ドラゴンガールのヒーローアカデミア   作:WATAHUWA

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第二種目

予選突破した生徒たちに第二種目を発表するミッドナイト。本選である第二種目は

 

「コレよ!!!」

 

 

 

 騎馬戦

 

2~4名の騎馬を組むチーム戦だ。先ほどの結果に従いポイントが振り当てられる入試のようなポイント稼ぎである。

 

そして1位は

 

 

 

「1000万!!!!」

 

 

(うわぁ)

 

つまり1位になった出久は美味しそうな兎と同じ状況ってことだ。

 

(どうしよう。皆が兎を狙う狼にしか見えない)

 

ミツネの思っているように周りは獲物を狙う獣にしか見えなくなった。出久、哀れなり。チームを決める時間は15分。出来上がった騎馬に全員の合計ポイントが書かれたハチマキが与えられる(しかも取りやすい)。最終的に奪ったハチマキのポイントで結果を競うのだ。更に重要な説明が一つ。

 

 

 

「ハチマキを取られてもまた騎馬が崩れてもアウトにならないってところ!」

 

なので一旦奪われて身軽になる作戦もできるのだ。こうして交渉が開始された。

 

「ん――誰にするか。(実力があるのは轟君と爆豪君。でも二人は間違いなく私以外を選ぶな。私に勝つって気配がビシビシ来るし)

 

さてどうしようかと考えるミツネ。すると

 

「竜間俺とやろうぜ!お前の機動力なら出来る!俺の個性と組み合わされば無敵だ!!」

 

そう言ってきたのは峰田。確かに峰田の個性は人などをくっつけて動けなくすることが出来るだろう。しかし

 

「ごめん。百ちゃんにやらかした峰田君は無理」

「ガ━━(゚Д゚;)━━ン!」

 

そう……峰田は個性を使って八百万の尻にくっつき、ゴールしたのだ。他の人だったら別に良いが、峰田だったら間違いなくミツネにもやらかすだろう。峰田は無理と分かった瞬間、他の女子たちにお願いしていくが当然無理だった。

 

「ねえ。俺とやらない?」

「?」

 

話しかけてきたのは以前、A組に宣戦布告してきた普通科の男子、心操人使だ。

 

(普通科の…ん?)

 

ミツネはあることに気づく。ヒーロー科を目指すにしては体は鍛えられていない。でもA組に自信満々に宣戦布告。つまり

 

(体を使わなくても戦える個性。人を挑発するような口調からして洗脳)

 

ミツネは耳を隠し、にっと笑う。バレてると分かった心操は深いため息をつき、降参とばかりに両手を上げた。それを見たミツネは手を降ろす。

 

「何でわかったのさ」

「ヒーロー科を目指すにしては鍛えられていない。でも自信満々。つまり体を使わなくても戦える個性。挑発する口調からして発動条件は会話。洗脳系?」

 

「やっぱり君も「犯罪者向き」って言うでしょ」

 

ミツネが思った通り、心操の個性は洗脳。そしてそれゆえに「犯罪者向き」と言われてたようだ。

 

「あなたは敵になりたいの?」

「……ヒーローになりたいからここに居る」

 

心操は小さい声で答える。彼自身ヒーローに憧れているから雄英に入学したのだ。敵になりたいなんて少しも思っていない

 

「そうそう。ちゃんと世の為人の為に考えているなら大丈夫。気にしない気にしない」

 

ミツネはエンリューから「被害者出さずに敵を捕獲。それが基本」と教わっていた。なので心操の個性は簡単に敵を捕らえることが出来るヒーローに相応しい個性なのだ。

 

「竜間さーん。俺たちとやらない?」

「君なら大歓迎☆」

 

話しかけてきたのは尾白と青山だ。

 

「良いよー。その代わり彼も入れていい?」

「あれ?普通科の」

「宣戦布告した男子☆」

 

やっぱり印象的だったから二人も覚えていた。

 

「彼の個性も凄いよー。洗脳だけど考え方次第ではヒーロー向き!素直に渡してくれるから私たちは怪我しない!どうする?」

 

味方になったら頼もしいコトをミツネは説明する。

 

「なるほど。確かに奪うのがやりやすい」

「なら君も大歓迎☆」

「………。」

 

ちゃんと説明すればヒーロー向きだと理解してくれた。こうしてミツネ、心操、尾白、青山はチームを組んだ。

 

《》

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