アイカツ世界のお話。

いちご達が生涯を終えてからの数年後、篠原みずきという月のアイドルが誕生する。主人公は月のアイドルのライブを見て、アイドルなる夢を見ることになる。さらにみずきが美しすぎて一目惚れしてしまう。
アイドルとなってからはみずきとの交流が増え、数年後恋が実るお話。

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皆様ご機嫌よう。ルールルーちゃんです。

また昔のを引っ張って来てしまった。

というか見つけた。

読んでみたらなんだかヒロインが神崎美月みたいな口調になってるわ、大スター宮いちごまつりの新曲作ってるときのお話みたいなのが出てくるわで色々似てる。

ヒロインが神崎美月としたら、主人公は誰の生まれ変わりなのでしょうか。私でもわからないです。¯\_ಠ_ಠ_/¯はい。

「なんでもいいぜ」って方は歓迎します。

「うっ、ムリ」って方は出口へどうぞ回れ右をしましょう。
無理はしないでください。

ではまた下手くそで文章力のない小説ですが、楽しんでいただけたら幸いです。


幸福な時間

 

どうもはじめまして!

 

 

私は清水 朱那(しみず あすな)といいます!!

 

 

今を輝くトップアイドルだったりします!

 

 

ですが、そんなトップアイドルも年末年始は休暇を取るのです。

 

 

まぁ、先程まで新年ライブをしていたので年末は働いた事になります…はい。

 

 

そして今はマネージャーの方に予約してもらっていたあるホテルの最上階にいたりする。

 

 

さっきまでライブが終わるまでの控室だと思っていたが…。

 

 

…そんなことは今は気にしないのです!気にしたら負けです!

 

 

輝く街並みが眩しいです!

 

 

絶対に高いですよね…ここ。

 

 

ピアノとか置いてあって、映画観賞を十分楽しめそうな程に大きなTVもあったりする。

 

 

いやマネージャーさん。私はセキュリティだけが充実した部屋でも良かったんですよ???

 

 

 

 

『あなたはどうしていつもいつも節約をしたがるのでしょう。理解ができないわ、マジで。年末くらい贅沢しなさい!この(貧乏気質な)アイドルがっ。』

 

 

 

 

……この部屋の文句を言ったら、こんな事を言われそうですね。

 

 

相変わらずどこか口調が悪いマネージャーさんです。はい。

 

 

普段は、それはそれは美人で優秀すぎるくらい素敵な方なので口調が悪いなどと知っている人はほとんどいませんが。

 

 

たまに出てしまう癖というものです。

 

 

いつもは丁寧語か尊敬語しか話しませんしね。

 

 

 

「さて…」

 

 

 

もう少ししたらお風呂にでも入りましょうか。

 

 

ソファの座り心地が良すぎてついつい座り続けてしまった。

 

 

うぅ、気持ちいいのが悪いのです。

 

 

あと少し…あと少しだけ……………………すぅ…、

 

 

 

 

コンコン

 

 

 

 

!……ノック?……今ノック音がしましたか?

 

 

 

 

コンコン

 

 

 

聞き間違いではないようですね…。

 

 

 

「はーい。どなたでしょうか?」

 

 

 

居眠りを邪魔されて少し残念に思いながらも、扉の方へと向かう。

 

 

映像として映っているものを見てみた。

 

 

 

「あな、わたしよ。今大丈夫かしら?」

 

 

 

 

………みずきさん?!え、え??どうして??

 

 

 

もしかしたら私よりも仕事で忙しい憧れの人がなぜ

ここに?!

 

 

今日は一日新年な関係する映画の撮影があったのではなかったのでしょうか…。

 

 

…、…??

