轟と葉隠を乗せて滑走するミツネ。しばらくすると相澤が戦闘していた広場が見えてきた。ミツネは見つける
「うわ!本当にオールマイトが劣勢だよ!!」
敵襲撃の連絡が届いたのか来てくれたオールマイト。そして脳無にプロレス技で有名なバックドロップを決めようとしていたみたいだが、脳無は黒モヤの個性のお陰で無事。しかもオールマイトの真後ろに出来た出口を利用して彼を掴む。指がめり込んでいるのか血が出ていた。
「えぇー!!相澤先生と13号は大怪我だしどうすればいいのー!?」
慌てる葉隠。彼女の言う通り、相澤と13号は重傷。自分たちの様に敵(チンピラ)を撃破したA組もいるようだが、相澤は安全な場所へ運ばないといけない。13号の傍にいないといけない。
「オールマイトォ!!!!」
出久が走る。無謀にもオールマイトを助けようとしているようだ。
「竜間。今、急ブレーキできるか?」
轟の問いにミツネは「任せて!」と答える。
キイイイイイイイイイイイ!!!
鋭い爪で急ブレーキをしたミツネ。止まった瞬間、轟はミツネの背中から降りると
ボオオオオオン!!!
「どっけ邪魔だ!!デク!!」
ミツネ達と同じく来てくれた爆豪が横から黒モヤに攻撃を仕掛けてくれた。
「てめぇらがオールマイト殺しを実行する役とだけ聞いた」
轟は脳無の下半身を氷漬けにする。
「透ちゃん、今の内に皆の傍へ」
「うん!」
出入り口の傍で「こっちー!」とお茶子が慌てて手を振る。ミツネに降ろされ、葉隠は急いで皆の下へ向かった。
「だあー!!」
手を沢山付けた敵に攻撃を仕掛ける切島。しかしあっさり避けられた。
「くっそ!!!いいとこねー!」
「スカしてんじゃねぇぞモヤモブが!!」
「平和の象徴がてめぇら如きに殺れねえよ」
「そうそう。あんた達命知らずね」
「かっちゃん…!皆…!!」
頼りになる皆が来てくれたことに出久の目に涙が溜まる。すると脳無は氷漬けの体を壊しつつ動き始めた。手だらけ敵曰くこれは超再生とのこと。
(なるほどオールマイトの攻撃でも再生するって事ね)
すると脳無は攻撃を仕掛ける。狙いは出入り口である黒モヤを抑える爆豪
(させない!)
ドゴオォン!!!
「ふー大丈夫?」
「なんで助けんだよ!?モヤモブ逃げただろうが!!!」
「え?今更だけどその声、竜間さん!?」
怒鳴る爆豪。出久は慌てて確認する。ミツネは「そうだよー。」と答えた。
「竜間少女、ありがとう!助かった!」
一番近くにいたミツネがぶっ飛ばしたのだ。爆豪が助かったことにお礼を言うオールマイト。
「いえいえ。でも今は…」
そう言って飛ばされた脳無を見る。やっぱりドラゴンテールアタックでも再生した。手だらけ敵はオールマイトと話す。「暴力は暴力しか生まない」というがどう見ても自分が楽しみたいだけにしか聞こえない。
また攻撃を仕掛ける脳無。オールマイトの対応は
ドドドドドドドドドドドドドドドド!!
真正面からの殴り合い。無効じゃないなら限度がある。だからいつも以上の力でねじ伏せるのだ。
「ヒーローとは常にピンチをぶち壊していくもの!敵よ こんな言葉を知っているか!!?
Plus Ultra!!」
脳無をぶん殴るオールマイト。オールマイトのいつも以上の拳を喰らった脳無はUSJのドームに穴を開け、どこかに飛んで行った。
「………場外ホームラン」
「………漫画かよ」
オールマイト対策として造られた脳無を倒したオールマイト。気迫と実力、それはまさしくNo1ヒーローに相応しかった。