まるで狐を思わせる顔とヒレを持ったドラゴンに轟と葉隠は呆然。ミツネは気にせず敵たちに言う。
「ねぇ。私の爪、鋭いでしょ?あんた達なんて秒殺だよ。いいの?いいの?」
「ひいいいいい!!」
「ごめんなさい!ごめんなさい!!」
「言います!!言います!!」
『勘弁して下さーい!!』
スレンダーで美しい姿なのだが、鋭い爪、恐ろしいセリフで堕ちた。
「よろしい。轟君氷溶かしてくれるかなぁ。こいつらはシャボン玉で閉じ込めるからさ」
「あ、ああ」
ミツネに言われ、氷を溶かし始める轟。一方葉隠は興味津々。
「ミツネちゃんの個性綺麗!!すごーい!!なんでシャボン玉出せるの!?」
「お父さんがドラゴン。お母さんが人魚だからね」
「アー!なるほど」
(リューキュウぐらいってこういう事だったのか)
轟も納得した。
「竜間そろそろ溶けるぞ」
「うん。ふ――――」
こうして敵全員シャボン玉に閉じ込められた。
「さーて。知っていること教えてほしいなー。私の爪、赤黒く染めたくないし」
そう言ってワザとらしく爪を見せるミツネ。敵たちは青ざめながら説明する。
「理由は脳無だ!!」
「のうむ?」
「なんだそれは?」
「脳がむき出しの奴だよ!!グロイ奴!!」
(((あれか)))
三人は確かに靄のワープから脳みそむき出しの敵がいたことを思い出す。
「詳しくは知らねェ。だがオールマイトの攻撃に耐えられるほどらしい。」
「オールマイトはそいつが倒すそうだ。」
「ええぇぇ!?それじゃ急がないと!!」
オールマイトの攻撃に耐えられる。それを聞いて葉隠は慌てる。
「二人とも絶叫系は大丈夫?」
「別に大丈夫だが…」
「むしろ好きだよ」
それを聞いたミツネは二人の襟首を銜えて自分の背中に乗せた。
「二人とも!このまま行くからしっかり掴まってね!!」
背中に乗せて滑走してくれるようだ。
「分かった!」
「よっしゃあ!!」
轟と葉隠はしっかりと掴まる。
「行くよ―――!!」
ズザアアアアアア!!
一気に滑走するミツネ。これなら速く着くだろう。
「うん?ちょっと待て竜間。扉があるぞ」
「えぇ!?大丈夫なの!?」
ここ、土砂ゾーンは土砂が流れ出ない様になのか壁に囲まれている。ミツネ達の行く先には出入り口の扉があるのだが、閉じていた。
「ふふ…大丈夫!!!」
ドゴオォン!!!
0ポイント敵を大破したドラゴンテールアタックでぶっ壊した。
「おお!ホントに大丈夫だった!!」
(………首席だった理由がよくわかった)
皆の下へ行くために、三人は更に進むのだった。