「うわぁ…」
思わずそう言ってしまうミツネ。翌日、A組の教室にはどんよりとした空気を背負った切島、芦戸、砂藤、上鳴が居た。彼らは教師から逃げ切ることも、カフスで捕らえることも出来なかったのだ(さらに瀬呂は開始早々眠らされた)。間違いなく林間合宿へ行けない。そうしている内に相澤が来た。
「残念ながら赤点が出た。したがって」
やっぱり自分たちは行けないか。そう思ってしまう4人。
「林間合宿は全員行きます」
「「「「どんでんがえしだあ!」」」」
全員林間合宿へ行ける。4人は嬉しさのあまり叫んだ。赤点は切島、芦戸、砂藤、上鳴。さらには開始早々寝かされた瀬呂である。赤点出した者は林間合宿へ行けないのは嘘。赤点取った者こそ合宿に参加しないといけない。つまり合理的虚偽だ。(ただし赤点は赤点なので補習時間がある)。とりあえず全員行けることになった。
「明日休みだしテスト明けだし……ってことでA組皆で買い物行こうよ!」
「あ、それ賛成!」
合宿は一週間。その分大荷物になる為、必要な物が色々ある。なので葉隠提案・皆でお買い物へ行くことになった。
ただし
「行ってたまるか かったりィ」
「轟君も行かない?」
「休日は見舞いだ」
「それは仕方がないか」
爆豪は嫌がったり、轟(母と無事に和解できた)の様に大事な用事があるため行けないのが数名出た。
翌日
「ってな感じでやってきました!」
A組数人は合宿に必要な物を買いに県内最多店舗数を誇るナウでヤングな最先端と有名なショッピングモール・木椰区ショッピングモールに来た。そのままの通り、色々ある。実際、障子のように腕が6本。飯田の様に足がごつい。ミツネの様にデカく変身する個性を持っていて着るものが限られている人でも必ず見つけられるほどなのである。
「とりあえずウチ 大きめの買わなきゃ」
「あ、それ私も」
「あら では一緒に回りましょうか」
耳郎、ミツネ、八百万は大きめのキャリーバッグを希望。アウトドア系の靴を探しに行く上鳴や葉隠もいるため、時間を決め、一旦自由行動をすることになった。
「うーん。色々」
「さすが最先端」
ミツネと耳郎は固まる。キャリーバッグ等旅行に必要な物を売っている店舗に来たのだが、大きい物が色々ありすぎてどれを選べばいいのかわからないのだ。
「それでしたら私が選び方のコツを説明しましょうか?」
「コツ?」
「やっぱりコツってあるんだ。」
ミツネと耳郎は八百万のコツを聞いて選ぶ事にした。
「合宿は一週間ですからね。それでしたらサイズは70Lから80Lが良いんですの」
八百万は選び方を説明する。何泊でサイズが決まり、機能・素材で絞り込む。おまけとして他の人の物と間違えないようネームタグを付けたり、トラベルポーチで中身を整理整頓すると良いそうだ。
「説明ありがとうヤオモモ!」
「おかげで良い物見つけられるよ!百ちゃんすごい」
「りょ、旅行によく行くのでキャリーバッグは使うんですの」
((お嬢様))
なるほど。色んな所へ旅行するから選ぶのが得意なのかと思った二人であった。
実際、アニメで旅行に行くって言ってましたからね