【急募】貰った悪魔召喚プログラムの使い方   作:貴司崎

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旧校舎の怪

 讃州中学勇者部(三名)が顧問である【山田真耶】先生から『学園の旧校舎で起こった怪奇事件の調査』について依頼を受け、その後の通行による念入りな確認の下『そこまで危険ではない』と判断され請け負う事となったその翌日の晩、彼等三人と山田先生は装備と準備を整えて旧校舎前に集まっていた。

 ちなみに彼等の装備は通行がCOMP報酬の一環で貰った【ネオベテル】技術班謹製の精神・神経耐性付与付きカジュアル衣服及びCOMPと各種マジックアイテム、真鈴が大社から支給された霊的防御術式付き巫女服とセットのお祓い棒、山田先生が大社が開発したスーツ型の霊装及び愛用の装備品とアイテム、そして才人が普通のジャージと木刀である。

 

「……俺だけ装備がしょぼくねぇ?」

「自分の装備は自分で用意すンのが基本だぞ。俺のもネオベテルの依頼をクリアして貰ったもンだ」

「しょうがないだろ、俺は覚醒して1ヶ月ちょいしか経ってない、元は一般人だったんだから」

「【大社】に所属すれば支給品の霊装ぐらいは出るわよ。私の巫女服みたいに」

「そうは言ってもなぁ……まだ踏ん切りがつかねぇよ」

 

 まあ、いきなり覚醒してトンデモ宗教組織に所属しようなどと普通は考えられないから仕方ないだろう。この辺りの判断を保留にしてくれて最低限の霊能者としての指導をしてくれる辺り【大社】は善良な組織ではある。

 ……勿論、覚醒した中学生が問題を起こしても面倒だし、この四国で霊能者として暮らすなら大社とは関わらざるを得ないので貸しを作ってこちら側に引き込む為などといった打算もあるが。あっさり覚醒した所から才人の才能は高いだろうという理由もある。

 

「……とりあえず事前調査の情報の確認をするぞ。この旧校舎が使われなくなったのは今から大体十年ぐらい前から、老朽化によって廊下が陥没するなどの報告が為されていた事や既に学校機能が新校舎に移っていた事もあって以来使われなくなった」

「その後は資金面の問題などで立ち入り禁止にして放置されてたけど、最近ようやく目処が立って解体しようと業者に依頼したんだよね。……そうしたらポルターガイストや体調不良などが業者を襲ったと」

「人員を変えて何度かやっても同じ結果になったので業者は撤退、それを受けた学校側が大社に依頼して俺らにお鉢が回って来たと……俺は業界素人だから分からんけど旧校舎に悪霊でも取り憑いたとか?」

 

 そんな風に才人が自分なりに色々と考えながら疑問を示すと、先日は歴代勇者部の活動記録を調べていた通行がそれに答えた。

 

「まあその可能性が一番高いだろうなァ。……だが勇者部の活動記録には旧校舎含む学校の見回りって内容もあった。霊能者覚醒者が多く通う学校である以上、それらに惹かれて怪異やら悪霊やらが定期的に沸くらしいからな。……もっとも最近では【大社】側が忙しい事もあってもう人が使ってない旧校舎には手が回らなかったそうだが」

「でも半年前に見回りを行った時には『異常無し』って記録されてる。私はその時新人巫女として修行中で勇者部に入ってなかったけど流石に悪霊が居たら気付くと思うよ。霊能者家系で生まれた生え抜きが部員だったみたいだから」

「つまりここ半年以内に何処からか悪霊やら悪魔が入り込んだと……肝心の悪魔の強さとか分からんのがなぁ」

 

 情報のまとめを聞いた才人が唸るが、彼も悪霊に襲われた事で覚醒しているので怪異や悪魔の恐ろしさは知っているから相応に慎重にはなっているのだ。

 

