九州編の内容は大方決まったのに、青の領土の時に登場人物を減らしたツケがここで……!
ちゃんとあづみとかレア君とか出しときゃよかった……。
適当に済ませてもいいんですけど、それだと淡々とイベント消化していくだけになりそうなのでやめました。
なお九州編まで、早くてあと4,5話。遅いと7~10話くらい使いそうです。
やりたいことはたくさんあるのに……。
計画性って大事。
「では当たり障りないことから行きましょう。俺はケィツゥーさんはかわいいと思うんですよ。だから、誰とは言いませんがもっと積極的にやってもいいと思うんです」
「えっ。私が、か、かわっ。それに積極的にだなんて」
やっぱりかわいいなぁ……。
見てると和むよ。
みんなほんわかにんまりとした顔になってるし。
「女の私から見ても、ケィツゥーさんはとてもお可愛いですよ?」
「「「「うんうん」」」」
ミサキチが同意を求めるようにみんなの方を見るとみんな頷く。
「そんなことないです! よしてください!
私が…その、おかわっ、お可愛いですよ、だなんて……その、初めて言われました。
その、大変おこがましい話ですが、その、ガルマータ様の感想なども、
差支えのない範囲で、ええとその、お聞かせいただければ……っ」
「あまり多くの女性を見てきたわけではないが、
ケィツゥーは可愛いのではないだろうか」
おお、一瞬で茹蛸の出来上がりだ。
おーい、もどってこーい。
「はっはいぃーガルマータ様にまでそう言っていただけて光栄の至り……です……っ」
「ミサキがそう言うのだから、きっとそうなのだろう」
あ、一瞬で戻った。
ガル君ェ……。
「あ、はい、そう、ですね……。
ミサキさんが言うことですものね。
ミサキさんがそうおっしゃられるのですから間違いありませんよね。
みっともなく舞い上がってしまって、お恥ずかしい限りです」
ケィツゥーが少し寂しそうに俯く。
「ガールーくーんー!
何でそこで私の名前が出てくるんです!
鈍い鈍いとは思ってましたけど、ここまでとは思いませんでした!」
「「「「「「そうだそうだ!」」」」」」
「な、なにごとだ。
ミサキはなにを怒っているんだ!?」
ミサキチ+ガーディアン女子+アリスたちでガル君を攻める。
あ、月下香も混じってる。
「どうぞ、うちの特製ケーキです。
ケィツゥーさんにはそこはかとない共感を得ました。
頑張ってください」
伊吹がいつになく真剣な顔で言う。
そうか、だからいつもは待つタイプのお前が告白したんだな……。
「ありがとうございます。
でも、いいんです。いつものことです。
いつもいつも私が勘違いして、ガルマータ様にご迷惑をお掛けしていましたから。
ガルマータ様に仕えることができて、あの頃は……毎日が楽しかった。
はるか昔というわけでもないのに、なんだか、懐かしくなってしまいます」
「そうだな。
しかし、私にとってはそれさえも辛い記憶となってしまった。」
ガル君は遠い目をする。
「すみません……」
「なぜ謝るのだ?」
「あーもう、ほんとしょうがないなあ……。
ガル君は私がいいっていうまで黙っててください」
「分かった」
ガル君はなぜこんなにも鈍いのか。
「はーい、ケィツゥーさんだっけ? なんでその人のことすk「バチンッ!」キャッ!」
「……なんで慕うようになったのかきっかけを教えて」
そしてなんでアリスは空気を読まずに突っ込んで行くのか。
まかながスタンガンで言わせないようにしたがアリスは不服なようだ。
アリスが気絶してないのは、まかなの持ってるスタンガンは不審者用と警告用的なものがあるらしいから警告用のを使ったんだろう。……朝の一件後、俺には容赦なく不審者用のを向けてくるようになったが。
「当時、私はいくつかあるガルマータ様直属の部隊のひとつを任されていました。
ガムビエル様、ガルマータ様、私、一般兵……という指揮系統ですね」
「ということは、上司と部下による禁断の関係ね!
どこまで? どこまで接近したの!?」
「姫、ちょっと黙ってような」
「えー、なんでよー」
基樹がうまくアリスを抑えてくれるようだ。
あッ、おい、アリス、追加注文するのやめてッ!
