ドラゴンクエストⅤ -転生の花嫁-   作:はすみく

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いつもありがとうございます、はすみくです。

ノーパン……。ノートパソコンかな? かなっ?
デヘヘ。

では、本編どぞっ。



第三百十七話 のーぱん

 

◇

 

 

 

 

 アベル達が巣の中へと入ると、アリアがぐったりした様子で藁床の上にうつ伏せるようにして横になっている。

 その上にプックルが圧し掛かり、襲い掛かっているように見えた。

 

 

「……っ!? アリアっ! ……プックルっ!! ほらっ! 僕だよっ!!」

 

 

 ――何でアリアを襲ってるんだ……!?

 

 

 アベルは【ビアンカのリボン】を手にプックルとアリアの元へと駆け出す。

 プックルもアベルの声にハッと振り向き、アリアから離れアベル達の元へと足を踏み出した。

 

 

「っ、プックルダメッ!」

 

「グルルル!!」

 

 

 横たわるアリアから声がするが、プックルはアベルに向かって一目散に走って来る。

 その顔は喜びに満ちていた。

 

 

「プックル!」

 

 

 アベルは【ビアンカのリボン】を片手に持ち、プックルがやって来るのを受け止めようと両腕を広げる。

 

 

 ――いつも(・・・)なら襲い掛かって来るのに、何だかいつもと違うような……何か口に咥えてる……?

 

 

「がうっ!!」

 

 

 突然プックルがアベルに向かって口に咥えていた何か(・・)を勢い良く吐き出した。

 何か(・・)はアベルの顔に べちゃっと張り付く。

 

 

「んむッ!?(な、なにっ!?)」

 

 

 その拍子にアベルの手から【ビアンカのリボン】が地面に落ちてしまった。

 

 アリアが奥で「やだぁああああっっ!」と藁床の上で叫んで、立ち上がり走り出す。

 いったい何があったのかはわからないが、アベルの顔がプックルの唾液でべちょべちょになった何か(・・)に覆われ、アベルは息苦しくなってしまった。

 

 

「がうがうっ!! にゃぅう~ん!!」

 

 

 アベルが顔に覆われた何か(・・)を取り去ると、プックルがベロベロとアベルの顔を舐めて来る。

 

 

「わぁっ、プックル。擽ったいよ!(思い出した……、みたい……?)」

 

 

 アベルはプックルの勢いに負け、尻餅をついてしまった。

 

 

「がうっ!」

 

「っ……これ何だい? ……ハンカチみたいだけど……(レース……? 何か見たことがあるような……?)」

 

 

 アベルは手に握った何か(・・)をプックルに差し出す。

 それは綺麗なレースがあしらわれた白い布地で、ハンカチか何かかなとアベルは手元を見下ろした。

 ところがプックルは差し出された手をアベルの方へと押しやり、贈り物だとばかりに受け取るよう促してくる。

 

 

「……っ、これを僕にって……?」

 

「ハッハッハッ、にゃぅ~ん!」

 

「……よくわかんないけど……、ありがとう……」

 

 

 ――何だろう……? こんなこと今まで一度も無かったよね……?

 

 

 アベルがハンカチ(?)を手にしたままプックルに告げると、プックルはアベルが手放した【ビアンカのリボン】に頬を擦り付けていた。

 愛でているようだ。

 

 

「アベルっ……!」

 

「あっ、アリアっ! 無事で良かった……!」

 

 

 アリアがやって来るとアベルは顔を上げ破顔するが、彼女の顔は真っ赤に染まっている。

 

 

「ど、どうしたの……? 顔が真っ赤だよ……? 熱でもあるのかい!?」

 

「っ……それっ、返して……!」

 

「え? それって?」

 

「……手に持ってるやつ……っ」

 

「え? ハンカチ……?」

 

 

 アベルが手に持ったハンカチ(?)を広げようとするタイミングで、それまで【ビアンカのリボン】を愛でていたプックルが、アベルの目前に居るアリアの前で盛大にくしゃみをした。

 

 

 “へっぶしっ!!”

