「さァて、ホームページに書かれていた情報によればここの筈だが」
「ハヤタはゲージの中に入れっぱなしですみませんね。公共交通機関にペットを持ち込むにはこうしないと超いけないので」
『別に問題はありませぬ。それとここら一帯の霊地は明らかに整備されているので、少なくとも何者かの手が入っているのは間違いないでしょう』
そういう訳で訪れた夏休み、俺こと木原通行は両親には【富士山登山ツアー】に当たったという体で説得した後、妹の最愛とハヤタと共にバスや電車や乗り継いで駅前の指定された待ち合わせ場所までやって来ていた。
……掲示板では悪魔召喚プログラムというヤバイ物を運ぶので可能な限り人目につく公共交通機関を利用し、その後は待ち合わせ場所に護衛代わりの迎えを寄越すって言ってたんだが。
『……む、通行殿最愛殿お気を付け下され。何者かに見られております』
「なンだと? ……と言っても、ちょっと修行しただけのレベル1な俺らじゃいざとなったらハヤタ頼りなンだが「いや済まない。驚かせる気は無かったんだけどね」あン?」
突然聞こえて来た声につられて俺達が後ろを振り向くと、そこには水色の髪をした少年が苦笑しながらこちらに手を振っていた……一見只の少年の様に見えるが、髪の色や日本人離れした顔の造形以前に明らかに人間とは思えない雰囲気を出しているんだが。
ハヤタも念話で『コヤツは人間ではありませぬ。相当な位階を持った悪魔の類でしょう』とか言ってるし。その割に周りにいる他の人間は一切こっちを気にしてないのは何か異様な感じだが。
「マナー違反ではあるけど確認の為にアナライズをさせて貰ったんだ、気を悪くしたのなら謝るよ。それと認識阻害の術で俺達の会話は周りに聞こえない様にしているから」
「いや別に……じゃあアンタが転生者集団からの迎えの者って事でいいンだな?」
「ああ、とりあえず自己紹介をしておこうか。……俺はリムル・テンペスト。君達と同じ前世の記憶を持つ転生者であり、人工的に作られた悪魔である“造魔”でもある。コンゴトモヨロシク……なんてね☆」
リムル氏はそんな事を茶目っ気のある笑顔で言って来たので、とりあえず俺達もそれに答えて自己紹介をしておく事にした……正直言って他の転生者達の事はまだ完璧に信用している訳ではないが、ハヤタが彼からは悪意を感じない事と『そもそもその気になれば我ら全員瞬殺出来るだろうから警戒しても無駄』と念話でこっそり言われたので信じてみる事にした。
「ふぅん……まあ、同じ転生者だからと言って無条件で信用しないのは高評価だよ。この業界では“騙して悪いが”なんて普通にあるしね」
「そりゃあどうも。それでアンタは案内兼護衛だって聞いたけど」
「うん、これでも
リムル氏は俺が持っているバッグ──悪魔召喚プログラム入りのハンドヘルドコンピューターが入ってる──を一瞥した後、俺達を近くに停めてあった車に乗せて転生者が集まる互助組織の本拠地であると言う【博麗神社】へと連れて行ったのだった。
──────◇◇◇──────
「へー、それじゃあリムルさんはスライムに人外転生したんですか」
「だから掲示板でも【スライムニキ】なんて呼ばれているのさ。……まあメガテンのスライムは現界失敗した悪魔の成れの果てだったから、原作の“彼”みたいにチート能力とかも一切なく苦労したけどね。クソザコステータス・ガバガバ耐性・自我が悪魔に侵食されるの三重苦からここまで持って来るのには苦労したよ」
「まあメガテンのスライムは典型的な序盤の雑魚敵だしなァ」
『ふむ、事前に聞いていましたが某の知ってる【転生者】と通行殿達は少し違う様ですな』
