2092年12月7日
午後11時28分
東京 貨物船コンテナ置場
暗く寒い夜の中、コンテナが積み上げられているこの場所は静まりかえっていた。そんな中、ある4台の装甲車両が近くで待機していた。
裕翔「よし、目標を確認。予定通りだな。」
ある装甲車両の中で黒髪の少年が小型ドローンのカメラでコンテナ置場に停泊している大型輸送船を偵察していた。その映像には、
裕翔「武装は、対魔法弾が入ったAK。こちらにとっては問題ない。」
武装した男が甲板の上を歩いている映像だった。それを見た裕翔は車内にある無線を取り、
裕翔「本部、こちら悪魔。目標を確認した。作戦開始の許可を・・・。」
『了解。作戦を開始の許可を出す。予定通り、目標の確保しろ。抵抗する者は始末してもいい。以上だ。』
裕翔「了解。これより作戦を開始する。オーバー。」
そう言うと、裕翔は無線を置き、
装甲車両の外に出る。外では、銃を持った少女達が待機していた。そして、裕翔は少女達に対して
裕翔「本部から、許可が降りた。これより、目標を掃討を開始する。相手は武装している。だが、訓練通りにやれば問題ない。いつも通り、冷静に判断し、対処しろ。では、これより指示を出す。AR小隊は俺と共に東から目標に近づく。」
M4A1「了解。」
裕翔「404小隊は南から・・・。」
416「了解。」
裕翔「AK小隊は南西にある出口で逃げる目標の始末を頼む。」
AK-12「了解したわ。で、手段は・・・。」
裕翔「目標を潰せるなら、なんだっていい。」
AK-12「分かったわ。」
裕翔「第1狙撃小隊は、俺とAR小隊、そして404小隊の援護を頼む。」
WA2000「分かったわ。で、場所は・・・。」
裕翔「お前に任せる。」
WA2000「了解。じゃあ、私たちは先に行くわ。」
そう言うと、第1狙撃小隊は狙撃ポイントに向かう。
裕翔「第2狙撃小隊は、AK小隊の援護を・・・。」
VSK-98「了解しました。それでは、私たちも狙撃ポイントに向かいます。」
そう言うと、第2狙撃小隊も狙撃ポイントへ向かう。
そして、
裕翔「じゃあ、これより作戦を開始する。」
こうして作戦が開始された。
11時40分
裕翔達は既にコンテナのたくさんコンテナが積み上がった中をゆっくりと進んでいた。
裕翔「警戒しろ。いつ戦闘が起きてもいいようにしておけ。」
と無線で全員に伝える。
『了解』
と返事が返ってくる。
すると、
「おいおい、・・・・・・か。」
「いやいや・・・・・。」
と男の声が聞こえてきた。
裕翔「止まれ。」
とコンテナの角で言うと、後ろにいるAR小隊全員が止まる。そして、裕翔がゆっくり顔を覗くと
「それにしても、マジで日本の警察はバカだな。」
「当たり前だ。なんせ、ただ平和ボケしている連中の集まりで出来た国だからな。」
と2人の男が話している姿が目に入る。手にはアサルトライフルが見える。すると、
「おい、何をしている!!見張りの時間だぞ!!」
ともう1人武装した男が怒鳴りながらが現れ、去っていった。
「チッ・・・、仕方ない。見回りをするとしますか。」
そう言うと、男が1人どこかへ行ってしまった。そして、見張りが1人になった所を見ていた裕翔は
裕翔「よし、殺るか。」
とナイフを持ち男に近づいていく。そして、
グサッ
男「!!」
ドサッ
男は喉元を刺され、倒れた。
裕翔「よし、予定通りに船に爆薬を仕掛けるぞ。」
そう言うと、裕翔達は一斉に船に近づいて行った。
11時58分
裕翔達はあれから敵にバレずに船の元に辿り着くことができた。道中では、3人を始末した。そして、
ピッ
裕翔「爆薬セット完了。これで、奴らは海から逃げる事が出来なくなったはずだ。」
そう言うと、裕翔は船の元から急いで離れる。その後すぐにAR小隊の元に戻り、自分の無線を取る。そして、
