龍の目を持つ悪魔(1年生編)   作:アニ督

5 / 25
第4話 本当の力

2093年4月5日

午後7時

東京 八王子

 

日が沈み、辺りが暗くなった中俺、葉山裕翔は十文字克人、渡辺摩利、キリト、アスナ、リズ共に装甲車に乗ってある所に向かっていた。理由は、七草を助けるためだ。元々、俺は七草をなぁ助けるつもりはなかったが、キリトに言われた事もあり仕方なく七草の救出ために今は動いている。

摩利「葉山。一体どこでこんな車を手に入れた。」

と摩利が俺に聞いてくる。

裕翔「別に、これはウチの自家用車だけど。何か問題でもあるか。」

摩利「問題しかないわ。こんな装甲車を自家用車にする奴は普通いないわ。」

すると、

克人「渡辺。少し、落ち着け。葉山の事も少し考えろ。」

摩利「・・・・・。」

克人「だが、葉山。渡辺が言いたいことは俺も同じだ。普通、こんな車を持っているのはおそらく政府の関係した組織のみだ。それに、七草から聞いたお前の能力も普通ではない。」

裕翔「何が言いたい。」

克人「正直に言おう。葉山。お前は何者だ。」

裕翔「・・・・・。」

と黙っていると、

リズ「あぁ、コイツはね。じ・・・・・ヒッ!!」

と言おうしたので俺はリズを睨む。

アスナ「ちょっと!!裕翔君。その顔で睨むのをやめてよ!!」

と怒られる。

摩利「ほう、その感じだと桐ヶ谷達は葉山の正体を知っているのか。」

キリト「まぁ、どこに所属しているかは知っているが、その所属している詳しい内容までは知らないな。」

摩利「なるほど。で、葉山。お前、どうやって真由美を助け出すつもりだ。」

裕翔「俺が、敵を引きつけるからその間にお前達は七草を救出しろ。」

克人「葉山。お前1人では危険すぎる。俺も手伝おう。」

裕翔「ダメだ。十文字。お前は、キリトともに七草の救出の援護をしてやってくれ。」

摩利「だが、お前1人では無理だ。いくら能力があるからと言って1人で引きつけるなんて。」

裕翔「渡辺。俺は、前に言ったよな。この手で何人も殺してきたと。」

摩利「確かに言ったが・・・まさか!?」

裕翔「そうだ。俺は、今までテロリストの掃討を行ってきた人間だ。」

克人「なるほど。葉山は、そういう関係の部隊に所属しているわけか。」

裕翔「・・・・そうだ。残りの詳しいことは全てが終わってから話す。だが、それを話したら俺はお前達の前からは消えるつもりだ。」

そう言うと、俺はそのまま目的地に向かった。

 

午後7時30分

東京 城南島

 

キーーーーーーーーーーー

俺は城南島で車を止めると、

カチャ

サプレッサーを付けたデザートイーグルに弾を装填すると、

摩利「葉山。魔法は使わないのか。」

裕翔「使うが、魔法が全てという訳ではないからな。念のためにこうやって準備してるんだよ。それに、コイツの弾は対魔法用だ。これをくらったら、どれほど優れている魔法士でも致命傷は免れないだろうな。さて、これより七草を助けにいく訳だが、俺以外は全員は七草の救出したら、すぐにどこか遠くへ逃げろ。これほど多い人数だと、俺1人で守るのも限界があるからな。じゃあ、作戦開始。」

ガチャ

そう言うと、俺は車から降りて目的地に歩いて向かう。

摩利「って、おい。置いていくな。」

と摩利達も俺の後を着いてくる。

 

午後7時42分

城南島にある廃工場

 

廃工場に付近に着くと、俺は止まりCADを使って索敵魔法を起動する。

裕翔「外に30人、中に25人、工場の奥の部屋に1人の女性。多分、七草だな。」

俺は索敵を終えると、

裕翔「予定通り、俺が敵を引きつけるからその間に七草を救出しろ。いいな。」

克人「分かった。」

こうして救出作戦が開始された。

 

午後7時50分

「ハァ、眠いなあ。」

「もう少し、我慢しろ。ボスが後少しであの女についての交渉を終わらせてくれるはずだ。」

「そうだな。」

と工場の外を巡回している2人の敵を見つけた俺は、

裕翔「くたばれ。」

CADを使って爆裂魔法を起動する。そして、

ドカーン!!

