「……皆の者、此度は忙しい時期に集まって貰い感謝する」
「「「「ハッ」」」」
東京都の一般のものが決して立ち入れない場所にあるヤタガラス・クズノハの拠点の一つである屋敷、そこではヤタガラス・クズノハの代表達による近年起こっているゲートパワーの上昇やそれによって起こる様々なオカルト案件についての対策会議が行われていた。
「時間も無いので挨拶は抜きで早速本題に入るとしよう……まずは各地で起きている霊災について報告して貰いたい」
その場の上座に座る老人──戦前から生き延びたクズノハの霊能者であり、その知識を後世に伝えた事から『クズノハの生き字引』と呼ばれる今は名も無き“長老”。その音頭から彼等が調べた各地で起こっているオカルト事件の報告から会議が始まった。
「まず東京の状況ですが、まだ【四天王結界】は健在故に悪魔や霊障の発生は抑えられております。いくつか抱えている修練用の異界には影響が出ていますが、今の所は術式の調整によって対応出来る範囲です」
「ですが都内のメシア教・ガイア教・ファントムソサエティなどの勢力がこの機に乗じて活動を活性化させている様です。幸い連中が抱えている異界にも影響が及んでおり、それらの対処のお陰で今の所は大掛かりな動きは見せていませんが」
「ですが、最近帝都のメシア教に欧州から派遣された【アレクサンド・アンデルセン】が加わったと報告があります。知っての通り彼は欧州メシア教の特務機関【イスカリオテ】のエースですが、それが何故日本のメシア教に派遣されているのか現在追跡調査を行なっております。最近は欧州の一神教勢力で大きな勢力変化が見られたとの報告もありますので、日本への影響を含めて調査する必要があるでしょう」
「また、穏健派メシアの幹部である【ルルーシュ・ランペルージ】や【藍染惣右介】が彼と接触したとの報告もあります。それ以外にも過激派である【エンリコ・プッチ】や【言峰綺礼】なども動いていると」
「ガイア教は相変わらずそれぞれが好き勝手に動いていますが、最近出来た対メシアを掲げる派閥である【黒の騎士団】の動きには注意が必要ですね。首魁である仮面の男【ゼロ】の手腕によってメシア教に怨みを持つガイアーズを次々と集めて勢力を拡大しています。メシア教の動きに呼応して何らかのアクションを起こす可能性は高いと思われます」
「黒の騎士団の台頭により既存のガイア派閥が動きを変える事も懸念されますね。特に人魔共存過激派の“竜魔人”【バラン】や地球環境保全過激派の【風見幽香】など大派閥の長達の動きや、柊本家の裏切り者である“逆十字”【柊聖十郎】や行動が一切読めない“怪人”【甘粕正彦】などの個人で絶大な戦闘能力を持っている連中の動きにも注意が必要です」
「ファントムソサエティの方は相変わらず中々動きを掴ませませんが、最近幹部である【シド・デイビス】達が何やら怪しげな動きをしているとの情報が【葛葉キョウジ】から入っています。彼は引き続きファントムの調査を行うと言って……」
「宮内庁からの報告によると幸い皇居の方は問題ないそうで……」
この様にヤバいネームドが活動しているという中々絶望的な帝都の現状が報告されて行くが、この程度なら彼等にとっては日常茶飯事な事もあって彼等の表情にはまだ余裕があった。
更に帝都結界が健在な事もあって【ライドウ】を始めとする精鋭達の総力を駆使しながら連中の動きを牽制して抑え込むぐらいは可能。それによりどうにか東京近辺の安全を確保する算段は着いたので問題ないとの結論だ。
……だが、問題は次の『地方におけるゲートパワー上昇と発生した各種事件』の報告からだったのだが。
「東北の【恐山】にて大規模な異界が発生したと報告されました。イタコ達が対処と封印に向かったものの失敗して大打撃を受け、現状はどうにか拡大を遅延させるのが限界だと」
