【急募】貰った悪魔召喚プログラムの使い方   作:貴司崎

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※注意:最新話までの登場人物の設定を乗せています。ネタバレもあるので、それが嫌な人は読み飛ばすかブラウザバックするかして下さい。


登場人物紹介:転生者編その3

【ソウルハッカー エルネスティ・エチェバルリア Lv52】

 ステータスタイプ:魔・速型

 防御相性:破魔無効 精神耐性

 能動スキル:【からたけ割り】【木っ端みじん斬り】【ブラストアロー】【アギダイン】【放電】【マハザンダイン】【竜巻】【ソニックブーム】【コンセントレイト】【ヒートライザ】【パララ・ウェブ】【スワードナ】【アナライズ】【サバトマ】

 自動スキル:【精神耐性】【三分の魔脈】【衝撃ギガプレロマ】【火炎プレロマ】【電撃プレロマ】【チャクラの具足】【勝利のチャクラ】【龍の反応】【ミナゴロシの愉悦】

 汎用スキル:その他:【剣術】【銃技】【気功】【出力操作】【範囲操作】【高速演算】【一意専心】【プログラミング】【コンピュータ操作】【霊的機械操作】【サイコメトリー(機械)】【電脳ダイブ】【造魔作成】【道具作成】【機械生産】【機械整備】など

 ネオベテル幹部の一人であり生産班における造魔作成(主にロボ型)やCOMPプログラムの総括を担当している。元ネタは“ナイツ&マジック”より『エルネスティ・エチェバルリア』。コテハンはキチガイレベルのロボットマニアな所から『ロボキチ』で通称も『ロボキチニキ』。

 名前に通り外国人なのだが前世からロボマニアであり、ロボットアニメ見たいが為に孤児院生まれながら大学を飛び級して日本に引っ越して来た。その過程で霊的にコンピュータ操作を行える超能力に目覚めたが『オカルトがあるならロボット開発とかも現実でイケるかも!』とか斜め上の発想に至り、そこからネットを調べ上げてオカルトが存在している事と自分と同じ転生者がいる事やオカルト関係互助会が開かれている事を突き止めて自分も参加する事に。

 それからは『現実で自分が乗るロボットを作る』事を目標にオカルト関係技術を学びながら、オカルトと機械の融合技術を模索。その過程で趣味と実益を兼ねてロボ型造魔などを作りつつ、悪魔召喚プログラムとCOMPが手に入ってからはオカルトと機械の融合である『デモニカスーツ』の製作も行った。現在ではこれまでに得た技術を基として自分が乗り込んで動かせる巨大ロボット型専用人造魔人の製作を同志達と共に進めている模様(実用性? なにそれ美味しいの?)

 こんな人物ではあるが実は人格的には非常にまともで善人な部類であり、非人道的な実験などは絶対に行わず仕事と趣味の区別もキッチリ付けるタイプでもある。まあ今はロボ作りの趣味が実質ネオベテルの最重要研究になってるから楽しんでいるが、実戦では味方との連携や一般人の救助もやるし、自衛隊へのオカルト指導時にも各種マニュアルの作成や物理反射を持ち出して表の軍事技術を裏で使う事の危険性を教えたりと凄く真面目にやってる。そんな彼だからこそ生産班のまとめ役を任されているとも言えるが。

 戦闘では自己強化しながら専用に作った銃剣によって近接斬撃と遠距離の銃撃や魔法攻撃を繰り出す高速戦タイプ。更に自作の人間大ロボ造魔である【トイボックス】【アルディラッドカンバー】【グゥエラリンデ】【ツェンドルグ】【シルフィアーネ】などを使役・連携する事で様々戦局に対応出来る。現在では専用巨大ロボの操縦の為にレベリングに励んでいる模様。

 ちなみにクラスの『ソウルハッカー』は異能を持ってコンピュータに干渉する能力者の総称として『メガテン世界ならこれだろ』的な理由で付けられた造語。現状の彼はコンピュータと内部データのアナライズ・霊能のみでの機械干渉・電脳空間への精神のみのダイブなどが可能であり、現状“コンピュータが使える霊能者”はネオベテルに数多くとも“霊能を持って電脳に干渉する”のは彼一人で、その技術化・普遍化の研究も行われている。

 

 

 

