「それじゃ俺たちも準備して来るから皆も体育着に着替えて体育館γに集合してね!」
「ミツネちゃん後でねー」
「はい」
そう言って通形達はA組の教室を出た。
「それじゃ全員着替えて体育館γに集合。時間は有限。さっさとしろ」
『はい!』
A組は着替えるために更衣室へ向かった。
「そーいえばミツネちゃんって先輩たちと仲良さそうだね!」
「ケロ。確かに」
「どっかで知り合ったの?」
「うん。ねじれ先輩のインターン先が龍子姉ちゃ…リューキュウの事務所で、通形先輩と天喰先輩はねじれ先輩を通じて知り合ったの」
葉隠の問いに答えるミツネ。さっきミツネが言った通り、ねじれのインターン先が叔母であるリューキュウの事務所。その縁でミツネとねじれは出会い、通形と天喰もねじれを通じて仲良くなったのだ。その説明にA組は納得した。
ー体育館γー
着替え終わったA組の前には同じく体育着に着替えたビッグ3。特に皆の相手をする通形はというと…
「1、2、3、4!1、2、3、4!」
気合が入っているのか入念に準備運動していた。
「あの……マジすか」
通形の様子を見て瀬呂は聞く。通形は「マジだよね!」と答えた。
「ねじれ先輩。通形先輩気合入ってますね!」
「うん!通形ねー!ミツネちゃんたちに会うの楽しみにしてたんだよ!まあツカミ大失敗しちゃったけどね!」
すると壁にいる天喰が「ミリオやめたほうがいい」と言う。曰く立ち直れなくなる子が出てはいけないとのこと。
「?」
「ミツネちゃんどういうこと?」
お茶子がミツネに聞く。
「ビッグ3の中で通形先輩が一番強いからね。心をバッキリへし折らないか心配してるの」
「そこまで強いんだ!」
「うん。強い!最悪プロヒーローも勝てないね」
そう言い終わった後、ミツネはそそくさと皆と離れたところに居る轟の後ろに隠れる。
「竜間?参加しないのか?」
「私が参加したら攻略のヒントになっちゃうからね。後………個性発動している先輩は見たくない/////////」
「?」
発動しているところを見たくないというミツネに疑問符を浮かべる轟。そうしている内に皆の戦闘準備が終わった。
「近接隊は一斉に囲んだろぜ!!」
「よっしゃ先輩そいじゃあご指導ぉーよろしくお願いしまーっす!!」
切島の言葉を合図に一番手の出久が走る。すると
はら…
通形の体育着が床に落ちた。
「あ―――――――!!////////////」
「今 服落ちたぞ!」
耳郎の悲鳴と瀬呂の言葉を聞いて轟の後ろに隠れ、両手で顔を隠したミツネは分かった
「通形先輩またやっちゃったんですか!?ズボンだけでもいいから改良してくださいよ!!////////////」
「ああ失礼調整が難しくてね」
そう言って通形はいそいそとズボンを履く。通形の個性は『透過』。発動中はあらゆる物をすり抜ける(体育着が脱げた原因)。当然、相手の攻撃も防御もすり抜ける。なので
「POWERRRRRRRR!!!」
余裕で勝てるのだ。その様子に轟も驚く。通形は全員、ミツネに教えた腹パンで仕留めていった。