龍の目を持つ悪魔(1年生編)   作:アニ督

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大変、長らくお待たせしました。第17話です。どうぞ。


第17話 夢と記憶

真由美視点

また、同じ夢を見だ。記憶に無いはずなのに、何故か私が幼い頃に本当に経験したかのような夢。暗く寒い夜の吹雪の中、私は理由も分からないまま男の人達に追われ、逃げ続ける夢。

真由美「ハァ、ハァ、ハァ・・・・・誰か助けて。」

「逃すな!!追え!!」

そして、遂には

真由美「キャア!!」

ドサッ

視界の悪さと降り積もった雪のせいで木の根に足を引っ掛けてしまい、倒れてしまう。

「足跡があったぞ。この先だ。」

真由美「・・・痛い。お願い・・・・・誰か・・・・・」

背後から男の人達声が近づいてくる。

真由美「助けて。」

と動けなくなり、最後に助けを願い呟いた瞬間、

ババババババ

「敵だ!!撃てー!!」

「クソッ、見えないぞ!!一体どこに・・・・!!」

「来るな、来るな!!来る・・・!!」

「助けて、死にたくない。助け・・・・ぎゃあああー!!」

銃声とともに男の人達の悲鳴が聞こえてくる。

真由美「・・・・・。」

そして、やがて銃声は鳴り止み声も聞こえなくなった。私は転んだ時の足の痛みを抑えつつ、悲鳴が聞こえた方と引き返した。そして、その先で見たものは

真由美「・・・・・!!」

見るも無惨に斬り殺された男の人達の亡骸だった。そんな死体だらけの中、私は震えつつも進み続けた。そして、

真由美「・・・・・あっ。」

私は死体ばかりの中、1人たたずむ男の子を見つけた。

真由美「あ、あの〜・・・・。」

と声をかける。

?「・・・・・!」

男の子は黙って、振り返る。いつもはここでこの夢は終わりを告げる。しかし、今回は

真由美「・・・・・良かった。やっと・・・・。」

助けてくれた子の顔を見ることができると思ってた。しかし、

真由美「・・・・・!!」

顔を見る事は出来た。だがその顔は・・・・・

 

