「オオオオラアアアアァァァァ!!! 死ねやァ!!!」
【
『ギベェ⁉︎』
チュートリアル異界の
それでも流石に悪魔であるからか単なるバットの一撃を受けてもオバリヨンは倒れなかったが、
「よっしゃァ! これで厄介なスクンダスクカジャ持ちは潰した!」
『隙アリィ! 死ネェ!!!』
【グラム・カット*1】
その後、血走った目で周囲を警戒する通行に対して背後から両手に双剣を持った骸骨──【邪鬼 トゥルダク Lv11】が迫り、そのまま彼の首目掛けて振り下ろし……その霊すら断つ筈の刃は通行の首に当たった瞬間に反射され、彼に1のダメージを与える事も出来なかった。
【物理反射*2】
「効くかァ! 貫通持ちじゃないのは匂いで分かるんだよォ!!!」
『ギハァッ⁉︎』
その攻撃を通行はハヤタからの加護で強化された霊感と脇巫女ネキによる貫通弾幕ごっこによる経験で反射を抜けないと判断し、それを無視してバットを振りかぶり攻撃が反射されて体勢を崩したトゥルダクの頭部に横薙ぎの痛烈な一撃を叩き込んだ。
そのまま通行は先程と同じ様に躊躇なくバットによる連撃を叩き込んでトゥルダクを倒し、再び霊視を使いながら腕に付けられたCOMPを操作して【エネミーサーチ】を起動しつつ念入りに周囲を警戒していった。
「ああクソ、攻撃用のアクティブスキルをまともに覚えやがらないから倒すのに時間がかかるなァ……悪魔の反応はあっちか」
悪魔召喚プログラムに備わった【エネミーサーチ】と【オートマッピング】によるによる周囲の索敵の結果、先に進んだ所の広めな通路に悪魔の反応があったので通行は最大限警戒しつつ先へと進んでいった。
『ギヒヒ、ウマソウナ人間ノニオイダァ……』
「……チッ、面倒な相手がいるなァ」
そこには割と広めに作られた洞窟にギリギリ入るぐらいに巨大な蜘蛛型の悪魔──【地霊 ツチグモ Lv15】がおり、その凶悪な顔に笑みを浮かべて近づいてくる所を感知していた通行の方を向いている所だった。
『ノコノコココニ来タノガ運ノ付キダ! 喰ラエ!!!』
【マハジオ*3】
通行の姿を見定めたツチグモは間髪入れず洞窟を埋め尽くす程の範囲を持った電撃を放った。この狭い洞窟内ではいかな覚醒者でも範囲魔法を回避する事は出来ず、更にこの距離なら命中時のノックバック込みで数発は電撃を放てる上にSHOCK状態に出来れば嬲り殺せる……という考えの元で放たれたツチグモ必勝の戦術だった。
【電撃反射*4】
「悪ィが電撃は既に反射出来る様になってンよ」
『ナッ⁉︎ ガァッ⁉︎』\REGIST!! /
だが、その電撃の束は通行を飲み込んだ瞬間に反射され術者であるツチグモを襲った……彼はこれまでのレベリングで【物理反射】以外にもいくつかの属性の反射スキルを覚えており、貫通スキルなど持ち合わせている筈も無いチュートリアル異界の悪魔達に対して非常に有利に戦う事が出来ているのだ。
……もっとも、本人的にはまともな戦闘に使えるアクティブ系スキルを覚えない事による火力不足が不満になっているが。
「だからツチグモみてェな耐久が高いヤツは苦手なんだよなァ。前に戦った時も30分以上殴り続ける必要があったし……と言うわけで今回は【ブフーラストーン*5】使いますねェ。氷結弱点だろオマエ」
【アナライズ*6】
『グバァッ⁉︎』\WEAK! /
そう言いながら通行は自身が習得出来た数少ないアクティブスキルである【アナライズ】で相手の耐性を確認した(COMPの機能で代替出来るから本人的には不満)後、懐から取り出した【ブフーラストーン】を投げつけてそこから溢れ出した吹雪によってツチグモを凍りつかせた。