「それにより【マヨイガ】を始めとする東北の異界や妖怪達への対処が覚束なくなっている様で、出来れば東北にも援軍を派遣できないかと……」
「【京都ヤタガラス】の方も封印されている妖魔や荒御魂が現在活性化しており、それらの対処に手一杯となっていて他に援軍を送る事は難しいと言ってきました」
「他にも【大社】【イズモ】【守矢神社】【風鳴機関】などの協力関係にある霊能組織や地方霊能者の家系も、それぞれの管轄下にある異界の活性化や高位の悪魔の出現に対処しているのでどこもギリギリですね」
「地方ではレベル10以上の悪魔が頻出する程のGPになっており、そんな霊格の高い悪魔にやられた霊能者は多く出ています。このまま続けば担当地域の守護が出来ないどころか断絶する家も出始める可能性が高いかと」
「【峰都院家】からもGPの上昇と龍脈の活性化は今後も続く可能性が高いと報告が……」
「各地から東京の精鋭に援軍を頼めないかと……」
そうして報告される地方の現状にその場にいる者達は皆難しい表情を浮かべていた……GPの周期的上昇に関してはこれまで何度もあり、今まではその度にヤタガラスやクズノハなどの日本中の霊能組織が協力してどうにか解決出来ていた。
だが、今回は戦後のGHQによる日本の霊能組織の大幅な戦力減衰、及び各地に跋扈したメシア教・ガイア教などの渡来の不穏分子の跋扈により現状はっきりと手が足りていなかったのである。
……加えて一つ前の活性化周期である大正時代には【超力戦艦】や【アバドン王】などの大規模霊災が発生していた事から考えれば、今後それらに匹敵する霊災が発生する可能性は十分にある。もしそうなった場合現状の戦力では日本の霊的治安が不可能になる可能性すら考えられていた。
「……やはりここは俺が地方の救援へ……」
「ならぬぞ【ライドウ】。御主は現在この帝都の抑止力となっておる、そんな御主が抜ければメシアガイアの幹部連中が更に動きを活性化させるであろう」
「然り、帝が座し日本の霊脈の中枢であるこの帝都の守りを薄くする訳には行かぬ。そして現状の我らの戦力では夷狄を駆逐する事が出来ぬ以上、現状の様な均衡状態を保ち続けて連中が迂闊に動けなくなる状況を作るしかない」
「とすると現状対メシアで動いている【ゲイリン】も動かせぬか。確か今は忍び達と協力して欧州の動きを調べていたな」
そんな空気を払拭しようと二十代ぐらいの筋骨隆々な偉丈夫の青年──16代目葛葉ライドウ【風鳴弦十郎】が声を上げたが、“長老”を始めとする歳上のベテラン霊能者達の現状に関する意見を聞いて再び考え込んでしまった。
……そもそも【葛葉四天王】を始めとするクズノハの一流どころの霊能者達は東京近辺で活動しているメシア教・ガイア教の幹部や危険な霊能組織の押さえ込みで動き回っている状況であり、とても地方への援軍に回す余裕は無いのだ。
「ただ地方の現状を放置しておけばそれこそ日本の危機となるでしょう。やはりまだ辛うじて余裕のある我らから援軍を派遣せぬ訳にも行きませぬぞ」
「だがレベル10を超える悪魔を相手取れる程の者達には皆仕事がありますし……柊本家の現当主を呼び戻すか。彼奴が追っている“逆十字”はあくまで自身の生存のみを考えて行動しておるから単純な脅威度は低い」
「有能な若手でチームを作って派遣するのはどうでしょうか? 単独が無理でも集団でならば悪魔にも対抗出来るでしょうし、連携や心身を鍛える丁度いい修行になるだろう」
「地方との連携ももう少し強化したい所だがな。良くも悪くも霊能組織は自主自尊の精神が強いからのぅ、戦後のゴタゴタで弱まった霊能組織に援助したから今でもそれなりの繋がりは保てておるが」
「フリーで信頼の置ける霊能者にも可能な限り声を掛けるべきでしょうが……」
