異様で禍々しい雰囲気を放つ草木が生い茂り、やけに毒毒しい色をした川が流れるあらゆる場所から悍ましい気配が感じられるこの世ならざる場所……【異界】の中で、二人の子供と一匹の犬が【外道 ウィルオウィスプ Lv1〜3】【幽鬼 ガキ Lv4〜5】【外道 モウリョウ Lv5〜7】と言った大量の死霊系悪魔に囲まれながらも懸命に戦っていた。
……言うまでもない事だが戦っているのは通行と最愛の兄妹とペットのハヤタであり、彼らがこんな異界にいるのはちょっとした事故の様な物である。
『『『『『『『◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️!!!』』』』』』』
「……だぁ! なんで折角香川に帰ってきた途端に異界に超巻き込まれるんですかねぇ!」
「それはハヤタが『嫌な気配を感じます』とか言って、それをお前が『家からも超近いですし、安全確認の為にちょっと様子を見ていきましょう』とか言ったせいじゃないですかねェ」
『申し訳ありませぬお二方。いきなり発生した上、どうやらこの異界には生者を引き込む性質があったようです。黄泉比良坂に準じる性質の異界かと』
【マハンマ*6】
彼らはハヤタが告げた嫌な気配を調べる為に慎重に近づいたのだが、そこでいきなり異界が生成された所為で対応が僅かに遅れ、そのまま飲み込まれてしまってこの様な事になっているのだ。
……まあそれでも最愛は発生させた衝撃波でウィルオウィスプを薙ぎ払いつつ超過ダメージによって発生した魔力を回収してMPを回復させ、通行はアナライズで敵を解析しつつCOMPと自前の召喚魔法によって四体の悪魔を召喚し、ハヤタは広範囲を破魔魔法で浄化して悪霊達をまとめて昇天させているなどレベル差もあり割と余裕を持って戦っていたが。
「【ウィルオウィスプ】防御相性火炎氷結電撃衝撃破魔弱点、呪殺耐性。【ガキ】火炎衝撃破魔弱点、呪殺耐性。【モウリョウ】破魔弱点、呪殺無効だ! アマノザコは最愛と一緒に数の多いウィルオウィスプを薙ぎ払え! ジャックランタンは火炎弱点のガキを攻撃! シャアザクは打ち漏らしを潰せ! ポルターガイストは【施餓鬼米*7】投げて援護だ!」
「オッケー! やっちゃう? やっちゃう?」
「私この中では一番レベルが低いですからねぇ。大人しく超雑魚いのを狙いますよ。……後は数を増やしますか。出て来なさい【アガシオン】」
【物理プレロマ】【コロシの愉悦】【会心波】【リストア】
『KYUI!』
【スクカジャ*10】
『『『◼️◼️◼️◼️◼️◼️!?』』』\WEAK!/\CRITICAL!/
アナライズによって敵の防御相性を抜いた通行は全員に対して最低限の指示を出した……それに答えてアマノザコは不敵な笑みを浮かべながらウィルオウィスプの群れへと電撃をばら撒いて一掃し、その邪魔にならない様に最愛も引き続き衝撃波を放って薙ぎ払っていく。
勿論ウィルオウィスプ達も反撃に【九十九針】や【ザン】で攻撃する者もいたが、最愛の腰に下げられた水筒から頭を出した【造魔 アガシオン Lv5】──プログラムの報酬として貰ったもの──の補助魔法によって回避率が上がった二人には当たらなかった。
「ガキ相手なら俺が前に出て壁になる! お前ら二人は後ろから魔法をぶっ放せ!」
『了解だホー! 実はこーゆー死霊を焼くのは結構得意だホー!』
【マハラギ*11】
『( ̄^ ̄)ゞ』
『『『◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️!!?』』』\WEAK!/\HEAVEN!/