 

 

 

「あな。やっぱり今忙しい?それならまた明日「(ガチャッ)忙しくないです!!オフです!」っと…ビックリした。」

 

 

 

危うくみずきさんに勘違いをさせて帰ってしまわれるところでした。ふぅ…。

 

 

 

「ふふ。今大丈夫?あな。」

 

 

「はいっ、大丈夫です。ごめんなさい。すぐにドアを開けられなくて。」

 

 

「ううん、いいの。連絡もなしに突然押しかけた私が悪いから。それより、入っていい?」

 

 

「あっ、はい。どうぞ」

 

 

 

私が扉を開けたまま道をあけると、みずきさんが入ってきました。

 

 

 

「久しぶりね、あな。」

 

 

「はいっ。お久しぶりです。」

 

 

 

この方は篠原みずき。(しのはら みずき)

 

 

昨年のトップアイドルで、今でも絶大な人気を誇るアイドルです。

 

 

私の憧れで、………好きな人だったりします///..…。

 

 

私がトップアイドルを目指すようになったのは、

みずきさんのモデルをしている時の写真やライブを見て、

 

どんな時でも誰よりも輝く彼女に一目惚れをしたのがキッカケです。

 

 

 

「今日のライブ、とても良かったよ。私の事を思って作ってくれた曲を歌ってくれてありがとう。」

 

 

「いえ、私が歌いたくて選んだ曲ですから。」

 

 

 

今日歌った曲は、まだこの人の背中を追いかけていた頃に作った曲です。

 

 

私に夢をくれてありがとう。

 

 

出会ってくれてありがとう。

 

 

いつも私だけでなくみんなを導いてくれてありがとう。

 

 

あなたとの想い出が、私の道を照らしてくれるから、いつだって私は迷わず進んでいけた。

 

 

月が変わらず美しく空に浮かんでいるように…。

 

 

綺麗で儚げな、それでいて何よりも気高く凛々しいみずきさん。

 

 

あなたと出会えて…、好きになってよかった。

 

 

憧れを、夢を、………恋を、教えてくれてありがとう。

 

 

沢山の想いを、感謝を込めて書いた曲です。

 

 

今年最後の曲は、あなたへの想いを歌って終わりたかったのです。

 

 

 

「ふふっ。あの頃のあなの歌も好きだけど、今のあなたの方がもっと大好きよ。」

 

 

「あ、ありがとうございます///」

 

 

 

突然の好意的な言葉に思わず顔が赤くなるのを感じてしまう。

 

 

「あな…赤くなってる。」

 

 

「う、嬉しいですから//」

 

 

「……かわいい。」

 

 

「っ〜〜〜///。……そ、そ、そそれで、その…みずきさんはっ、このあと用事はあるんですかっ?」

 

 

「ないよ。今年の最後はあなとゆっくり過ごしたいって思ってたから…まだ此処にあながいてくれてよかったわ。」

 

 

「……マネージャーさんに少しは?贅沢しろと言われまして…。」

 

 

「そうだと思ってた。ふふふっ。」

 

 

「うぅ……。」

 

 

 

みずきさんは、まるで分かっていたかのように楽しそうに笑っている。

 

 

あの優秀で美人でたまに口の悪い人は私のマネージャーを務めてくれているので、必然的に二人に交流ができるのは分かるのですが…。

 

詳しい話を聞いていなくても分かるほどに仲が良いのでしょうか…。

 

それとも私がそんなにわかりやすかったりします?

 

まぁいいでしょう。

 

今はこんな事でモヤモヤしたくないので、また今度に考えることにします。

 

 

……それにしても、みずきさんは本当に綺麗だなぁ。

 

 

スタイルもいいし。

 

 

肌なんかすべすべしてるし。

 

 

髪だってサラサラしてますし。

 

 

 

「……。」ジーーッ

 

 

「ん?どうしたの?」

 

 

「…いえ、いつもよりお肌や髪が輝いている気がして…。」

 

 

「ああ、それはね……」

 

 

「?」

 

 

「あなが来る前にお風呂に行ってきたの。

ついでにマッサージサービスも受けてきたんだ。

そのせいかもね、ふふ。」

 

 

 

……どうしましょう。

 

 

私はまだ入ってない。

 

 

最初は汗を乾かしに来ただけでしたから、お風呂になんて入っていません。

 

 

もう少ししたら入るつもりでしたが…。

 

 

 

「どうしたの?そんな焦ったような顔をして…。」

 

 

「あ、あの。私まだお風呂に入れてないんです。少しここで待っていてもらえませんか?」

 

