Z/Xの世界で生き延びる!   作:よーと

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 どうも! 
 ソトゥミサで八千代ちゃんが指定外枠をアセディアに取られたことに怒りを隠せない作者、よーとです。
 やっちゃん宛に4つも送ったのになんてことしやがるっ!(変態的な事中心)
 これでアルモタヘルの時にも呼ばれなかったら公式許さない。
 出さなかったが最後、この小説で集の嫁に来てもらおう……。



閑話「世話焼きビースト」

 「だからな、本来わいらは人間の下につくもんやないんや。

  わかったか?」

 「わんわんお!」

 「その『わんわんお』ってのやめろや。

  それ、運営の犬ゆう意味やぞ」

 「わんわんおっ!」

 「わかっとらんやないかい」

 

 まったく、なんでわいがこいつの世話せなあかんのや。

 こいつ……『疾風』やったか。

 疾風の世話係になったんは集のやつに無理やり連れてかれた次の日やった。

 『このガルムは精神力が弱いらしいから先輩であるお前がやれ』って言われてもなぁ……。

 こいつはわいから見てもよわよわや。

 セイクリッドビーストとしては天才的な才能を持つわいが手伝っても、精々延命ができるくらいやな。

 セイクリッドビーストを始め、白の世界の者は精神力でなんでも制御する。

 衣服から体調まで全部や。

 食いもん食っても吸収して昇華させる。

 

 せやけど、たまにそうでないものもおる。

 それが疾風のような奴らや。

 こういう精神力の弱い、またはまったく持たないやつが偶に生まれる。

 昔聞いた話だと、ガーディアンからも何の素質もない人間が、この世界から見たら普通のやつが産まれたっちゅうのもあったな。

 そういうやつは大抵の場合、ガブリエル様やその部下。

 有名どころだと〈十二使徒 宝瓶宮ガムビエル〉様なんかが積極的に殺してるって話や。

 何も殺さなくてもいいんやないか?

 そう思って親父に聞いた時期があった。

 そしたら親父も頷いてくれたが、あまり首を突っ込むなと言われた。

 仮にそのエンジェルやガーディアンになりそこなった人間が今までいた民衆に混じったら、人間と人間の間にエンジェルが生まれてきてしまうかもしれない。

 そうなると今までの人間が増長し、反乱を起こすかもしれない。

 そんなわけでガブリエル様は『人間狩り』をしているっちゅう話やったけど、親父曰くそれは建前で、ガブリエル様は何考えとんのかようわからんらしい。

 逆らったら何されるか分からん。せやから頼むからガブリエル様とは関わるなって真剣な顔して言われたんや。 

 

 てなわけで、少し話は逸れたが、こいつは半分普通の犬で半分セイクリッドビーストっちゅう中途半端な存在や。

 せやから、わいら白のゼクスと違って、毎日ちゃんと栄養取らんと死んでまう。

 そして、精神力を鍛える事をやめてもうたら、普通の犬になるか、最悪の場合死んでまうんやろな。

 精神力が弱いせいで人語もまだしゃべれへんみたいやし。

 はあ……まったく、なんでわいがこない面倒な事せなあかんねん。

 

 「はあ……ホントなんでわいが……っていねぇ!

  どこに……ッ!」

 「わんわんお!」

 

 台所の方からガサガサと音がする。

 

 「こんなとこで何を……」

 「ふぁん!」

 

 あ、あのガキが咥えとるんは……!

 

 「ちょ、玉ねぎ食うのだけはやめとけ!

  お前はわいと違って吸収できないんやから、食べても毒になるだけやで!」

 「?」

 

 こいつもこの数日間わいがみっちり指導したおかげで精神力が少しつよなった。

 やから体も普通の小型犬くらいになった。

 そのせいか行動範囲も広くなり、こういったイタズラをするようになった。

 始まりはこいつが玉ねぎ食おうとしてんのを止めただけなんやけどな、こうして止めようとするわいとおいかけっこでもしたいのか、イタズラ好きになった。

 ちなみにイタズラはわいと二人の時しかやらない。

 つまり今は二人っきりや。

 

 「ほら、やめや。

  朝練終わりやから、追いかけっこなんかしとうないんやけど」

 

 だがなんだかんだ言って、万が一ということがある。

 止めないわけにはいかない。

 

 「わんわんおっ!」

 「待てッ!」

 

 こっちの気も知らんで走り回りやがって……。

 いいぜ……姉さんに鍛えられたわいの走り見せたる!

 

 

 

 「なあ……なんであんなことしたんだよ」

 「だから疾風が……」

 「あんなつぶらな瞳した奴がこんなことするわけないだろ」

 

 かけっこのせいで荒れた台所。

 片付ける間もなく帰ってきた集たち。

 汚れた姿で主に駆け寄る子犬と酢に塗れてもがく狼。

 疾風はあたかも自分は被害者だというような顔であいつらに駆け寄るもんだから、わいが悪いみたいに思われる。

 

 「せやから、わいは疾風に……」

 「はあ……わかったわかった。

  俺が片付けとくからお前は疾風と一緒に風呂に入ってこい」

 「はあ……」 

 「ほら、ため息してないで行って来い」

 

 毎回こうや。

 ホントのこと言っても信じてもらえへん。

 はあ……。

 ため息もしたくなるっちゅうもんや。 

 

 

 「ほな行くで」

 「だおわんわん!」

 

 しっぽ振りながらついてきおる。

 こいつの笑顔は悪魔の笑顔に見えるわ。

 

 「こら、こっちの犬用シャンプー使え言われとるやろ」

 「あんま毛を浮かせるとお前の主もええ顔しないやろ、毛の処理はしっかりせなあかんで」

 「わいらにとって酢の臭いはきついからこのままじゃ寝られへんで。しっかり洗えよ」

 「風呂から上がるときは十数えなあかんねんて」

 「湯冷めせんようにしっかり体拭けよ」

 

 ああ、まったくまったくまったくまったく………一々言わんと分らへんのか。

 世話の焼けるこっちゃ。

 もう今日も終いや。

 はあ……寝顔だけはかわいいんやけどな……。

 明日は何教えるか悩むな。

 




 スコルは苦労人
 次は3か4に更新します。

 アセディア出してくれるのは小説のキャラ付け的にはうれしいんですが、八千代ちゃんの方が書きやすそうなので早く出してほしいんですよね^^;
 バンシィちゃんも出してほしいなぁ……。
 ぶっちゃけ、有名な方は全部出してもらった方が小説書きやすい。
 まあ、ブロッコリー様もお忙しいでしょうから無理は言いませんが……。
 この小説を読んでくださっているかは分かりませんが、
 ブロッコリー様、ますますのご活躍を心より お祈り申し上げますm(_ _)m

 …
 ……
 …………
 べ、別に削除依頼がこないように媚び売ってるわけじゃないんだからねっ!
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