裕翔「こちら悪魔。予定通り爆薬をセットした。404小隊、状況はどうだ。」
416『こちら416。こっちも爆薬のセットは完了してるわ。いつでもいいわよ。』
裕翔「了解。」確認を済ませると裕翔は、爆薬のスイッチを手に取り、そして、
カチッ
ズドーン
大型輸送船の船体のど真ん中で大きく爆音共に火柱が上がる。それと同時に、
「おい!!どうなってる!!なぜ、爆発した!?。」
「分からない!!一体何が・・・。」
目標はパニック状態に陥る。それを見ていた裕翔は、
裕翔「よし。相手は混乱している。これより、掃討を開始するぞ。」
そう言うと、裕翔は手に持っているM4A1を目標に対して構える。そして、
パンッ、パンッ、パンッ
目標に対して発砲する。
「グハッ!!」
「グッ!!」
「おい!!敵だ!!攻撃しろ!!」
と相手もこちらに銃を構えてくるが、
ダァッーン
ドサッ
こちらに銃口を向けていた1人男が倒れる。
「敵の狙撃手だ!!」
「クソッ!!どこに・・・!!」
ドサッ
また1人倒れる。
「また、1人やられた!!狙撃・・・・グハッ!!」
ドサッ
パンッ、パンッ、パンッ
ダダタダダダダタダダ
とWA2000達からの援護を受けつつ裕翔とAR小隊は発砲しつつ前進していく。
すると、
「クソ!!くたばりやがれ!!」
と1人の男が車両に付けられている銃座に座り、そして、
ババババババババババ
と銃座に付けられているガトリングを裕翔達に向けて引き金を引く。
裕翔「隠れろ!!」
と言うと、裕翔達は近くのコンテナ裏や伏せるなどをして攻撃を避けようとする。
裕翔「チッ・・・アイツをなんとかしないと・・・・。」
そう言っていると、
ズドーン
突如、ガトリングが付いた車が爆発し、横転する。
すると、
416「隊長とAR小隊を掩護して。」
404小隊がコンテナの上から目標に対して攻撃を開始する。それを見ていた裕翔は、
裕翔「よし、AR小隊前に出るぞ!!」
と指示を出すと、裕翔は腰に付けていた2本の刀を抜き、そして、
シャキン
敵に向かって突っ込んで行き、相手を1人斬り殺した。それを見た敵は、
「距離を取れ!!相手は近接型だ!!後退しつつ撃ちまくれ!!」
と言うと、
ダダタダダダダタダダ
敵は裕翔に向かって、発砲開始する。しかし、
シャキン
また1人と斬り殺される。
「いつの間に・・・・!!」
「見ろ!!アイツの動きを!!」
その時、敵が見た光景は、1人の少年が目に見えぬ速さで敵に近づき、殺している光景だった。
「アイツは、魔法師だ!!誰が、魔法を使える奴はいないのか!!」
そう言うと、
1人の男が腕に付けているCADを操作するが、
「なぜだ!!魔法が作動しない。どうして・・・・ハッ!!」
とCADを操作しようとした男の目線の先には、ただ刀を持ったまま、その男を睨む1人の少年の姿だった。
そして、
裕翔「くたばれ・・・・テロリストどもめ。」
そう言うと、刀から大きな炎が現れ、そして、
ゴォォォォン
と大きな音をたてると同時にその炎は多く敵を包み込む。
「ギャアアアアア!!」
「アアアアアア!!」
「アアアアアア、アツイ!!アツイ!!」
と炎に包まれた敵は悲鳴をあげつつ倒れていく。
それを見ていた他の敵は、
「・・・・逃げろ!!殺される!!」
「急いで、車を出せ!!」
と次々に車に乗り込み、南西の方へ向かっていく。しかし、その先には
南西のコンテナの置場の出入り口
「急げ!!アイツがすぐに追いついてくるぞ!!」
「なんなんだ!!アイツは・・・。」
「知るか!!あんな奴見たことねぇよ。」
とパニックになりつつも車で逃げる敵の中に、
スマホで連絡を取ろうとする者がいた。
「急いで、ボスに通達を・・・・。」
と連絡を取ろうとした瞬間、
ドーン
突如、目の前を走っていた車が爆発した。
そして、
ダダタダダダダタダダ