 

「あぁ、そいうこと。いいわよ。なんならサービスも受けに行ったらどう?」

 

 

「そこまで疲れてはないので、サービスはまた今度にします。あなたを待たせたくありませんし。ではっ」

 

 

「そこまで気を遣わなくても。…いってらっしゃい。」

 

 

みずきさんに見送られながら、私はお風呂場へと向かった。

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

 

「ふぅ…。」

 

 

 

普段の2倍は早く上がったが、それでも少しだけゆっくりしてしまった。

 

 

 

「みずきさんは……。………。」

 

 

 

お風呂から上がって、部屋にあった浴衣を身に着け、彼女を探す。

 

 

先程まで話していた場所にはいませんが、まだみずきさんの荷物や靴があった。

 

 

帰ってしまったなんてことはないようです。

 

 

周りを見渡します。

 

 

一人部屋なのに無駄にピアノやらミニ温室やらがあったりするものだから、しばらくみずきさんを探す事になりました。

 

 

少しして、部屋の隅にあるソファーで、彼女が眠っているところを見つけた。

 

 

私は起こさないようにゆっくりと近づいてみる。

 

 

……ほんとうに美しい人です。

 

 

トップアイドルなんていう私なんかよりもずっと、ずっと。

 

 

私は彼女の隣に座り顔を覗いてみた。

 

 

その顔は可愛らしく緩んでいて思わず頭を撫でてしまいます。

 

 

サラリとした手触りが心地いい。

 

 

暫くそうしていると、彼女が目を覚ましてしまった。

 

 

そして私の方を向くと、 ニコッと微笑んでくれて…。

 

 

 

「おかえり。」

 

 

「ただいまです。」

 

 

 

彼女を起こしてしまった。

 

 

でもあまり気にしている様子はないみたいです。

 

 

だからみずきさんが眠ってしまっていた事には触れないことにしました。

 

 

ゆっくりと手を膝に下ろす。

 

 

「撫でてくれてたの?」

 

 

「みずきさんが可愛らしい寝顔をしていたので、つい。」

 

 

「…嬉しいこと言うわね。」

 

 

 

恥ずかしかったのか、頬を染めながら視線を逸らす。

 

 

……こんな表情もする人だったのですね。

 

 

新しい一面を知って嬉しく思います。

 

 

そのまま会話もなく、静かに時が流れていく。

 

 

この空間はとても落ち着くもので、なんだか眠たくなってきてしまいます。

 

 

 

「ねぇ、あな」

 

 

「ふぅぁ……あっ、はい」

 

 

「ふふ。あなは面白いね」

 

 

 

ついあくびをしてしまった。

 

 

楽しそうに肩を震わせるみずきさん。

 

 

まぁ…楽しいのならいいです。

 

 

笑われてしまっても。

 

 

 

「泊まってもいい?」

 

 

「え?泊まらないのですか?帰っちゃうんですか?………寂しいです。」

 

 

 

このままお泊りしてくれるのかと思っていました。

 

 

 

「あ、そのつもりでいてくれたんだ。ありがとう。お願いするタイミングを逃しちゃったから。」

 

 

「そんなこと……気にしなくてもいいんですよ。私はみずきさんと一緒にいたいですから。」

 

 

 

だからそんな不安そうな顔をしないでください。そう思って彼女の片方の手を握る。

 

 

 

「ありがとう…。」

 

 

 

そう言って、今度は月を見始めるみずきさん。

 

 

……やっぱり綺麗な人。

 

 

そんなことを思っているうちに、握っていた手が握り返された。

 

 

横を見ると、照れくさそうに笑う彼女と目が合う。

 

 

チラッとこちらを見てはまた逸して、チラッとこちらを見てくる彼女。

 

 

それがおかしくて笑ってしまって、そんな私に困ったようにみずきさんも笑っていた。

 

 

しばらく笑いあった後、みずきさんはそっ…と距離を詰めてくる。

 

 

 

「待ってる間…あなたの事を考えてたの。」

 

 

「……」

 

 

「月を見てるとね、思い出すの。あなたのことを…。どうしてかな?」

 