【超人 土御門元春 Lv58】

 ステータスタイプ:力・体中心のバランス型

 防御相性:破魔無効 呪殺耐性

 能動スキル:【奥義マモリヤブリ】【霞駆け】【牙折り】【鎧通し】【目潰し】【地獄突き】【点穴】【真空投げ】【白龍撃】【黒龍撃】【ディアラマ】【パトラ】【ルルド】【貫く闘気】【アナライズ】【マッパー】

 自動スキル:【呪殺耐性】【物理ギガプレロマ】【勝利の息吹】【大活脈】【リジェネレート】【デスカウンター】【ミナゴロシの愉悦】【龍の反応】【食いしばり】【奈落のマスク】

 汎用スキル:【格闘技】【退魔戦闘術】【気功】【縮地】【隠密】【索敵】【不意打ち】【先制攻撃】【神道式悪魔召喚術】【陰陽術】【地脈操作】【道具作成】など

 固有スキル:【四神召喚】

 ネオベテルの幹部の一人である転生者。元ネタは“とあるシリーズ”より『土御門元春』。本人が重度のメイド好きを公言しているのでコテハンも『メイドスキー』で通称も『メイドスキーニキ』となっている。

 元は京都の霊能家系である『土御門家』の分家に生まれで、ライドウクラスにしか行えない神道式悪魔召喚術により二体同時召喚や伝説の四神の分霊全てとの契約を若くして成功させ凄腕悪魔召喚師として名を馳せていた。だが、その所為で本家の嫡男より優れてるとされて本妻側から嫌がらせを受けたり、病弱だった母親が死んだ事もあって色々面倒くさくなって家を出てフリーのデビルサマナーとして京都から離れた関東圏で活動していた。

 その後は腕前は一流なので凄腕の霊能者として知られてはいたがメイド喫茶に通ったりサブカル付けの日々を送ったり適当な依頼を受けながら自堕落に過ごしていたが、他の転生者とネオベテルの存在を知って気まぐれに加わってからは持ち直して段々とかつてのやる気があった頃に戻っている。現在では人手が足りないのと本人の根が面倒見が良いタチな事から幹部にさせられて、身が軽い事を生かして色々と動きつつ最近では個人としては仲が良かった土御門本家嫡男である腹違いの兄と接触して京都の老害達保守派を排除しながら改革派と協力出来ないか探っている

 戦闘スタイルは修行で身に付けた格闘技と陰陽術、それに契約して共に戦って来た【龍王 ゲンブ Lv50】【聖獣 ビャッコ Lv51】【霊鳥 スザク Lv53】【龍神 セイリュウ Lv54】を使役する召喚術師スタイル。更に封魔管内の仲魔にMAGを注ぎ込んで瞬間的な召喚をしながら一撃のみを超強化して放つ【四神召喚】という召喚攻撃の固有スキルを開発しており、それ故に基本的に一体を召喚しつつもう一体の枠は【四神召喚】用に空けておく戦闘スタイルを好むが負担を無視すれば二体召喚しながら固有スキルを使う事も可能。またCOMPを別途所持して【人造魔人 フローラ/妖精 シルキー Lv42】との契約に使用しており、彼女は“ファイアーエムブレムIF”に出て来るキャラクターが元ネタで攻撃に偏っている四神の弱点を補う為に回復やサポートに特化している。

 

 

【悪魔変身者 本条二亜 Lv28】

 ステータスタイプ:魔特化

 防御相性(悪魔変身時):破魔反射 精神・神経・魔力無効 呪殺弱点

 能動スキル:【マハンマ】【ハマオン】【メディラマ】【メパトラ】【メタモディ】【テトラジャ】【シャッフラー】【ハイ・アナライズ】【マッパー】【エストマ】【ライトマ】

 自動スキル:【破魔プレロマ】【回復プレロマ】【魔脈】【心眼】【ラプラスの魔】【カードハント】【煌天の幻視】

 汎用スキル・その他:【悪魔変身・大天使ラジエル】【執筆】【速読術】【魔力操作】【霊視・見鬼】【幻視者】

 固有スキル:【ラジエルの書】

 ネオベテルのメンバーの一人であり、元ネタは“デート・ア・ライブ”より『本条二亜』。コテハンは漫画家で天使人間なので『漫画家天使人間』で、通称も分かりやすく『漫画家ネキ』。