「まあ起きた霊障の規模から考えても悪魔未満の悪霊がやったぐらいだったし、その程度の相手なら余程の事が無い限りは危険じゃないとは思うがなァ。……だからこそ依頼を受けたンだが。念の為調べてみても良くある悪霊事件程度でしかなさそうだしよォ、生活圏に悪霊がいるのは嫌だからさっさと解決するに限る」

「……漫画とかアニメとかだとフラグっぽい発言だな」

「大した事ない事件と見せかけて実は……って展開って訳かァ? ……まあその可能性もゼロじゃないぐらいには考えてるが、一々そこまで考えるとまともに外にすら出れなくなるぞ。万一に備えて色々準備はしてあるし最悪逃げるぐらいは出来るだろ」

「慎重になるのは良いけど怯え過ぎるのもダメだと思うよ。このぐらいの悪霊退治依頼の手伝いなら私でも出来たぐらいだからそんなに緊張しなくて良いよ」

 

 実は今回が初めてのオカルト依頼故に今になって緊張して来た才人に対して、それなりに場数は踏んでる二人がフォローする形で話し掛けて彼の不安を和らげようとしていた。

 ……ちなみに山田先生は今回の一件を彼等が経験を積むのに丁度いい依頼だと考えているので、敢えて余り自分から何かを言わずに彼らに可能な限り自力で依頼を達成する様にと言っている為、現在は少し離れた所で黙って立っていた。

 

(平賀君は()()()()悪魔と遭遇した時の恐怖を完全には拭えていませんでしたね。二人も上手くそこをフォローしてくれている様で良かったです。……安芸さんの方は霊能者としての才は大した事ないと自分で言ってましたが肝の据わりぶり、そして霊能組織の常識に染まっていない故のコミュニケーション能力の高さは見所ですね。ホントオカルトの常識に染まると性格が歪みやすいですから。平賀君の方も恐怖は抱きながらも現状を受け入れて自分に出来る所を考えている事は良いですね。突発覚醒の一般人は現状を受け入れられない事も多いんだけど、適応力が高いのかしらね)

 

 ……もっとも彼女は単に黙っているだけでなく彼等三人の様子を見ながら教師として、或いは霊能者の先達として色々な事を考えていたが。大社所属の後輩である安芸だけでなく、今はフリーの平賀の事もちゃんと考えてる辺り彼女の善良さが伺える。

 

「まあ発生した現象がポルターガイストなら俺の仲魔に専門家がいるから呼ンどくか。何か分かるかもしれンしな」【SUMMON OK】

『( ̄Д ̄)ノ』

「うわぁ、話には聞いてたけどホントにデビルサマナーなんだ」

「悪魔を使役出来るって本当だったのか。それで覚醒したのもほんの数ヶ月前って木原すげぇな」

(いや凄いなんてもんじゃないんですけどね。そもそも悪魔召喚士なんて並の術者では10年以上専門の訓練を積んでようやく低級悪魔を一体使役出来るかどうかなのに、それを覚醒した数ヶ月の人間でも出来る様になるあのCOMPって霊装話には聞いてたけどヤバすぎでしょ⁉︎ 呼び出したポルターガイストも私と同格レベルの悪魔ですし、それと契約した木原君の霊格(レベル)も多分私と同等かそれ以上……なんで覚醒して三ヶ月の人間を10年以上訓練を積んだ私以上の霊格に出来るんですかねぇ? ネオベテルって一体……)

 

 ……尚、雑に自分と同格の悪魔を召喚して見せた通行に対しては、内心冷や汗を流しながらも【大社】の一霊能者として【万神連合ネオベテル・ウルトラスープレックスホールド】なんてふざけた名前の組織が一体どれだけの力を持っているのか戦々恐々していたが。

 まあ彼女は大社から【ネオベテル】という組織を探る為に木原通行の様子を観察して逐一報告する様に言われてるのでしょうがないのだが。というか覚醒して数ヶ月の人間とは思えない異常な戦力を持っているので動揺や懸念を抱くのは残念でもなく当然である。

 