真由美「・・・・・ッ!!」

ここで私は目を覚ました。

真由美「今のは・・・・・。」

夢でようやく男の子の顔を見る事が出来たが、顔には額には大きな切り傷があり、目は赤くそれはまるで、人ではなくまるで

真由美「悪魔。」

そのものだった。

真由美「・・・・・。」

思い返すだけでも怖くなる。

真由美「・・・・・。」

私はベットの上に置かれた時計を見る。時計の針はちょうど3時を指していた。

真由美「・・・・嫌な、夢を見てしまったわね。・・・・・。」

と呟いていると、

ガチャ

部屋のドアが開き、

裕翔「なんだ?まだ、寝てなかったのか。」

そこには葉山君の姿があった。そして、思い出した。私は今、葉山君の家に寝泊まりしていることに。

真由美「葉山君。ごめん、起こしちゃった。」

裕翔「いや、今から寝るところ。なんか、物音したから見に来ただけ。」

真由美「そ、そう。」

裕翔「・・・・・なんか、あったのか。」

真由美「いや、そう・・・言うわけじゃ・・・・・。」

裕翔「俺でよかったら話くらいは聞くぞ。」

真由美「・・・・・それなら、お言葉に甘えて。」

と私は葉山君に夢で見た事を全て話した。

裕翔「・・・・・そうか。そりゃあ、嫌な夢だな。」

真由美「うん。・・・・・葉山君はこういった夢は見るの。」

裕翔「・・・・・ああ、毎晩のように見る。今まで殺してきた人達の怨念を。」

真由美「・・・・そうなんだ。」

裕翔「・・・・それじゃあ、俺も寝るから。おやす・・・・。」

と葉山君が部屋を出て行こうする。でも、私は

真由美「待って!!」

と何故か体が勝手に動き、葉山君の腕を掴んでいた。

裕翔「・・・・・・何だよ。」

真由美「・・・・・一緒に・・・・寝てくれない。(私のバカ!!何を言ってるのよ!!)」

と恥ずかしさのあまり、体が熱くなる。

裕翔「・・・・・。」

真由美「怖くて・・・・・寝れないから。(

裕翔「・・・・・ハァ、分かったよ。」

真由美「えっ?良いの。」

裕翔「お前は言い出したら、聞かないからな。どうせ、断ったら会長命令ですとか言い出すんだろ。良いよ。ただし、お前が寝たら自分の部屋に戻るからな。」

と言うと、葉山君はベットの上に上がってくる。そして、

サッ

裕翔「・・・・・。」

互いに背を向けた状態で横になる。

真由美「・・・・・少し、狭いわね。」

裕翔「嫌なら、自分の部屋に戻るぞ。」

真由美「冗談よ。別に悪くいったわけじゃ。」

裕翔「だったら、早く寝ろ。どうせ、お前明日実家に帰るんだろ。」

真由美「もしかして、寂しいの。」

祐希「・・・・・(怒)。」

ドン

と突然、背中に強い衝撃が走る。

真由美「キャ!!痛いじゃない。」

裕翔「人をからかうのも大概にしろ。さっさと寝ろ。このお調子者が。」

真由美「わかったわよ。」

と言うと、私は目を閉じる。でも、少し時間が経つと、私は目を開け葉山君の方を見る。

裕翔「スゥ〜・・・・・スゥ〜。」

といつの間にか葉山君の方が先に眠りについていた。

真由美「・・・・・ありがとう。おやすみ。」

とそう葉山君に言うと私も再び目を閉じ眠りについた。

 

数時間後

チュン、チュン

真由美「うん?」

私は鳥の声で目を目を覚ます。

真由美「そっか、もう朝なの。」

と起き上がる。昨日、一緒に寝た葉山君の姿は既になく私はベットから降りて、そのまま・・・・・・

 

サッ

真由美「ここに入れるのも今日が最後なんだし、せっかくだからゆっくり湯船に。」

とパジャマを脱ぎ、裕翔君の家に備え付けられている露天風呂に入ろう扉を開けようとした瞬間、

ガラガラ

裕翔「ふぅ〜、さっぱりし・・・・・。」

真由美「・・・・////!!!」

風呂場から葉山君が全裸で出てきたのだ。そして、

裕翔「七草・・・・お前・・・・・。」

真由美「・・・・・キャアアアー!!」

裕翔「七草!!ちょっと待て!!話を!!」

パチーン

急な出来事による驚きと恥ずかしさで私は葉山君にまた、ビンタしてしまった。そして、

 

数十分後

午前8時17分

真由美「・・・・・。」

葉山君にまた、ビンタをしてしまった事で反省していると、

ゴト

裕翔「ほら、朝飯できたぞ。」

と葉山君が朝食を私の前に置いてくる。しかし、葉山君の右頬にはクッキリと私の手形が残っていた。

真由美「怒ってるわよね・・・・・。」

裕翔「いや、そんな事ないぞ。」

と笑顔で返してくるけど・・・・・

真由美(心が笑ってない。)

と明らかに怒りオーラが葉山君から溢れ出ていた。そして、

裕翔「頂きます。」

真由美「い、いただきます。」

とそのまま朝食を食べ始めたけど、

裕翔「・・・・・。」

真由美「・・・・・。」

空気がとても重く感じた。

真由美「あの・・・・葉山君。」

裕翔「ん、なんだ。」

真由美「ご、ごめんね。私ってほんとドジよね。2回も同じ間違いをするんだもの。」

裕翔「・・・・・ああ、そうだな。いつも、露天風呂に俺が七草どっちかが先に入ってた分かるために札をかけてあるのに、お前は2度も同じ間違いをした挙句に同じく2度、ビンタをこの夏休みの間に俺にお見舞いしたんだからな。ある意味、感心するよ。このドアホ生徒会長。」

真由美「・・・・・言い返す事もないわ。」

裕翔「ちゃんと見ろ。このアホ。それで、お前今日実家に帰るんだろ。家まで送って行くぞ。」

真由美「えっ、良いの。」

裕翔「どうせ、暇だから良いよ。この夏休み期間基地に行く事も出来ないからな。それくらい引き受けてやるよ。」

真由美「じゃあ、お言葉に甘えて。あっ、それとあと一つ、お願いがあるんだけど。」

裕翔「なんだよ。」

真由美「この後、一緒にデートに付き合ってくれない。」

裕翔「・・・・・。」

真由美「ダメ?」

裕翔「・・・・・良いよ。片付けしたら準備するよ。」

真由美「ありがと。」

この日、私は初めて葉山君とデートする事になりました。

 

