ドラゴンガールのヒーローアカデミア   作:WATAHUWA

25 / 52
職場体験開始

職場体験

 

体育祭の様子でプロヒーローに来て欲しいと指名があった者はその中から選び、指名がなかった者は事前に雄英がお願いした受け入れ可の事務所40件から選ぶ。ミツネの場合は体育祭で泡スケートや水ブレス等泡や水を使った技を披露したためかマニュアルやウォッシュ。バックドラフト等々泡や水を使うプロヒーローの指名が多かった(ちなみに事務所は4100件)。

 

職場体験当日

 

ミツネが選んだヒーロー事務所は…

 

「ミツネちゃんいらっしゃい!」

「ようこそエンリューヒーロー事務所へ!」

「エンリュー首を長くして待ってたよ」

「お世話になります!」

 

父・エンリューの事務所だ。彼の相棒たちとは顔見知りなので、ミツネは全然緊張せず接する。

 

「エンリューがコスチュームに着替えてから所長室においでって言ってたよ」

「わかりました」

 

更衣室でヒーローコスチュームに着替えたミツネは他の相棒たちに「似合ってる」と褒められながら所長室へ進む。

 

こんこん

 

「どうぞ」

「失礼します」

 

所長室にはどう見ても楽しみにしてたよオーラが出ているエンリューが居た。

 

「ようこそエンリューヒーロー事務所へ!」

「よく来てるけどねー」

 

まず最初にやることはヒーロー活動についてだ。

 

「まずはヒーロー活動についてだ。ヒーローは一応公務員だが一般的な公務員とは何もかもが著しく異なる。仕事内容は基本的に犯罪の取り締まりと人命救助。そして任務が完了したら貢献度を申告。専門機関の調査を経て給料が振り込まれるんだ」

 

「基本歩合だね」

 

「その通り!あとは”副業”をすることを許されている。ただし公務に定められた当時相当もめたらしい。副業が出来るのは市民からの人気と需要に後押しされた名残だ」

 

「ウワバミがよくやってるよね。昔はヒーローより女優って思っちゃったよ」

「………気持ちはよくわかる。」

 

ミツネの言葉にエンリューは頷く。スネークヒーローと呼ばれる女性のヒーロー・ウワバミは戦闘は基本出来ないが敵捜索・災害救助に相応しい優れた索敵タイプの個性を持っている。そして容姿が良いため、化粧品の広告や写真集などの副業が多いのだ。

 

「とりあえず気を取り直して…ヒーロー名は何にしたんだ?」

「シャボン玉の玉と名前を合わせてタマミツネにした。ドラゴン姿にも結構合ってたよ」

 

エンリューはミツネのドラゴン姿を思い浮かべる。あの姿でタマミツネ。

 

「いいな。それ。サインは書けるか?」

「サイン?」

 

エンリューは説明する。

 

「ヒーローになるならサインも書けるようにならないといけない。一応、公務員だけど芸能人の感覚もあるからな。さらに体育祭トップ3に入った奴がコスチュームを着ていたならサインをねだられる。実際、俺もねだられた」

「あーなるほど」

 

確かに登校日、色んな人たちに話しかけられた。ヒーローコスチュームを着て歩いていたなら間違いなくねだられるだろう。

 

「はい。とりあえずデザイン考えよう。

 

そう言ってエンリューはペンとメモ帳を渡した。

 

「サイン…サイン……駄目だこれ……これはしっくりこない…うーん」

 

書いてはボツを出すミツネ。しばらくして…

 

「よし!出来たぁ!」

 

中々オシャレなサイン。さらに傍にはドラゴン姿を簡単かつ可愛く描かれたイラストもあった。

 

「なるほど親しみやすくするためにイラスト付きか。よろしい!次はパトロールだ」

 

パトロールする場所を説明したエンリューはミツネを連れて出発した。

 

「おお!エンリューだ!!」

「やっぱカッケーな!!」

 

やはりというかエンリューは囲まれた。

 

(うーん。さすがお父さん)

 

すると

 

「ドラゴンガールサインちょーだい!」

 

女の子がお絵かき帳とペンを出した。

 

「イイよー。でも私のヒーロー名はタマミツネだからね?」

「たまみつね?」

「そう。タマミツネ。約束できるかな?」

「できる!」

「よしよし。良い子ちゃんに書こうねー!」

 

そう言ってミツネはサラサラと考えたサインを書いた。

 

「タマミツネありがとー!」

「お礼言えて偉いねー」

 

するとだ。

 

「あ!あの子雄英の!」

「うん!3位になった子!あの写真良いですか?」

「良いですよ」

 

今度は若い女性二人だ。

 

「ドラゴンの時の顔、狐だから指を狐にしてくれませんか?」

 

そのお願いに「こんな感じですか?」と両手の指を狐にし、ポーズをする(鳴〇

定番ポーズ)。

 

「「キャ――♡」」

 

刀剣〇舞をしているのか女性たちは興奮気味にスマホで連写した。

 

「ありがとねー」

「楽しかったよー」

「こちらこそ楽しかったです」

 

3人で記念撮影(カメラマンはエンリュー)を終えた後、女性たちはご機嫌よく去った。

 

その時だ。

 

「あああああああ!ひったくり―――――!!!」

 

気弱そうなサラリーマンのカバンを奪ったのだ。しかし

 

ガシガシ

 

「ひったくりはいけねぇーぜ」

「ぎゃあああ!?エンリュー!?」

 

エンリューによってあっさり捕まった。

 

「ありがとうございます!大事な資料が入ってたんです!私、首になるとこでした!(泣)」

「それは良かった」

 

「おおー」

「さっすがエンリュー!」

「個性無しで原付掴むなんてすげー!」

 

ミツネは当然、周りの一般人も思わず拍手を贈った。

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。