 ごく普通な表の一般メシア教徒の両親の下に生まれた転生者(当時は前世記憶無し)だったのだが、悪魔事件で両親を失い自分もメシア教過激派に回収されてその類稀なる霊能から天使化実験の被験者にされる。その後は実験の情報を入手した周回ネキが神父ニキと神殺しニキ及びエクソシスト達に声を掛けて行った襲撃の際に色々あって悪魔変身能力と前世の記憶に覚醒して保護された。その後は神父ニキの下に世話になっているが、今世の両親が普通のメシア教徒だった事と悪魔事件から自分を救ってくれたのがまともなメシアン(希少種)だった事もあってメシア教を完全には嫌いになれず、悩んだ末に『メシア教を真っ当にして周りと共存か住み分け出来ればいいな派』の立場で動く事に決めた。

 戦闘能力は悪魔変身しなければ殆どスキルも使えず、変身後も戦闘向きなスキルは大して使えずステータスも低いと高くないが、固有スキルである対一神教関連特化の解析・過去視結果記載能力【ラジエルの書】が非常に強力。このスキルによってメシア教過激派の情報を片端から抜いているのでネオベテルに於ける対メシア教の切り札と言える存在であり、故に能力については詳細を可能な限り秘匿しつつ護衛役として【造魔 ジム・ガードカスタム Lv23】や【造魔 虹光の宣告者 Lv21】と言った天使人間である彼女と相性がよく悪影響を与えにくい特注品を渡されている。更にこの二機の運用で天使人間となった彼女の改造の影響をおおよそ把握出来たので、現在は天使オンリーという制限がない護衛用の特記戦力級人造魔人も生産されている。

 尚、前世は漫画家であり今世でも漫画は好きだったので再び新人漫画家として売り出しつつ、個人的に好きな『ピンクダークの少年』を初めとする週刊少年ジャンプ含む日本のサブカルが全滅するのは絶対に嫌なので【終末】打破派として働いている。

 

 

【超人 麻倉葉 Lv47】

 ステータスタイプ:魔・体中心のバランス型

 防御相性:破魔・精神無効 呪殺耐性

 能動スキル:【回転斬り】【からたけ割り】【刹那五月雨斬り】【チャージ】【会心の覇気】【静寂の祈り】【ランダマイザ】【ヒートライザ】【デカジャ】【デクンダ】【アナライズ】

 自動スキル:【呪殺耐性】【不動心】【猛反撃】【龍眼】【瞬間回復】【勝利のチャクラ】【延長強化】【食いしばり】

 汎用スキル・その他:【剣術】【降霊術】【神道式悪魔召喚術】【デジタルサマナー】【霊視・見鬼】【気功】【索敵】【危険察知】

 ネオベテル恐山支部支部長を務めている転生者。元ネタは“シャーマンキング”より『麻倉葉』。コテハンはいつの間にか青森の転生者代表にされてた所為で強制的に『青森代表』で、通称も周りがそれに習って『青森代表ニキ』となった、

 没落して一般人になった元霊能家系である『麻倉家』の一人息子に転生して、祖父から多少オカルトについて話を聞いていたが『没落した自分には関係ないだろう。というかどうしようもない』と諦め気味にスルーしていた。だが可愛がっていた飼い猫の【マタムネ】が寿命で死んだ事、そして転生者互助会の存在とそこで脇巫女ネキが希望者に行なっている『デビルサマナー志望・ペット復活系悪魔転生コース』の事を知ってオカルト知識があった事もあって参加を決意。幸い転生者チートと血筋のお陰で霊的なセンスは高くすぐに覚醒して基礎的な霊視や降霊術は習得、飼い猫の【マタムネ】も【軍神 ネコショウグン】として復活してデビルサマナーとなった。

 それから実家に戻ったのだがそこでイタコネキを始めとする恐山のイタコ達が悪化する悪魔事件を必死で解決している事を知り、覚醒者になった以上は無視できないというか自分もこのままだと危険だろうと考えて協力。その後は同じ転生者だと分かったイタコネキと主に組みながら恐山からの依頼を受けて行き、恐山大異界事件などなんやかんやあってネオベテル恐山支部支部長にまでなってしまった。ちなみにそんな理由からイタコ達の中で一番仲がいいのはやっぱりイタコネキなのだが、主に他のイタコとイタコ長老とイタコ祖霊からは実質婚約者で今後のネオベテルとの関係を考えればさっさとくっつけて子供作れとか言われてたり。

