

 

 神がそう言うと白い空間は消え、俺の意識は夢の中へと戻っていった。




 どうもシリアスな流れになりそうですが、そうはいかないぞ神よ!

 作者がド変態なため、この状況に耐えられなくなった模様。
 なので、これから集が少し性格的にスケベになっていきます(元から変態?)
 集がいきなり「クンカクンカ」し始めても、それは元の世界でもやってたことなんだと思う。
 「デュフフコポォ オウフドプフォ フォカヌポウ」とか言っても、どうか生温かい目で見守っていてください。
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