 

 

私は何も言えないまま、じっと見つめられていた。

 

 

心拍数が上がっていくのを感じる。

 

 

きっとこれは、お風呂上がりのせいではないと思う。

 

 

みずきさんが、素敵すぎるせいです…絶対そうです。

 

 

だって、こんなに熱い瞳で見つめられてるのだから。

 

 

 

「…あな」

 

 

 

なんでだろう…。

 

 

みずきさんに呼ばれる名前が、まるで私のモノでないかのように…綺麗な響きだった。

 

 

また、そっ……と近付いてくるみずきさん。

 

 

今度は身体ではなく顔が近寄ってくる。

 

 

握られた手はとても温かくて…なんだか安心してしまった。

 

 

少しずつ近づく瞳は、優しくて…私はゆっくりと目を閉じた。

 

 

ちょっとだけ間があいて、唇に柔らかい感触します。

 

 

優しく触れるだけのキス。

 

 

唇に触れる柔らかな感触は一瞬で終わってしまう。

 

 

だけどとても長く感じてしまうものだった。

 

 

離れていった唇を追うように目を開けると、そこには優しい笑顔を浮かべている彼女がいた。

 

 

 

「……もっとしてもいい?」

 

 

「……はい」

 

 

 

もう言葉なんて必要なかった。

 

 

どちらともなく近づいて、再び重なる2つの影。

 

 

お互いの気持ちを確かめるように何度も、何度も重ねられるそれは、

 

何度しても足りなくて、どんどん深くなっていく。

 

 

 

「ん……」

 

 

 

息が続かない。

 

 

苦しくて声を出してしまった私に気づいたのか、ゆっくりと離れて行くみずきさん。

 

 

名残惜しさを感じながらも、肩で呼吸をする私に彼女は言ったのだ。

 

 

 

「大丈夫?ごめんなさい…嬉しくて」

 

 

「はぁ……ふぅ…。…謝らないで下さい。私も…その、うれしかったです。」

 

 

「………ほんとう?」

 

 

「はい。」

 

 

 

未だに不安そうな顔をする憧れな人、普段あまり見ないそれにちょっぴり驚きながら、言葉を重ねる。

 

 

 

「みずきさんに…キスされて……、本当に嬉しいです//」

 

 

 

いつものように笑ってほしくて、私は精一杯微笑んでみる。

 

 

上手に出来てるかは分からないけれど、それでも…。

 

 

あなたには笑っていてほしいです。

 

 

そう伝えると、彼女は心底堪らないという顔する…。

 

 

 

「……可愛いすぎよ…。」

 

 

「え?」

 

 

「……なんでもないっ。」

 

 

 

そう言うと、私を抱きしめてきた。

 

 

 

「み、みずきさん?︎」

 

 

「……」

 

 

 

いくら座っていて身長差があるため、私は必然的に彼女の肩口(鎖骨?)に顔を埋める形になってしまった。

 

 

みずきさんの香りが強くなる。

 

 

…いい匂い。

 

 

でもこのままだと自分の心臓の音とかが聞こえてしまいそうだから、少しだけ体を離そうとする。

 

 

キスした人であっても、聞かれるのは恥ずかしいのです。

 

 

 

「だめ。もう少しこのままで居させて。」

 

 

「ぅぅ、……」

 

 

 

しかし、そう言われてしまってはどうしようもない。

 

恥ずかしいですが…、

 

仕方なく大人しくしていることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

✫✫✫✫

 

 

 

 

 

しばらくして、みずきさんが身体を離した。

 

 

私はそれを残念に思いつつも、 これで良かったのかもしれないとも思う。

 

 

これ以上密着していたら、変な気分になってしまいそうだったのです。

 

 

少し頭の中を整理して、みずきさんを見る。

 

 

彼女もまた、こちらを見ていたようで目が合った。

 

 

 

「……ねぇ、あな」

 

 

「はい」

 

 

「先に…、その…キスをしてしまったけれど……ね、その……。」

 

 

「…はい。」

 

 

 

珍しく照れた顔のみずきさん。

 

 