……これまでの戦いで自分の火力不足は分かっており、更にスキルと加護のお陰で耐性装備を揃えるのも最低限で済むので、彼はこの手の攻撃用消費アイテムに異界で稼いだマッカを注ぎ込んで用意していたのである。
「と言うわけでェ、遠間から【ブフーラストーン】投げる作業ですね。はい
『フザケルナァ!!!』
そんな邪悪な笑みを浮かべた通行が容赦なく追加の【ブフーラストーン】を投げつける様子に怒ったのか、ツチグモは冷気を耐えながら自身に攻撃力上昇のバフを掛けて、無理矢理近付いた所で持ち前の鋭い爪を連続して振り下ろした。
「まあ当然効かないんですがねェ。貫通無しじゃなァ」
【物理反射】
『ギアァァァッ⁉︎』
……が、それが当然の如く通行に触れた瞬間に反射され逆にツチグモへダメージを負わせ、それで出来た隙に彼は追加の【ブフーラストーン】を自身が巻き込まれる事も厭わず至近距離で起動させてツチグモを凍結させて撃破したのだった(ちなみに通行は【氷結反射*9】を持っているので無傷)
「チッ、今ので【ブフーラストーン】も切れたか。ゲームじゃないから大量にアイテムを持てるって訳じゃ無いしなァ。……レベル上がってもまともな攻撃手段が無いのがキツい」
【覚醒者 木原通行 Lv17】
……そうボヤきながら買っておいたアイテム収納用のバッグの中身を確認しつつ、これまでの訓練によってちょっと荒んでる通行は再びCOMPを操作して異界探索を続けるのだった。
──────◇◇◇──────
「……へぇ、まさか一週間弱でそこまでレベルを上げるとはね。チュートリアル異界とは言え上層の単騎行とかやってるって聞いた時は驚いたけど、上手くやってるみたいで良かった」
「……そりゃあ、あれだけのクソみたいな鍛錬を積めばなァ」
そんな訳で本日の異界探索を終えた俺はドロップアイテムの換金や武器の整備を済ませた後で、脇巫女ネキに呼び出されて再び【博麗神社特別霊能研究所】にやって来ていた。
「それでェ、今度は何の用なんですかァ? ……もう訓練は嫌なんだけど(真顔)」
「流石に訓練はもう無いわよ。時間も無いしね。……今日はようやく貴方用の【造魔】の調整が終わったから届けに来たのと、もう十分に
「やっとか。……悪魔召喚と使役の為にレベルを上げ続ける日々もようやくおさらばか……」
滞在日程の最終日辺りに悪魔召喚するからビシビシレベルを上げていくわよ……という言葉から始まった地獄の日々も漸く報われるんだなって(泣)
それに一人で異界攻略してたらいやでも理解させれたが、俺は各種反射スキルのお陰で防御力はそこそこ高くても攻撃力がさっぱりだからな。その辺りを造魔や仲魔で補えるのは有り難い。
「それじゃあまずは造魔との契約をやって貰うけど、説明に関しては開発者である「そう! このエルネスティ・エチェバルリアがご紹介しましょう!!!」
脇巫女ネキの言葉に被せる形で後ろの扉を勢いよく開けながら、今回俺の造魔の製作を担当してくれる事になったロボキチニキが満面の笑みで部屋の中に躍り出た。
……デビルサマナーとして悪魔召喚プログラムの試験運用を行うと決めた時、その仕事のサポート兼報酬の一部としてカスタムした量産型造魔を渡される事になったのだが、その際にロボキチニキからの凄まじいプッシュについ『デザインとかスペックは任せる』って言っちゃったんだよなぁ。まあ別に何かこだわりがある訳でもなかったからいいんだが。
「と言うわけで、こちらが通行氏の専用造魔となります【造魔 シャアザク】です! どうですか? ちゃんと通行氏の好みのロボットにしましたよ!!!」