と次々に車に向かって弾丸が放たれる。
「クソ!!待ちくせだ!!」
「急げ!!殺されるぞ!!」
と逃げようとするが、
ダァッーン
ダァッーン
と狙撃による攻撃が敵を襲う。
そして、
ズドーン
最後の1両も爆破され、先程まで沢山いた敵は、先程ボスに連絡を取ろうとした男1人だけとなった。
そして、
裕翔「お前が、今回の武器の密入を企てたのか。」
と逃げた敵を追いかけてきた裕翔がその男の前に現れる。
「違う!!俺は・・・ただ命令されただけだ!!武器の事なんか知らなかった。だから、俺は関係ない!!」
と裕翔を説得するが、
裕翔「そうか。だが、どちらにせよお前がテロリストに変わりはない。だからここで死ね。」
と裕翔が拳銃を男に向けて構える。
「待ってくれ!!なんでも情報を話す。だから、殺さ・・・・。」
ダァッーン
と一発の銃声が鳴り響いた。そして、
ドサッ
最後の敵も死体へと変わった。そして裕翔は、
裕翔「こちら、悪魔。作戦は成功した。敵の生き残りはなし。全員死亡。死体の回収と船の後始末を頼む。」
と無線で本部に知らせる。
『了解。悪魔。作戦ご苦労であった。これより、回収班を向かわせる。そちらはすぐさま撤退してくれ。」
裕翔「了解。これより帰還する。オーバー。」
と無線切ると、
裕翔「撤収だ。急げ。すぐに警察が介入してくる。」
そう指示を出した後、裕翔達は装甲車両で撤退した。その日の朝。ニュースでは、大型輸送艦の爆発事故が大きく取り上げられた。しかし、テロリスト達の情報は一切公開されなかった。
その2日後
12月9日
午前10時
東京自衛隊本部
裕翔は上官に作戦の報告をしていた。
裕翔「相手は、武器の密入をしており、おそらく日本テロ組織「レッドムーン」が関わっていると思われます。」
古田「なるほど、それで敵は全員殺したと・・・。」
裕翔「はい。奴らは、人と言う道から外れた獣です。なので、生かしておく理由は無いかと。」
古田「ハァ~、相変わらずテロ組織に対しては容赦ないね。」
裕翔「当然です。奴らは、ただの外道ですから。」
古田「そうかね。では、これで報告は終わりにしよう。」
裕翔「わかりました。では俺はこれで・・・。」
古田「ああ、待ってくれ。君に頼みたいことがある。」
と古田上官の部屋から出ようした裕翔は、呼び止められる。
裕翔「なんですか。」
古田「実はね。3日後にあるパーティーがあるのだ。そこで、できたら君には私の護衛として同行してもらいたい。」
裕翔「嫌です。」
古田「相変わらず、早い返答だね。」
裕翔「なんで、俺がそんな事をしなければならないのですか。」
古田「いやぁね。これは、結構重要なパーティーで、魔法関係で、あの十氏族も来られるだよ。」
裕翔「で、・・・俺に何の関係が。」
古田「君も一応葉山家の当主じゃないか。そこで、今後の君のためにもこう言うことは慣れておいた方がいいと思って・・・。」
裕翔「別にそのような事をしなくても、自分でやるので結構です。」
古田「そう言わずに・・・。」
裕翔「では、失礼します。」
と裕翔が再び部屋を出ようとした時、
古田「2ヶ月前の失態での減給の件。考えてあげてもいいよ。」
そう言うわれると、裕翔の足が止まる。
古田「妹さんの事においてお金が必要だろう。」
裕翔「・・・・・。」
古田「4年前の学園爆破テロで君の妹、雪ちゃんは巻き込まれ、昏睡状態になってしまった。その妹為に君はいつも魔法による医療研究所に多額の投資をしているよね。雪ちゃんが再び目を覚ます為に・・・・。」
裕翔「雪がああなったのも、全て俺のせいです。雪は親戚からいつも劣等扱いされる俺を庇ってくれました。だから、俺は親父や母さんの代わりに雪を守ると決めたんです。でも、俺はそれを果たせなかった。だから、俺は今できる事をしているだけです。それが、今の俺の使命です。」
