ドラゴンガールのヒーローアカデミア   作:WATAHUWA

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入寮

 

後日雄英は生徒の安全を確保する為に、全寮制度を急遽導入した。詳しく説明するために家庭訪問をする教師たちだが当然、被害にあった生徒の家庭は本当に大変だったが生徒本人の説得によりなんとかクリアした。

 

そして入寮当日

 

「ミツネちゃん良かったー」

「ボロボロだったし、目がやられていたし」

「もう大丈夫なの?」

「うん。移植手術は成功。みんなの顔ちゃんと見えてるよ」

 

 

【挿絵表示】

 

 

そう答えるミツネ。元は他人の角膜なのと激怒した時ほどではないが毛先がほんの少し赤く染まっているためか少し雰囲気が違う様に見える。

 

さて雄英生徒が今日から生活する寮“ハイツ・アライアンス”について説明しよう。

 

1棟1クラス。入って右が女子棟。左が男子棟。1階は共同スペース(食堂、風呂、洗濯、談話スペース)で2階以上が居住区である。更には一人一部屋。エアコン、トイレ、冷蔵庫、クローゼット付き。本当に学生寮なのか?と思ってしまう程の贅沢空間だ。

 

「とりあえず今日は部屋作ってろ。明日また今後の動きを説明する。以上解散!」

『ハイ先生!!!』

 

相澤の指示に従い、A組は自分の部屋へ入った。部屋には事前に送っていた私服や勉強道具等々寮生活に必要な物が段ボール箱に入っている。

 

「えーとまず家具からやって」

 

ミツネも部屋を自分好みに変えていく。

 

しばらくして夜になった。

 

「終わったー」

 

ミツネは終わったので1階共同スペースに行くことにした。

 

「あ、ミツネちゃん!」

「部屋出来たの?」

「うん!出来た」

 

エレベーターで降りる間に他の女子たちと合流する。話題はやっぱり部屋だった。

 

「私は可愛く出来たよー!」

「私もー!」

「うーん。ウチはちょっとね」

「私も色々ありまして」

「私はホントに普通。」

 

すると皆の部屋に興味を持った芦戸はある事を提案する。

 

「お部屋披露大会やらない?」

 

お部屋披露大会。

 

確かに自分以外の部屋気になる。

 

「いーね!せっかくだから男子も誘お!」

「賛成!」

 

ー1階共同スペースー

 

そこには自分の部屋が出来上がり、やっとのんびりしている男子たちが居た。芦戸はさっそく聞く。

 

「お部屋披露大会しませんか!?」

 

その中で数人の男子が青ざめた。

 

「わあああダメダメちょっと待――!!!」

 

出久が大慌てで叫ぶが間に合わなかった。

 

「オールマイトだらけだ。オタク部屋だ!!」

「オー色々!」

 

出久らしいオールマイトグッズが満載の部屋だった。

 

「フン下らん」

 

常闇はいきなり始まった披露大会を下らんと一蹴したが葉隠と芦戸に押しのけられた。

 

「黒!!怖!」

「黒影暴れない!?」

 

中二病満載の部屋だった。一蹴した理由は確実に見せたくなかったのだ。(常闇哀れ)一方、青山はノリノリで見せてくれたのだが…

 

「まぶしい!!」

「青山君らしい」

 

ミラーボールや鏡等々眩しいもの満載。思ってた通り。想定の範疇を出ないと評価された。

 

「ワァー普通だァ!!」

 

女子たちに普通普通と連発された尾白はけっこう落ち込み気味。

 

「難しそうな本がズラッと」

「メガネクソある!」

「メガネショップでもするの?」

 

飯田の部屋は大量の本とメガネがあった。ちなみに大量のメガネは激しい訓練による破損を想定した予備なのだが

 

「飯田君。今までメガネ壊したことあったっけ?」

「……無いな」

 

ミツネの言う通りメガネの破損は今までなかった。理由はおそらくヒーローコスチュームにフルフェイスマスクがあるからだと思われる。

 

「チャラい!!」

 

上鳴は手当たり次第なチャラい部屋だった。女子たちの評価に上鳴、尾白、常闇、青山は釈然としない。すると無視された峰田が叫ぶ。

 

「誰がクラス一のインテリアセンスか全員で決めるべきなんじゃねえのかあ!!?」

 

こうしてクラス全員でお披露目大会をすることになった。皆の部屋を見るとその人らしい。何もない。ギャップがある等々面白い。男子で一番すごかったのは…

 

「和室だ!!」

「造りが違くね!?」

 

轟の部屋だった。本人曰く実家が日本家屋の為フローリングは落ち着かないそうだ。本当にどうやってリフォームしたのか…

 

「……がんばった」

「一人でやったの!?」

 

ミツネが問うと「ああ」と答える轟。………頑張ったそうだ。天然凄い。

 

こうして女子たちも部屋をお披露目した。耳郎は楽器だらけの部屋だったり(ミツネ曰くカッコイイ)、葉隠はぬいぐるみだらけの可愛らしい部屋だったりと個性的な部屋である。次は……

 

「私だね」

 

ミツネだった。

 

「それじゃーどうぞ!!」

 

そう言って部屋を見せるミツネ。

 

「和風!」

 

 

【挿絵表示】

 

 

和家具にレトロな照明。癒しが欲しかったのか金魚、今の季節らしく朝顔の壁飾り。カーテンやベッドが和柄という、和をイメージした部屋だった。

 

「個性の見た目の影響なのか和風が好きなんだよね」

「あーなるほど」

 

ミツネの説明に納得。確かにドラゴン姿は和を感じさせ、ヒーローコスチュームに至っては鎧をつけた着物ドレスだ。すると葉隠がある物を見つける。

 

「わー!ミツネちゃんこれドラゴン姿のぬいぐるみ?」

「うん!お母さんの入学祝いだよ」

 

それは葉隠の言う通りドラゴン姿を可愛くしたぬいぐるみだった。どう見ても手作りだ。

 

 

【挿絵表示】

 

 

「おお!いーじゃんこれ!」

「ミツネちゃんのお母さん器用ー」

「グッズに出来るんじゃね?」

「竜間さんがヒーローになったらこんな感じのグッズが出来るんだな。あの姿だとエンリューみたいにシャツが中心かなって思っていたけどこれだったら親しみやすい。これなら女の子相手でも『こえーよ』あ」

 

皆にツッコまれる出久であった。

 

その後、他の女子の部屋のお披露目を終わらせ、やっと結果発表になった。芦戸は投票結果を皆に発表する。

 

第一回部屋王暫定1位は

 

 

 

「砂藤―――力道―――!!!」

 

「はああ!!?」

 

 

 

和室にした轟の後だったため、かなり普通だった砂藤の部屋だった。砂藤自身も普通と思っているため物凄く驚いている。ちなみにすべて女子が投票。その投票理由は…

 

 

 

「ケーキ美味しかっただそうです」

「副業として店が出せます」

 

芦戸とミツネの言葉に「部屋は!!」とツッコむ砂藤。お部屋披露の時、ふるまったシフォンケーキが理由だった。




ぬいぐるみはブログかなんかであった「おすわりドラゴン」っていうのを参考にしました。型紙あったので頑張れば作れますね。
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