巡回する敵に対して俺は爆裂魔法を起動し、2人は跡形もなく吹き飛んだ。

そして、

「急げ!!敵襲だ!!」

「おい!!あそこに居るぞ!!」

と他の敵も次々に集まってくる。そして、敵が俺を見つけたタイミングで、

裕翔「死ね」

敵に対して攻撃を仕掛ける。俺は敵に向かって電撃を放つ。

「ギャアアアアア!!」

「魔法だ。敵は魔法士だ!!」

敵はまともに電撃をくらい倒れる。敵はどうやらこの攻撃が魔法だと言っているがこれは魔法ではない。俺の一族に代々伝わる力だ。そして、この時、俺の目は人間ではなく化け物の目をしていた。それを、見た敵は

「なんだ・・・。あの目は・・・。」

「人間なのか・・・。」

とただ怯えた目で俺を見ていた。

 

一方、キリト達は

キリト「どうやら、裕翔はうまく敵を引きつける事に成功したようだな。」

克人「そのようだな。」

キリト「よし、それなら行きますか。」

廃工場の近くで待機していたキリト達は、真由美を救出するために廃工場の中へと入って行った。

そして、

摩利「ここが、真由美のいる部屋か。」

キリト「おそらくな。」

キリト達は無事に廃工場の奥の部屋にたどり着いた。

キリト「やっぱり、鍵が掛かってるな。」

とキリトはドアノブを回すが扉はびくともしなかった。すると、

リズ「どいて、私がやるわ。」

とリズベットが扉の前に立つ。そして、

リズ「かなり強い衝撃魔法を使うから離れて。」

と忠告する。そして、

ダァーーーーーーーーーーン!!

