それはいつも突然で
「いつも私の他愛もないお話を聞いてくれてありがとう。
あなたと過ごした時間は永遠のようであり、でもいつも一瞬で終わってしまうものでした。
あげてしまえばキリが無いのだけれど、一緒にいられた時間は全て私の宝物です。
あと何日と何時間あなたの傍で笑うことができるのかはわからない、というか考えない様にしてしまいました。
だからもしかしたら突然その時が来てしまうのかもしれません。
けれど、きっとそれはそんなに辛いものではないと思うのです。
私のただの自惚れかもしれないけれど、私と同じくらいあなたも楽しそうだったから。
だから君にとってもいい思い出になることができたなら凄く幸せだと思うのです。
そうですね、やっぱり私はあなたの笑顔が大好きです。
その笑顔が見たくて実は色々と勉強をしたりしました。
初めてです。こんなに誰かのためにって前向きな努力をしたのは。
一つ、お説教をします。
いいですか?
自分の感情に嘘をついてはだめ。
何があなたを縛っているのか本当の意味では理解できてはいないけれど、でももっと人に感情的になっても大丈夫なんだよ。
哀しみや執着や依存はね、切り捨てなきゃいけないものじゃなくて向き合っていくものだと思うの。
誰かに甘えてもいいの。
我儘を言ってもいいの。
好きになってもいいの。
受け止めてくれる人が必ずいるから、だからそれを見ないようにはしてほしくないなって、なんてただのお節介だけれど。
そんなに悪いものじゃないって思える日が来たらいいなって思います。
あなたはちゃんと人に優しくできる人であると私が一番知っていると自負しています。
一応は人生の先輩だからね。
あなたと関わる人が増えて、気を許せる人が増えてとても嬉しいです。少しだけ妬いてしまうけれど。
君はどんな大人になっていくのかな。
想像するとちょっと笑ってしまうところもありますが、きっと素敵だと思います。
これからもっとたくさんの人に出会って、接して、時にはぶつかったりしてあなたを彩っていくのでしょう。
その過程を見ることができないのはとても残念ですが、願っています。
あなたが進む道の先にあたたかい居場所があることを。
そして時々、ううん本当にたまにでいいから私のことを思い出してくれたら嬉しいです。
あなたはどうかしら。少しだけあなたにとっての特別になることができたかしら。
だとしたら最高に幸せよ。
本当にいつもありがと。
出会えて良かった。
誰よりも何よりも、あなたが大好きよ。
幸せになってね。
さよなら。」