「ガルマータ様はガムビエル様……ひいては白の世界に忠実な方でした。
無口で言葉少なながら、その意思は確固たる強さを感じさせる。
部下には的確な指示を出し、どんな時もみんなの気持ちを汲んでくれる。
誰からも信頼されるリーダーでした。
それが、なぜ、あんなことに……」
「…………」
「私がガルマータ様をお慕いするようになったきっかけは、特にありません。
気づいた時には……というのが一番正しい表現でしょう」
若干空気が重い。
ガル君が白の世界を裏切った理由を話さなければならないか……。
「気づいたときにはだってー」
「だけど二人は上司と部下、禁断の関係だった!」
モンブラン達は、いつの間にかアリスと同じテーブルにいてスイーツを食べながら楽しそうに恋バナしてる。
外野静かにな。
あと、モンブラン達の分は俺は払わないからな。
「キャー! でも、気づいたらもうこの愛は止められないってね」
「そう、でも愛しの彼はなかなか気づいてくれなくて……」
「あなたたち! いい加減にしなさい!」
「なんでー?」
「それはっ、あなた達には関係ありませんっ!」
「「「「ケィツゥー様、かわいい~!」」」」
「ピピーッ!
はいそこイエローカード。
これ以上はレッドカードで退場にするから気を付けろー。
あとお前らのぶんは払わないからなー」
「けちー」
まったく何がケチだ。
おしゃべりを止めたことか金のことかどっちだ。
どっちもだろうな。
「おーっす、また上から持って来たよー、ってなにこれ?」
観客側と修羅場側のことを言ってるんだろう。
「……まあいろいろあったんだよ」
「……今北産業」
「かくかくしこしこで……」
伊吹が丁寧に説明する。
「なーるー。
……ちょい、いい?」
「ん、……んぐっ。なにさ?」
「二人でさ……」
説明を聞いた理奈ちゃんが基樹と伊吹にに耳打ちすると、三人でテーブルをくっつけ始めた。
「皆さん、お待たせいたしました、中川基樹です。
本日はガルマータカップトーナメント、グループリーグの模様をお送りしていきいと思います。
主審は荒川集。
放送席での解説は、白石伊吹さんにお願いしています。
改めましてよろしくお願いします」
「どうぞよろしくお願いします」
「このリーグは参加人数が少ないながらも、多くの観客を集めることで有名です。
それだけレベルが高いということなんでしょうが(修羅場的な意味で)、
いやぁ、楽しみですねぇ(ゲス顔)」
「はい、このリーグは僕も初めての解説になりますから、しっかり解説していきたいと思います」
「お前らいきなり何なんだよ、ジャン・カビラとktzw3じゃねーか!」
「うん? 誰それ、有名人?」
「あー、伝わらないからいいや」
伊吹は分かっててやってるみたいだけどな。
店はもう閉めたので、すっかりフリーダムになった店内。
伊吹と基樹はテーブルをくっつけて実況席を作っていた。
見せもんじゃねえんだけど、面白そうだからしばらく泳がせよう。
「はい、では気を取り直して話し合いを続けてください。
さっきの言い方だとケィツゥーさんはガルマータさんが白の世界を裏切った理由を知らないらしいですから、ここはガルマータさんの口から言ったほうがいいのではないでしょうか?」
おら、早く修羅場よこせや。
さっきから見せつけてくれてんじゃねぇか。
「うむ……そうかもしれないな。
いずれ君には話すことになると思っていたところだ。
私はただ……ガムビエルについていけなくなった、それだけだ。
私のことはどうか忘れてくれ。それが君のためだ」
ケィツゥーの気持ちを知らないガル君からしたら、忘れてくれってのは悪くない判断なのだろう。
だが、ケィツゥーには届かないな。
「どうして何も話してくださらないのですか!
なぜ、白の世界を裏切ってまで、人間に付き従っているのですか!
あなたはどうされてしまったのです!」
「私が護るべきは、もう、白の世界ではない。
ミサキを護ると決めた。
君とはもう、歩む道が違う」
「…………。
……分かりました。
すべて、理解してしまいました……。
ガルマータ様はミサキさんに……こ、こいし……て……」
「いや、私とミサキは――」
ガル君は誤解を解こうとするが、次の瞬間ケィツゥーは周りに俺達がいるのも忘れ、大声で言った。
「ガルマータ様はミサキさんのことが好きなのですね!?
人間が好きになってしまったのですね!?