扉は衝撃の勢いで、吹き飛ぶ。そして、

摩利「真由美!!」

すぐに摩利が部屋に入って行く。

真由美「ゴホ、ゴホ・・・摩利!?」

摩利「良かった。無事で。」

真由美「どうして、摩利がここに?」

克人「七草。怪我はないか。」

真由美「十文字君まで。それに桐ヶ谷君達も。それに、さっきの爆発音は!?」

摩利「あれは、葉山の仕業だ。今、葉山が敵を引きつけてくれている。」

真由美「裕翔君が!?ダメよ!!今ここには「レッドムーン」のボスがいるわ。多くの護衛の魔法士も連れているわ。例え、裕翔君でも危険すぎるわ!!」

すると、

「おい!!何をしている!?」

と数人の敵が銃を向けてこちらに近づいてくる。

アスナ「このタイミングで。」

キリト「仕方ない。突破するぞ。」

とアスナとキリトがCADを構えた瞬間、

ダンッ

突如、敵がいる通路の目の前の扉が開く、そして、

?「お前ら!!目を瞑れ!!」

突如、女性の声が聞こえてくる。

キリト「全員、目を瞑れ!!」

と言うと

キリト達はすぐに目を瞑る。すると、

カンッ

扉から何かが通路に投げ入れられる。そして、

パンッ

小さな爆発音と同時に大きな閃光が一瞬で敵の視界を奪う。

「グワアアアアアア!!目が!!」

「何も、見えない!!」

そして、

?「撃て!!」

ダダタダダダダタダダ

ダダタダダダダタダダ

一斉に扉から数人が現れ、敵に対して発砲する。

「グハッ!!」

「ギャアアアアア!!」

と通路にいた敵は叫ぶが、銃の音で声は何一つ聞こえなかった。

そして、銃声が鳴り止むと、

?「クリア。敵影なし。」

?「いやぁ、大した事無かったな。これなら前の任務の方が手応えが良かったのなぁ。」

と女性の話し声が聞こえてくる。

真由美「一体、・・・・何が。」

とその光景を真由美達が見ていると、

?「あの〜、七草真由美さんですか?」

とM4A1を持った1人の少女が声をかけてくる。

真由美「どうして・・・私の名前を。」

M4A1「私の名を名はM4A1です。ある人からのお願いで、貴方方の救出を援護するために来ました。」

と挨拶をしていると、

416『ちょっと、まだ悠長な自己紹介は後でいいから、早く合流してくれない。さっきから、指揮官の攻撃が激しすぎて、こっちにも被害が及そうだから。』

とM4A1の無線が入る。

M4A1「分かりました。すぐに合流します。」

と無線を切ると、

M4A1「では、安全な所まで私達が護衛するのでついて来てください。」

と言うと、

摩利「待ってくれ!!まだ、葉山がいる。私達だけ逃げるわけにはいかない。」

M4A1「あの人なら、大丈夫です。あれぐらい敵などどうということはありませんよ。」

真由美「大丈夫って、貴方達に裕翔君の何が分かると・・・・。」

M4A1「分かりますよ。私たちは指揮官と今までずっと戦ってきましたから。」

克人「指揮官というのは葉山のことか。」

M4A1「そうです。私達の指揮官、葉山裕翔は防衛省によって創設された自衛隊特殊部隊の指揮官を担当しています。」

摩利「特殊部隊って・・・」

と摩利が言いかけた途端、

M16「お、おい!!」

真由美が工場の外に向かって走っていく。

摩利「まさか!!真由美の奴。葉山のところに。」

M4A1「危険です!!戻ってください!!」

しかし、真由美の足が止まる事はなかった。この時、真由美は学園で裕翔が言ってたことがようやく理解できたのだ。

 