それでも彼等は護国に生きる者として現状をどうにかしようと様々な意見を出すものの、どれも当面を辛うじて凌げる程度の場当たり的な案でしか無く、今後もGPが上がり続ける事を考えると現状の根本的な解決策とは言えなかった。
彼等は戦後の日本オカルト組織解体などを乗り越えて現在の【ヤタガラス】を作ってみせた実力者達であり、それ故に現状は
……しかし、そんな中で16代目の隣に座っていたその懐刀である青年──
「失礼、一つよろしいでしょうか。……良い報告か悪い報告かはまだ調査が足りなくて分かりませんが、少々気になる情報を入手しました」
「緒川家の者か。構わん言ってみよ、どうせ今のままでは碌な意見が出ないだろうからな」
「ありがとうございます。……【浄増寺】の【司波達也】殿から『我々は近々のGP上昇に対応する為に複数の霊能組織やフリーの霊能者を集めた相互支援を目的とした互助組織を作りました。出来ればヤタガラスやクズノハとも協力関係を結びたいのですが』と言う提案が齎されました」
……そんな彼の発言を聞いて、その意味を推し量ろうとその場にいた者達は一時会議をストップして考え込み始めた。正直言って現状は猫の手も借りたいぐらいなので協力してくれる霊能者がいるのなら内心大歓迎ではあったのだが。
「ふむ……浄増寺は東京の霊能組織の中でもこちらに協力寄りの中立な立場だったな。余り我らとメシアガイアなどとの戦いには干渉せず、あくまで自分達の領分内の事件を解決しているスタンスだったか」
「彼等は自衛以上の事はせずに自分達の周りの悪魔事件を解決して治安維持を行うだけの組織ですが、最近では事件に巻き込まれて覚醒した一般人を門弟にして修行を施している話も聞きます」
「後を継いだ【司波達也】と呼ばれる男は異界を奪おうとしたガイア教の一派を返り討ちにするぐらいの実力者とも聞きますな。その門弟達も皆礼儀正しく帝都の悪魔程度なら問題無く相手取れる程だとか」
「正直自分達で霊能組織としての役目を果たしているだけで十分に有り難く、それが我らに協力してくれると言うなら願っても無いと言いたい所だが……その互助組織が一体どんなモノかによるな」
……とはいえ、ここで『ヤッター! 都合のいい協力者が来てくれたぜ! 直ぐに仕事を回そう!』……などと能天気に言う様であれば護国組織の一員などとはとても言えない。
地元の組織が丸ごと魔道に堕ちて危険団体になる事は割と良くあるこの業界なので、少なくとも既存の組織がベースでも新たに作られた組織を無条件で信用するなど有り得ず、最低限その組織についての状況を把握出来なければ採決は下せないのだ。
「緒川、お前なら既にある程度は調べているんだろう? その新たに作られた“組織”についての情報を話してくれんか」
「分かりました。……調べた所、約一年程前から【浄増寺】を始めとする複数の霊能組織や霊能者が集まって協力関係を敷いていた様です。調べた限りでは関東圏一帯における“非メシア系一神教”の代表格である【枢木家】やガイア教における個人特記戦力“灰の魔女”の娘、他にも何名かのフリーランスの霊能者が加わっている事も確認されています。……そして、その組織の盟主と呼ばれているのが、どうやら【博麗神社】の現当主という情報も入手しました」
「なんじゃと⁉︎ あの【博麗神社】が動いたというのか⁉︎ ……彼らは【神殺しの炎】を管理する事のみを代々受け継いで来て、現世の問題にはずっと関わって来なかった筈じゃが」
「枢木って戦後にカトリックへと宗旨替えした一族だったな。それに加えて白魔女にも黒魔女にも与せずに独自の動きを見せる“灰の魔女”の娘とは。灰の魔女本人は死んだと聞いたが子がいたのか」
「【博麗神社】ってそんな所あったっけ? ヤタガラスと協力関係を結んでる組織にそんなのは……」
「今の若い者は知らんじゃろうな。……そもそも【博麗神社】は千年以上前より