古田「そうか。本来なら、葉山家の当主は雪ちゃんがなるはずだった。でも、雪ちゃんが昏睡状態になってしまった事により、君が当主の座に着くことになった。親戚からは、大きく反対され、誰も味方をしてくれない中、君はいつか雪ちゃんが目を覚ます事を信じて、この汚れた仕事をしている。そうじゃないかね。」
裕翔「・・・・・。」
古田「この際、少しでもパーティーで葉山家の後ろ盾になる一家を見つけるのも悪くないと思うよ。もちろん、減給の件も無しにして・・・・。」
裕翔「分かりました。パーティーにおいての護衛は自分がやります。ですが、自分は正直後ろ盾など不要です。ただ、金が少しでも入るなら、いくらでもやりますよ。」
そう言うと、裕翔は古田中将の部屋を出て行った。
こうして、古田中将の護衛として裕翔もパーティーに出席する事になった。
3日後
12月12日
午後7時
東京銀座某ホテル
大きなシャンデリアが吊るされたパーティーホールでは、既に多くの魔法や軍の関係者達が集まっていた。
そんな中、裕翔も自衛隊の制服を着て同じ制服を着て挨拶をする古田中将の護衛として出席していた。
すると、
弘一「久しぶりだね。古田君。」
古田「これは、弘一様。お久しぶりです。」
とある男性が話しかけてきた。その男性の後ろには、裕翔と同じくらい歳の女性が立っていた。
弘一「相変わらず、テロとの戦いに関してはよく耳にするよ。」
古田「そうですか。ですが、私はただ指揮をしているだけで、現場は基本部下に任せているので。」
弘一「そうか。君の元で働ける部下は幸せ者だな。あぁ、紹介しよう。うちの長女の真由美だ。」
真由美「七草真由美です。いつも、父がお世話になっています。」
古田「ご丁寧な挨拶恐れ入ります。私は自衛隊所属の古田孝之助と申します。いやあ、美しい娘さんですね。」
すると、
弘一「ありがとう。ところで、そちらの少年は。」
と古田上官に問いかけてくる。
古田「あぁ、こちらは私の直属の部下で、今日は護衛として同行さている葉山裕翔です。裕翔君、こちらは十氏族のうちの一つの七草家の当主七草弘一様だ。」
裕翔「葉山裕翔です。階級は中尉です。」
弘一「ほお、まだ若いのに幹部かね。歳はいくつだね。」
裕翔「はい。今年で16になります。」
弘一「真由美と同い年か。いやあ、感心するね。ところで、今は葉山と言ったが、もしかして葉山俊介の・・・・。」
裕翔「はい。自分は葉山俊介の息子です。」
弘一「おお、あの俊介君の息子かね。いやあ、お父さんとは友人でね。昔は仲良くしたものだ。どうだね、お父さんは元気かね。」
裕翔「・・・・・父は亡くなりました。」
弘一「!!」
裕翔「5年前、ある任務で自分を庇って・・・・。」
弘一「そうか・・・悪い事を聞いたね。」
裕翔「いえ、気にしないでください。」
そんな話をしていると、
古田「いやあ、弘一様。少し、お話がありまして少し時間はありますかね。」
弘一「あぁ、構わないよ。」
古田「では、こちらに。」
そう言うと、俺の方を向いて、
古田「少し、休んできなさい。」
裕翔「・・・・すいません。ありがとうございます。」
そう言うと、古田上官は2人ともに奥の方へと行ってしまった。
それから数分後、
裕翔はジュースの入ったグラスを片手に窓際の柱にもたれていた。
すると、
真由美「ねぇ、少しいいかしら。」
と先程挨拶した七草真由美が声をかけてくる。
裕翔「ん。何のようだ。」
真由美「ちょっとね。さっき自衛隊に所属していると言ってたけど、どんな部隊にいるの。」
と質問してくるが、
裕翔「ハァ、そんなの教えるわけないだろ。そういうのは、国家機密なんだよ。」
真由美「ちょっと、それくらい教えてくれていいじゃない。」
裕翔「ハァ~、あのなぁ、あんたがどんだけ偉いかは知ってるが、それでもアンタはただの市民だ。そんな軍とも関係ない人間に易々と教えるわけがないだろ。」
