どうもこんばんわ。ヘケトのせいでDVD買うか真面目に検討し始めたよーとです。
これからの展開的に、重要人物は早めに出した方がいいんじゃないかと思い始めました。
その結果、この章には主人公やら大物ゼクスが多めに出そうです。てか出ます。
第一章でちーちゃんか相馬さん出しとけばよかった…… orz
「端から端まで、全部お願い」
「そんな、俺の金が……」
「自業自得だろ」
覗きがばれたことで俺はいつのもカフェでみんなにおごることになった。
自業自得と言われればその通りだが、もうそろそろ財布がヤバいのだ。ウェルキエル様に多少貰っているが、現金ではなく宝石や骨董品を渡されるから扱いに困るのだ。宝石とか普通の店に売りに行ったら、持ってく量が多かったのか、宝石の質がよかったのか、警察を呼ばれてしまった。なんとか誤解を解いたが、あんな目に合うのはもうごめんだ。今度ケット・シーの市場にでも行ってくるかな。
しかし、覗きがばれてぼこられた後すぐに来たからまだ午前中なんだけど、迷惑じゃねーのかな? と思ったが、伊吹曰く、今月に入ってまだ半月程なのに売り上げが先月の倍以上なんだとか。……主に俺達のおかげで。というわけで、大歓迎なんだとか。
そうそう、月下香にはなんとか許してもらえた。いやー、死ぬかと思ったよ。いきなりバスタオル姿で現れたかと思ったら、俺の足を踏んで逃げられないようにしてから顔面にグーパンチされたからな。そして馬乗りになってボコボコにされたから。で、いつの間にか気絶してたんだが水をかけられて起こされた。そのあと説明したりとかいろいろして許しを請い、日本人の得意技の土下座をすることでなんとか許してもらえた……はずだ。
俺の株は下がったし、金もないし、どうしたもんかね。
「なあ伊吹、なんか手っ取り早く金稼ぐ方法ってないのか?」
「そんなのがあったら僕はとっくの昔に大富豪だよ。それより、顔どうしたんだ?」
「気にしないでくれ……俺が悪いんだ」
「? そういうならいいんだけど……。さて、金稼ぐ方法だったね。ここら辺だと大金を手にするのは難しいけど、小遣い稼ぎにはちょうどいいのがあるな」
「それでもいい、教えてくれ」
「いいよ、内緒にするようなことでもないし。ここら辺で一番楽に稼ぐ方法はケット・シーの市場に行くことだね。普通に市場に行って、買い取ってもらってもいいし、ミケに会って直接交渉してもいい。市場だとぼったくられたりするかもしれないけどケット・シーとの交流ができるのはいいことだし、ミケは市場でも買いとられないようなガラクタでも買い取ってくれることがある。僕も何回かミケに売ったし」
「へー、いいなそれ。市場とかミケとかには何が売れるんだ?」
「市場は普通だよ? 食べ物から骨董品、あと稀にだけど他の世界の武器とかガラクタとか売ってる時もあるね。ミケはホントになんでもいい。気に入れば何でも買ってくれるよ。僕は前に川原の石ころ売ったことがあるし。あとはミケの話し相手になったり愚行を止めたりすると後でソマリさんから何か貰えるし、暇な時の小遣い稼ぎにはいいんじゃないかな?」
「そうか、だったら宝石売りに行くなら市場の方がいいのかな? 今度行ってみるか」
「あっ、あとこれはあまり大きい声では言えないんだけど、カールのやってる闇ルートで売ってもいいかもしれない。なんだかんだで、舐められなければ対等に取引できるしカールと知り合えば、表ではできないような仕事が入るかもしれない。まあ、僕は会ったことないからどこでやってるかも知らなければ、闇ルートの仲介人も知らないんだけどね」
カールか……うまくやれればいい取引相手になりそうだな。他の世界の領土に見つからないで入るルートとか知ってそうだ。
「なるほど……機会があったらカール探してみるか」
「うん、無理して会う必要はないよ。ケット・シーはいろんな世界に恨みを買ってるからね。特にカールはいろいろ危ない。偶然出会うくらいがちょうどいいよ」
それからはケット・シーの市場の場所を聞いたり、愚痴を聞いてもらったりしてまったりと過ごした。
だが、この時はまだあんな事になるなんて思いもしなかった。
「えー! ケーキないんですかぁ!」
「申し訳ございません、全部売れてしまったものですから……」
「うう……どうしましょうケィツゥー様」
「せっかくの休暇でしたがしょうがないですね……」
なんとだ! 十二使徒に続きケィツゥーまでやってきたのである。
「あ、上の方だったらあるんじゃないですかね? 僕行ってきます」
伊吹は仕事モードになり、外に通じるドアへと駆ける。
「爺ちゃん!」
「ぶはっ!」
伊吹がドアを開けようとした瞬間ドアが開き、伊吹は見事にドアに直撃した。鼻にぶつかったのか悶絶してる。うん、わかるよ、痛いよな。俺も今日味わったよ。
「り、理奈ちゃん、どうしたの?」
伊吹は鼻を抑えながら涙目で聞く。
「あっ、ごめん。大丈夫か?」
「大丈夫だよ、平気、へっちゃら」
「そうかよかった。……あっ、爺ちゃん聞いてくれよ! 上のカフェに
な、なんだってー!
「え!
アリス、食べ物を口に入れたまましゃべるんじゃありません。
「なんと」
「しかもさ、褐色で白髪の男の人連れてんだ! お忍びデートってやつかな? 男の人、外人さんだからなのかな? ジャージ着てたんだよね」
俺は確信した。本物のミサキチであると。そしてガル君を連れていると。
伊吹も確信したようで俺の方を見て頷いた。
ケィツゥーは褐色で白髪というとこにガル君を連想したのか俯いた顔を少し上げた。
「そうかそうか……でも理奈、なんでここにいるんだ? 今日は学校があるはずだが」
「うっ、それは……実はさっき婆ちゃんから、弓弦羽ミサキさんみたいな人がいるからって連絡貰って早退してきたんだよね……」
理奈ちゃんは頭を掻きながらハハハと苦笑いした。
「はあ……しょうがない。さぼった罰として上に行ってケーキをとって来なさい」
「はーい」
理奈ちゃんは上に行ったが、俺はどうするか……できるだけ主人公とは繋がりを持った方がいいと思うから会いに行くか……だが、どうやって話しかけるか……。今はお忍びで来てるんだろうし、ガル君もいるからなぁ……。警戒されるのも嫌だし。
そう思いふと横を見ると髪の長い色白の女性、ケィツゥーが視界に入った。
そうか……その手があったか……。
俺を見る伊吹が少し不安そうな目で見てきたが気にしない。
人の修羅場見るのって楽しいよな!
上に行くことを告げると、俺はスキップで階段を上った。
遊びすぎて夏休みの課題やってないの巻
課題楽しいなーハハハ……ハハハ……はあ……
くそっ! ガル君に八つ当たりだ!
ガル君「……胃薬を……」ガクッ