「それこそ【ヤタガラス】や【クズノハ】よりも古くから存在する家だからな。……その所為で余り情報は無いんだが……」
正直【浄増寺】を中心にいくつかの寺社勢力が協力関係でも結んだぐらいだと思っていた彼等だったので、どう考えても繋がりが見えない勢力同士が協力関係にあると聞き会議の場は一時的に喧騒で包まれた……のだが、続く緒川からの報告を聞いた彼等は更に驚愕する事になる。
「報告はまだあります。……どうやらその組織に加わっているのは霊能組織だけで無く、表の企業や会社がいくつも協力している様です。しかもその中には戦前に出来てバブルも乗り越えた大企業がいくつも有りました。詳しくはこちらの資料に……」
「日本有数のエネルギー会社に大手製薬会社、新進気鋭のIT企業に全国規模で展開しているスーパーマーケットまであるな。どれもテレビCMでよく見るヤツばかりだ」
「かと思えば町工場や中小企業や個人自営業者なども傘下に入っていると。……霊能組織が表向きのダミー会社を経営する、或いは企業と協力関係になるぐらいはままある事だが、ここまで雑多な組織が協力関係になっているのは明らかにおかしいな」
「盟主は【博麗神社】の党首となっているが担がれたのか、それとも自らが主体となってこれだけの組織を傘下に収めたのか……読めんな」
「相互互助組織と言う話だが果たしてどこまで本当なのか……」
……資料を見れば見る程に余りにも不自然過ぎる自称“互助組織”の実態に、歴戦の霊能者であるヤタガラス・クズノハの者達をもってしても困惑の声しか上がらなかった。
実際、霊能組織同士が協力関係になったり複数の霊能者が集まって組織を作る、果ては表の企業と提携するぐらいであれば良くある事ではあるのだが、流石にこんな繋がりが見えない雑多な組織や人間がこんな短期間で一つの組織を構成するなど彼等が知る限り始めての事だった。
「……随分とまあ訳の分からない組織が出来たものだな。ところでこの組織の名前はなんと言うんだ。その辺り資料には載っていないんだが」
「名前に関してはつい最近まで決まっていなかったと司波達也氏は言っていました。何でも正式に組織として立ち上がったのがつい最近だったそうです」
「成る程な……という事は既に名前は決まっているのだな。どんな名前なんだ?」
「【万神連合ネオベテル・ウルトラスープレックスホールド】です」
「? ……すまんよく聞こえなかったのだがもう一回頼む」
「【万神連合ネオベテル・ウルトラスープレックスホールド】です」
「「「「「?????????」」」」」
……加えてそこで組織の正式名称(笑)が明らかになった事によって、その場にいる歴戦の霊能者達の頭は更なる混乱に見舞われたのだった。
まあ、胡散臭いオカルト組織の名前が変なのは別に珍しく無いのだが、只でさえいきなり誕生した異質な組織の名前がこんなのでは深読みをしたくもなるだろう。
「万神連合……万の神を崇めているという事か? 神道系の組織であればそこまでおかしい名前では……」
「だがベテルとは一神教の聖書由来の言葉であった筈。加えて枢木家などの一神教勢力も協力している様だし……」
「ウルトラスープレックスホールドって何だよ。プロレス団体が元とかか?」
「資料によるとプロレス団体は加盟してませんが……」
「そうか⁉︎ ベテルとは聖書において『神の家』という意味! そしてウルトラスープレックスホールドとは力尽くでねじ伏せる事の隠喩! つまり万の神を一つ屋根の下に押さえつけて自身が頂点に君臨するという意味がこの名前には込められていたんだよ!!!」
「「「な、なんだってぇぇぇ!!?」」」
「……まずは一旦落ち着けお前達」
