「では、この【悪魔召喚プログラム】について簡単に説明しますが……大体は通行さんの出会った【スティーブン】が言っていた機能があるみたいですね。具体的には【使用者登録】【悪魔召喚】【悪魔契約】【悪魔使役】【悪魔会話】【エネミーサーチ】【デビルアナライズ】【オートマッピング】【マグネタイトバッテリー】【不活性マグネタイト回収・蓄積機能】といったシステムによって構成されてました」
そんな事を言いながら眼鏡を掛けたロボキチニキことエルネスティは部屋付されてる大型ディスプレイに何やら複雑そうな文字列(プログラムコード)を映し出した……ちなみに眼鏡をかけるのは様式美で、別に目が悪い訳ではないらしい。
「うーん、私は召喚術の方は一級品でもプログラムに関してはさっぱりなんだけど、とりあえず何かヤバい呪いとか罠プログラムみたいなのは無かったのよね。持ち主であるこっちの二人に影響が出る可能性とかも考慮して、態々私が近くに置いて直接
「そうですね。プログラム自体は
「一応、俺の【フル・アナライズ*1】も使って念入りに解析してみたが、直接的な呪術的トラップや各種悪影響を及ぼしそうなモノは見つからなかったぞ」
「やる夫の方でも一通り確認しましたが、脇巫女ネキから習った召喚術の知識と照らし合わせてもこの【悪魔召喚プログラム】はちゃんと機能すると思われますお。……まあ実際に起動してみないと確証は出来ませんがお」
ロボキチニキ、スライムニキ、やる夫の三人が【悪魔召喚プログラム】に直接的な危険性は見えないと保証してくれたので、どんなヤバイものを摑まされたのか内心不安だった俺はホッと胸を撫で下ろした。
……そうして安全が確認出来た所で本題である『悪魔召喚プログラムの各種機能について』の解説がロボキチニキによって行われた。
「ではまずこのプログラムの目玉と言える【悪魔召喚機能】についてですが……まあ簡単に言えばプログラムが召喚儀式を自動でエミュレートし、誰でも簡単に悪魔を呼び出す事が可能になる原作メガテンお約束のアレでした。やる夫さん達に確認を取った所、月齢やら龍脈やらの自動解析・調整は既存の召喚術と照らし合わせても完璧に機能するだろうとの事ですよ」
「それはまあ凄いわね。悪魔召喚って儀式がクッソ面倒だし、そのせいで造魔作成の際に一番面倒なのは中身の悪魔の降霊になってるしね。……それで勝手に起動してヤバいヤツを呼び出すみたいな機能は無かったのよね?」
「はい。むしろ【デビルアナライズ】【使用者登録】のプログラムと連動しているので登録されている使用者以上のレベルの悪魔は召喚されない様になっていますし、所有者の操作無しでは絶対に機能しない様にセーフティが掛けれられました。更に呼び出された時点で【悪魔契約】が自動でなされるので、呼び出した悪魔にいきなり『オレサマオマエマルカジリ』される事は無い様になってます。……加えてこれらのプログラムはハード側の機能である【マグネタイトバッテリー】とも連動しているので、この機能が組み込まれた
「それはそれは……あのプログラムばら撒きおじさん製とは思えない安全対策ですわね」
他にもこれらの安全対策プログラムはブラックボックス化しているのでそこらのハッカーでは改竄不可能であり、下手に改竄しようとするとプログラム自体が使えなくなる仕様だとか……まあ、それ以外の部分の調整はある程度の腕があれば可能だし、ロボキチニキクラスなら時間をかければ改竄も不可能ではないかもしれないらしいが。
「次に【使用者登録】ですがこれはシンプルに最初に起動した際に使用者の生体マグネタイトを記録して、以降は登録された者にしか操作出来なくするシステムの様です。各システムと連動してるので登録は簡単でも解除は難しくなっており、外部からのハッキングによる操作に対しても非常に強固な防御となっていますね。……まあ機能を読み取るだけや、登録されていない物を解析するのは簡単だったのですが。それと二つの内一つは通行さんが使用者として登録されてましたよ」
「えェ⁉︎ 俺は起動なんてしてねェぞ」