『よろしく頼む、サマナー(CV池○)』
「……すごい良い声だな」
「声には拘りましたとも!!!」
そんなタラコ色のボディに一つ目ツノ付き(流石に身長は180センチ程だったが)と言うクッソ見覚えのあるロボット型造魔を取り出して凄くイイ笑顔でサムズアップするロボキチニキを見つつ、俺はその詳細なスペックを聞こう……と思ったら、それより早くロボキチニキがシャアザクについて熱く語り出した。
「まずこの【シャアザク】は僕を主体とした同士達による『ロボ型造魔開発計画』で作られたものであり、見た目がロボっぽくて式神の一種故に扱いやすい【妖魔 シキオウジ】の劣化分霊を核とした量産型造魔【造魔 ザクⅡ】をベースに改造強化を施したものです。僕としても出来れば一から作りたかったのですが流石に悪魔召喚プログラムの解析と並行して一週間以内に作るのは不可能だったので……ですが! 既存の造魔をベースにしている分だけ各種改造と強化には十分なされておりますから、その性能は通常のザクと比べても
「まあ提供してもらった通行君の霊能資質が高い血液や毛髪を使ったお陰で結構な性能になってるのよね。本来は悪魔契約によるマスターの霊質や魂の変質を解析する機能用に契約のラインを強める為の措置だったんだけど」
ちなみにシャアザクには万が一俺に何か悪影響があれば直ぐに報告する様になっており、更に緊急時には直接脇巫女ネキの方に連絡を入れる事も出来る様になっているらしい。
その副産物として思考能力や判断力も通常より高めてあり、それによる高性能なAIパターンと俺の血肉によって向上した基礎ステータスのせいで量産型造魔としては破格の戦闘能力を手に入れているのだとか。
「まあ、このシャアザクの役目は『悪魔召喚プログラムの悪影響調査』と『もし悪魔が反逆した際のカウンター』だし、その為に思考能力や戦闘能力が高いに越した事はないでしょう。……とりあえず熱く語り続けるロボキチニキはスルーして【シャアザク】と
「わあったよ。えーとシャアザク、お前を仲魔にしたいんだが構わねェか」
『勿論だ、私はその為に作られたのだからな』
未だに向こうで語り続けているロボキチニキをスルーしつつ、俺は確認を取った後にCOMPを操作して【シャアザク】との契約を結んだ……契約自体は【悪魔契約】の機能を起こして画面ポチポチすればあっさり終わったので少し意外だったが、とにかくこれでようやく俺に仲魔が出来てデビルサマナーとしての第一歩を歩み始める事が出来たって感じだな。
『うむ、無事に契約は完了しているな。マスターとのパスや霊格への悪影響を精査する術も問題なく機能している。……改めて今後ともよろしく。勝利の栄光を、君に!』
【造魔 シャアザク(妖鬼 シキオウジ) Lv15】
「なんか台詞回しが不安なのは置いておいて……契約したら造魔の中身の種族まで見える様になってンな。普通に【デビルアナライズ】で造魔を見てもここまでの情報は出ないンだが、契約した仲魔のスキルとかは見れるしその一環かねェ」
「ふぅん、とりあえずウチで作った造魔との契約も問題なく出来るみたいね。……そうだ、ちょっとシャアザクをCOMPに収納出来るか試してくれないかしら。実体のある造魔も召喚・送還出来るか確かめておきたいのよ。管なら出来る事は分かってるんだけど」
「へいへい」
そう脇巫女ネキに言われて送還と召喚の機能を試してみたが、特に何も問題は起きず普通にシャアザクをCOMPに出し入れ出来た。