「悪魔契約に関しては俺じゃなくてこのCOMPと、それを(スティーブンから貰ったオリジナルを参考にして)作ったネオベテルが凄いんだがなァ」

(それってそのCOMPってヤツを量産出来るって事じゃないですかやだー。……あ、でもこっちに売って貰えれば戦力の補充になるかも)

「それでこの子が専門家なの?」

「こいつは【幽鬼 ポルターガイスト】って悪魔だからな。もしかしたら旧校舎に関して何か分かるかもと思って出したンだが……どうだ?」

『( ・_・)……(´-ω-`)……( ´・д・)ン? ……((-ω-。)(。-ω-))フルフル』

 

 そう言われたポルターガイストは素直に旧校舎の方を見ながら何かを考え込む様な動作をしたが、しばらくすると首を傾げながらも『何も分からなかった』という様に首を横に振った。

 

「……ふゥン? 『何か自分と似たような気配は感じるけど、それが何かは分からない?』……おそらく同類である低級ポルターガイストだと思うけどはっきりとした事は分からンと……まあお前は索敵や探知が得意って訳じゃないからなァ」

「言ってる事が分かるのか?」

「まあ契約のラインがあるからなンとなくだけどなァ。……とにかく旧校舎の中に入って調査しないと始まらんな。あんまり身構え過ぎても良くないだろうし……山田先生もそれで良いですよね」

「えっ? ……あっはい! 気を付けて行きましょう!」

 

 凄腕の霊能者であるが故に悪魔召喚をまじかで見ていた所為で色々と考えていた山田先生は通行の呼び掛けに対する反応が若干遅れたものの、直ぐに気を取直して三人と共に旧校舎の調査を始める事になったのだった。

 

 

 ──────◇◇◇──────

 

 

『◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️!!!』

【外道 アクリョウ Lv0.5ぐらい】

「うおりゃぁぁぁぁぁっ!!!」

【異能者 平賀才人 Lv1】【突進*1

 

 ただ呻くだけの薄いモヤみたいな悪魔未満の悪霊に対し、木刀を持った才人が勢いよく突っ込みながらそれを振り下ろした……結果、スキルが乗った木刀の一撃を受けた悪霊は断末魔の叫び声を上げながらあっさりと霧散して、それを見た才人は思わずポカンとした表情となった。

 

「…………え? 倒せた?」

「まァ、悪魔未満の悪霊なんて覚醒した人間がスキルを使って殴れば普通に倒せるからなァ。魔界から来たヤツじゃなくてマグネタイトと人の怨念が結びついて発生したヤツは脆いし」

「悪魔が厄介なのは普通の人間には認識出来ず、情報生命体であるが故に認識出来ないものからの攻撃ではダメージを与えられない所ですからね。それと練習したとはいえ初めての戦闘でスキルをちゃんと相手に当てられるのは凄いですよ」

「えぇ……そ、そうですか〜」

 

 美人教師山田先生に褒められた事でいつも通り鼻の下を伸ばしながら照れる才人だったが、まあ初の実戦経験を積ませる為に色々お膳立てされてたとは言え殆ど素人としては良くやった方だろう。

 ……旧校舎に入った後、彼等は明らかに中の気配が普通の場所とは違う異質なモノ──悪魔がいる場所の気配に変わっている事に気が付いたので、各教室を見て回っていたら丁度良い悪霊が居たので才人に実戦経験を積ませるのを兼ねて戦わせた所だったのだ。

 

「ええと……悪霊は倒したしこれで依頼は終わり……」

「じゃねェなァ、まだこの旧校舎の雰囲気は異常なままだ。多分“何か”が原因で局所的にGPが上昇してるんだろ。流石に異界になる程じゃないからそこまで強い悪魔は居ないだろうが」

「この学校は怪異対策に簡易の結界が張られる様に建築されてます。それはこの旧校舎も同じなのですが、どうも壊れかけのそれが中途半端に作用して悪霊の霊力が篭っているみたいですね。まあ探知した範囲内に強力な悪魔の気配はいませんが……」

 