「おそらくスティーブンに渡された時に登録されたと思われます。もう一つ追加で渡された方はまっさらでしたし」
スティーブンのヤツいつの間に……いや、ひょっとして
「そして【悪魔契約】に関してですが悪魔の召喚時、及び自分よりレベルの低い野良悪魔との交渉によって同意を得た時に結ぶ事が出来る契約式をプログラム・自動化したもので、主に【契約主へ危害を加える事の禁止】【契約主への服従】【契約主以上のレベルアップ制限】【契約主からの命令に反した場合の強力なデバフ】などを契約した悪魔に掛ける代物です」
「当然主人の格が悪魔と比べて優れているのが条件ですし、マグネタイト支払いの不足や契約時の条件破りなどで機能しなくなる様ですが……この辺りの仕様は俺が習った【葛葉式召喚術】と似たような契約でしたお」
「情報生命体である悪魔相手なら契約さえ結べば強力に縛れるからね。契約の縛りの範囲内で主人に逆らうとかもあるから仲魔とのコミュは重要だけど。……問題は情報生命体である悪魔による人間への情報汚染、所謂【シンクロ現象】についての部分ね」
ハヤタが曰く『悪魔との会話は通常の音声によって行なわれず、精神波を同調させることによって意志の疎通が図られますが。その際に悪魔の異質な精神に半ば強制的に同調された人間の心は一時的に悪魔の感情に染められ、悪魔に魅了されてしまう事があります。所謂“悪魔に魅入られる”とか“悪魔の囁き”などというヤツですな』って感じで、悪魔は単に人と接するだけでも悪影響を及ぼす事があるらしい。
当然悪魔を倒すデビルバスターとてその例外ではなく、ただひたすらに悪魔を倒し続けた人間の精神や価値観が悪魔寄りになったという事例は普通にあるらしいし、悪魔と契約するデビルサマナーならば尚更そういったリスクは大きいそうだ。
「悪魔との契約における最大のリスクがそこよ。一応覚醒した事で
「つまりサブカルチャーによるオタク文化は悪魔に対抗する人類の知恵だった……⁉︎」
「普通の霊能組織の汚染対策は宗教や哲学を習う事とかなんだけどね。まあこの組織でそんな事しても反感が凄そうだしこっちの方が良いだろうって事だね。こんな事でも価値観を人間寄りにするには十分効果を発揮するんだよ」
「別に推奨しなくても【俺ら】はみんなやってそうですけどね。……それに関してですが、この【悪魔契約】自体に契約した悪魔側からの情報汚染を防ぐプロテクト機能があるので、仲魔による契約者含む人間の魂への汚染はレジストされるみたいですよ」
まさかあの掲示板にそんな深い意図が……ちなみにそこまで言っても霊能関係の仕事に没頭する人は極少数だがいるので、この組織では定期的な健康診断も義務付けられているとか。
……もっとも、そもそも情報汚染など無くとも人間同士でも長く一緒に暮らしていた相手の価値観に寄るとか普通にあるし、それが根本的に価値観の違う悪魔との接し方を考えなければいけない異能者なら影響を受けて価値観がそちら寄りになる事は十分にあり、故にその辺りには常に気を付けないといけないらしいが。
「んで【悪魔使役】は契約した悪魔をコンピュータ内に収納、または現実空間に呼び出して使役するシステムですね。現状では呼び出せる仲魔の最大数は3体、格納しておける最大数は9体となってました。この辺りはCPUの増設や改造で増やせそうな感じでしたが」
「【悪魔会話】に関してはその名の通り人語を解さない悪魔との会話を可能とするプログラムでしたお。そしてこちらにも情報汚染を防ぐプロテクト機能が組み込まれてました。ダーク悪魔などとも会話可能かどうかは試してみる必要がありますお」
「悪魔の言葉を聞いても情報汚染されないのは大きいわね。しかし聞けば聞くほど使用者の安全に考慮された作りになってるのね」
「今回のプログラムばら撒きおじさんは一体どうしたのでしょうか?」
格納できる最大数が9体だけだとゲームではすぐにいっぱいになるイメージだけど、現実でそんな大量の悪魔と契約するのは無理っぽいからそのぐらいで良いのかね。