まるで理性など無いような様相で迫り来るガキの群れに対し、おもむろに通行はバットを持ったまま前に出てレベル差によるステータス差をもって一体を殴り倒す。それに気付いた他のガキが通行に襲い掛かるものの、彼が持つ【物理反射*14】は突破出来ず逆に反射ダメージで倒されていった。
更にガキの群れへ通行の仲魔であるカボチャ頭にランタンを持った悪魔──【妖精 ジャックランタン Lv14】が放った火炎魔法が広範囲に浴びせかけられそれらを焼き払い、もう一体の宙に浮かぶ人形──【幽鬼 ポルターガイスト Lv13】が通行から渡されていた【施餓鬼米】を念動力で投げつけてガキを次々と昇天させた。
『しかし、発生したばかりの異界でこれだけの数が湧きますか……とにかく今はこやつらを一掃せねば。GAAAA!!!』
【某を見よ*15】【マハンマ】
『援護する! いけぇっ【ハマ】!』
『『『◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️!!!?』』』
そして一番レベルの高いモウリョウの群れだったが、ハヤタが一吠えするとその大半が彼に向かって殺到して【毒針】や【ザン】で一斉に攻撃を仕掛けた……が、それらの攻撃はレベル30を超えているハヤタにとっては悪魔変身するまでも無く対処出来る程度のものであり、回避率が大きく上昇している事もあってそれら全てを回避しつつカウンターで放たれた破魔の光によってモウリョウ は次々と昇天していく。
そして少数残った悪魔も戦場を強化されたスピードで動き回るシャアザクの破魔魔法によって次々昇天していき、数分後にはその場にいた死霊達は全てマグネタイトとマガツヒに変わっていたのだった。
「……最初はピンチだと超思ってましたが意外となんとかなるもんですね」
「まあ、破魔属性が使えてレベルがクッソ高いハヤタがいる以上は下級の死霊なんて物の数じゃねェだろ。範囲攻撃使いも多かったしな」
「つまりアタシ達のお陰ね!」『ヒーホー!』『(`・ω・´)✧』
『人の世に“死”という概念が存在し続ける以上、この手の異界はいつの時代も発生しうりますがそれ故に対処法も確立されています。具体的には破魔と施餓鬼米があれば大体攻略可能です』
とはいえごく稀に破魔耐性や即死耐性持ちの悪魔がいたりするので油断は禁物ですが……そんな事を言いつつもハヤタは自慢の
『……やはりこの異界は先程出来たばかりの様ですな。そして生者を閉じ込め逃がさない性質があると……まあこの手の異界であればよくあるタイプですし、今なら某であれば脱出も容易ですが』
「で、ハヤタ。この異界は放置しておいたらどれぐらい成長する? 後異界の主を倒しても脱出は出来ンのか?」
『出来立てで異界の規模がまだ大した事無いにも関わらずかなりの量の死霊が現れてましたからな、おそらく異界の主はそれなりの悪魔でしょう。このまま放置しておけば更に異界の規模を拡大される恐れがありますし、そうなれば某達の近辺にも影響が出る可能性があるので此処で主の討伐による脱出もありですな。……というか、どうやら
そう鋭い表情で指摘したハヤタが見た方向に兄妹達も顔を向けると、其方からは明らかにこれまでの死霊達とは別格の“死”の気配を漂わせながら迫り来る亡者の群れが居た。
……否、それは死者の群れであると同時に一つの悪魔として構成されている死霊。無数の人の顔面が集まって形作られた様な大型の悪霊であったのだ!