 戦闘スタイルはは基本的にバフデバフ中心の補助型であるが、血筋から降霊術の適正があり第1世代武装型造魔である【造魔 阿弥陀丸・春雨/妖鬼 モムノフ Lv40】を装備・憑依させてそのステータス・技術・スキルを自分に降ろす事で前衛として戦う事も可能。現在では自分でもある程度の前衛系スキルを習得しており後衛支援役である【軍神 ネコショウグン/マタムネ Lv36】と連携しながら戦うが、今後悪化するだろう悪魔事件やMAGにも余裕がある事を考えて新しい仲魔か造魔を手持ちに加えようか考えている。

 

 

【イタコ 恐山アンナ Lv60】

 ステータスタイプ:魔中心のバランス型

 防御相性:破魔・呪殺・状態異常無効 氷結耐性

 能動スキル:【ヒステリービンタ】【マハンマオン】【マハムドオン】【メギドラオン】【メディアラハン】【サマリカーム】【ディアムリタ】【マカトラ】【ジバブオン】【マリンカリン】【破魔ガードキル】【呪殺ガードキル】【ハイ・アナライズ】【サードアイ】

 自動スキル:【氷結耐性】【呪殺無効】【状態異常無効】【魔術の素養】【大魔脈】【陰陽相生】【万能プレロマ】【気功術】【チャクラウォーク】

 汎用スキル・その他:【降霊術(イタコ式)】【神道系悪魔召喚術】【出力制御】【範囲制御】【霊視・見鬼】【気功】【結界術】【索敵】【危険察知】【登山】【歩法】【格闘術】など

 ネオベテルの傘下組織である『恐山』に所属しているイタコをやっている転生者。元ネタは“シャーマンキング”より『恐山アンナ』で、恐山のイタコとしてネオベテルに接触した所為かコテハンは『イタコさん』であり通称も『イタコネキ』。

 生まれた時から前世の記憶があり覚醒もしていた所為でポルターガイスト的現象を起こしてしまい今世の両親から捨てられて恐山で育ったが、前世の記憶のお陰もあって自分の異能を制御出来なかった事が原因だと理解したので本人はそこまで気にしておらずむしろ恐山のイタコ達や世話になった長老の方に親愛を感じている(言葉や態度にはあまり出さないが)それからは恐山で修行の日々を送り本人の才能もあって霊能者として非常に高い実力を得て若手最強はおろか次期当主は確定などと言われていた……が、同時期にGP上昇による悪魔事件の頻発によって恐山が存続の危機に瀕する事に。

 連続する事件で次々と負傷するイタコ達に変わって殆ど一人で恐山周辺を守って来た彼女だったが、流石にキツくなってきた時に運良く青森代表ニキと合流できて自分が転生者だと明かしてネオベテルの力を借りる事に成功。その後発生した恐山大異界も無事に攻略出来た上でネオベテルの傘下へと入る事が出来、現在では恐山支部と共に地域の治安を守りつつジュネスとか観光用温泉宿『ふんばり温泉』とか作って改善された生活状況に満足している。ちなみに青森代表ニキを婚約者扱いされる感じで周りが動いている事は知ってるが、拒否しても別のお見合い話が回されるだけだし色々助けてくれたので普通に好感は抱いている事もあってまあ良いかなってなってる。

 戦闘スタイルは破魔・呪殺・万能・回復を駆使する魔法型だが修行のお陰で多少なり近接戦も出来る(主にビンタ)。また恐山に残っていた技術から学んだ神道式悪魔召喚術も使え、ネオベテルとの協力関係を結んだ後は業魔殿も利用して悪魔合体を行い手持ちを強化。現在では【鬼女 ダーキニー Lv55】【幻魔 ハヌマーン Lv54】【妖獣 ヌエ Lv51】を使役している他、大異界騒動で支配下に置いた【イタコ祖霊】の一部を分霊化させて人造魔人へと変えてこき使っている。これは流石に支配下に起き続けるには負担が大きく、元の祭神に戻しつつ多くを霊地維持の為に祭りながら分霊を配下として間接的に制御下に置く狙いもある。

 

 

 

【神樹 シンジュさま Lv66】

 ステータスタイプ:魔・運特化

 防御相性:破魔・呪殺・状態異常無効 物理・火炎・氷結弱点

 能動スキル:【フィアトレント】【大地の怒り】【メディアラハン】【アムリタ】【サマリカーム】【リカームドラ】【マカラカーン】【テトラカーン】【テトラジャ】【ヒュギエイアの杯】【精霊召喚】【蜃気楼】【催眠波】【エストマ】【布瑠言霊】