 

 

 プックルのくしゃみは風を起こす。その拍子にアリアのスカートがふわっ。

 見事に舞い上がった。

 

 

「「えっ」」

 

 

 アベルとアリアは同時に固まる。

 アリアは慌ててスカートを押え下げると、脚をもじもじと擦り合わせた。

 

 

「………………………………っ、か、返して……」

 

「っ……今の……、何…………?」

 

 

 顔を真っ赤にしたアリアはその場にへたり込み、2、3メートル先のアベルを見つめる。

 アベルは今何か見てはいけないものを見た気がして、手にした白いハンカチ(?)を開いた。

 

 

 開いたハンカチ(?)はハンカチではなかった。

 よく見ると布地は緩やかなカーブを描いて四方の端に紐が四本付いている。

 布地部分には可憐なレースが各所に施されていて、なんとなく褌(ふんどし)に似ているような気もする。

 

 

 だが、これは褌(ふんどし)ではない。

 アベルの本能がそう言っていた。

 

 

 繰り返す。

 

 

 “これは褌(ふんどし)ではない!!”

 

 

 ――これっ、僕見たことがある……!!

 

 

 瞬時にアベルのあらゆる記憶を総動員し、脳内シナプスを電気信号が駆け巡る。

 そして この布地が何であるかを思い起こした。

 

 アベルの目の前に見たことのある不思議な形の布がぶら下がって揺れる。

 脳内の膨大な記憶の中、これが何であるか気が付くとアベルの頬が徐々に赤く染まっていった。

 

 

「……お願い……返して……」

 

 

 アリアが訴えた声はか細く、瞳は弱り目だ。

 

 

「っ……アリアっ、今ノーパン……!?(じゃあさっきの!?)」

 

「そういうこと言わないのっ」

 

 

 はっきり言われて、アリアは腕に付けていたブレスレットを取り外すとアベルに投げつける。

 アベルの頭にクリーンヒットした。

 

 

「あいたっ! っ、ごめん……!(ノーパンなんだ……!)」

 

 

 ――ノーパンって何っ!? ぱんつ穿いて無いってことだよねっ!? そんな えっちでいいのっ!?!?

 

 

 アベルの鼻からフーッフーッと鼻息が漏れ聞こえる。

 興奮してしまったらしい。

 

 

「……っ、プックルが、私の ぱんつ盗って……。取り返そうと思ったんだけど返してくれなくて……」

 

「っ……それでノーパン……」

 

「ノーパンって言わないでよぉ~……」

 

 

 プックルにぱんつを盗られたとアベルに伝えると、アベルはアリアの紐パンを眺めながらごくり。喉を鳴らした。

 アリアは涙目である。

 

 

「……プックル、ダメだろ!(ありがとうっ!!)」

 

 

 アベルはプックルに注意しつつ、プックルのたてがみを撫でまくってやった。

 

 

 ――僕の欲しいモノがわかるなんて……君、いい子だね……!

 

 

 フニャー……ゴロゴロゴロ、と。

 プックルはアベルに撫でられ満足気である。

 

 

「っ……ぱんつ返してぇ……!」

 

 

 対してアリアは必死でぱんつを返すよう訴えていた。

 

 

「返してもいいけど……、でもこれ、べちょべちょだよ……?(なんか唾液臭いし……)」

 

 

 アベルがアリアの傍にやって来て紐パンを彼女の前にぶら下げると、紐の端からプックルの涎(よだれ)が滴っている。

 

 

「ぅぅ……。これじゃ穿けない……(何でこんな目に……)」

 

 

 アリアがぶら下がった紐パンを手にしようとすると、アベルはヒョイと持ち上げ避けた。

 

 

「……これは僕が責任を持って洗って返してあげるから、それまでは……その……」

 

 

 急に避けられ、アリアは絶望的な顔をし紐パンを見上げると涙を零した。

 アベルはアリアの紐パンをぎゅっと握り締め、きっと綺麗にして返すと誓うのだ……が。

 

 

「ノーパンでいろっていうのっ!? イヤだよっ!(返してよぉっ!)」

 

 

 アリアはアベルに食って掛かっていた。

 

 

「っっ……! っ、しょ、しょうがないでしょ……替えの下着持ってないんだし……」

 

 

 ――アリアには悪いけど、僕は別に構わないよ……むしろ興奮するし……。

 

 

 アベルはアリアに凄まれるが、目の前の彼女が下着を穿いていない事実で興奮してしまい、ついつい口角が上がってしまう。

 

 

「ふぇ……異世界でぱんつ盗られるとか聞いたことないよぉ~……うわぁあああああんんっ!」

 

 

 遂にアリアは両手で顔を覆って泣き出してしまった。

 




ぱんつネタ好きだなー……。
R15だとこれくらいしか書けないんですよ……。

まだまだ下着ネタは出てきますからねっ! すみませんねっ!
先に謝っておきますねっ。
ごめんちゃい。
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