『『『『『『⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎!!!』』』』』』
「……アナライズ完了。【外道 レギオン Lv23】だな。防御相性は呪殺無効に電撃と破魔が弱点だ」
「おお、なんかキモいやつだね、ね!」『レベル高いヒホ』『(・Д・)』『高位の死霊か、厄介な』
「さっきの雑魚達とは超レベルが違いすぎませんかね? こんなヤバいやつが街の近くに現れるものなんですか?」
『この四国は黄泉の国などと縁が深い場所でもありますが、このレベルの死霊が現れるなど最近は無かった筈ですが。八十八ケ所結界などもあって霊的に安定してますし……やはり大正時代の様に悪魔が出現しやすくなっていると考えるべきでしょう』
そうこうしている間にも、レギオンは悍ましい呻き声を上げつつ周りに複数の配下である死霊系悪魔を呼び出しながら、彼等を自分達と同じ死者へと変えるべく迫っていた。
……レベル20を超えるこのレギオンは現在のこの世界においても上位に数えられる力を持った悪魔であり、もしコイツがこのまま成長して世に解き放たれれば大規模な霊災となって多くの人間が犠牲になるだろう程だった。
「じゃあ、さっさと片付けた方が良さそうだな」
「という訳でハヤタ先生超お願いします」
『まあアレを放置しておくのは少々危険でしょうからな……此処は貴様が居ていい場所ではないぞ。疾く召されるが良い』
【悪魔変身・聖獣ハヤタロウ】【マハンマ】
『『『『『『⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎◼️◼️◼️◼️■■■■▪️▪️▪️……!!!』』』』』』\HEAVEN!/
そんなレギオンだったが
「なんか強そうなボスだと思いましたが超あっさり消えましたね」
「上手く即死が入ったからな。あのボスも別に弱くはないンだが、それ以上にウチのハヤタが強すぎるンだよなァ」
「えー、なんだもう終わっちゃったの? の?」『盛大な出オチヒホ』『( ˙-˙ )』『まあ無事に終わったのなら良いのだ』
『あの程度の悪魔であれば大正時代に何度も戦いましたからな。そもそもこの手の死霊系異界は破魔系か施餓鬼米があれば低レベルでも対処可能ですし』
そんな風にボスを瞬殺した彼等は異界が消滅する前にさっさと現世へと帰還する事にした。幸い出来たばかりの異界故かボスを倒した事によって死霊悪魔の現出は停止していたので、偶にアマノザコとジャックランタンが落ちているアイテムを見つけて飛び出すなんて事があっても特に彼等は危険に遭遇する事も無く無事に戻る事が出来たのだった。
「出来たばっかの異界だから大したアイテムも落ちてなかったしね、ね」『ケチな異界だったヒホ』
「何事も無く終わって無事に帰還出来たンなら十分だろォが。出しっ放しはキツいからCOMPに戻すぞ」
『うむ、さらばだ』『(*・ω・)ノ』
『キチンと異界は消滅した様ですし、これならば現世に霊障の類いが起きる事も無いでしょう』
「それは私達の戦いが無駄でなかった様で超何よりです……ではさっさと帰りましょうか。確か今日は組織名を決める安価があるとか言ってましたしね」
──────◇◇◇──────
「……乃木さん、確か【大社】からはこの近辺に異界が発生したって言われてたのよね。そんな気配は感じないんだけど」
「その筈だが……ひなた、何か分からないか?」
「……ダメですね。見鬼の術で探ってみましたが異界らしき気配はどこにも……」
「誤報か何かタマ?」
「でも【神樹様】の探知は香川県一帯ぐらいはカバーしてるっていってましたし……とにかくもう一度探してみましょう」
「異界を放置してたらふつうの人達に危険が迫るかもしれないからね!」
「とにかく、今回【大社】から与えられたお役目は『この近辺で発生した異界の調査とその情報を大社へと報告する事』だからな。異界の発生が誤報ならその確証を持って帰る必要があるだろう」
「或いは異界の主が異界を隠蔽している可能性もありますしね」
「……分かったわよ」
「よーし! 勇者部ファイトー!」
──────◇◇◇──────
【いよいよ】転生者互助組織正式立ち上げスレ
56:★名無しの巫女サマナー
立ち上げる組織の概要はこんな感じかな
具体的な体制とかはホームページに上げとくから
57:名無しの転生者
大体分かった
58:名無しの転生者
HP見たけど基本的にこれまでと変わらないんだな
59:★運営
まあ態々苦労して構築した体制を変える必要は無いしな
そもそも組織の正式立ち上げはヤタガラスとかとの交渉で必要だからだし
60:名無しの転生者
『組織に所属している』と言えるのが重要
61:名無しの転生者
でも悪目立ちしてメシアガイアに目をつけられるんじゃ
62:名無しの転生者
>>61 ここまで規模が拡大すればもう今更だろJK
63:名無しの転生者
それよりもちゃんと体制作った方がいいだろ
どうせメシアガイアとはいずれぶつかるんだし
64:★名無しの巫女サマナー
まあ先の事は今は置いていて!