一方、裕翔は

裕翔「ハァ~、これであらかた片付いたか。」

あれから、裕翔は1人で約40人近くの敵を片づけた。しかし、その中に魔法で攻撃してきた者は1人もいなかった。

すると、

?「素晴らしい。まさか、子供1人で大人40人を圧倒するとは、実に素晴らしい。」

と1人の男が数人の護衛を連れて近づいてくる。

裕翔「お前がレッドムーンのボス、杉野宮龐か。」

龐「その通りだ。私がこのレッドムーンの長である。杉野宮龐だ。」

裕翔「そうか。じゃあ、ここで殺してもなんの問題もないよな。」

と言うと、俺はデザートイーグルをむける。

龐「ふん、武器さえあれば勝てると思ったら大間違いだよ。」

そう言うと、龐の護衛が俺に向かってCADを構えてくる。

龐「さよなら、若きてん天才よ。」

と言うと、護衛はCADを操作するが、魔法が起動する事はなかった。

護衛はすぐに再度CADを操作するが、魔法が起動する事はなかった。

龐「何をしている!!早く、魔法を起動しろ!!」

「何故か、魔法が起動しないんです。」

龐「バカなこと言うな!!いいから、さっさと魔法を起動しろ!!」

と向こうは慌て出す。それを見ていた俺は、

裕翔「無駄だよ。アンタらは俺がいる限り魔法は使えない。」

龐「何?」

裕翔「俺は目で相手の魔法の起動式を読み取ることで相手の魔法を無効化する。また、その無効化した魔法を自分のものにもできる。それが、俺の能力だ。」

龐「相手の魔法を無効化だと。」

裕翔「まぁ、魔法がなくとも俺はお前に勝てるんだけどな。」

龐「何だと!?」

裕翔「見せてやるよ。俺の本当の力をな。」

そう言うと、俺は

裕翔「降臨せよ、大地に稲妻捧げし雷竜よ。今こそ我の力となり給え。『ブラックインフェルノ』」

そう言うと、裕翔の目は変わる。

龐「何だ・・・その目は・・・。」

と龐は怯えながら俺を見つめていると、

裕翔「消えろ。」

と言うと俺は敵に向かって腰につけていた刀を相手に向けると、

ダァーーーン

突如、護衛たちに向かって雷が落ちる。

「グワアアアアアア!!」

「ギャアアアアア!!」

次々に、雷が落ち、結果龐以外全員に雷が命中。護衛全て戦闘不能となった。そして、俺は最後に残った龐に近づきそして、

カチャ

デザートイーグルを向ける。

龐「待ってくれ!!私が悪かった。警察にも出頭する。だから、頼む。」

と言って頭を下ろしてくるが、俺は

ダァーーーーーーーーーーン

引き金を引いた。

龐「ヒキャアアアアアア!!」

打ったのは肩で、死に至るほどではないが、痛みは激痛だ。

裕翔「お前らのような、テロリストに俺が生かす理由がとこにある。」

そう言うと、今度は頭に狙いを定める。

裕翔「死ね、人間のクズ。」

と引き金を引こうした瞬間、

真由美「待って!!」

突如、真由美が龐の前に立ちはだかる。

裕翔「・・・・そこをどけ。七草。」

真由美「裕翔君、今の貴方は間違ってる。例え、テロリストでも生きる理由はあるわ。殺すなんて間違ってる。」

裕翔「七草。前にも言ったよな。この世界はそんなに甘くない。魔法が生まれて以来、世界の差別化はさらに進んだ。魔法によって人の人生は大きく変わる。これが今の世界だ。そして、魔法は発展と共に、テロ組織を強くした。そして、そのテロ組織のせいで多くの命が奪われた。俺も両親をテロによって失った。大切な妹の人生も奪った。俺はこの世界からテロ組織を一掃するとあの時から決めた。例え、どんな理由があろうと俺はテロリストを生かしておくつもりはない。その邪魔をするなら、七草。例えお前でも容赦はしない。」

そう言うと、俺は銃を真由美に向ける。

裕翔「そこを退け。」

真由美「・・・・。裕翔君。確かに貴方の言う通りだわ。魔法によって世界は変わってしまった。それが原因で多くの命が奪われた事も分かってる。魔法によって世界は冷酷で残酷なものになってしまった。でも、それでも変えられるチャンスはある。私はこの世界を変えたい。魔法による差別をなくし、平和な世界を私はつくりたい。いつか、裕翔君がこんな辛い想いをしなくていい世界を私は作ってみせる。だから、銃を降ろして。」

裕翔「・・・・・・。」

真由美「お願い。」

裕翔「・・・・・。」

カチャ

俺はゆっくりと銃を下ろした。

真由美「ありがとう。」

裕翔「・・・今回だけだ。」

そう言うと、俺は龐の腕に手錠をはめた。

こうして、事件は無事に終わりを迎えた。その後、俺たちは警察と消防に連絡した。

 