それから俺達は車で神社の一番近くにある転生者集団の支部である拠点に着いた後、リムルさんの案内で神社に向かう道を和やかに談笑しながら歩いていた……これまでの道中で転生者達についての話をした事で、俺と最愛は彼とその仲間である転生者達の事はある程度は信じていいと感じたからな。
ちなみに【博麗神社】には特殊な結界が張られているらしく招かれない限り入れず、リムルさんからも自分の後から外れたら一生樹海の中を彷徨う事になるのだとか。まあ明らかにこの森とか空気が違うしな。
「何かキラキラした謎オーラが見えたりするんですが超なんでしょうこれ」
「俺にも見えるな」
「ああ、それはこの霊地の龍脈やそこで育った霊木からから漏れ出る霊気……所謂“マグネタイト”とか“マガツヒ”やらって呼ばれてるものだよ。人が増えた今はなるべく抑える様にしてるけど霊感の鋭い人には見えたりする。まあ無害なものだから安心して欲しい」
『……白鳥家に仕えていた時にもここまで大規模・高度かつ完璧に調整された霊地は見た事がありませぬ』
ハヤタ曰く『普通なら異界化して悪魔が大量発生するレベルの場所なのに完璧に制御されて結界・霊地として機能している。ここまでの霊地を作り上げるのはかつて仕えていた白鳥家の頭首でも不可能な程。この先にいる神社の代表は恐ろしい位階の霊能者なのでしょう』と畏怖を滲ませる声音で話してくれた。
その意見を自慢気な表情で聞いていたリムルさんの補足によると、滞在しているだけで疲労回復・軽度の病や呪いの治癒・消耗したHPやMPやSPの自動回復などの恩恵が得られる上、それらの効果をより高める温泉なんかもあるんだとか。
「……よし着いた。ようこそ【博麗神社】へ」
「おお、此処が……」
「超デカくて神々しい鳥居ですね」
そんな感じでしばらく森を歩いたら唐突に目の前に大きな鳥居が現れた……なんか距離感とかが可笑しい気がしたけど結界とかの所為らしく気にする事は無いと言われたので、とにかく俺達はリムルさんの導きに従って神聖ささえ感じる鳥居を潜ると、そこには……。
「フゥゥン!!! ヌゥゥン!!!」「スゥ──ッ!!! ハァ──ッ!!!」「ふんふんふんふんふんふん!!!」「判断が遅い(バシーン)!」「理不尽ッ!」「覚醒の方法インストラクション・ワン……とりあえず死にかけろ」「アイエェェェェェェッ⁉︎」「流派! 東方不敗はァッ!!!」「王者の風よォッ!!!」「如何なる時もフォースを信じるのだ。May the force be with you」「Yes master!!!」「どうして覚醒しないんだ?」「脇巫女ネキなら出来たぞ?」「いや規格外のヤツを例に……グワーッ⁉︎」「かっとビングだ俺ぇっ!!!」「半端な気持ちで入って来るんじゃねぇよ! メガテンの世界によォォォォ!!!」「エロイムエッサイムエロイムエッサイム……我は求め訴えたりぃ!」「キエェェェェェェッ!!?」「グライ系魔法を応用した超重力特訓装置を作ってみたぞ」「ちょ、これ潰れ……ぐぴゃぁ!」「アレ? 出力調整ミスったかな?」「カガクノハッテンニギセイハツキモノデース」「その顔は何だ!? その目は何だ!? その涙は何だ!? そんな事で日本を守れると思っているのか!!!」「やめて下さい隊長ぉぉ!!!」
……神社の境内で、こう何というか神聖さが吹き飛ぶレベルのすごく名状しがたいカオスな感じで、筋トレしたり組手したら何やら怪しげな呼吸法をしたりジープに追いかけ回されたりしている男達の姿があった……なぁにコレェ?