「お次の【エネミーサーチ】は広範囲に渡って周囲の敵性存在を探知した上で脅威度と大雑把な距離を表示する機能ですね。【デビルアナライズ】の方は近距離の悪魔や人間のレベル・種族・耐性などを解析するシステムで、最大レベル99まで解析できるみたいです。後【オートマッピング】は【エネミーサーチ】とも連動していて周辺の地形を探知して、そのデータを簡易の地図として表示する機能の様です」
「以前俺達が試験的に作った機械式アナライズ装置はレベルが30を超えた時点で【ボンッ!】ってなるので性能面では遥かに上ですお」
「そもそもスキルによるアナライズは術者による相対評価で解析結果が決まるから客観性には欠けるんだけど。その装置もスライムニキのアナライズを参考に作った物だったし」
「異界の地形が把握出来るなら便利だろうね。どの程度の精度かにもよるけど大雑把でも把握出来るのなら……」
……語られる悪魔召喚プログラムの機能を聞くにつれて、その“有用性”を感じ取ったのか幹部メンバーの雰囲気にも熱がこもり始めていた。
「後は【マグネタイトバッテリー】ですね。これはプログラムだけでなくハードウェア面での機能でもあるのですが、まあ名前通り生体マグネタイトを蓄積する機構ですね。そして蓄積したマグネタイトを使用者や契約している仲魔へと供給するプログラムもセットでしたし、倒した悪魔が放出したマグネタイトを自動で回収・蓄積する【不活性マグネタイト回収・蓄積機能】もありました」
「この機能により本来仲魔の契約と維持には術者が豊富なMAGを持っていなければ厳しかったですが、バッテリーからMAGを供給する事によって必要なMAG量は大きく減る様になってましたお。……これならクソ厳しい修行を経ずとも誰でもデビルサマナーになる事が出来ますお!!!」
「マグネタイトを使用者にも供給出来るならバスターが使っても役に立ちそうだねぇ。まあ本来自分のものでないマグネタイトを受け入れるのは負担が掛かるから要検証だけど……さて、これで【悪魔召喚プログラム】の一通りの機能は出揃った訳だが、みんなはコイツをどうすべきだと思う?」
そうしてロボキチニキ達による説明が終わった所で脇巫女ネキは幹部メンバー達を見渡しつつ真剣な表情でそんな問いを投げかけた。
「俺としては断然この【悪魔召喚プログラム】を俺ら内で量産化・配布するべきだと思いますお! 単純にデビルサマナーが増える事によって戦力は上昇しますし、造魔にも機能が適応出来るならその運用に関しても大幅に改善する筈ですお!」
「それに【エネミーサーチ】【デビルアナライズ】【オートマッピング】【マグネタイトバッテリー】ははっきり言って有用過ぎる技術ですからね。サマナーを目指さない人にしてもこれらの機能があれば十分な戦力強化になるかと」
「それよりもあのクソ厳しい修行を潜り抜けなくてもサマナーになれるなら絶対採用するべきだろ! 常識的に考えて!」
「やらない夫君、個人的事情は出すのは良くないよ? まあ僕もプログラムの全面採用には賛成の立場だが。……只でさえ俺達はオカルト素人が大半でいくら霊的資質が高くてもそれで『強い』って訳じゃないし、戦力強化として必要なら採用すべきじゃないかな」
やる・やら・でき・ないのメガテン悪魔ガチ勢四人に関しては当然ながら【悪魔召喚プログラム】の導入には賛成の様だ。
「ふむ……ロボキチニキ、この【悪魔召喚プログラム】に使われてる技術は再現・量産化は可能なんだな?」
「ええ、現状の僕達の技術力でも複製・量産化は可能でしょう。プログラムに関してはコピーやダウンロードに関しては問題ないですし、マグネタイトバッテリーを始めとするハード面でも研究を進めればそう遠からず生産出来る様になると見てます。……まるで
「だとすると安易にプログラムを採用するのは反対だな。……所詮【俺ら】の大半は裏稼業からみれば隙だらけで緩い精神性だし、そんな所に超高性能な悪魔召喚プログラムを配布すれば必ずそれを嗅ぎ付けたメシアガイアファントム辺りに流出する。そうなれば敵側の戦力を更に強化する事となるだろう」
「この手の汎用的な技術は一度世に出れば遅かれ早かれ広まるモノですからね。それにどれだけ制限があってもお手軽に悪魔が召喚出来るのは危険性が高いと思いますわ。魔界からの悪魔召喚ならGPが上がる要因にもなりかねませんし」