 そう、元々『霊能者の子供を通わせる為に建てられた校舎』である事で悪魔などの影響が外に漏れ難く、逆に内側に篭り過ぎる環境になっていた為に悪霊が発生しやすくなるレベルまでGPが局所的に上昇していたのだ。

 故に山田先生は最近上昇したGPによって一時的にこの旧校舎が悪霊や悪魔が発生しやすい環境になっている、或いはそれに目を付けた下級の悪魔でも入り込んだと考えた。

 

「ふむ……やはり現状一般業者に解体させるのは危険ですね。大社から専門の術者を派遣して貰って校舎の浄化をした方が良いですね。……安芸さん、貴女は神樹様の巫女として破魔系の術が使えましたね」

「は、はい! ……でもこの旧校舎を完全に浄化出来る程では……」

「一時的に悪霊が出ない様にしてくれるだけで良いです。一応魔除けの設置型アイテムも持って来てるのでそれらを設置しますから一時的にGPの上昇は抑えられる筈です。木原君と平賀君は出て来る悪霊の退治を。……後は大社に調査結果と共に報告して専門の術者を派遣して貰いましょう」

 

 そうして旧校舎内部の状況が若干面倒な事になっていたと判断した山田先生は、当初の予定である『生徒に経験を積ませる為に自分は見守る』予定を多少変更して校内を自分と真鈴で浄化、通行と才人に悪霊の対処を任せる方針で行動する事にしたのだった。

 

 

 ──────◇◇◇──────

 

 

 その後、彼等は旧校舎の各階・各部屋を回りながら何か異常がないかを調査しつつ、真鈴の【ハマ*2】による淀んだ空間の浄化と山田先生が持ってきた結界アイテムによるGP上昇緩和の措置を行なっていった。

 途中で悪霊が出る事もあったが大体才人が一撃で倒してしまうので、真鈴の護衛に回っていた通行とポルターガイストは殆ど何もすることが無かったぐらいに順調だった。偶に起こるポルターガイストも専門家(悪魔ポルターガイスト)が雑に対処したので実にスムーズに進んだのだが……。

 

『AAAAAAAAA!!!』

【外道 スライム Lv1】【通常攻撃*3

「ん? ありゃあスライムか? ……へへっ、あれぐらいなら俺にだって……グハァッ⁉︎」

「ちゃんとレベルがあるスライムは悪霊より遥かに強いからなー。大体野生の熊を足遅くした感じ……そりゃァ!」

【通常攻撃】

『AAAA⁉︎』

 

 まあ途中で調子に乗って油断した才人がスライムにぶっ飛ばされるみたいな事もあったが、その直後に通行が持っていた霊装バット【K−1】を雑に振るってスライムを殴り倒したので事無きを得たのだが。

 

「とまあこの様に、例えスライムでも悪霊と違ってちゃんとした悪魔なので油断すれば十分に危険です。分かりましたね才人君?」

「うぇ〜い……それよりちょっとダメージが……」

「ちゃンと防御して受け身取ってたから大丈夫だろ? この中で回復魔法が使えるのは安芸だけだが、今は浄化優先で余計なMPを使わせる訳にいかンから【傷薬*4】で何とかしろ」

『( ´・ω・)⊃旦 スッ』

 

 ……まあ、山田先生は教訓とさせる為に敢えて才人の失敗をフォローせずに見過ごしたのだが。調子に乗った新人に程よく痛い目を見させる辺り教育者としては優秀だが結構スパルタだ。ちゃんと回復アイテムを持ってきてはいるが。

 そんな間にも真鈴によるそのエリアの浄化は終了したので山田先生はこれまで通りに結界アイテムを配置していく……と、そこで外から雨音が聞こえて来た。

 

「あー、雨降って来ちゃったんだ。傘持って来てないんだけど」

「なら帰りは私の車で送って行きますよ。もうそろそろ午前0時ですからね」

「ありがとうございます、山田先生!」

「見取り図によると次は【視聴覚室】だなァ。一階の奥の方にある」

「ではそこで最後にしましょう。手持ちの結界アイテムも最後の一つですし、そこに配置すれば旧校舎全体を効果範囲に収められそうですからね。……後は立ち入り禁止を厳命させつつ大社から正式な術者を派遣して貰うのを待つ事になるでしょう」