「…………えーっと、これは……修行……なのか?」
「……さっきまでの超神聖な雰囲気は一体何だったんでしょうかね」
「そこは神社の結界のおかげかな(苦笑)……霊地での修行は人間の覚醒にとって非常に有効な手段だからね。こうしてまだ覚醒してない転生者達は日夜修行に励んでいるのさ」
尚、此処での修行を始めて一年近く経っているのにまだ覚醒出来ず、そのまま今に至るまで神社に住み込みで修行を続けている転生者もいるとの事。覚醒するかは本人の適正や資質が大きいのだとか。
……まあ、雑にあっさりと覚醒出来た俺や最愛は恵まれていた方なんだなって。リムルさんからは『あっさりと覚醒出来た事を此処で話したらもれなく嫉妬の視線が飛んで来るから(笑)』とか言われたから黙っておくけど。
「後は100%覚醒出来る【スペシャルハードコース】ってのもあるんだけど、それはちょっと危険だから他人の目につかない別の所でやってるよ。既に覚醒してる君達には関係の無い話だけどね。……さて、君達に着いてきて欲しいのはコッチだ。悪魔召喚プログラムの解析と調査に専門のメンバーを用意してある」
そう言ってリムル氏は神社の奥へと向かっていったので、俺達も(向こうのカオスな特訓風景から目を逸らしつつ)あちらに気付かれない内に彼の後に付いて神社の奥へと歩いて行ったのだった……正直いきなりこんな色々とアレな光景を見てしまったので、この先に何が待ち構えているのか不安になって来たけどな。
──────◇◇◇──────
【目指せ覚醒!】未だに非覚醒な転生者用スレpart37
324:名無しの非覚醒者
早く覚醒したーい!
325:名無しの非覚醒者
もう一年ぐらい修行してるのに全然覚醒出来ないんだが!
326:名無しの非覚醒者
神社に入っただけで覚醒したヤツもいるのに
転生者同士の才能格差やめよ
327:名無しの非覚醒者
>>324>>325>>326
ここまで二年間で何度も見たやり取り
328:名無しの覚醒者
どうして覚醒しないんだ?
もっと本気で修行するべきだろ、スペシャルハードコースとか
329:名無しの非覚醒者
>>328 出たな本気おじさん!
330:名無しの非覚醒者
ここは非覚醒者のスレだぞ! カエレ!
331:名無しの非覚醒者
スペシャルハードコースってアレは只の拷問だろ!l
332:名無しの覚醒者
>>331 俺はそれで覚醒出来たぞ?
俺みたいな前世でクズだった男でも最後まで耐えられれば覚醒出来るんだから
みんなちょっと本気を出せばいけるいける
333:名無しの非覚醒者
耐えられなかったから地味修行に入ってるんだけどなぁ
334:名無しの非覚醒者
本気おじさんはちょっとハード修行で本気をキメ過ぎたから……
335:名無しの非覚醒者
コイツに何で罰則が無いんだ!
336:名無しの非覚醒者
>>335 別に悪い事一切してないからね本気おじさん
ただちょっと非覚醒者を煽るぐらいだしそのぐらいならもっと酷いヤツもいるし
337:名無しの覚醒者
そもそも罰則って言っても銃刀法とかの軽犯罪はこの業界犯しまくってるヤツばっかだしな
だから【俺ら】もメシアとかガイアとかぺ天使とかファントムとかメシアンとかレベルの外道行為をしない限りは特に罰則ないし
338:名無しの非覚醒者
>>337 メシアの比率が多い……まあ残当だけど
原作メシアみたいな外道行為をする連中には罰則があった方が安心出来るし
339:名無しの非覚醒者
本気おじさんは煽っては来るが修行や稽古自体は真面目にやってくれるからね
元ネタと違ってあくまで煽るだけで強制したりとかはしないし
340:名無しの非覚醒者
依頼やら異界攻略やらも真面目にやる上に達成率も高いから事務からの評価も高いよ
341:名無しの非覚醒者
本気とか言って強敵に特攻とかしてそうだと思ってた
342:名無しの覚醒者
>>341 それは本気じゃなくて無謀って言うんだよ
本気ってのは依頼に対して事前に全ての準備を整えて作戦を練り一切油断せずに調査も戦いもこなす事だ
強敵と戦うなら事前に調査・対策を可能な限り行いつつ戦闘では全身全霊を尽くして戦うものだろう?