それに対して神父ニキと周回ネキは反対派……というよりは【悪魔召喚プログラム】を採用・配布した際のリスクを重く見ている感じだな。複製や量産がしやすい強力な戦力ってのは敵にも当てはまる。
「技術班である僕としてはこの【悪魔召喚プログラム】に使われている技術は軽く嫉妬を覚えるぐらいに見事なモノだったので、可能な限り有効活用したいと思うんですがね。……実際、非覚醒者に使わせる所で詰まっている【デモニカスーツ】を始めとする一般人用装備とかも【マグネタイトバッテリー】の技術を流用すれば開発の目処が立ちそうですし、何より僕が主導している『人型巨大ロボット開発計画』にも大きくプラスになりそうですし!」
「悪魔召喚に関しても造魔作成時に一番手間が掛かって出来る人も少ないのは降霊作業だし、コレを上手く使えば作業効率を大幅に上げられるかもしれないよ。勿論安全性の確認とかは必要だろうけど」
「それは有り難いな。……もう造魔だからって1日23時間働くブラック労働は嫌どす」
そしてロボキチニキと魔女ネキとスライムニキも賛成派……正確には部分的に有用な技術は取り入れるべきって考えみたいだな(一部個人的な事情が混じっているが)
……その後も【悪魔召喚プログラム】について様々な意見が出たが中々まとまらない様だった。採用するしないでそれぞれメリットデメリットがあるからな。
「ふーむ、中々意見が纏まらないわね。……私が意見を出すとそれで決まりかねないし……それなら、そっちの三人は何か意見はあるかしら」
「「え? いきなりこっちに話を振る⁉︎」」
そんな中でいきなり脇巫女ネキに話を振られたのでつい驚いてしまった。今までずっと単なる話の聞き手だったからいきなり意見を言えと言われても……まあ考えぐらいはあるけどさ。
「えーっと、いきなり意見と超言われても……とりあえず実際にちょっと使ってみて使い心地を確認してから決めれば良いのでは?」
『ふむ、某は機械には詳しくありませぬが異能に纏わる物品にはどれもリスクがあって然るべきであり、そのリスクとそれを押して使うだけのメリットがあるかを事前に調べる事は必要でしょう。魔道具の類いは事前の練習は必須ですしな』
「それと【悪魔召喚プログラム】が他の組織に流れる懸念についてだが、そもそもコレは【スティーブン】から渡されたもンだからなァ。その時アイツは『人類の存続の為に有効活用してくれる事を願う』とか言ってたし、ここで俺らが破棄しても別の方法でばら撒くンじゃねェ?」
「「「「「あー……あり得る」」」」」
そもそもロボキチニキが『異様に解析し易い』って言ってたし、スティーブンの発言から考えてもコレは解析して量産される事を前提で俺に手渡したって考えられるんだよな。それならあっさり二つ目を渡した事にも説明がつくと思う。
……まあコレも俺の推測に過ぎないが、幹部メンバー達もその意見が腑に落ちたらしく考え込みながら更なる意見を出し始めた。
「初めからプログラムを解析・量産させる事がスティーブンの狙いと……プログラマーとしての私見ですが、確かにこの【悪魔召喚プログラム】は複製・量産がしやすい設計になってますね。しかも安全対策の部分はブラックボックスのままでも問題なく量産出来る仕様になってます」
「まあ、あのプログラムばら撒きおじさんですし私達が【悪魔召喚プログラム】の普及をしないのなら、別のルートでばら撒くとかし兼ねませんわよねぇ。……プログラムの危険性を知ってる私達ならまだ上手く扱えますが、ヤタガラス辺りならまだしもメシアガイアファントムに渡され、それらが主体で【悪魔召喚プログラム】の運用がなされるのは……」
「ならいっその事こちらが主体で悪魔召喚プログラムを一般に流布するか? 上手くいけばある程度はプログラムの普及度合いを制御出来るかもしれん」
「ふむ、三人共結構いい意見を言ってくれたわね。……ロボキチニキ質問なんだけど、この【悪魔召喚プログラム】は【悪魔召喚】の機構を省いた状態でも量産は出来るのかしら?」