モジモジしていてかわいいらしかった。

 

 

きっとこの人は……、

 

 

 

「順番が逆になってしまったのだけれど……その、ね?…。」

 

 

「はい。」

 

 

 

告白してくれようとしてるんだ…。

 

 

分かってしまうと、不思議と落ち着いてしまう。

 

 

普段では絶対見られないくらいに顔を真っ赤にしている姿を見ていると可愛いと思って…、

 

思わず口を緩めてしまいそうになるが、ギリギリ微笑んでいる状態に維持する。

 

 

はぁ…可愛いです。

 

 

 

「あ、あなたが……。」

 

 

「…はい。…」

 

 

「あなたが好きです。」

 

 

「……っ」

 

 

「きっと、最初から惹かれていたんだと思う。

誰よりも輝くあなたを見るたび、いつも心が踊っていたのよ。一歩…、確実に一歩ずつ進んでくるあなたが…本当に眩しかった。

そんなあなたに…少しずつ心を奪われてしまったわ。もう…、悔しいくらい。ふふ…。」

 

 

 

さっきまでの緊張はどこへやら。

 

 

まるでもう吹っ切ったかのように清々しく、また困ったように想いを語る彼女…。

 

 

そして、私の手を握り直し、真っ直ぐに私を見つめる。

 

 

私もそれに応えるように、しっかりと見つめ返した。

 

 

お互いの視線が絡み合う……。

 

 

すると、握られていた手がそっと持ち上げられ、今度は手の甲に柔らかい感触がした。

 

 

ちゅっ……

 

 

という音とともに離れた唇。

 

 

それが何を意味するかわからないほど鈍くはありません。

 

 

私は実を言うと7才になるまで海外で育って来たのです。

 

 

頬が熱い……多分私の顔は今、茹でダコみたいになっているんだろうな……。

 

 

 

「私の恋人になってくれませんか?」

 

 

「みずきさん……。」

 

 

「お願い、あな。貴女がいいの。」

 

 

 

私だって……同じ気持ちです。

 

 

こんなにこんなにも素敵な人に想われて……嬉しくないわけがない。

 

 

 

「私がまだ学園にいた頃、二人で夜に秘密の庭で会っていたでしょう?

最初はただ月を見に行っていたけれど、あなと出会ってからはもうあなたに会うためだけに足を運んでいたわ。仕事で遅くなる日以外は毎日よ?」

 

 

 

そう…だったんだ。だからいつも、あの場所へ行くたびにみずきさんがいたんだ。

 

 

「あなたは、本当に不思議な子だったわ。落   ち込んでいるのかと思って声を掛けてみれば、もう明日を見つめ、次の目標を口にしていて…。

未来の自分を思い浮かべて、それを目指す。口では簡単に言えるわ。でもあなたはいつも必ずと言っていいほどそれを達成していた。…それは、並大抵のことじゃない。」

 

 

 

優しく見つめてくる瞳が、今度は力強く見開かれている。

 

 

まるでその視線は、私が憧れていたあなたに向けていたものに似ていた気がした。

 

 

 

「あなたが眩しかった。本当に…。あなたが私に憧れてくれたように、私もあなに憧れていたの。」

 

 

 

みずきさんが…わたしを……。

 

 

彼女に初めて向けられた視線に耐えきれず、私は視線を下げてしまった。

 

 

目に映るのは、私の手を包むみずきさんの手。

 

 

うれしい…。

 

 

でも、驚いた。

 

 

私にみずきさんが憧れてくれていたなんて…。

 

 

何も返せない私を、少し困ったように、もしくは楽しそうに言葉を紡ぐ…。

 

 

 

「ふふ、ごめんなさい。あなたを困らせるつもりはなかったの。」

 

 

「いえ……」

 

 

「ねぇ、私を選んでくれるかしら?私はあなたのそばで、これからの未来を一緒に歩んでいきたいの。」

 

 

「……」

 

 

「だめ……かな?」

 

 

 

これまた珍しく、弱気なみずきさん。

 

 

それだけ緊張してくれてるのですね。

 

 

こんなわたしに。

 

 

 