実体のある量産型造魔は維持に必要なMAGが少ないとはいえ皆無ではないが、それもCOMPにしまっていれば維持コストはゼロになる。加えて流石にこんなロボ型を常時連れ回していたらオカルトの秘匿どころじゃないし、家族への説明とかも面倒なんてもんじゃないからこうしてCOMPに格納出来るのは有り難いな。
「ふむ、常時連れ歩かなければならないのは造魔の欠点の一つだったけど、COMPがあればその心配も無くなるか。……この機能だけでも採用する価値が出てくる……本当に都合の良い機材だよねぇ【悪魔召喚プログラム】」
「供給するマグネタイトは自分のものか【マグネタイトバッテリー】に蓄積しているものか好きな様に選べるみたいだな。デフォルトの設定では自分のマグネタイト量が半分以下になったら自動でバッテリーからの供給に切り替わる様になっているみたいだけど」
『それよりもマスター。現在のマスターにはかなりの疲労が溜まっている様だぞ。生体マグネタイト量も半分を切っているのだし、悪魔召喚を行うなら最低限の休息は取るべきだと提案させて貰う』
なんかシャアザクがいきなりそんな事を言ってきたが、別に俺は疲れてなんかいないと思うんだが……さっきも異界で悪魔を撲殺し続けていたから目が冴え渡っているというに。
『それは単に戦闘の連続で頭がハイになっているだけだろう。そもそも単独で異界に突っ込む事自体がおかしいと気付いていないのか?』
「…………改めて思い返してみると幾ら何でも単独で悪魔を倒して異界に突っ込むのはおかしいのか? そう言えば異界での俺の行動がこう全体的にバイオレンス過ぎた気も……」
うむむ、思い返してみると脇巫女ネキの修行を終えた後の俺は色々とアレな感じになっていた様な……流石に無理をし過ぎたかな。知らない内に疲労が溜まって行動がおかしくなっていたか。
『というか
「あー ……ま、まあ初心者用異界ぐらいなら耐性ガン積みした通行君なら一人で行けるって思って。私も覚醒して一ヶ月ぐらいで異界を一個潰してるし……それに一応姿を消した【オンギョウキ】を付けてあったし、万が一死んでもすぐ【リカーム】出来る様にしてあったし」
「まあ【オンギョウキ】が付いてると分かってたから無茶をしてたからなぁ。でもやっぱり脇巫女ネキは何でも自分のスペックを基準にするのはどうかと思う」
シャアザクに突っ込まれて目を逸らしながら苦笑いを浮かべる脇巫女ネキだったが、俺達のジト目に耐えきれなくなったのか『ゴメンね☆』と謝ってきた。
……まあ、その後の発言で覚醒したての異能者が自身の限界を知らずに無理をしてやられる事はそれなりにあるし、俺もチュートリアル異界でそうなるだろうし油断や慢心をしない為にも身をもって学習させるには丁度いいだろうと死ぬまで放置して後で蘇生させれば良いって考えも脇巫女ネキにはあった事が分かったが。
「まさか一人であっさりチュートリアル異界の上層を攻略出来るとは思わなかったのよ。少数だけど反射出来ない希少属性魔法を使う悪魔が出るから、それか呪殺持ち辺りの群れに囲まれれば詰むと思ったんだけど」
「俺の反射を抜いてくる悪魔は気配でなんとなく分かるし、そいつを優先して潰せば後は反射しながら殴る作業だしな。無理なら【くらましの玉】で逃げれば良いし」
「霊犬の加護に悪意や危険を看破する霊視強化の恩恵がある事は気付いてたけどここまでとは。……まあとにかく悪魔召喚の実験にはまだ時間があるし通行君は少し仮眠を取ってきなさい。そっちのロボキチニキもね、貴方最近殆ど寝てないでしょう」
未だに語り続けているロボキチニキだったが、脇巫女ネキが声を掛けたことでようやく言葉を止めた……まあ確かによく見ると彼の顔には少しクマができていて、何処となく疲れた雰囲気を出している様に