裕翔視点

午前10時

裕翔「遅い。」

と10時に家を出る予定のはずだが、まだ七草が2階から降りて来ない。女が準備に時間がかかる事は分かっている。だが、それでも時間がかかるならかかるなりに考えて動くのが常識というものだ。そう思いつつ、スマホを見ていると、

真由美「ごめん。遅くなって。」

と七草が降りてきた。

裕翔「ハァ〜。やっと来たか。で、何処に行くんだ。」

真由美「それは・・・・・行ってからのお・た・の・し・み。さ、行きましょ。」

と言われ、向かった先は

 

午前10時22分

東京にある大型シッピングモールだ。そして、来て早々に

真由美「葉山君。どっちが似合うと思う?」

裕翔「どっちでも。」

と2つのワンピースや、

真由美「どっちが良いかな?」

裕翔「お前の好きに選べば。」

とスカート、

真由美「どっちが似合うかな」

裕翔「・・・・お前が選べ。」

来年の着る予定の水着、そして遂には

真由美「白と黒、どっちが似合うと思う?」

裕翔「・・・・・ちょっと待て。」

下着まで聞いてきた。

裕翔「七草。お前な、まだ水着までなら相談にはのるが、下着までくると流石に無理だ。第一に、俺は女性について興味はない。だから、聞かれても分からないんだよ。」

真由美「そんなこと言って、興奮してたりして。」

裕翔「よし、帰るとするか。」

真由美「ご、ごめん。待って、行かないで私が悪かったから。」

と色々あったが、そのまま買い物は続き、

 