これまで意見は言わなかった脇巫女ネキのその言葉に少し驚いた様子を見せながらも、ロボキチニキは手早くデータを確認してながら解答した。
「そうですね……まあ可能でしょう。このプログラムの構成だと安全対策のセキュリティシステムを除いてですが、個々の機能はどれか一つを省いても問題なく機能する様になってますから。ブラックボックス化しているセキュリティ以外の部分の改造も研究を進めれば多分出来るでしょう」
「一番扱いに困るのは
そう言いながら脇巫女ネキはパンパンと手を叩きながら立ち上がると、そのまま幹部メンバーへと向き直って話を続けた。
「とりあえずこれからも【悪魔召喚プログラム】の解析と試験運用を続けるわよ。技術転用や配布についても考慮しつつ、他の技術班や財界・政界ニキ達とかにも声を掛けるわよ。それとヴィクトルとスリルにも声を掛けて協力を要請するべきね、あの二人の能力はプログラムをどうするにしても必須でしょうし……まあ契約とかで縛る必要があるでしょうけど」
「技術屋ならこのプログラムの事について知れば協力してくれると思いますよ。はっきり言って20年は先の技術で作られてますから」
「まあ問題としては大き過ぎる代物だし、ここにいるメンバーだけで運用を決めるのは危険かね。既に悪魔召喚プログラムが存在してる事は【俺ら】に広まってしまったみたいだし」
「実際霊装としてはクッソ優秀だからな。今解析出来た範囲内でも悪魔召喚が出来なくても全異能者が標準装備するべきって言うぐらい」
「まあ、あのスティーブンの思う通りに動かされてる感があるのは不本意ですけどね」
「「「「それな」」」」
脇巫女ネキが纏めた時点であっさりと全員がそれに従っている辺り、彼女は転生者達の代表としての影響力が凄く大きいみたいだな。これなら最初に下手な意見を言わなかったのも納得か。
「まあデビルサマナーになりたいなら専門の講習とか訓練はしてもらう事になりそうだけどね。プログラムで使役や契約が簡単になっても、悪魔と付き合って共に戦うのはゲームみたいに単純にはいかないし。……秩序でも混沌でも中庸でも別に構わないけど、せめて
……成る程、彼女が転生者達の代表をやれてるのは圧倒的な実力だけが理由じゃないみたいだな。今までは成り行きでこっちの業界に入ってしまった俺だけど、今後は異能者としてどうやって行くかをよく考えないといけないかな。
──────◇◇◇──────
「……ところで通行君提案なんだけど、ちょっと【デジタルデビルサマナー】やってみない?」
「うえェ?」
……とか思ったらなんかそんな提案を脇巫女ネキにされたんだけど。すまんがちょっと考えさせて……。
あとがき・各種設定解説
悪魔召喚プログラム:プログラムばら撒きおじさんの本気
・これまでの皆様からのご要望を可能な限り反映して、使用者に優しく終末要因にはなり難い悪魔召喚プログラムを目指しましたbyスティーブン。
・ブラックボックス化しているセキュリティは仲魔の情報汚染遮断、悪魔召喚・使役系統機能の覚醒者以外の使用及び専用のハードウェア以外での使用禁止、登録した使用者以外の運用防止といった危険度の高く機能のみに使われている。
・逆に言えばエネミーサーチやデビルアナライズ、マグネタイトバッテリーなどの汎用性が高く危険度の低い部分のセキュリティは解除可能で、改造次第では非覚醒者でもある程度使える様にとか出来る。
・ちなみに二時間弱であっさりと機能を解析されていたが、これはまだネットが普及していない現状の世界では唯一のテクノシャーマンであるロボキチニキの存在と、コンピュータ関連の企業を経営している財界ニキから提供された最新設備があったからである。
・なので、いくらスティーブンが解析し易くしているとは言えど、転生者互助組織以外の他の霊能組織ではだと解析には優に半年以上はは掛かるレベルの代物だったりする。
読了ありがとうございました。
ようやくタイトルにある【悪魔召喚プログラム】について書けたよ。今後は転生者達がどう悪魔召喚プログラムを使っていくのかについて書く予定。感想が来たら更新速度にスクカジャが掛かるかも(笑)