 

 そうして彼等は視聴覚室へと入っていった……その部屋の中には使われなくなった為にホコリをかぶった椅子と机、そして古い型の大型ビデオ付きテレビが放置してあった。

 

「この部屋には悪霊は居ないみたいだな」

「でも気を付けてよ。ポルターガイストとかの怪奇現象が起きるかも『ジジジ……ピッガガッ!』……ほら言ってる側からテレビが付いたし」

 

 そう言って真鈴が指を指した先には何もしていないのに突如として電源が付いて画面に砂嵐が映ったテレビがあった……最も彼等はこれまでポルターガイストやらラップ音やらに散々遭遇して来たので、ホラー映画のお約束みたいな展開には今更動じずにさっさと浄化作業を行おうとした。

 

『……ザザザ……MaたwAt氏ィWおいJI目にKI多のォ?』

「……二人共待って下さい。何かがおかしい」

「いや〜な気配がすンなァ。……二人共下がれ」

「「え?」」

 

 だが、その時テレビの砂嵐の中に“誰かの人影”が映り、ノイズの中に“誰かの声”の様なモノが聞こえて来た事に気が付いた山田先生と通行はテレビに近付こうとした二人を制止した。

 ……直後、テレビの画面の影が明確な形──まるで()()()()()()()の様に見える物となり、まるで往年のホラー映画の如く画面から現実空間へと這い出て来たのだ。

 

「で、出たぁ!」

『GIGIGI……我Ha影、死Nnなル我』

「コイツは不味い! みんな私の後ろに!!!」

 

 そこで山田先生はテレビから出て来た影がこれまでの悪霊や怪奇現象とはまるで違う事を察し、先生として咄嗟に前に出て三人の生徒を庇おうとする。

 そして通行は影が発した言葉、そして現在の状況が転生者掲示板で見た“とある重要なオカルト事象”に関係があるモノである事に思い至っていた。

 

「その言葉は……まてよ、今は()()()()()()()()()0()()……まさか【マヨナカテレビ】か⁉︎」

『SOレなラO前タTIが代WAリに死NeE!!!』

【妖獣/愚者(FOOL) バグス Lv24】

 

 そうして影が明確な形となるとそこにはクマのぬいぐるみのような姿、血まみれの口、複数の骸骨が見える裂けた腹を持つ悪魔/シャドウである【バグス】が現れて彼等に襲い掛かって来たのだ!!!

*1
敵単体に小威力の物理属性攻撃。

*2
敵単体を中確率で即死させる。今回は効果を薄めて範囲を広げる事で空間に漂う瘴気を浄化した。

*3
敵単体に物理属性攻撃。

*4
味方単体のHPを一定量小回復する。




あとがき・各種設定解説

山田先生:クッソ優秀
・本人は物理戦闘型のデビルバスターだが、依頼に必要そうなアイテムを事前に持ってくるなど霊能者としては基本をキッチリ抑えるタイプ。
・教師としても生徒である後輩霊能者を成長させる為に動いたり、大社の霊能者としてネオベテルの事を探ったりと仕事をキッチリこなしている。
・……まあそれでもイレギュラーがあるのが悪魔関連依頼なのだが。

真鈴&才人:霊能者としては資質はある
・実際、単なる悪霊払いの依頼なら普通に熟せる能力はあり、山田先生もその辺りを把握して今回の依頼を回した。
・……とはいえ実力が無いとどうしようもないのが悪魔業界なのだが。

【バグス】:気を付けてもどうしようもない事もある
・ステータス表示はCOMPのデビルアナライズによる物であり、何故か悪魔とシャドウの表示が混在している様だが……?


読了ありがとうございます。
お約束の騙して悪いが展開。【バグス】などの詳細は次回。感想・評価・誤字報告はいつでもお待ちしてます。

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