午後2時20分

真由美「ごめんね。私の買い物にこんなに付き合わせちゃって。」

裕翔「いいよ。別に。お前の事だからこれくらい量になることくらい想定内だ。」

と話しつつ、

真由美「もう、どうしていつもそんな冷たいことを言うのよ。そんなじゃ、誰とも付き合えないわよ。」

裕翔「元々、誰とも付き合うつもりもないよ。一人の方が何かと自由にできるし。」

真由美「またそうやって、暗い事を言って。話が変わるけど葉山君は何が好きなの?」

裕翔「好きなって何が?」

真由美「ほら、趣味と好きな食べ物とかあるでしょ。」

裕翔「まぁ、ないわけじゃないが。好きな趣味と言えば、CADを作ることとか、銃を集めることくらいか。」

真由美「流石は特殊部隊にいる事はあるわね。他には?」

裕翔「車も好きだな。スポーツカーも好きだな。」

真由美「食べ物は?」

裕翔「・・・・・味噌汁。」

真由美「へぇ、なんか以外。」

裕翔「どう言う意味だ。」

真由美「葉山君、男だから肉が一番だと思ってた。」

裕翔「それに関しては男も女も関係ないと思うが。」

と話しつつジュエリーショップの前を通る。すると、

真由美「葉山君。ごめん。最後にここ寄ってもいいかな?」

裕翔「どうぞ。」

真由美「ありがと。」

と真由美はジュエリーショップに入って行く。俺も後に続いて入るが、

裕翔「・・・・・高い。」

ショーケースの中にある指輪やネックレス、イヤリングにはダイヤなど貴重な鉱石が装飾されており、どれも5万円以上もする物だった。

裕翔「こんな物に興味を惹かれるのは分かるが、これは・・・・。」

と呟くと、

真由美「葉山君、これどう?」

と真由美に呼ばれ、真由美ともとに行くと、

真由美「コレ、どうかな?」

と真由美がショーケースの中にある紫色の鉱石で装飾された髪飾りを指差す。

真由美「可愛いと思わない?」

裕翔「まぁ、確かに。」

と見ていると、

「お客様。何か気になる物でもありましたか。」

と店員が声をかけてくる。

真由美「すいません。この髪飾りって。」

「こちらの髪飾りはドイツで有名な方が手作業で作られた髪飾りでして。使われいる鉱石はタンザナイトという言います。良かったら試着してみますか。」

真由美「はい。お願いします。」

と真由美が言うと、店員さんはショーケースから髪飾りを取り出し、準備する。そして、

真由美「葉山君。どうかな。」

裕翔「・・・・・!!」

そこには以外にも髪飾りのお陰かいつもより真由美が何故か美しく見えた。

裕翔「に、似合ってるんじゃないか。」

と返す。

真由美「そ、そう。ありがとう。」

と真由美は何故か顔を逸らす。すると、

「気に入られましたか。」

と店員さんに聞かれる。

真由美「はい。とても。コレっていくらしますか。」

「金額は11万2700円になります。」

裕翔「ブーーーー!!」

とあまり驚愕の値段にふいてしまう。

真由美「えっ、結構するんですね。」

「はい。やはり、ドイツの有名な職人が作った事もあって、これくらいはしますね。」

真由美「もう少し、他のを見てから考えます。」

と流石のお嬢様でも想定外の値段だったのか、購入を躊躇う。そんな真由美を見ていると、

裕翔「・・・・・ん?」

背後から何かを感じ振り返る。すると、大きなコートを着た謎の人物が目に入る。ソイツはフードを被っており顔までは分からないが、体型的に男だと判断した。しかし、何よりも気になるのはソイツは明らかに腹にある何かを隠すように歩いていた。

裕翔(嫌な予感がする。)

と思った俺は胸元に隠しておいたグロック17のグリップを握り、いつでも撃てる用にする。そして、相手に刺激しないようにゆっくり近づく。すると、

真由美「葉山君。どうかしたの。」

と真由美が聞いてくる。

裕翔「七草。ここに居ろ。」

真由美「えっ。どうしたの。」

裕翔「広場の中央にいるコートを着た男。嫌な予感がする。俺が接触するから援護を頼む。」

真由美「・・・・・分かったわ。」

と真由美はCADを構える。そして、俺はゆっくりと近づいて行く。そして、

裕翔「おい。そこのアンタ、何を・・・・・。」

と声の届く距離まで近づくと俺は男に対して声をかけようとしたその瞬間、

「お前達は何も知らない!!この世界は腐っている!!」

と男は突如、大声で喋り出す。そして、広場の中央であったこともあり周りから注目を集める。

裕翔「おい!!今すぐに伏せ・・・。」

「魔法という存在により世界は変わった!!魔法は新たな差別を生み出した!!俺は魔法により全て失った!!俺だけではない!!俺と同じ人間沢山いる!!差別なき世界を!!」

と男は大声で叫び、やはり腹の部分に隠している何かを取り出そうとする。その動きを見た俺は遂にグロック17を取り出し、

裕翔「伏せろ!!従わない場合、射殺する!!」

と警告した瞬間、

「魔法とあるこの世界に死を!!」

と男はコートから抜き捨てる。そして、隠されていた物が姿を現す。それはベストにつけられた沢山のC4爆弾とそれに繋がった沢山のケーブル、そして男の手にはスイッチらしき物。そう自爆ベストだ。

裕翔「全員、伏せろ!!」

と大声叫び、俺は何故か勝手に真由美の元に駆け寄り、真由美を守ろうと頭を強引に下げる。そして、

ズドーン

鼓膜が破れそうになる音と大きな揺れと爆風が一瞬にして俺たちを襲ってきた。

カラーン

そして、何か落ちる音が聞こえ、

裕翔「・・・・・ッ。」

俺は起き上がる。そして、

裕翔「七草・・・・おい。大丈夫か。」

と隣で倒れている真由美に声をかける。

真由美「ウッ・・・・・葉山君。」

と真由美も目を覚ます。しかし、

裕翔「クソ・・・・・自爆テロかよ。」

そこには立ち込める大き炎と大きな煙、まさに地獄そのものだった。

真由美「ウソ・・・・・こんなの。」

と真由美はこの光景に受け止めきれない様子だった。

裕翔「七草。しっかりしろ。とりあえず避難を。」

と真由美に手を差し出す。

真由美「・・・・・うん。」

真由美は俺の手を取り、立ち上がる。しかし、

裕翔「・・・・・。」

この光景を見て、ふと蘇る。俺がこの道を選んだあの日の出来事が。

 

数十年前

裕翔「お母さん!!お母さん!!」

裕翔「殺してやる!!母さんを殺したアイツらも、絶対に!!」

 