「答えを聞かせて」

 

 

 

私は、顔を上げて、彼女の目をしっかり見る。

 

 

言わなくても多分伝わってはいたと思う……。

 

 

さっきのキスを受け入れたのだから。

 

 

それでもちゃんと言葉で伝えたかった。

 

 

みずきさんは想いを言葉で伝えてくれたのだから。

 

 

大きく息を吸って……、言葉にする。

 

 

私の想いを……。

 

 

 

「好きです」

 

 

「あな…」

 

 

「私も、みずきさんが好きです。」

 

 

そう言って微笑みかけると、彼女は少し泣きそうな顔をして、それでも幸せそうに笑ってくれる。

 

 

 

「“だめかな?”なんて聞かないでください。

一緒にいたいです、…あなたと。ただの先輩後輩、ライバルなんかじゃ足りないっ。みずきさんの特別になりたいです」

 

 

「ありがとう……。嬉しい。私も……、あなとずっと一緒にいたいと思ったから告白したのよ。あなたの特別になりたかったから…。だから……私を選んで?」

 

 

 

その問いに、笑顔を浮かべながら、

 

 

 

「はい」

 

 

 

とだけ答えると、彼女もまた満面の笑みを浮かべてくれる。

 

 

そして、ゆっくりと近づいてくる顔。

 

 

私もゆっくり目を閉じ……。

 

 

…………。

 

 

三度目のキスはほんのり甘くて、どこかしょっぱくて……。

 

 

この先、どんなことがあっても、忘れることは無いだろうと思いました。

 

 

 

「……ん」

 

 

「あな」

 

 

 

密着していた身体を一度離すみずきさん。

 

 

でも繋いだ手はそのままで…。

 

 

私達はまた見つめ合う。

 

 

あぁ…幸せです。

 

 

 

「これからは、恋人として改めてよろしくね。」

 

 

「…はいっ。どうか末永くお願いします、みずきさん」

 

 

「ええ」

 

 

 

そしてまた抱き締めあう私達。

 

 

みずきさんの肩口にもう一度顔を埋めると、彼女の長い綺麗な髪が私の顔や首を掠めた。

 

 

ふふっと笑う私に、気付いてるのかいないのか…さらにギュゥーッと抱き締めてくる。

 

 

 

「もう、苦しいです。」

 

 

「ごめん、許して。あなたが大好きだから。」

 

 

「ふふ。わたしもです。だから、もっとみずきさんの温もりで包んでください。」

 

 

「あぁ…もうっ。すぐそんなことを言う。」

 

 

「イヤですか?」

 

 

「ううん。可愛すぎ。」

 

 

「えへへ。」

 

 

 

それからしばらく二人で笑いあって、お互いの存在を確かめあった。

 

 

今はただ、こうして彼女が側にいることが嬉しくて……。

 

 

……幸せな時間だった。

 

 

これからさき、どうなるかな。

 

 

それが怖い気もするし、楽しみな気もする。

 

 

でも今は明日が楽しみで仕方がない。

 

 

だって…、

 

 

 

「あな、好きよ」

 

 

 

大切な人に想ってもらえて…。

 

 

 

「ずっと一緒よ。これからも…。」

 

 

 

そばにいてくれるのだから。

 

 

 

「はい!もちろんです。」

 

 

 

私には勿体ないくらいの素敵な人だ。

 

 

彼女とならきっと……、 どこまででも行ける気がした。

 

 

 

……end




また無理矢理終わらせちゃいましたかね?


むむ。小説って難しいです。

主人公の名前がレアになってる場所が残ってるかもです。
余裕のある方は誤字などがあれば教えて下さい。

この後ふたりはお互いの両親に挨拶しに行くのですが、二人の両親は「やっとか。遅い」とだけ言葉を返し、結婚へとゴールさせてくれたのでした。
普段からイチャコラしてたのでしょうね。
あと、いちご達が生涯を終えてから数年後の世界は科学が発展して同性でも子供ができるようになってます。
ご都合ですね。

…気が向いたらまた書くと思います。

最後まで読んでくれた方……言葉を絶するほどの感謝を。

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