 自動スキル:【回復ギガプレロマ】【大活脈】【大魔脈】【気功術】【ハイリジェネレート】【息吹の具足】【チャクラの具足】【大地の加護】

 汎用スキル・その他:【神樹】【国津神の遺産】【権能:神樹の加護】【権能:啓示】【地脈接続操作】【結界術】【異界生成管理】【霊験・少女】【魔力操作】など

 固有スキル:【分霊召喚術・神樹】

 香川県の霊能組織【大社】の祭神である【神樹】に転生してしまった人外転生者。元ネタは“勇者であるシリーズ”より『神樹』。コテハンは『神樹さま』で通称は神樹ニキ。扱いとしては外部組織所属転生者の協力者。

 神樹とは戦後のGHQやメシア教の弾圧から逃れる為に現世から退去する国津神達が、残された氏子の為に作り上げた霊地の安定や加護を与える能力を持つ神造の霊樹である。そんな神樹に転生した彼は当初『勇者であるシリーズの神樹に転生? 勇者達に優しくしなきゃ』と思ったら実はメガテン世界だった事に頭を抱えつつも、自分を敬う氏子達をどうにか守ろうと苗木の頃から加護や霊地管理を行い、更に自分の身体に残された国津神の情報を啓示の形で氏子に渡して霊能技術が失われていた大社を建て直すなど頑張っていた。

 だが、それで力を使い過ぎて危うく枯れそうになり、更に今までの功績と助言で好感度爆上げ状態だった大社の古参氏子達が『神樹さまが枯れてしまえばこの大社は終わりじゃ! ならばここは我らが贄となって神樹さまを復活させねば! なぁに神樹さまの言いつけ通り子供や若手はしっかりと育てたし儂等死にぞこねの老いぼれがいなくとも大社は回る』と全員稲穂になる事件が発生。この事がガチショックでありちょっとトラウマになっているので、今では組織の運営は氏子自身に任せつつ加護と霊地維持で間接的に支援する『都合のいい祭神』に徹する様にしている。

 戦闘能力は一応高レベルで霊地管理の応用で高位の水撃・地変系スキルが使えるが、あくまで木なので大社管理の異界の奥から下手に動けないので余り意味がない。高位回復魔法で氏子を癒す事ならそこそこあるが、そもそも普段からMPやMAGを加護の付与や霊脈抑制など組織の支援に全力で使わざるを得ないのでそこまでする余裕はなかなか無いのが悩み。

 また自分の分霊を主に日本に由来する悪魔に変性させてから召喚する【分霊召喚術・神樹】という固有スキルを持つが、制限なく制御して使えるのは自分の異界内部のみで外で使おうとすれば加護を与えた人間に使役させる必要がある上、その人間以上のレベルの分霊は術者にかかる負担の事もあって与えられないなど制約も多い。だが分霊を介して強力な加護を与えたり出来る他、ネオベテルから支給されたCOMPを介する事で使役にかかる負担や制限を大きく緩和する事に成功し、ギリメニキクラスの召喚師になら【地霊 カヤノヒメ】の様に自分と連絡が取れる機能を付けた高位の分霊を与える事も出来る。

 氏子に与えている【神樹さまの加護】は主に呪殺と状態異常への耐性、及びステータスの微増というかなりの盛りだくさん。更に勇者装束を来た勇者や一部相性の良い巫女達には物理耐性やHP・MPの自動回復の恩恵もあるが、神樹ニキ自身が制御している霊地を介して効果を引き上げているのでそこから離れすぎると効率が落ちてしまう仕様。

 

 

【超人 田中三郎(ファブニル・ダインスレイブ) Lv64】

 ステータスタイプ:力・体型

 防御相性:破魔無効

 能動スキル:【虚空爪撃】【狂乱の剛爪】【バインドクロー】【ポイズンクロー】【アースクエイク】【肉弾】【マハマグダイン】【大地の怒り】【気合い】【会心の覇気】【貫く闘気】【大見得切り】【スマイルチャージ】

 自動スキル:【物理ギガプレロマ】【物理サバイバ】【地変ハイブースタ】【大活脈】【ハイリジェネレート】【勝利の息吹】【瞬間回復】【ミナゴロシの愉悦】【デスカウンター】【吸血衝動】【排水の陣】【仁王立ち】【食いしばり】【不屈の闘志】【狂勉強】【見覚えの大成長】