午後8時30分

あれから警察も消防も駆けつけ、現在は調査が行われていた。そんな中

キリト「ハァ~、結局裕翔が全部解決しちまったな。」

アスナ「仕方ないよ。裕翔君はこういうのに慣れてるんだから。」

克人「しかし、あの雷による攻撃は明らかに普通ではなかった。」

真由美「私もそう思うわ。裕翔君が使ったあの攻撃は魔法に似てるけど、サイオンを一切感じなかったわ。」

摩利「ということは、アイツは魔法以外の別の能力も持っているということか。」

克人「おそらくな。それに、アイツがあの攻撃を行う前、葉山の後ろに竜らしき姿が一瞬見えた。それとその竜が姿を消したと同時に葉山の目が変わったのも気になる。」

と真由美達が話しをしている一方、その張本人は

裕翔「クッシュン!!」

M4A1「風邪ですか。」

裕翔「いや、多分誰かが俺のことを話している気がした。」

と俺はM4A1達と合流し、ある人物が来るのを待っていた。すると、

古田「悪いな。待たせてしまって。」

と古田上官がやって来る。

裕翔「いえ、お陰で少し休む事ができました。」

古田「そうかそうか。それは良かった。で、例の能力をまた使ったのかね。」

裕翔「効率的に考えた上での行動です。」

古田「そうか。それで、真由美様は無事かね。」

裕翔「はい、大した怪我もしていないため今はクラスメイトと待機しています。」

古田「それでは、そこに案内してくれ。」

裕翔「・・・・・分かりました。」

その後、俺は古田上官と共に真由美達がいる場所に向かった。そして、真由美達の元に着くと

真由美「古田さん!!どうして、ここに。」

古田「真由美様を送っていくよう、頼まれてね。私が自ら迎えにきたのです。」

真由美「そうですか。わざわざありがとうございます。」

と話していると、

摩利「真由美、そちらの方は。」

真由美「あぁ、この古田孝之助さん。自衛隊に幹部で、裕翔君の上官よ。」

摩利「葉山の上官!?」

と言いながら、俺の方を見る。そして、

摩利「葉山。お前、上官に対して失礼な事はしてないよな。」

裕翔「何、喧嘩売ってんの。」

と言っていると、

古田「まあまあ、葉山君。そういう事いちいちキレる事は良くないよ。さて、君たちも気になっているのだろう。葉山君の事を。」

克人「!!」

摩利「!!」

古田「この際、君たちにも葉山君の事を教えよう。」

裕翔「おいおい、何勝手に機密事項を喋ろうとしているんですか!?」

古田「確かに機密事項だが、おそらくここで話さないと君の友達は納得しないと思うよ。特に、あの雷の事はね。」

裕翔「ですが・・・・!!」

古田「安心したまえ。少なくとも真由美様達以外に話さない事が条件だ。」

裕翔「・・・・・分かりました。」

と俺が言うと、

古田「では葉山君について、話そう。だがその前に約束してほしい。ここにいる者以外に話す事はやめて欲しい。これで良いかな。」

真由美「分かりました。」

古田「では話そう。葉山君は私が管轄する特殊部隊の指揮を執ってもらっている。この特殊部隊の主な任務は、日本で違法な行為を行うテロ組織の制圧及び掃討だ。もちろん、違法行為を行う魔法師も含まれる。そしてこの部隊である葉山君はある特殊な能力を持っている。それは、君たちも見たあの雷による攻撃だ。あれは、魔法よりも遥か昔からこの世界に存在する竜の力による能力だ。」

真由美「竜・・・・。」

すると、俺は地べたに座って

裕翔「俺の一族は代々竜の力を借りて強くなった一族だ。この能力は竜が認めた者にしか与えられないんだ。そして、竜に認められた者はその竜の力を自分の力にできるんだ。その力は、竜によって様々で、力もそれぞれ異なるんだ。」