真由美「ムゥ~、どうしてそんなに偉そうなのよ。言っておきくけど、貴方と私は同い年なのよ。」
裕翔「だから。その関係がどうして国家の機密事項を教える事に繋がるんだ。」
真由美「・・・・・。」
裕翔「第一、お前と俺は今日が初対面だ。そんな奴と話すことなんてねぇよ。」
そう言うと、裕翔はどこかへ行ってしまった。そして残された真由美は、
真由美「もう、少しは相手してくれてもいいのに。」
と独り言を言っていた。その後、2人は再び話すことはなく、パーティー終了した。
午後10時
東京自衛隊本部
裕翔はパーティー終了後、古田上官と共に本部に戻っていた。
古田「どうだったかね。パーティーは。」
裕翔「そうですね。とても、空気が悪かったです。特に、七草の娘と話している時が。」
古田「だから、帰りの挨拶の時、真由美様の機嫌が悪かったのか。」
裕翔「さぁ、誰が原因でしょうかね。」
古田「少なくとも、原因な君だよ。」
裕翔「左様ですか、でも、起きてしまった事は仕方ないでしょう。」
古田「ハァ~、その君の常識外れな所には疲れるよ・・・・・。ところで、裕翔君は高校はどうするのかね。」
裕翔「え、別に高校に行かずにそのままここで働くここで働くつもりですが・・・。」
古田「そうか。やはり、私の予想は的中していたね・・・・・・。裕翔君、君に提案なんだが・・・・・。」
裕翔「はい。」
古田「魔法科高校に行く気はないかね。」
裕翔「・・・・ハァ!?」
古田「正直、君がこのまま学業離れて、ここで働くには心配でね。できたら、高校には行ってほしいんだが・・・。」
裕翔「嫌です。」
古田「だろうね。」
裕翔「あのですねえ、俺があんな場所に行っても何もメリットがないんですよ。あそこは、ただの差別が激しい場所でもあります。特に一科生と二科生の間ではね。俺は、差別というものが大嫌いなので。そんな、差別主義の学校に通っても俺にとっては何のメリットもないんですよ。」
古田「そうか。君の意見はよく分かった。」
裕翔「そうですか。では、予定通りこのまま・・・・。」
古田「じゃあ、上官の命令として、魔法科高校に通ってもらうよ。」
裕翔「えっ!?」
古田「もし逆らったら、給料減らすからね。」
裕翔「えっ・・・・・!?ハアアアアアアアア!!」
古田「願書はこちらで出しておく。だから、君は指定された試験日に行くように・・・・・。」
裕翔「ちょっと待ったああああ!!」
古田「何かね。」
裕翔「何でそうなるですか。」
古田「こうでもしないと君は高校に行かないと思ってね。」
裕翔「もう少し、マシな方法があるでしょ!!と言うか、何で魔法科高校なんですか。少なくとも普通の高校でいいでしょ!!」
古田「だって、裕翔君。魔法に関しては、自衛隊トップなんだもん。」
と古田上官は女子高校生の真似をしながら言ってくる。
裕翔「そんな言い方しても何も可愛くないわ!!いいですか!!確かに、魔法関係は得意ですが、それはただ自分を守る為に鍛えただけです!!」
古田「その通りだ。君は入隊当初から魔法に対して努力してきた。だからこそ、君には魔法科高校に通ってほしい理由なんだよ。」
裕翔「ですが俺にとっては何の・・・・。」
古田「給料減らされたいかね。」
とニコニコしながら、古田上官は言う。そして裕翔は、
裕翔「う・・・・。分かりました。命令に従います。」
古田「そうか。良い判断だ。じゃあ、君には家から近い国立第一魔法科高校に願書を出しておくよ。保護者は私にしてあるから、安心しなさい。」
裕翔(どこをどうもって安心すればいいんだよ!!)
古田「では、葉山中佐。命令通り、しっかりと高校にかよつてくれたまへ。」
こうして、葉山裕翔は第一魔法科高校に通う事になったのである。
続く