現在

裕翔(俺がこの道を選んだのはこんな事態を避けるためだった。しかし、今回も俺は・・・・・。)

と思っていると、自然と拳に力が入る。すると、

「誰か・・・・・助けて。」

「うぇ〜ん。お母さん。」

「痛い・・・・誰か。」

と爆発に巻き込まれた人達声が聞こえてくる。

裕翔(それでも今は・・・・。)

と決断を決め、

裕翔「七草。可能な限り巻き込まれた人達を助けよう。」

真由美「・・・・・えっ。」

裕翔「俺たちはやる事は、自分にできる事をするだけだ。」

真由美「・・・・・葉山君。分かった。」

その後、俺たちは可能な限り巻き込まれた人達の救助を行い続けた。直ぐに警察と消防も駆けつけ事態は更なる被害は防げてた。しかし、死者5名という尊き命が奪われたのだった。

 

真由美視点

午後4時

自爆テロから早くも1時間以上経過した。私は今も負傷者の治療を手伝っている。葉山君達は、部下の人達と合流して今は現場の調査を行なっている。爆発が起きた後、私は何も自分から動くことが出来なかった。そんな私に比べて葉山君は、直ぐにやるべき事を判断し、動いた。

真由美(私は何も出来なかった。)

と思っていると、

『こちら、8班。事件現場のデパート内で不審人物の目撃情報あり。』

と警察の無線が聞こえくる。

真由美(不審人物・・・・まさか、まだテロリストの生き残りが・・・・葉山君が。)

と私は直ぐに事件現場のデパート内へと戻った。

 

午後4時10分

デパート内は爆発の影響で停電し、中はライトなしでは視界が効かないくらい暗かった。

真由美「・・・・・この付近いるはず。」

と私はライトを照らしつつ、デパート内を進んでいると、

真由美「・・・・・!!」

ライトを照らした先にロングヘアーをした男の人が目に入る。

真由美「動かないで!!」

と私はCADを構え、魔法式をいつでも展開できるようにする。すると、

?「ほぅ、貴方でしたか。七草真由美殿。」

真由美「どうして私の名を。」

?「何故って、覚えていないのですか。私と貴方は4年前に会っているのすよ。北海道で。」

真由美「・・・・・そんなの記憶にないわ。」

?「そうですか。私と貴方、そして彼とは長い因縁みたいなものなんですけどねぇ。」

真由美「彼・・・・・彼って誰なの?」

?「彼とは私が今まで出会った者の中で最も強敵だった者。そして、私を一度殺した者です。」

真由美「殺した・・・・・何を言ってるの。」

?「彼の名はコードネーム「悪魔」。若くして家族をテロで両親を失い、そして妹までもテロで長き眠りついてしまい、復讐に駆られ、この日本にて最強といわれし存在。」

真由美「まさか・・・・・そんな。」

?「そう、貴方が最も知る人物ですよ。葉山裕翔ですよ。そして、貴方は4年前、彼に救われた。北海道で吹雪の中、貴方を守るために1人で我々と戦い。守り抜いた。しかし、貴方がそれを覚えていないとは。」

真由美「ウソよ・・・・・そんなの私は知らな・・・・・っ!!」

突如、頭にあの夢が思い浮び、同時に頭に頭痛が走る。あまりの痛みに私は倒れしまう。

?「ほら、思い出したでしょう。何故、今まで忘れていたのかは知りませんが、まぁ、こうして巡り会えたのです。あとは彼が来るのを待つだけ。」

と言うと男は近づいてくる。

真由美「いや・・・・・来ないで・・・・誰か、助け・・・・・。」

私は痛みあまり目の前が真っ暗となった。

 

 

裕翔視点

数分前

MP5『司令官、現場内にて不審人物の情報が入りました。』

裕翔「詳細に頼む。」

と現場を調査していると部下のMP5から無線が入る。

MP5『男で黒いロングヘアーの男です。身長はかなり高め、後刀らしき物を持っていたとのことです。』

裕翔「・・・・!!」

MP5からの報告を聞き、俺はすぐにあの男が目に浮かんだ。かつて、4年前に俺が殺したはずの男であり、今となっては再び傭兵として姿を現した男。

裕翔「・・・・・スコーピオン。」

と呟くと、

MP5『司令官、更なる情報です。その男の情報が入った時同じ時刻頃に一人の少女がデパートに入って行ったと、髪はロングで歳は高校生くらいです。後、服は少し煤で汚れていたと。』

