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星五演出来た! 神楽来い神楽来い……!!
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デェーン!
盤 岩 結 緑
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はぁ……(あと二連残ってるし、引くか)
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二連目で星五確定演出(軌定マックス状態)
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デェーン!
神 楽 の 真 意
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!!!!!?!!?!??!?!?!?!?!? ←今ここ
背後から刺されるレベルの神引きして震えてる……
渦の余威が璃月を襲ってから既に一週間。
璃月人は二度の魔神襲来をものともせずに逞しく暮らしており、他国との貿易も未だに健在だ。
それに、魔神襲来で璃月が衰弱していないことを各国にも知らしめるために、今まさに海灯祭が行われている真っ最中であるのも大きな要因の一つだろう。
「甘雨、準備できたか?」
「はい、大丈夫です。出発しましょう」
そして僕たちは、そんな海灯祭を楽しむべく家を出る――――のではなく、祭りに行く前に絶雲の間にいるであろう仙人たちへ会いに行くべく家を出る。
僕の脚力を行使すればあっという間に絶雲の間に辿り着くことができるだろうが、それでは風情がない。
甘雨と共に璃月の街を歩き、そしてゆっくりと絶雲の間に向かっていく。
「こうして兄さまと一緒に歩くのは、とても久しぶりな気がします」
「そうだな。少なくとも、僕がこの時代に蘇ってからはない気がする」
璃月の街並みはもう後ろの方へ広がっており、甘雨と僕の頬を少し涼しい風が撫でる。
跋掣が襲来する前日の夜の出来事以来、甘雨の僕への態度が一層軟化したように思う。なんというか、全体的に僕との距離が近くなった。
それはそれで嬉しいことに変わりはないのだが、いかんせん未だ思いを告げていないのにまるでこ、恋人のように近づかれるのは、い、いけないと思う……。
「留雲真君に会いに行くのもそうですが、私は兄さまと海灯祭に行くのが一番の楽しみです」
「っ、そ、そうか。なら良かった」
それに、こういう風に僕の不意を突いて心臓に悪いことを言う回数も増えた気がする。このままでは夜叉の威厳だとかそういうのがガラガラと音を立てて瓦解していくような気がしてならない。もっとしっかりしなくては。
「僕も、海灯祭は前から大切な人と行きたいと思っていた」
「――――えっ……っ!!」
璃月を守護する夜叉は、魔物を活性化させる海灯祭を快くは思っていない。
だが、祭り自体が嫌いなわけではないのだ。
本音を言えば任務など放り出して祭りに行きたかったし、大切な人――――帝君や帰終様、甘雨に魈などと楽しみたかったのだ。
無論、そんなことをしてしまえば帝君との『契約』に反してしまうし、もっと言えば璃月は海灯祭などやっている暇などない程の魔物の侵攻を受けてしまうので、任務を放棄する訳にはいかなかった。
しかし今は魔神の残滓も1000年の時を経てさらに薄まり、祭りの夜に活性化する魔物の質も千岩軍の一般兵士が対処できるほどに下がった。
だから『契約』もなくなった僕はその大切な人に含まれる甘雨と楽しく過ごせる……そう思って言葉を紡いだのだが、甘雨は僕から顔を逸らして俯いてしまった。
……何か不味いことでも言ってしまったのだろうか。
「甘雨……?」
「ひゃ、ひゃい!」
「? ……顔が赤いぞ? 大丈夫か?」
「へ……? 意図して言ったわけじゃなかったのですか……だ、大丈夫です」
僕の耳が甘雨の小声も聞き取ってしまったが、どういう意味か分からない。何を『意図して』言うのだろうか。まぁ、こういう時は余計な詮索はしない方が良いと始帰様も仰っていたし、深くは追及しないでおこう。
日はまだ東側に傾いている。
僕と甘雨の前には、切り立つ山々が見え始めていた。
絶雲の間の一番奥。奥蔵山の山頂付近にある神秘的な泉が、留雲借風真君の洞府だ。
そこへ至る山道は、普通の人間ではまず息を切らして途中で断念するほどには嶮しい。何せ、絶雲の間の切り立った山々を登るのは仙人の修行にも使われるほどに過酷なものだからだ。
しかし、僕と甘雨は普通の人間とは違う仙人である。
絶雲の間の山道は魔神戦争を経験した僕たちにとっては、この山道は修行で必ず300往復はした道であり、一度登るだけではしんどいなどという感情は湧かない。むしろ懐かしさに感動するくらいだ。
まぁ、復活して二度もここへ足を運んでいるのでそこまで感動はないが。
「甘雨、そこの足場が不安定になってる。気を付けろ」
「ええ。ありがとうございます」
僕が前を歩き、甘雨がその後ろから続く。
今回ここを通るのは修行が目的ではなく、あくまでも留雲へ顔を見せに行くことが目的だ。
半仙とはいえ女性をエスコートするのは男である僕の役目である。
そうして二人で山道を登り切ると、泉の広がる広い空間へと出る。そしてお目当ての人物……鶴物はそこにいた。
「留雲」
「む……久劫に、甘雨。
祭りが近いというのに、なぜ妾の元へ? 総務司は今頃忙しいはずだが……もしや甘雨、身籠ったか?」
「えっ……いやいやいや! 違いますっ!