最重要案件である組織名を決める為の安価を始めるぞ!
65:名無しの転生者
イエーーーーーーーイ!!!
66:名無しの転生者
最重要案件なのに安価とはこれいかに
67:名無しの転生者
え? マジで安価で決めんの? 冗談じゃなく?
68:★名無しの巫女サマナー
冗談では無い(真顔)全てはアーンカの意思のままに……
そういう訳で今から安価開始だぜ! 下三つのレスを合わせたのが俺らの組織名だ!
実在の組織名だったら下に一個ズレるからよろしくね!
>>79
>>91
>>104
69:名無しの転生者
ちょ、いきなりか
70:名無しの転生者
良い感じの単語が思いつかない
71:名無しの転生者
これで俺らの組織名が決まるのか? 絶対変な単語混ざるだろ
72:名無しの転生者
お前ら真面目にやれよ! フリじゃないからな!
73:名無しの転生者
任せろー!
74:名無しの転生者
そろそろかな
75:名無しの転生者
まだだ……まだ堪えるんだ……
76:名無しの転生者
ここだ! 紅魔館!
77:名無しの転生者
女神転生
78:名無しの転生者
リインカネーション
79:名無しの転生者
ネオベテル
80:名無しの転生者
静岡支部
81:名無しの転生者
人外ハンター
82:名無しの転生者
組合
83:名無しの転生者
パンテオン
84:名無しの転生者
アンチメシア
85:名無しの転生者
ガイアスレイヤー
86:名無しの転生者
エナジー協会
87:名無しの転生者
時計塔
88:名無しの転生者
ゴールデンロイヤル
89:名無しの転生者
統合戦闘団
90:名無しの転生者
スクール
91:名無しの転生者
万神連合
92:名無しの転生者
カテドラル
93:名無しの転生者
アカデミア
94:名無しの転生者
邪竜戦記
95:名無しの転生者
ダブルツインマークⅡセカンド
96:名無しの転生者
愚連隊
97:名無しの転生者
ジャッジメント
98:名無しの転生者
サマナー
99:名無しの転生者
ナホビノ
100:名無しの転生者
株式会社
101:名無しの転生者
地球支部
102:名無しの転生者
カルデア
103:名無しの転生者
アルティメットクロス
104:名無しの転生者
ウルトラスープレックスホールド
105:名無しの転生者
ふんばり温泉
106:名無しの転生者
アヴァロン
107:名無しの転生者
魔女の館
108:名無しの転生者
フラクナシス
109:名無しの転生者
んん……?
110:名無しの転生者
いやちょっと待って
111:名無しの転生者
こwwwれwwwはwww
112:★名無しの巫女サマナー
はいここまで
組織名は【万神連合ネオベテル・ウルトラスープレックスホールド】に決定しました
113:名無しの転生者
草草の草www
114:名無しの転生者
合体事故だろこれ
115:名無しの転生者
大☆惨☆事
116:名無しの転生者
なんでこうピンポイントにアレな選択肢ばっかり引くのか
117:名無しの転生者
ヤバい選択肢を三つ組み合わせて酷い事になってる件
118:名無しの転生者
……いや、ホントにこれにするの?
流石にやり直すよね?
119:★名無しの巫女サマナー
( ゚д゚)
(・Д・)
120:名無しの転生者
こっちみんな
121:名無しの転生者
そもそも原作に出て来たヤツとか実在の組織はアウトだろ
122:名無しの転生者
多神連合じゃなくて万神連合だから……
123:名無しの転生者
ベテルじゃなくてネオベテルだから……
124:名無しの転生者
そもそも【多神連合】も【ベテル】も現状この世界には存在が確認出来てないし
125:名無しの転生者
前二つならまだ字面は良いんだけどウルトラスープレックスホールドはダメじゃね?
