フレイザードを倒し、パプニカ復興支援を手伝うダイ達に新たな魔の手が忍び寄ろうとしていた・・・!
「レオナがさらわれた?!」
「申し訳ありません!目を離した一瞬の隙をつかれて・・・!」
ダイ達やパプニカ兵達が集まる中1人の兵士が口を開いた・・・
「連れ去った魔物は姫を魔界へ連れて行くと・・・!魔界への扉はベルナの森の奥深くにあると言っていた・・・!」
「みんなで助けに行こうぜ・・・!」
ポップがそういうとマトリフが遮った・・・!
「魔界の扉へは普通の人間では入れん・・・!竜の騎士であるダイならば入れるかもしれんが・・・」
「なら、俺1人で必ず助けに行く・・・!!」
そう意気込むダイにマトリフがこう釘を刺した・・・!
「ダイよ、魔界への扉が開くのは10年に1度。今日がその日だ・・・!日が昇るまでに助けないと2度とこちらには帰ってこれんぞ・・!」
ダイは頷くとみんなに見送られ馬に乗りベルナの森へと向かった・・・!
「ここから先はお前は行けないんだ・・・!」
ダイは馬から降り、森の奥深くマトリフに教えられた扉の場所へと向かった・・・
「ここが・・・!?」
断崖絶壁の麓の様な場所に禍々しい扉のようなものが開いた状態で、奥は暗くて全く見えない状態だった・・・
バリアーの様なものが張られていたが、ダイは思いきって突っ込むと難なく侵入できた・・・!
「レオナは・・・!?」
ダイがしばらく奥へと進んで行くと何者かの気配を感じた!次の瞬間斧がダイに襲い掛かった・・!
ダイが間一髪回避すると目の前に鎧を着たミノタウロスの様な魔物が斧を持ち身構えていた!
ダイは斧の攻撃を次々とかわすと一瞬の隙をついて攻撃に転じた!
「大地斬!」
ダイの斬撃の衝撃でミノタウロスの様な魔物は吹き飛ばされ壁に激突し、動かなくなった・・!
「やるじゃない、ザングレイを倒すなんて・・・!」
ダイの背後から声がした・・・ダイが振り向くとそこには女魔族が洞窟の柱の上に乗り不敵な笑みを浮かべていた・・・
「私はメネロ。貴方は竜の騎士かしら?」
そう語った女は緑の髪をした妖艶な美女で、肌に密着したレオタードの様な服を着用し右腕にはいばら状の鞭を装着していた・・・!
「レオナ姫はどこだ・・!?」
「あの小娘を助けに来たの?畜生、妬けるわね!」
そう言うと同時にメネロはリーチの非常に長い鞭を振りかざし、鞭がダイに襲い掛かる!
メネロの振り回す鞭をかわしたダイだが、かわした先にある岩や柱を次々切断し砕いていく・・・!
(なんて威力だ!それに間合いが取れない・・・!)
「ハッハン!避けてるだけかしら!?」
ダイは背中のパプニカのナイフを取り出した・・・!
「そんなナイフで太刀打ちできるの?」
しかし次の瞬間、剣とナイフに炎が燈された・・・!
「魔法剣!?やはり竜の騎士ね!」
ダイは炎に包まれたパプニカのナイフをメネロ目掛けて投げつけた・・・!
「・・・!そんな攻撃!」
メネロはジャンプで難なくナイフをかわすが、背後から炎が迫ってくるのを感じた・・!
「うおおおおお!」
「しまった・・!着地を狙われ・・!」
剣で襲い掛かるダイに死を感じたメネロだったが・・・!
メネロが目を開くとメネロの喉元に剣を当てるダイの姿があった・・!
「殺してしまうと居場所が分からない。レオナはどこだ!?」
「あ、案内するわ・・・!貴方ならガルヴァスに勝てるかも!?」
2人は洞窟の奥深くへと向かった・・。途中メネロが口を開く・・・
「ガルヴァスはパプニカの姫を花嫁にするといっていたわ。10年に1度のチャンスだと・・」
「なんだって!?」
すると2人の前に居住地のようなものが現れそこには魔族の男とレオナがいた・・・!
「メネロ、どういうつもりだ?竜の騎士等連れてきおって!」
「私でも手に負えなかったわ。貴方でなんとかして・・・」
憤怒するガルヴァスにメネロは冷たく返した・・・
「よかろう。竜の騎士を倒しバーン様に力を認めていただく・・・!」
「暗黒衝撃波!!」
ガルヴァスの両手から放たれる衝撃波がダイに襲い掛かる・・・!ダイがかわした先の建造物は次々破壊されてゆく・・・!