343:名無しの非覚醒者
言ってる事はスゴイまとも
344:名無しの非覚醒者
あのキチガイ本気おじさんのコスプレイヤーとは思えん
345:名無しの覚醒者
俺はその【本気おじさん】とやらの元ネタである【シルヴァリオシリーズ】については詳しく知らないんだけどな
なんか技術班の知り合いが『専用の衣装と装備を作ったので是非!』と言うから着てるだけで
性能は各種耐性や攻撃力含めて一流だから本気で戦う以上はコレ一択だし
346:名無しの非覚醒者
まさかの新事実www
lightファンは自重しろよwww
347:名無しの非覚醒者
どうも技術班には“光”に目を焼かれたHENTAIがいるらしい
348:名無しの非覚醒者
所詮は俺らだし
349:名無しの非覚醒者
あの重力操作特訓装置は許さない
350:名無しの非覚醒者
最近ノーマルな方の特訓法も迷走して来たからな
覚醒する要因は人によって違うんだから色々な特訓をすれば運良くどれかに当たって覚醒出来るかもってノリだった筈だが
351:名無しの非覚醒者
その結果が前世サブカルのごっこ遊びになってるのは草
352:名無しの非覚醒者
所詮俺らの引き出しなんてサブカルぐらいしか無いからな
353:名無しの覚醒者
まあ運良くハマれば覚醒出来るヤツも少数だがいたし無駄では無いだろう
354:名無しの非覚醒者
もっと簡単に覚醒出来る方法は無いんですかね
そういえば悪魔召喚プログラムが見つかったって話だけど
355:名無しの非覚醒者
悪魔召喚プログラム! それさえあれば俺だってデビルサマナーに!
356:名無しの非覚醒者
>>355 メガテン悪魔ガチ勢達が脇巫女ネキから受けてる修行を見てもそんな事言えんの?
357:名無しの非覚醒者
そこをなんとかするのが悪魔召喚プログラムじゃないんですか⁉︎
358:名無しの覚醒者
悪魔召喚プログラムに関しては今日手に入れた転生者が神社に持ち込んだそうだぞ
それの対応の為に幹部メンバーで手が空いていた連中を全員集めたらしいし
359:名無しの非覚醒者
マジで⁉︎
360:名無しの非覚醒者
どうりで今日は訓練の見回りが式神だけだった訳だ
いつもなら造魔制作ばっかの日々の憂さ晴らしとかでちょっかいかけて来るのに
361:名無しの非覚醒者
TS転生だから距離感が可笑しい所為で脳がバグりそう
でも何故か恋愛対象としては見れない
362:名無しの非覚醒者
いつもお菓子とか飲み物を持って来てくれるアカガミさんもいなかったしな
クソみたいな特訓中の数少ない癒しだったんだが
363:名無しの覚醒者
>>361 脇巫女ネキはレベルが違いすぎるから生物の本能が無意識の内に畏れを抱かせるらしいぞ
ネキにアタックしたければレベル30以上は最低でも必要だとか
364:名無しの非覚醒者
攻略難易度高すぎwww二週目以降用の隠しキャラだな
365:名無しの非覚醒者
しかし幹部メンバー全員なんて集める必要があったのか?
幹部って【この集まりが出来る前からオカルトに関わっていた連中】で今も色々仕事をしてるって聞いたけど
366:名無しの覚醒者
その辺りは悪魔召喚プログラムという【終末】案件であるからと無理をして集めたらしいな
それに周回ネキが言うには自動で邪神や魔王や大天使を召喚する悪魔召喚プログラムとは名ばかりの呪術トラップがばら撒かれた事例もあったらしいし
367:名無しの非覚醒者
あーまあ原作のプログラムですら無差別にばら撒かれて色々な事件を起こしてるもんな
368:名無しの非覚醒者
このスティーブンへの熱い信頼よ
369:名無しの非覚醒者
どう考えても悪魔を召喚出来るプログラムなんてばら撒けばやばい事になるのは当たり前なんだよなぁ
370:名無しの覚醒者
なので万が一その手の連中が召喚された時に備えて即座に滅殺出来る戦力を揃えたって話だ
371:名無しの非覚醒者
ほーん、なるへそ
でも悪魔召喚プログラムはやっぱり気になるしちょっとぐらい覗いても
372:名無しの覚醒者
