『必殺技!!!学校っぽくてそれでいてヒーローっぽいのキタァア!!!』
本日からA組はエクトプラズム、セメントス、ミッドナイトの協力の得て必殺技を作るのだ。当然、A組は大興奮。気合を入れる。
ー体育館γー
今はトレーニングの台所ランド。略してTDLでこれから始業式までの10日余りの夏休みは必殺技を編み出す圧縮訓練だ。
「私の技かー」
ミツネは「うーん」と考える。林間合宿で敵を倒したあの技についてだ。
「何カ思イツイタカ?」
「エクトプラズム先生」
取りあえずエクトプラズムに林間合宿の時の事を説明した。
「合宿に現れた敵を倒したのはまさに新しい必殺技だったんです。爆発音が聞こえてその後燃えていたようなので、まるで父の個性を組み合わせた感じでした。」
「ホウ。ソレハ興味深イ」
「……ただあの時の私の様子からしてブチ切れ状態じゃないと出ないみたいなので、水ブレスを圧縮したような技を作りたいです」
あの時のミツネはブチ切れ状態。怒り狂わないといけないなら、平常時でも出せる技も作らないといけない。なのでエンリューの様に火炎ブレスの威力を上げた必殺技・火炎弾ブレスのような物を作ろうと思っている。
「ナルホド。高圧水流ミタイナ物ヲ作リタインダナ」
「はい」
なのでミツネはまず水ブレスを圧縮することから始めることにし、ドラゴン姿になった。
「やーやってるね竜間少女!」
「オールマイト!?」
「養生シナクテイインデスカ?」
現れたのは引退し、ただの教師となったガリガリ骸骨状態のオールマイト。A組の皆にアドバイスしていく。しかし出久に対してはいつもと違う。
(いつもと違う?)
いつもと違う様子に疑問符を浮かべるミツネ。エクトプラズムも疑問符を浮かべている。すると
(あ!!)
ミツネはある物を見つけてしまった。オールマイトのズボンのポケットに【すごいバカでも先生になれる!】というタイトルの本があったのだ。
(………オールマイト)
オールマイトはもう戦えない。戦えない彼なりに頑張っているようだ。
ー四日後ー
「ソレジャア今マデノ成果ヲ見セテクレ」
「はい!」
ヒーローコスチュームを赤に変えたミツネはドラゴンになる。
「ウォータージェットブレス!!!」
ブシャアアアアアアアアアアア
勢いよく出る高圧水流。そして
ガガガガガガガガガガガガ
セメントスが作った壁を貫通させた。
「オ見事。次ハ動イテイル物ヲ狙ウ訓練ニシヨウカ」
他の生徒たちも順調である。後は鍛錬のみだった。