克人「つまり、先程のお前の雷の力も竜によるものだと言うのか。」

裕翔「そうだ。あれは、古代から存在する雷竜の1種、ブラックインフェルノによる力だ。」

摩利「じゃあ、お前の目が変わったのも・・・。」

裕翔「あぁ、ブラックインフェルノの力によるものだ。竜の力を使った者はその者自身に竜が宿る。だから、目が変わるんだ。これを俺たちは竜の目と呼んでいる。」

真由美「竜の目・・・・。」

アスナ「魔法以外に、そんな力が存在したなんて。」

裕翔「元々、魔法の誕生は竜によるものなんだぞ。」

リズベット「え・・・・そうなの!?」

裕翔「あぁ、魔法は元々、竜の力から発展して誕生したんだぞ。」

真由美「じゃあ、今までの魔法は竜の力から誕生したと言うの。」

裕翔「大抵はな。」

克人「では何故、この事を俺たちは今まで知らなかったんだ。」

裕翔「それは・・・・もう、この力を持つ者自体が少なくなったからだ。」

真由美「どういうこと。」

裕翔「竜の目は、その宿主自身に大きな負担をかけるんだ。使えば使うほど負担は大きくなる。最悪の場合、死に至る。だから、竜の目は表世界から消えたるだ。持ち主自身に負担を死に至る力よりは、魔法の方が安全だ。魔法は使った者に対して大した負担はない。だから、皆魔法ばかり使うようになり、竜の力自体忘れたんだ。」

そう言うと、俺は立ち上がり

裕翔「話はそれだけだ。古田上官。俺は部下を連れて基地に戻ります。明日、報告書を提出します。」

そう言うと、俺は部下の元に向かった。

真由美「ちょっと!!裕翔君!!」

と真由美の声が聞こえたが、無視した。

 

そして残された真由美達は

真由美「もう、まだ聞く事はいっぱいあるのに。」

と顔を膨らまていた。

古田「すまないね。彼は元々人と人と関わるのが嫌いでね。中学の頃も学校には殆ど通わず、任務のことばかりでね。」

真由美「ご両親は・・・・。」

古田「彼が幼い頃にテロによって亡くなってしまってね。4歳の頃に母親を、10歳の頃に父親をね。また11歳の時には妹さんも爆破テロに巻き込まれて、今でも目を覚まさないんだ。」

真由美「そうなんですか・・・・・。他にご家族は・・・・。」

古田「お姉さんがいるが、今は仕事で忙しくて基本は彼1人だ。」

真由美「そんな、事が・・・・。」

摩利「葉山もずっと苦労してきたんだな。」

克人「俺たちとは違い、今までずっと違う世界で生きてきたんだからな。」

と真由美達はただ裕翔が去っていく後ろ姿を見ていた。

 

翌日

午前7時

第1高校

 

昨日事から一夜明けた今日、学園では変わらず多くの生徒が登校してきていた。

アスナ「おはよう。キリト君。」

キリト「あぁ、おはよう。」

リズ「おはよう。アスナ。」

とキリト達も何も変わらずいつも通り登校してきていた。すると、

摩利「おはよう。3人とも。」

克人「おはよう。」

と2人も挨拶してくる。そして、

真由美「みんな~、おはよう。」

と真由美もやって来る。

摩利「真由美。登校してきて大丈夫なのか。」

真由美「大丈夫よ。別に怪我をしてたわけじゃないんだから。それで、・・・・・裕翔君は・・・・。」

と裕翔を探すが、

摩利「今日はまだ来てないようだな。昨日ならこの時間には来ていたが。」

キリト「もう、ここには来ないかもな。」

真由美「どうして!?」

キリト「本来、知られたくない事を知られたんだ。居なくなっても不思議じゃないだろ。」

真由美「そんな・・・・。」

克人「仕方がないだろ。」

摩利「そうか。ウザイ奴で腹は立ったが、・・・・・。」

と言っていると、

?「ウザイ奴で悪かったな。」

と聞き覚えのある声が聞こえてくる。

キリト「えっ!?」

振り返ると、そこには制服姿の裕翔がいた。

キリト「学校を辞めたんじゃなかったのか。」

裕翔「辞めるわけないだろ。上官の命令なんだから。」

摩利「てっきり、学園から出て行ったと思ってたぞ。」

裕翔「色々あって、これからも通うことにしたんだよ。」

そう言うと、俺は席につく。すると、

真由美「裕翔君。ありがとね。助けてくれて。」

裕翔「・・・・その呼び方辞めろ。」

真由美「えっ!?」

裕翔「その呼び方嫌いだから。普通に葉山でいい。」

真由美「分かったわ。よろしくね。葉山君。」

裕翔「・・・・・・よろしく。」

こうして、俺の新しい学園生活が始まった。

 

つつく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。