「それじゃあライブに使う曲を選ぶけど皆は何が良い?」
音楽が得意な耳郎が中心となって皆に聞く。
「やっぱ楽しい曲だよな!」
「カッコイイやつ!」
「そうそうテンション上がるのがいい!」
「皆が知っているやつ!」
「はーい!雄英らしくヒーローっぽいのがいいな!」
「ピー〇サインとかそんな感じ?」
皆の提案に耳郎は考える。
「うーん。皆が知っていてカッコよくってヒーローっぽい曲は…Hero tooになるけど?」
Hero tooとは
自分は何が向いているんだろうと悩んでいる者がやっぱりやりたいことを諦めずに「音楽の力で皆を最高の笑顔にするヒーローになる」と覚悟を決めた歌だ。
英語だが皆も知っている。テンション上がる。何よりヒーローを目指す者にピッタリの曲だ。なので
「賛成!」
「響香ちゃんの声で聞きたい!」
「結構合いそうだよな!」
皆も賛成した。こうして曲はHero tooに決定した。後は各自のチームで話し合うことになった。
「衣装やダンスはどんな感じが良い?」
ダンスが得意故、ダンス隊を率いることになった芦戸が皆に聞く。
「うーん。バンド隊はAって描かれたシャツで大丈夫だと思うけど…」
「ダンスでそれは物足りないな」
「それじゃこんな感じはどうかな?」
ミツネはサラサラと簡単なイラストをノートに書く。男子はスーツ。女子はそれでチュチュをイメージしたスカートだ。
「あーなるほど。」
「これに手を加えてみよっか!」
「派手なラインとか入れたり?」
「色は明るい色が良いよねー」
衣装はこれに色々手を加えることにした。
「それじゃダンスはどんな感じにしよっか?」
「はーい!提案します!」
葉隠は手を上げて提案する。
「元気にジャンプしたり、頑張るんだ!!って感じにぐぐーって腕を上げるのはどうかな!?」
「歌詞に合わせたってことか」
身振り手振りで葉隠は説明する。その説明に飯田は納得だ。
「はいはいはいはいはいはいはい!!オイラのハーレムパートはどうするんだ!!?」
手を上げたのは峰田だ。実は峰田。本当はギターをしたかったのだがどう見ても幼児にしか見えない体格のせいで持てなかった。不貞腐れ、流石に可哀想だと思った芦戸がハーレムパートを作ることを提案したのだ。
「あ、そっか。やっぱ峰田が中心になるから…縦に並んだあたしたちが避けたらあんたがポーズをしている感じでいい?」
「おー!!更に手を繋いだらなお良し!!」
ただし
『それは却下』
「何ぃ!?」
峰田がやらかしかねないので触れるのは女子たちによって却下された。とりあえずイメージを大分かためてきたA組一同はひたすら練習をするのであった。