それ以外に、頑なになる理由が考えられません!」
「い、いや、そんなこと。
ミサキは家族として大切だが、それ以上の感情は、おそらくきっとたぶん……。
み、ミサキ、私はどうすればいいのだろう」
ガル君はオロオロとミサキチに助けを求める。
「困りましたね?」
「なんということだ……」
「ガルマータ様がこうなってしまったのは、きっとミサキさんのせいです。
負けません、負けませんよ……。
いつかあなたからガルマータ様を奪い返してみせます!」
おもしろい、おもしろいのう。
人の修羅場はおもしろうのう。
酒の肴にもってこいですなぁ……ゲヘヘ。
「おっとこれは宣戦布告だー!
ケィツゥーにとって今日は大事な試合ですから負けるわけにはいきません。
しかし、それは相手にとっても同じ事」
「そうですねぇ、お互い今まで以上に闘志むき出しで来ると思いますからね。
今日は見ものですよ」
この二人はホントに楽しそうに実況するな。
「あの、やりづらいんですけど……」
「まあ気にせず続けてください」
「わかりました……。
コホン……とにかく!
ミサキさん、分かりましたか?」
「なにがでしょう?」
「私とあなたはライバル関係になったということです。
ガルマータ様が白の世界の裏切りに対する釈明をしてくださるまで、
何度でも任務遂行の名目でお邪魔させていただきます!」
「いいでしょう、その挑戦、受けて立ちます!
ガル君を殺すなんてさせません。
絶対に守りぬきます!」
「いや、私がミサキを護ると決め――」
「「部外者は黙っててくれますか?」」
「なんということだ……」
ミサキチとケィツゥーに気圧されて、うなだれてしまった。
「両者ガンガン攻めていく。
修羅場レベル高いですねぇ」
「そうですね、やはり主導権を握るには積極的に攻めていかないといけませんからね」
「なるほどぉ……。
さあ、このまま勢いは増すんでしょうか」
「ですが熱くなりすぎて喧嘩に発展するとサポーターも辛いですからねぇ」
「ケィツゥー様、質問です」
「おっと、ここでシャンカーが挙手、主審の許可は!?」
「……許可します」
「主審の許可は下りたぁー!
さて今まさに修羅と化したケィツゥーにどんな質問をするのかッ!」
二人ともノリノリだな。
「この前ケィツゥー様がお昼寝してた時に、『ガルマータ様……。私はあなたを……』って寝言で言ってたんですけど続き、何て言おうとしたんですか? ん? ん?」
「なるほど、気になりますねぇ」
「そうですね、しかし僕はヒロインにあるまじきゲス顔をするシャンカーさんが気になります。
シャンカーさんとはいい酒飲めそうです」
ああ、俺もシャンカーがこんなキャラだとは思わなかった。
「ガルマータ様に認めてもらえる日まで。
強敵を打ち破るその日まで、先の言葉は大事にとっておきます。」
「負けると終わりなので切り札はとっておくという事なんでしょうね」
「だいぶ落ち着いたみたいですね。
リズムを作って攻めていくという事でしょうね」
「はーい、次私」
「どーぞ、アリスさん」
「ミサキさん、そこのジャージ男との関係はどうなの?」
ジャージ男て……。
「一気にぶち込んでいったああああ!」
「ここは決めないといけないとこですねぇ」
「周囲にどう見えているのかは知りませんが、ガル君はあくまで家族ですよ。
とにかくぶっきらぼうで色恋沙汰に疎いことも分かりましたし、
姉として暖かく見守っていきたいと思います。」
「私が兄……。
いや、もういい」
ガル君はなにか諦めたかのように呟く。
「見守っていくですか……ミサキさんは何がとは言いませんが母性を感じさせますからね、ピッタリだと思います」
「!? 裏切者ッ!」
「あっ、失言だった! 理奈ちゃん、そうゆう意味じゃなくてね……」
「バカッ!」
「こちらも修羅場と化してきたぞ」
伊吹のバカな発言のせいで理奈ちゃんのデリケートな部分に触れてしまったようだ。
何がとは言わないが理奈ちゃんはその……全体的に小さい。
というかスマートだ。
「じゃあ次はあたしー!」
この修羅場ってる空気の中、俺の知らない少女(後で聞いたら〈ロウブリンガー ヘレン〉とのこと)が元気に手を上げる。
「はいどうぞー」
ガル君の胃痛はいつになったら治まるのか。
修羅場はまだまだ続く。
小説情報とか見てる人はわかると思いますが、23,24と、アクセス数がぐっと落ちてました。
あれですね、予告したからですね。
アクセス数は稼ぎたいですが、更新はマダカナー、と毎日のぞいてた小説があった自分としましては、予告したほうが不満が積もりませんし、自分の更新目標にもなるので予告します。
次は26,27のどちらかに更新すると思います。