「海波斬!」
ダイの放った海波斬だったがガルヴァスにはかすり傷を付けるだけだった・・・!
「そんなものか?しねぃ!」
ガルヴァスの暗黒衝撃波はダイに直撃し、ダイの生命を奪っていく・・・!
「うわあああああっっ!!」
「さすがのダイもここまでかしら?・・・・!?」
戦況を見つめるメネロだったが、ダイの変化に気付いた・・・!
「なにぃ!?」
ダイは暗黒衝撃波を吹き飛ばし、その額には竜の紋章が輝いていた・・・!
「アバンストラッシュッ!!!」
「う、うわああああああ!!!」
ダイの放ったアバンストラッシュはガルヴァスに直撃しその衝撃で建物に激突!建物は崩れ落ち下敷きになったガルヴァスは白目を剥きそのまま動かなかった・・・!
「レオナ!」
「ダイ!」
再会を果たす2人だったがダイがある事に気付く・・・!
「まずい、早く脱出しないと2度とここから出れなくなてしまう・・・!」
「心配いらないわ、私のルーラで入口まで送ってあげる。外の世界は無理でも洞窟内ならいけるわ」
焦る2人にメネロが語るが、レオナが警戒する。
「あの女信用できる?」
「た、たぶん大丈夫だと思うよ・・・」
2人はメネロの手につかまりルーラの光に包まれた・・・!
「たすかったよ・・・」
「取り合えず礼は言っておくわ」
入口にたどり着いた2人はメネロに言った・・
「うふふ、、見れば見る程傷付けたくなる美しさね!・・・冗談よ・・・!また会いたいわ・・!」
レオナを見ながらメネロがそう言うと2人は扉の外へと消えた・・・!
「随分親切な魔族だったわね・・・!」
「レオナを取り返して欲しかったんじゃ・・・!?」
外に脱出した2人はそう語った・・・!
しばらくするとガルヴァスがメネロの目の前に現れた・・・!
「少しは懲りたかしら?姫を人質に取らず正々堂々と戦ったのは褒めてやるわ」
メネロがそう言うとガルヴァスは手鏡を取り出しメネロに渡した。
「さあ戻ろう。髪が乱れているぞ!」
メネロが鏡を見ると先ほどの戦いでダイのメラの炎で髪が痛んでしまっているのに気付いたのだった・・!
「あああ!私の大事な髪が!?よくもよくも私の髪の毛を!殺してやる・・!!」
(女は怖い・・・あいつら命拾いしたな・・・)
怒り狂うメネロだったが扉は完全に閉ざされたのだった・・・!
数年後・・・
魔界のとある場所で、魔族の少年が4人の魔戦士達と戦っていた・・・
少年は屈強なミノタウロスの斧をかわし、リビングアーマーの投げつけた円盤を長剣で迎撃すると、魔法で2に反撃!
「ベギラマ!」
「うおおおおお!」
すかさずガーゴイルのドラゴンライダーのドラゴンの炎と、魔族の武道館の三節棍から放たれる炎が少年に襲いかかる!
「フバーハ!」
少年は障壁を作り出し炎を無効化したのだった!
「そこまでだ!」
赤い髪と緑の肌をした魔族がそう言うと、一同は戦いを中断した!
「ガルヴァス様!さすが貴方のご子息様、お強い!」
魔戦士の一人がそう言うと、そこには女魔族が現れ・・
「私の子供よ・・!」
「ママ!!」
緑の髪をした女魔族の元へ少年は駆け寄った・・!
「ママ、お菓子は・・・!?」
「ドリアンを取ってきたけど食べる?」
女は果物を取り出したが、少年は首を横に降り・・・
「やっぱいらないや・・・」
2人のやり取りを観ていたガルヴァスが口を開く
「メネロよ、息子はだいぶ強くなったな。異国の剣や呪文も使えるようになってきたし・・・」
「ハドラーの軍団に下克上を果す日も誓い!」
メネロは神妙な表情で語った・・・
「私は引退してこの子に妖魔将軍の地位を譲ったほうが・?」
「いや、お前は引退するにはまだ惜しい使い手だ。考え直してくれ・・!!」
ガルヴァスがそう言うと、メネロは頷いた・・・
「さあ、休んだらもうひと修行だ!」
下克上の日は近い・・!??