「いやいや僕はまだまだイケますよ! このぐらいの疲労なら魔女ネキ謹製の【マッスルドリンコ】を濃縮して血管から
「いや貴方、以前にそれをやって魔女ネキを本気でキレさせてたじゃないの。彼女が『自分の薬の不正使用』と『ブラック労働』が大嫌いなのは知ってるでしょうに」
「あー……まあ、もう一度【マハブフダイン】による強制
最初はごねたロボキチニキだったが、脇巫女ネキが魔女ネキの名前を出しただけであっさりと意見を翻して仮眠を取るべく部屋から出て行った。
……さてと、俺も一旦仮眠でもとって身体を休ませるか。ここ一週間の異界潜りによって次の【悪魔召喚】の実験に必要なMAGは十分バッテリーに溜まっているとはいえ、自分の体調も万全であるに越した事はないだろうからな。
あとがき・各種設定解説
【覚醒者 木原通行 Lv17】
ステータスタイプ:魔・運型
防御相性:物理・火炎・氷結・電撃・衝撃反射 破魔無効 呪殺耐性
能動スキル:【アナライズ】【サバトマ】
自動スキル【物理反射】【火炎反射】【氷結反射】【電撃反射】【衝撃反射】【呪殺耐性(加護により取得)】【地獄のマスク(加護により取得)】
汎用スキル・その他:【格闘技(弱)】【デジタルサマナー】【霊視(加護により強化)】【霊犬の加護】
・レベルに比して耐性が色々とおかしい主人公だが、魔力が高いのにまともな攻撃魔法すら覚えない上に物理面はもやしなので攻撃力が低い。
・各種反射スキルは対応する属性の攻撃を食らった後にレベルアップしたら何故か覚えたものであり、また【サバトマ】に関しては召喚術の(強制)学習を行った際に生えてきた。
・使っていたバット【K−1】は銃刀法対策霊装の一つであり比較的高い攻撃力を持った扱いやすい鈍器で、更に【混乱耐性】の効果により装備者の精神に安定をもたらし効果がある。
【造魔 シャアザク(妖鬼 シキオウジ) Lv15】
ステータスタイプ:力・速型
防御相性:呪殺・精神・魔力無効 物理・破魔・神経耐性 衝撃弱点
能動スキル:【マヒ針】【乱れ針】【グラム・カット】【ハマ】【ムド】【マカジャマ】
自動スキル:【衝撃見切り】【素早さの心得】【コロシの愉悦】
汎用スキル・その他:【特殊造魔】【会話(CV○田)】【高性能AI・赤い彗星】【銃技】【斧術】【霊質観測・解析】【擬似魂魄保護術式/■■■■の加護】
・ロボキチニキが趣味全開で作り上げた造魔であり、脇巫女ネキの手も加わっているので実際に買うとなると五百万は余裕で超える高級量産型。
・ロボ型ではあるがマスターの体調・霊質把握の為に高い思考能力と高精度な会話機能を持っており、台詞回しは言うまでもなくロボキチニキの趣味(2回目)
・【擬似魂魄保護術式/■■■■の加護】は組織で作られた全造魔に備わっている造魔の人格・擬似魂魄・本体である分霊を各種悪影響(特に本霊からの干渉)より保護する術式であり、その副産物として造魔への呪いや精神干渉を始めとする状態異常への耐性も得られる。
・これは博麗神社の主祭神である【秘神 ■■■■】の加護を主体に組み上げられている故に四文字やメム・アレフ、更にはどこぞの邪神達からの悪影響もブロック出来る凄まじい強度を誇るが、悪影響以外は造魔の任意で通す上に契約を始めとする主人からの呪術も通す仕組み。
読了ありがとうございました。
ハードモード修行により妹と比べてもほぼダブルスコアなレベルになった主人公ですが、これは彼の転生者としてもかなり高い霊的資質と上層を単騎で行動できる耐性を持っていたのが大きいです。次回はようやくメガテンお約束の悪魔召喚回の予定。