>>371 今回はガチな案件だから辞めといた方が良いぞ
そもそも非覚醒者が件のプログラム持ちに近づけない様脇巫女ネキが細工してるらしいからな
アホな事を考えて事態をややこしくするヤツが現れない様に
373:名無しの非覚醒者
dsyn〜大人しく続報待った方がいいか
374:名無しの非覚醒者
神社で修行してるヤツの中に脇巫女ネキのヤバさを知らない者はいないのでね
あとがき・各種設定解説
木原兄妹:転生者互助組織(仮)に合流
・両親には懸賞で当たった富士山登山ツアーに最愛が『修行の為の山籠りとか超やってみたいです!』と言って、通行も『妹に負けっぱなしは嫌だから俺も行くわ』とか言いながらどうにか丸め込んだ(と思い込んでいる)
・最も父親の木原数多(現職刑事)と母親の木原できる子(専業主婦)からはハヤタも関わってるんだし何かあるんだろうと察せられたりしてるが、これまで大したワガママを言わなかった二人の初めての懇願なのでとりあえず送り出した感じ(後で問い詰める気だが)
リムル・テンペスト:護衛役
・実は霊夢の託宣によって兄妹の住処や移動ルートは割り出しており、大体電車に乗っている辺りからハヤタに逆探知されない範囲内で可能な限りの隠行や託宣を駆使して監視と護衛していた。
・その後はこの事がバレて向こうに悪印象を持たれない様に待ち合わせ場所でさも今来たかの様な感じで声を掛けたと言う所。
・ここまでしたのも周回ネキの証言などから悪魔召喚プログラムを相当に危険視しているからであり、内心必死になりながら兄妹達に自分達転生者集団へ良い印象を持ってもらおうと全力でペラ回しをしていたり。
ハヤタ:数十年ぶりに遠出
・尚、自宅の結界と両親の加護は事前にしっかりと強化しているので帰って来たら悪魔(例:アマノサクガミ)とかに食べられてるとかは無い。
・前述のリムルの監視には気づいていなかったが、これは相手に悪意が無かった事と徹底的に間接的な監視に留めていたからで隠行付きのアナライズをされた時には普通に看破した。
・リムルに関しては『圧倒的に格上過ぎるので逆らっでもどうしようもない上に兄妹の立場が不利になる。だが逆に彼等の庇護や協力を得られれば兄妹の裏稼業に関する大きなプラスになるだろう。悪意は感じないし』と言う考えで、上手く兄妹が転生者達と付き合える様にする方針。
本気おじさん:本名【田中三郎】
・前世では親の財産を食いつぶすニートで最終的には自殺、今世で人生をやり直そうとしても対人関係やらが上手くいかなくて引きこもり寸前だった人。
・そこでネットで転生者同士での集まりがあると聞いて向かい、修行の際に『これなら特別な自分になれる』と理由の無い自信でスペシャルハードコースの修行を受けて臨死体験を得て……これまでの人格が粉々になって変な方向に覚醒した。
・それからの彼は異界攻略の最前線に“本気”で建ち続けて様々な依頼をこなし、更に他の転生者からは自殺志願とまで言われる幹部メンバーとの模擬戦などにも“本気”で参加して凄まじい勢いで成長していった。
・スペックは力耐型でいくつかの物理系スキルを駆使して戦う前衛型でレアな地変系魔法も使える上、幹部メンバーとの模擬戦によって習得した【食いしばり】【不屈の闘志】【瞬間回復】などの耐久系スキルによってしぶとく戦うスタイル。
・しょっちゅう非覚醒者に発破を掛けたりするが、これは自分の様なクズでも立ち直れたんだからお前達にも出来ると言う信頼によるもので、実際少数だがその発破で覚醒した者が彼について行ってチームとなったりしている。
・そんな彼等への他の転生者からの通称が【光の奴隷チーム】【強欲竜団】となってしまっているが、実態は真面目に高難度の依頼を“本気”でこなすだけの割とまともなパーティーである。
読了ありがとうございました。
これがこの世界の【博麗神社】におけるここ二年間ぐらいの日常風景(笑)普段は更に造魔作りに飽きた脇巫女ネキが乱入して模擬戦や思い付きの新修行法を実行したりします。感想評価はいつでも歓迎!