ドラゴンガールのヒーローアカデミア   作:WATAHUWA

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2日目

PM5:20

 

A組は魔獣たちに妨害されつつも魔獣の森を突破した。

 

「ミ、ミツネちゃん毛先が青い!」

「あー…」

 

ミツネの髪の毛先が青かった。さらに

 

くーきゅるきゅる

 

空腹の音が聞こえた。

 

「……お腹空いてる?」

「うん。疲れたら異様にお腹がすくし、ヒレは青くなるの」

「あ、なるほど」

 

その言葉に葉隠は納得する。確かに全員泥だらけ。くたびれている。それはミツネも同じ。毛先が青くなるのは当然だった。ちなみに試練はプッシーキャッツの実力自慢である。しかし思っていたより早く到着した。そのためピクシーボブが中でも魔獣を瞬殺した出久、轟、爆豪、飯田に「三年後が楽しみ!ツバつけてとこ―――!!」とツバをつけられたり(適齢期が理由)、出久がマンダレイの従甥(従兄弟の息子)の洸汰(一緒にいた男の子)に男の急所を殴られるは「つるむ気はねえよ」とまるで爆豪の弟と勘違いしてしまう程のセリフを言われるはと大変だった。

 

『いっただきまーす!!!』

 

荷物を部屋に置いた後、夕食を食べ始めるA組。お昼抜きで魔獣の森を通ったせいでかなりお腹が空いている。全員、たくさん食べた。

 

そして最後は…

 

『温泉だ――――!!!』

 

入浴なのだがなんと温泉だったのだ。女子達は体を洗った後、温泉へ入る。

 

「気持ちいいねぇ」

「温泉あるなんてサイコーだわ」

「ああー…極楽ー…」

 

疲れた体に温泉は最高だった。

 

「あー…このまま寝たい」

「いや駄目だからね!?」

「のぼせちゃいますわ!」

 

美味しい夕食に温泉。そのおかげで疲れが取れ始めるミツネ(毛先がピンクになり始めた)は流石にやってはいけないことを言い始める。

 

「気持ちはわかるけどさー」

「うー分かった。寝ないよ」

 

残念そうに言っているとだ。隣から「峰田くんやめたまえ!」と飯田の声が聞こえてきた。

 

「あ、あいつまた!!」

「皆迎撃するよ!」

 

ミツネは急いで数個の桶を持ってくる。峰田が現れた瞬間、投げつけるためだ。

 

「壁とは乗り越えるためにある!!Plus Ultra!!!」

「速っ校訓穢すんじゃないよ!!」

 

そろそろ来るだろう。構える女子たち。しかし現れたのは

 

『洸汰くん?』

 

洸汰の後頭部だった。

 

「ヒーロー以前にヒトのあれこれから学び直せ」

 

見張りをしていた洸汰によって峰田は落ちた。そのことに安心した女子たちは

また温泉に戻る。

 

「やっぱり峰田ちゃんサイテーね」

「ありがと洸汰くーん」

「ナイス正論!カッコ良かったよー」

 

峰田に呆れ、見事成敗した洸汰を称える女子たち。その声に振り向いてしまった洸汰は

 

「わっ/////」

『洸汰く―――――ん!!?』

 

女子たちの中々のスタイルに驚き、落ちた。

 

「洸汰くん大丈夫!?」

「怪我してない!?」

「男子!大丈夫なの!?」

「洸汰くん起きてるなら声あげてー!!」

 

男子湯に落ちたため、確認することが出来ない女子たち。すると「大丈夫!キャッチした!」と出久の声が聞こえた。その言葉に安心する女子たち。こうしてとても濃い一日目が終わった。

 

ー2日目・早朝ー

 

今日から本格的に始める。合宿の目的は全員の強化及びそれによる”仮免”習得。個性も筋肉と同じで身体機能の1つ。その為、鍛えれば鍛えるほど強くなるからだ。 しかし疑問がある。

 

「私達21人同時に鍛えるの大変じゃない?」

「B組入れたら42人だよな?」

「たった6名で管理できるんですか?」

 

その疑問に相澤は「だから彼女らだ」と言った。

 

「煌めく眼でロックオン!!」

 

「猫の手 手助けやって来る!!」

 

「どこからともなくやって来る… 」

 

「キュートにキャットにスティンガー!!」

 

ビシィ!!

 

「「「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!!!」」」」

 

 

他のメンバー、おバカ系のラグドールとパワー系の男(元・女性)の虎を入れてフルverポーズを決めたワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ。彼女たちは説明する。

 

1.ラグドールが自らの個性「サーチ」で皆の弱点を調べる。

2.ピクシーボブの個性「土流」(魔獣は彼女の作品)で皆に合った鍛錬場を形成。

3.マンダレイの個性「テレパス」でどこが悪いかと複数の人にアドバイス。

4.虎が皆を鍛えるために殴る蹴るの暴行する。

 

「な、なるほど」

「これなら大人数相手でも」

「管理しっかりできるな」

 

確かに彼女たちの個性なら大人数の管理をしっかりできる。最後の虎が殴る蹴るの暴行するは微妙だが納得した。

 

「じゃー行くよー…「サーチ」!!」

 

ラグドールが個性を発動させる。

 