 汎用スキル・その他:【爪術】【気功】【危険察知】【防御術】【縮地】【極限戦闘】【不屈の精神】【解析偽装】【出力操作】【範囲操作】【ラーニング】など

 固有スキル:【邪竜戦記・英雄殺しの滅亡剣】

 ネオベテルに所属する転生者の一人であり所謂『修行・戦闘ガチ勢』の筆頭みたいな人。元ネタは“シルヴァリオ・トリニティ”より『ファブニル・ダインスレイブ』。コテハンは元ネタから取った『邪竜おじさん』で通称も『邪竜ニキ』なのだが、実は本人はシルヴァリオシリーズについては知らず周りの転生者が言動や外見がそっくりだからコスプレ装備を勧めてコスプレ勢みたいになってるだけ。本人も装備の性能は一級品だし本気で戦うなら見た目にはこだわらないのでコスプレ勢扱いされても気にせず、更に本気で悪魔と戦う為の準備の一環として本名を隠蔽して呪詛対策の名伏せを自分に施しており、周りが勧めるから丁度いい&別に偽名は何でもいいかの精神で『ファブニル・ダインスレイブ』を名乗っているという変な来歴のある人。

 前世では親の財産を食いつぶすニートで最終的には自殺、今世で人生をやり直そうとしても対人関係やらが上手くいかなくて引きこもり寸前だった凡人でしかなかった。そこでネットで転生者同士での集まりがあると聞いて向かい、修行の際に『これなら特別な自分になれる』と理由の無い自信でスペシャルハードコースの修行を受けて臨死体験を得て……これまでの人格が粉々になって変な方向に覚醒した。それからの彼は目標を現状最も困難だと思える『【終末】の完全阻止と人類文明の存続』に掲げ異界攻略の最前線に“本気”で立ち続けて様々な依頼とレベリングをこなし、更に他の転生者からは自殺志願とまで言われる幹部メンバーや脇巫女ネキとの模擬戦などにも“本気”で参加して保有する成長促進スキルの恩恵もあって凄まじい勢いで幹部クラスにまで成長していった。

 この目標の為と『自分でも本気になればここまで出来たのだから同じ才能溢れる転生者ならば同じ事が出来るし世界も救える』と“善意”で考えて積極的に転生者達を本気で生きられる様にさせ……様としたので脇巫女ネキに静止(物理)させられて、現在では自分に本気を教えてくれて更に自分より強い脇巫女ネキに従って掲示板で煽るか、同じく光の奴隷(トンチキ)堕ちした転生者数人を同意のもとで引き込む程度に留めている。現在では『【終末】を阻止する為には日本国内へ留まるだけではダメだろ!』と考えて、引き込んだ【強欲竜団】と共に脇巫女ネキの制止を振り切って海外へと出張している。

 目的設定にも分かる通り元ネタと比べれば遥かにまともで善性な人間なのだが、やはりネオベテル内部でもトップクラスの問題児ではあるので実力は高いが幹部には選ばれていない。それでも本人が自分に“本気”を思い出させてくれた脇巫女ネキやネオベテルに感謝しているからか実力と依頼の実績も確かであり、更に海外出張でも日本国内では分からない海外の生の情報や海外転生者や他組織との伝手を組織に齎すなど仕事はキッチリしてるので文句も付けにくいという立ち位置。最近は海外で活躍したらなんか仲間が増えてるとか。

 戦闘スタイルは爪系の物理攻撃と地変系魔法を中心とし、そこに脇巫女ネキや幹部達との修行で身につけた複数の食いしばりや回復スキルで勝つまで戦う泥臭い戦い方。修行と実戦の果てに身につけた固有スキルである【邪竜戦記・英雄殺しの滅亡剣】は物理スキルと地変魔法を複合して周囲の大地や物質を操る事により“全方位から物理攻撃を仕掛ける”と言うもので調子が良ければ貫通効果もあるぐらいに強力。ゲーム的には『敵全体に特大威力の物理属性攻撃。クリティカル時、威力が上昇する。ニヤリ時貫通効果』みたいな感じ。




思ったよりキャラが多いな。色々考えてた設定描いてたら文字数ががが……とりあえず登場人物紹介は一旦ここまでにして次からは本編を更新します。ネタが思いついたら登場人物紹介の続きやる感じで。

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