ショヤ……ですねぇ。
では、本編どぞ。
――ていうか、その下着姿……! エッチ過ぎませんかねっ!?
アベルはアリアの姿にさっきから鼓動が逸り過ぎて仕方ない。
レースをふんだんに使った白いビスチェに、白いショーツ。白のガーターベルトに白のストッキング――全身真っ白に染まった彼女は、アベルに昼間食べたウェディングケーキを連想させる。
ビスチェからは豊満な果実が。ショーツからもプリッとした丸い果実がはみ出していた。
(ああ、そのクリームの下の
アリアの身体の柔らかさなら既に知っているし、自分が触れると感じやすい彼女がすぐに泣いてしまうことも知っている。
最後の洞窟攻略はお預けにして、アベルは今日に至るまで何度も何度も彼女に触れてきたのだ。
……今夜アベルは満を持して、難関の洞窟を攻略するつもりである。
――アリアもその気のようだし……いいよね……?
アベルは期待に胸を膨らませ、すぐにでも襲い掛かりたい衝動を抑え、ウェディングドレスをトルソーに着せるアリアを見つめる。
ドレスはルドマンに返すつもりなのだろう、汚れが無いかチェックまでしているのがアリアらしい。
ここまで長かった……。
十八にはなったが、これまでの経緯から推測するに、詰めを甘くしてはアリアに逃げられかねない。
アベルの脳内では心の天使と悪魔の会議が始まっていた。
***
悪魔「ほら、僕。今彼女は無防備だよ? アリアだってその気なんだ、さっさと襲っちゃえ。いっぱい啼かせてやろうよ」
天使「ダメだよ! 初めてなんだから、優しくしないとでしょ!」
悪魔「こっちは散々待たされたんだぞ? もう待たなくていいよ」
天使「待たされたけど、触らせてはくれてたじゃないか。そんなことして嫌われたら元も子もないよ? 嫌われるのだけは嫌だ」
悪魔「う……、それもそうか……待つか……」
天使「うん、そうだよ、そうしよう」
***
……会議の結果、ここはがっつかずに、彼女がやって来るのを待つべき――と、アベルはアリアがベッドに戻って来るのを大人しく待った。
しばらく待つと、ウェディングドレスを片付け終え、アリアがベッドに戻って来る。
彼女はぽっと頬を赤らめて、アベルの隣に腰を下ろした。
「じゃぁ、アベル……、ぇと……」
「う、ん……?」
すぐさまアベルは隣のアリアを凝視――。
透き通る陶器の肌は艶々としており、顔は真っ赤で、身体は所々ほんのりと赤く色付いている。
アベルの目に映った彼女はただただ美しく、また、この上なく美味しそうに見えた。
凝視する目が少々血走っているかもしれないが、アリアは恥ずかしいのか俯き加減でいるために気が付いていない。
その内、彼女は自らビスチェに手を掛け、前側に付いた留め金を外そうとした。
「ぁ、待って、それも僕が」
不意にアベルの手がビスチェに伸びて、つい口に出してしまったものの、アリアが嫌がる様子は無い。
「えっ……ぁ、じゃ、じゃぁ……これも……ぇと。……脱がせてくれる?」
アリアの手にアベルの手が被さると、彼女は真っ赤な顔のまま、上目遣いにおずおずと伺い、そして――。
アリアは身体をアベルに向けたが、羞恥に目を逸らしてしまう。
「ぁっ……っ……うんっ!」
――僕が脱がしていいんだ……!?
アリアの顔が茹蛸のように赤い。
アベルは“恥ずかしがってるの?”なんて野暮なことは聞いたりしない。彼女の表情を見ればわかるし、肩が少し震えている。
彼女の素肌は何度か見ているが、こうして脱がせるのは滝の洞窟以来だ。
(どうしよう……めちゃくちゃ興奮してきた……!!)
