レム   作:Onisoh

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 大分長い間立った二人のキャラに頑張ってもらってましたが今回からは主人公の幼馴染に登場していただきます。そういえば、主人公とその幼馴染って結局結びつく場合が多いですが、現実ではどうねんでしょうね?そしてこの話では・・・・。
 さて、前置きが長くなりました。レム  間章 ~主人公閑談~ 始まります。


~主人公閑談~

 「はぁ、厄日だなぁ今日は・・・。」

 

 御影に遅刻を指摘され、慌てて用意したものの、家を出たのはその十分後。当然間に合うはずもなく、教室で待ち構えていた古風な体育教師の説教は、その後数時間にわたり続いた。

 

 「おはよ、蓮人。」

 

 「ん。どうした渚。」

 

 朝から疲労困憊で伏せっていた僕は、後ろからの声に耳を傾けた。声をかけてきたのはクラスメイトの堀 渚。苗字一字で、名前も一字。合計二字の珍しい名前だ。クラスメイトであると同時に幼馴染で、女子に対してはたいてい人見知りする僕の、貴重な女友達だ。

 

 「どうしたじゃないでしょ、もう。新学期早々遅刻してさぁ。」

 

 「あー・・・説教ならよしてくれよ。もう一週間分食らった気分だ。」

 

 「もー。それは蓮人が遅刻するからでしょ?」

 

 「はいはい。」

 

 返事をするため後ろを向いていた僕だったが、話題がめんどくさくなりそうだと考え、頭をかきながらまた机に伏せた。あ、そうそう。ここで彼女の説明をしておこう。

 

 「ところでさぁ。蓮人。」

 

 彼女は――――

 

 「ん?何?」

 

 「なんか、三年の女子と一緒に家から出てきたらしいけど、何してんの?」

 

 「!」

 

とんでもなく耳がいい。そして―――

 

 「いや、相手の同意があればいいんだろうけどさ、流石にまずいんじゃない?会って一日でってのは。」

 

 とんでもなく馬鹿だ。

 

 

 「バッ馬鹿!どこまで知ってる!?」

 

 「ふっふーん。私の耳は千里先のアリの足音でさえも拾えるんだよ?」

 

 「あのさぁ、渚。千里って何メートルだ?」

 

 「???」

 

 「意味わかってなかったのかよ!?」 

 

 こいつと話しているといつもの倍疲れる。御影のことも耳に入っているようだし、ここは早めに話題を切り替えるか。

 

 「なぁ渚。先日不祥事が発覚した岡田先生だけど・・・。」

 

 「結局学校やめたんだって?知ってるよそれくらい。」

 

 ぐ、くっそう・・・。

 

 「それに話題を変えようとしてるのバレバレだよ?蓮人。」

 

 「は?」

 

 「蓮人は焦ると難しい言葉づかいをしだす・・・。知ってた?」

 

 「いや、特に意識はしてなかったけど・・・。」

 

 「さっきもさぁ、フショージとかハッカクとかさぁ、半分も理解できなかったよ。」

 

 「全部中学生レベルの単語だけど!?」

 

 半分も理解できなかった話題を先取りしてたのか・・・。すごいなこいつ。

 

 「さ、覚悟するんだな蓮人。本当のことを白状してもらおうか。」

 

 「本当のことっていってもな。絶対信じないし、半分も聞かずに噂広めるだろお前。岡田先生の二の舞はごめんだぜ?」

 

 「なぁんてね。嘘だよ蓮人。」

 

 こちらの言葉を聞いた後、冷や汗を浮かべつつ正反対のことを言い出す渚。やはりそうか。岡田先生の誤報も・・・。

 

 「ん?自分に都合悪いこと言われたから今回は諦めるってか?分かりやすいなアンタ。」

 

 「ま、蓮人はお得意さんだからねぇ。最後まで信じて見守っておくよ。」

 

 「勘違いされてる気がするが、まぁ追及はしないどくよ。変に噂広められるよりはずっとマシだ。」

 

 「ただ、蓮人。」

 

 「何だ?」

 

 先ほどのおちゃらけた様子とは一転、少し心配そうな顔でこちらを見る渚に、思わず振り向いてしまう。

 

 「流石にまずいラインは知ってるよね?この歳で妊娠とか、本当にまずいからね?」

 

 「何を想像してんだよ!」

 

 

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