この様に会議の様相はかなり迷走し始めたりしたのだが、そんな中で“長老”が発した鶴の一声によって一旦彼等は落ち着きを取り戻した……まあ、現在の状況が状況なのでちょっと思考が煮詰まっていたのが原因であるが。
「とにかく、このまま会議をしていてもラチがあかないだろうしの。この【万神連合ネオベテル・ウルトラスープレックスホールド】とやらは追加で調査を行うしかないじゃろう」
「分かりました」
「長老、ここは盟主である博麗神社の現当主と話をする機会を設けてはどうでしょうか。少なくとも直接話を聞ければ向こうの具体的なスタンスも分かるかもしれませんし、緒川の話では向こうもこちらと協力関係を敷きたいと思っている様ですから」
「まあ百聞は一見にしかずとも言うからのう……ではライドウ、御主は浄増寺の者に連絡を取って会談の段取りを付けてみてくれ。確か向こうの司波達也殿とは知り合いだった筈じゃな」
「彼とは何度か共闘した事があります。任せて下さい」
とにかく、確かに【万神連合ネオベテル・ウルトラスープレックスホールド】は怪しさしか無い組織ではあるのだが、それでも向こうから協力を求めている以上は無下には出来ないので、まずは実際に会ってみて判断しよう(当然裏取りもする)という結論となった所で今回の会議は終了となったのだった。
……この先のヤタガラス、そして日本の行末がどうなるのかはまだ誰にも分からない……。
──────◇◇◇──────
【緊急】ヤタガラスと話をする事になった件
1:名無しの寺生まれ
組織が出来たから協力関係を結びたいってヤタガラスに言ったらまず一度話し合いたいって言ってきた
出来れば脇巫女ネキにも来て欲しいって言って来たんだけどいつなら来られる?
2:名無しの転生者
たて乙、さすおに!
3:★名無しの巫女サマナー
>>1 まあ元々向こうと話はつける予定だったし大丈夫だよ
とりあえず日程教えて、空けとくから
4:名無しの転生者
ヤタガラスと脇巫女ネキの会談か
大丈夫かな
5:★名無しの巫女サマナー
大丈夫大丈夫、私達はまともな霊能組織だからそんな物騒な事にはならないだろうし
交渉が上手くいく様にお土産も用意しておくから
6:名無しの転生者
まとも……?
7:名無しの転生者
組織名を安価で決める脇巫女ネキがトップで基本ノリで動く【俺ら】の集団が?
8:名無しの転生者
ハハッ、ワロス
あとがき・各種設定解説
関東ヤタガラス:ガチで有能だが戦力が足りない
・個人個人は優秀な人材が揃っており連携もしっかり取れているんだが、それでも帝都にはネームド級のヤベー連中が沢山いるので対処療法で手一杯な感じ。
・ちなみに【四天王結界】とは葛葉四天王では無く仏教の四天王元ネタ悪魔達を使った結界であり、東京を中心としたGPを下げて悪魔が召喚されにくくする他にも異界の封印や龍脈の保護などを行う高性能結界である。
・また、今回の調査結果はあくまでもヤタガラスの視点からのものであり、実際の各組織や人物の実情とは異なる場合もあります(特に穏健派メシア幹部)
司波達也:通称『寺生まれニキ』
・浄増寺の坊主ととある霊能者の女性の間に生まれた東京の転生者達のリーダー格であり、幼い頃から修行を積んでいるので帝都のネームド達相手でも五分以上に戦える凄腕の霊能者である。
・能力は強力な万能属性のスキルと回復魔法が使える上に格闘術や物理スキルも収めている万能型で、専用造魔である【アーゼウス】は“とあるギリシャ神”由来の聖遺物を使って作られて電撃と近接格闘をこなす非常に強力な仲魔。
・尚、本人的にはネームドとの戦いとかライドウに任せたいと思っているのだが何故か毎回面倒事に巻き込まれる星の下にいて、最近では生き別れになった妹(現地人SSR)と再会するとかのイベントがあった模様。
読了ありがとうございました。
尚、今回出てきた人名が実際作中に出て来るかは未定。感想・評価などはいつでも待っています。