アベルは鼻息が荒くなるのを抑えつつ、目を合わせてくれない彼女のビスチェに手を掛けた。
……留め金の外し方なんて知らない。
アベルはどう外していいのかわからず、アリアに訊くべきかちょっと悩んでしまう。
「…………(ここはいつもと同じように……)」
――そうだ、この前みたいに下にずり下ろして……。
留め金でガッチガチに留められアリアの身体を締めつけているビスチェを前に、アベルは双丘の谷に指を引っ掛け、一気にずり下げようと試みる。
ビスチェと同じく、アリアの普段使いのブラも肩紐が無いタイプだから、少しずり下げるだけでいいはず。
……だがビスチェは身体を補正するものらしく、アベルの思惑通り、簡単にはずり落ちてくれなかった。
「……っ……アベル……? ちょっと痛いよ……? なにして……」
「っ……ご、ごめん、……今脱がすね?」
「ぁ、ぅん……」
急に下へと引っ張られ突っ張る感じがしたのか、アリアが困惑の瞳を向ける。
アベルはとりあえず試行錯誤することにした。
……ここはやはり、一つ一つ留め金を外さなければいけないようだ。
アベルは留め金をじっと見つめ、構造を把握してから留め金を外すことにした。
その間、アリアはアベルの動向を見守るようにじっとしてくれている。
……アベルがなんとかビスチェの留め金を外し始めると、徐々に解放されていく白い【スライム】の谷から甘酸っぱい香りが漂い始める。
すぐにでもむしゃぶりつきたい欲求を堪え、アベルはアリアを解放していった。
そんな時――
「アベル……」
「ん……?」
アリアが小さく呟く。
「お誕生日おめでとう……♡ ずっと我慢させてごめんね。今夜からは我慢しなくていいからね……?」
「え」
「……ア、アベルの、好きなようにしていいから……」
そう告げるアリアの目はぎゅっと閉じられていた。
恥ずかしいのだろう、彼女の肩は震え、閉じられた目蓋には僅かに涙が見える。
「あ」
アベルの返答はさっきからはっきりしない……。
「あっ、でも、初めては痛いから、ゆっくりお願いね……?」
恐る恐るアリアが目蓋を開く。
彼女の紫水晶にはアベルだけが映り込んでいた。
「う」
「ちょ、ちょっとアベル……? さっきからなんで母音しか言わないの?」
「ボインって……、アリアのことだよね……?」
「へ?」
「あ、いや……なんでもない……」
刹那、“ちゅぅっ”と――。
ビスチェの留め金を外し終え、アベルは露わになったアリアの白い【スライム】の元気のない頭頂に吸い付きながら彼女をベットに押し倒していく。
「ぁっ……♡」
アベルが丁寧にそれを愛でていると、次第に白い【スライム】は元気を取り戻した。
つんと主張する白い【スライム】の頭頂――彼等は変種なのだろう、そこだけが桜色である。
滝の洞窟で二人で温め合った時から、はっきりとその姿を捉えることができるようになったものの、まだじっくり見たことはない。
「アリアのここ……すごく綺麗な色してる。少し赤くなっちゃったね……」
アベルはそう言って、再び白い【スライム】の頭頂に唇を寄せる。
“っ……ぁ、ぃゃぁ……”
アリアの身体は跳ね、瞳には涙が滲んだ。
それでも彼女は逃げることなく、アベルの髪を撫で、肩に触れる。
……涙を零しながらも微笑み、自身を求めて来るアリアの優しい手付きに応えるように、アベルもゆっくりと彼女に触れていった。
「はぁ……アリア……、いくよ……?」
「はぁ……アベル……、ん……」
アベルは十八になり、夫婦となった二人にはもうなんの障害もない。
二人は手を繋ぎながら一つに――。
……アベルはその日、正式に大人の仲間入りを果たした。
アリアが何度啼いてイヤイヤをしても、アベルは止めず――彼女の声は明け方近くまで続き――
そして夜が明けた――!
アベル、本懐をとげてよかったね……と。
ボインとか死後過ぎる、死後ってなんだよ死語だろうよ……。
変種とか書いちゃったけど、スライムを邪な目で見てはいけないと思います。
スライムを邪な目で見てはいけないと思います(大事なことなので二回書きました)。
は~スライム揉みたい。
漸く結婚しましたがまだまだ続きます。
結婚後はサクサク進めたいところですが、やっぱりノロノロかと思います(汗・汗)。
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読了お疲れ様でした、そして読んでいただきありがとうございました!