どこのプロレス団体だよって
126:★名無しの巫女サマナー
ちなみに名前はこれで決定だからね
というか今回の安価を儀式として組織に対する呪術や因果律操作なんかを弾く加護的な術を使ってたから
名前変えたら効果も切れるし再使用すると効果が一気に十分の一以下になるし
127:名無しの転生者
いやそういう事は事前に言って貰えませんかねぇ
128:名無しの転生者
脇巫女ネキ遊びが過ぎない
129:★名無しの巫女サマナー
>>127 最重要案件って言ったじゃん
今回のコレは【安価】という形式を儀式に組み込んでるせいか
事前に知らせて選択肢が恣意的になると効果が本来の半分ぐらいになるから出来なかったんだよ
130:名無しの転生者
でもこの後ヤタガラスとの交渉とかあるんだよね
131:名無しの転生者
地元組織『貴方はどこの所属ですか?』
俺『はい! 万神連合ネオベテル・ウルトラスープレックスホールド所属です!』
地元組織『?????????』
132:名無しの転生者
え? 組織名聞かれたらこの名前名乗らなきゃいけないのか?
133:名無しの転生者
>>131 これは酷いwww
134:名無しの転生者
草枯れるわ
135:★名無しの巫女サマナー
組織名の出来より加護の方が優先なので
組織そのものへの類感呪術とかあるし
136:名無しの転生者
でももうちょいなんとかならなかったのか?
あとがき・各種設定解説
【妖精 ジャックランタン Lv14】
ステータスタイプ:魔特化型
防御相性:火炎無効 氷結・混乱弱点
能動スキル:【アギ】【マハラギ】【タルンダ】
自動スキル:【一分の魔脈】
汎用スキル・その他:【アイテム探索】【浮遊】【ヒーホー会話】
・通行が二体目に召喚した悪魔であり、頭ヒーホーなので悪魔会話に苦労しつつもアマノザコの取り成しもあって『ちゃんと働けばお菓子とかをプレゼント』という契約で仲魔となった。
・最も悪魔召喚プログラムの契約術式なら無理矢理従わせる事も出来るが、仲魔とのコミュはサマナーの必須スキルであるのでちゃんとTALKで契約を取り付けるべきと言うのが脇巫女ネキの判断。
・アマノザコと同じ様に異界などに落ちたアイテムを探し出す事も出来るが、基本ヒーホーなのでうっかり隠れた悪魔を見つける事もある模様。
【幽鬼 ポルターガイスト Lv13】
ステータスタイプ:速・運型
防御相性:電撃耐性 衝撃・破魔弱点
能動スキル:【タスラムショット】【スクカジャ】【スクンダ】
自動スキル:【道具の知恵・攻】【道具の知恵・癒】
汎用スキル・その他:【念動力】
・通行が三体目に召喚した悪魔であり、幽鬼だからか会話は出来なかったものの割と人懐っこい性格だったのでアマノザコやジャックランタンと同じ条件を提示したら契約してくれた。
・汎用スキルの【念動力】は攻撃に使える程のパワーは出ないものの、物体を浮遊させて動かす事に特化したポルターガイスト所以の能力(ただし生物や悪魔には干渉が非常に困難)
・喋れないので基本的には表情とジェスチャーで意思疎通を行う。
【万神連合ネオベテル・ウルトラスープレックスホールド】:正式決定(笑)
・まあ安価とかすればこんな名前になるよねって感じで掲示板ではその後も採用の是非について論争が起こったが、結局は実利面(霊的防御)優先と安価絶対教の脇巫女ネキの意見によって正式採用された感じ。
・一応この名前ならまだ組織の存在を知らない他の転生者がいた場合でもにも分かりやすいだろうし、普段は【万神連合ネオベテル】とだけ名乗っておけばギリギリ怪しいカルト団体に見えなくもないのでなんとか受け入れられた。
・【ベテル】は聖書由来の単語だけど大丈夫かみたいな意見もあったがそもそも神父ニキ始めとしての一神教派閥もあるし、メガテンの組織としては真Ⅴの【ベテル】は比較的まともだから大丈夫だろうと言う感じで辛うじて納得された。
読了ありがとうございました。
これでようやく転生者組織が本格始動(笑)組織名については安価だしこんな事もあるかなと。