裕翔「まさか・・・・・!」

その時、その少女が誰だか直ぐに分かった。俺は直ぐにグロック17とSCAR Hを持ち、現場を後にし、走り出した。

裕翔「MP5、その男の情報が入り次第、無線で伝えろ。後、その少女もだ。それとAR小隊にも俺と元に集まるように伝えろ。場所は追って俺が伝える。オーバー!!」

そういうと、無線を切り、俺はデパート内を走りながらスコーピオンを探した。そして、

 

2分後

裕翔「・・・・・!!」

走り続けること2分、俺はスコーピオんと思われる男見つけた。そして、奴の直ぐ側には

裕翔「七草。やっぱり。」

倒れた真由美の姿があった。そして、奴は彼女に手をゆっくり近づける。

裕翔「クソ野郎。」

と俺は一気に近づきつつ、奴に向かって

ダダダダダダダダダ

SCAR Hを構え、乱射する。

スッ

スコーピオンは真由美から離れ、距離を取る。そして、俺は真由美のもとに駆け寄り、SCARからグロック17に持ち替え構えたまま、真由美の意識を確かめる。

裕翔「七草。おい!!大丈夫か!!」

と声をかける。

真由美「・・・・・ぅ。」

命に別状はないが、真由美は涙を流したまま眠っている。そんな真由美を見て、俺は

裕翔「コイツに何をした。スコーピオン。」

とグロック17を構える。

スコーピオン「何をって真実を話したのですよ。彼女は4年前の過去を忘れていたようですから。」

裕翔「真実だと・・・・・ふざけるな!!コイツが4年前にどれほど辛い思いをしたと思ってる!!」

スコーピオン「辛い思いですか。私にとっては最高の思い出ですが。それにあの時に彼女にあんな思いをさせたのは貴方ではないですか。」

裕翔「・・・・・!!」

スコーピオン「貴方がもっと早く動いてれば、あんな事にもこんな事にもならなかったのでは。」

裕翔「・・・・・ッ、コイツは・・・・・真由美は・・・・あの時、俺に言ってくれた「俺が笑顔でいられる世界を作るって。」、そんな真由美をお前は傷つけた。あの時、お前を殺せなかった俺に罪があるというなら今ここでお前をもう一度殺す!!」

と俺はグロック17を構える。しかし、

M4A1「司令官!!」

とM4達が増援として到着する。

スコーピオン「ここまでのようですね。」

裕翔「待て!!ここでお前を・・・・。」

スコーピオン「安心してください。直ぐに会えますよ。私も近いうちに貴方との決着をつけないといけないので。直ぐに私から会いに行きますよ。フフフフフ・・・・・。」

そう言うと、スコーピオンは下がっていく。

M16「逃がすな!!撃て!!」

ババババババ

M16とSOPⅡが逃げるスコーピオンを撃つが、スコーピオンに弾は当たることなく奴は去って行った。

M4A1「司令官!!怪我は!!」

とM4が聞いてくるが、

裕翔「・・・・・。」

答えることなく俺は気を失った真由美を抱き上げ、

裕翔「・・・・・今後、総力を上げて奴を追う。皆んなにもそれを伝えておけ。」

とM4A1達に命令し、俺はそのまま出口へと向かった。

裕翔「・・・・・すまない。真由美。黙っていて。あの日、初めてお前と出会って、ここまで来れた。そんなお前をこれ以上を傷つけるないためにも許してくれ。俺は・・・・。」

と言い、俺は覚悟を決めたこれ以上を真由美達を巻き込まないためにも、傷つけないためにも、

裕翔「さようなら。ありがとう。」

皆んなと真由美との別れを決めた。

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様、あけましておめでとうございます。大変、投稿が遅くなり申し訳ありません。前回、ディズニー編を2話続けて投稿すると予告したのですが、編集が進んでおらず未だに投稿の目処が立たないため、勝手ながら先にコチラを17話として投稿する事にしました。ディズニー編は今後出来次第番外編として投稿します。楽しみにしていた読者の方々にはお詫び申し上げます。今後も可能な限り編集を頑張っていくので今年もアニトクこと私を宜しくお願いします。
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