林間合宿3日目
『あああああああああああああ!!!』
今日もA組、B組の大声が響き渡る。青山はビームを沢山出して腹痛が酷い。お茶子は透明ボールに入ってピクシーボブ特製コースを転がり、上鳴は電気を浴びまくるあまりアホ顔となり、口田は恥ずかしいのを我慢して発声練習。常闇は黒影と喧嘩等々。出久は虎発案・我ーズブートキャンプをやりつつ
「5%デトロイト スマッシュ!!」
「まだまだぁ!!お前はまだやれるよぉ!!」
バキィ!!
「イエッサァ!!」
虎に殴る蹴るの暴行をされている。ミツネと飯田も
ぐにゃ
「おお!?」
「ひゃあ!?」
この世はいつ何が起こるかわからない。それを考えているのかピクシーボブは時々不意打ちでコースの形を変える。そのため
ごん
「ゔ!」
ずる~~~
「あああぁぁぁー(汗)」
飯田はコースにぶつかり、疲れ始めているミツネはその勢いで転倒。そのまま滑った。どの訓練もとても大変だが一番大変なのは
「補習組動き止まってるぞ」
「オッス…!!」
「すいませんちょっと…眠くて…」
「昨日の補習が…」
切島、芦戸、瀬呂、上鳴、砂藤達補習組である。実は他の皆が寝た後も補習。寝不足なので、疲れがあまりとれていない状態での訓練なのだ。でも今日はまだ頑張れる。今夜はお楽しみイベントがあるからだ。
夕方
「さあさあキティたち!休んでる暇なんてないよー!」
「今日は肉じゃが!!美味しいの作れ!!」
『……イエッサ』
ピクシーボブとラグドールの言葉にA組は弱弱しく答えた。
「えーと味付けはなんだったけ」
「お醤油とみりん、後黒糖。」
「黒糖?」
芦戸の味付けににミツネはテーブルに置いてある砂糖。じゃなくって隣にある黒糖を示した。
「ケロ?なんで黒糖?」
疑問に思う梅雨。でも出久は何かわかったようだ。
「あ、エンリューとリューキュウが沖縄出身だから?」
出久の言う通りエンリューとリューキュウは沖縄出身。だから普通の砂糖より沖縄特産品の黒糖の方が好みかと思った。
「ううん。お母さん曰く肉じゃがの味付けなら砂糖より黒糖の方が美味しいのよって言ってるの。小中の給食に出た肉じゃがと食べ比べたら確かに黒糖の方が美味しかったなー」
「へーそうなのか」
「なら最高の肉じゃがは黒糖にしよう!」
そんなわけで今日の肉じゃがの味付けは黒糖にした。
『いっただっきまーす!!』
肉じゃがが出来上がり、A組は早速食べる。
「うめェ!」
「確かに美味い!!」
「あれだ!黒糖ならではのコクがにじみ出てるんだ!だから醤油が少なめでも美味いんだ!!」
「ホント美味しー!」
黒糖入り肉じゃがは大好評だった。
「ありがとう竜間くん!最高の肉じゃがが出来たよ!」
「どういたしまして」
こうして皆は楽しい夕食を終わらせた。
「腹もふくれた皿も洗った!お次は…」
「肝を試す時間だー!!」
楽しみにしているイベントは夏イベントの定番、肝試しだ。やっと楽しいイベントの時間が来たことに補習組の芦戸は大喜び。しかしだ。
「これから俺と補習授業だ」
「ウソだろ」
相澤曰く日中の訓練が疎かになっていたのでこっちを削るらしい。
『うわああ堪忍してくれえ試させてくれぇ!!』
「……いつかプチ肝試しやろうか」
「……うん」
物凄く楽しみにしていたのに出来ない。相澤に引きずられて行く補習組の悲しい悲鳴にミツネと出久はいつか小規模ながらも肝試しをさせて上げようと思った。