海灯祭が近いからこそ、休みを取って兄さまと共に真君へ会いに来ただけですっ!」
「はぁ、僕たちに何を期待していたかは知らないが、そういうことだ」
留雲の予想を僕たちが否定すると、留雲は目に見えて残念そうな表情を浮かべる。こいつは本当に何を期待しているんだ……。
第一、ま、まだ婚儀も執り行っていない恋人未満の男女でこっ、子供など……。
「はははっ、二人とも、顔が赤くなっておるぞ。
流石、二人とも人の血が半分流れているだけはある」
「もう、揶揄わないでください! ……ところで、削月築陽真君と、理水畳山真君の姿が見えないようですが?」
甘雨はともかく、僕まで顔を赤くしていたらしい。
くっ、僕より年下の留雲に揶揄われるなど、一生の不覚……っ!!
そして、話題を変えようと甘雨が今のこの場にいない二人の仙人をきょろきょろとあたりを見渡しながら探す。
……アイツらからは「内密に頼む」と言われたが、どうしようか。
「あやつらは……ふん……」
留雲の表情からして、アイツらは本当の目的を伝えないで絶雲の間を出たのだろう。
先ほど留雲には揶揄われたので、アイツらの真の目的は敢えて言わないでおこう。……ん?
足音が二つ、僕らの後ろの方から聞こえる。
振り返れば、そこには空とパイモン、そして刻晴殿が僕らの方へ歩いてきていた。
「旅人じゃないか。それに玉衡も。珍しい客だ」
「みんなー! 元気にしてたかー?」
「久しぶり」
「真君、ご無沙汰しております。甘雨もここにいたのね」
「まさか、刻晴さんがいらっしゃるなんて」
「ああ、久しぶりだな」
よもやこんな場所で出会うとは、全くもって予想外だ。刻晴殿がここにいるという事は、空とパイモンはそれに付き添っているという感じだろうか。
それにしても、デカい筒だ。見ただけで精巧に作られた絡繰りだというのが伺える。大方、留雲への贈り物だろう。
「もうすぐ佳節を迎えますので、七星を代表して挨拶に参りました。ささやかなものですが、どうぞお受け取りください」
「ふむ。海灯祭で多忙を極める七星が自ら出向いてくるとは、ご苦労であった」
そして、刻晴殿が持ってきた装置の説明を始める。
刻晴殿の説明を聞きながらも留雲は装置の内部をくまなく観察しており、事あるごとに目を見開いたり「ほう」とつぶやいていた。
その様子を見ながら刻晴殿も何やら色々考えているようで、腕を組んだり解いたり、腰に手を当てたりと落ち着かない様子だ。まぁ、留雲は人間が璃月を統治することに対して一応賛成こそしたものの、どちらかと言えば反対に近い立ち位置だ。少しでも対応を間違えれば留雲の七星に対する信頼は地に落ちる。刻晴殿はそれが心配なのだろう。
……だが、心配はあまりいらないだろう。
「ふむ……ほう、面白い」
興味津々という言葉以上に装置に興味を抱いている留雲の態度がそれを示している。
「よかろう。この装置は妾が遠慮なく受け取るとしよう」
僕からすれば目に見えて上機嫌となった留雲がそう言うと、刻晴殿はほっと胸をなでおろした。そして、次に僕の姿を見て「あっ」と声を上げると、持ってきていた鞄の中から瓶を三本取り出すと、僕の方へ持ってきた。
「羅刹大聖にはこれを。以前お会いした時に、スネージナヤの『炎水』を思わせる言葉を口にしていたので、お持ちいたしました」
「ふむ。あの短い会話の中で僕の好きな酒を見抜くとは……ありがたく頂こう。
炎水……久々に飲むな。夕食の後に嗜むとするか」
一年中凍えるような寒さが包むスネージナヤならではの、体を燃やすようなアルコールの強さを誇る炎水。
昔は体を滾らせるのによく飲んでいたが、気づけば私生活でも飲むようになり、いつだかこれを買いに行くためにこっそりスネージナヤへ足を運んだこともあった。
優しく歓迎してくれた氷神の姿が、ふと過る。
……確か今は、冷徹無慈悲な氷の女皇となっているのだっけか。
それはそうと、僕の中の刻晴殿の株が凄まじい勢いで上昇していくのが分かる。仕事だけでなく、人の心を掴むのも上手い。ただその家系に生まれたから七星を務めているのではなく、しっかりと責務以上の事を全うしているらしい。
ふと隣を見ると、甘雨が少しばかり不機嫌そうな顔でこちらを見ていた。
その姿が愛おしくて、思わず甘雨の頭を二、三度撫でると、甘雨は嬉しそうに目を細めて笑った。
「はぁ、お主ら……」
そして、生暖かい視線を向ける四人に気付き、僕たちは我に返った。
この二人が恋人未満ってマ?
誰とのif編が一番見たい?
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魈
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鍾離&始帰
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申鶴
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胡桃
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刻晴
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凝光
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七七
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タルタリヤ
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香菱
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孤独の旅