「青山 優雅!個性を使い過ぎるとお腹壊すね!ひたすらレーザーを射出し続けなさい!」

「それじゃあ危なくないよう遠くに鍛錬場作るから」

「ウイ」

そう言ってピクシーボブが鍛錬場を作り出す。青山はそこへ向かった。

 

「芦戸 三奈!あんたは皮膚の耐久度強化!酸を沢山出して強い皮膚を作りなさい!」

「向こうで色んなものを溶かしてね」

「ハーイ!」

 

芦戸は元気に応える。

 

「蛙吹 梅雨!蛙なら跳躍力とベロ力を鍛えて」

「高い崖を作るわ」

「ケロ」

 

梅雨は崖の方へ向かう。

 

「飯田 天哉!地力を鍛えること!合宿の外回りをひたすら走りなさい」

「迷子にならない様にコースを作るわ」

「はい!ありがとうございます!精一杯がんば『さっさと行け』

 

飯田はコース場へ走った。

 

「麗日 お茶子!使い過ぎると酔うでしょ!“個性”を使いまくって吐き気に慣れなさい!!」

 

「じゃあゾーブが良いわね。派手なコース作るから♪」

「は、はい」

 

その説明にお茶子は青ざめた。ゾーブとは透明のボールの中に入り、斜面を転がり落ちるアトラクション。派手なコースを個性を使いながら転がったら間違いなく吐く。

 

「尾白 猿夫!尻尾を強くするためにひたすら硬い物を殴りなさい!」

「これを殴って」

「はい!」

 

尾白はピクシーボブが作った物へ近づいた。

 

「上鳴 電気!使い過ぎるとバカになるのね!発電機から電撃を浴び続けて!」

「みんなが危ないからあの山でね」

「はい!」

 

上鳴は作られた山へ向かう。

 

「切島 鋭児郎!硬化状態で尾白に殴られなさい」

「よっしゃ!尾白やろうぜ!」

「わかった!」

 

切島はさっそく尾白の元へ行く。

 

「口田 甲司!個性が声なら離れたところにいる動物にも聞こえるよう物凄く大きく発声練習!」

「向こうでね」

(は、はい)

「「声出す!」」

「は、はい!」

 

口田は小さい声で答えた。

 

「砂藤 力道!、効果時間とパワーの増幅のために糖分を摂取しながら「個性」を使い続ける!」

「はい。虫歯にならないでね」

「はい」

 

砂藤はケーキを食べながらダンベルを持ち上げる。

 

「障子 目蔵!複製速度強化や、複数同時複製時のコントロール調整!」

「わかった」

 

障子は腕から出た口で答える。

 

「耳郎 響香!ジャック部分を鍛えて音質をよくする様に!ジャックをひたすら打ち付けて!」

「はい、これにね」

「はい」

 

耳郎は作られた塊に打ち付ける。

 

「瀬呂 範太!テープの容量、強度、射出速度を強化すること!ずっとテープを伸ばしなさい!」

「は、はい」

瀬呂は皆に絡まらないように離れたところに行く。

 

「竜間ミツネ!疲労時は泡で転倒しやすいでしょ!?疲れていても転ばないよう泡スケートし続けなさい!!」

「コース作っておくから」

「はい」

 

ミツネは出来上がったコースで泡スケートを始めた。

 

「常闇 踏陰!暗闇の中で黒影と喧嘩!」

「なら洞窟を作るわ」

「わ、わかった」

 

常闇は青ざめながら作られた洞窟へ入る。少しして「ぎゃあああああああ」と悲鳴が聞こえてきた。

 

「轟 焦凍!使い分けに気を取られすぎ!お風呂につかりながらの氷結使用で体を氷結に慣れさせ、同時にお風呂の温度を燃焼で一定に保つという訓練ね!」

 

「マンダレイがドラム缶風呂用意してるから」

「はい」

 

轟はマンダレイが用意してくれたドラム缶風呂へ入る。

 

「葉隠 透!透明人間なら気づかれない行動できるように!障子とかくれんぼ!」

「はーい!」

 

葉隠は障子の元へ行き、かくれんぼを始めた。

 

「爆豪 勝己!汗が爆発するなら汗腺を広げて爆破の規模を大きくすること!ドラム缶風呂に手を浸けながら爆破して!」

「はい、またドラム缶風呂ね」

「ああ」

 

爆豪はアツアツの湯に手を入れた。

 

「緑谷 出久!単純な増強型“個性”なので、地力を鍛えて!」

 

ズン

 

「我の出番だな」

「ひぃ!」

 

虎の気迫に引いてしまう出久。虎は出久を掴む。

 

「我ーズブートキャンプをするぞ」

「は、はい!」

「イエッサと言え!!」

 

バキッと殴る虎。出久は殴られつつも「イエッサ」と答える。

 

「声が小さい!!」

 

「イエッサァ!!」

 

・・・・・・・・・軍人だった。

 

「峰田 実!もぎり続けても血が出ない頭皮を作るために、もぎり続けて!」

 

「ひい」

 

痛々しい訓練だった。

 

「八百万 百!色んな事をしながらモノづくりが弱点ね!砂藤と一緒にものを食べながら「個性」を使い続けて!」

「は、はい」

 

八百万も砂藤と一緒に食べながら訓練を始めた。後から来たB組一同は語る。

『この様子は地獄絵図のようだった』と。

 

夕方。この日のA組、B組は死にかけていた。

 

 

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