【急募】貰った悪魔召喚プログラムの使い方   作:貴司崎

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集う転生者達

 そうしてリムルさんの先導で【博麗神社】の奥に進んだ俺たちは、悪魔召喚プログラム解析の為の装置などが置かれていると言う、この神社には似つかわしく無い近代的な施設【博麗神社特別霊能研究所】に通された。

 

「先日はどうもすみませんでしたおー!!!」

「「えェ……?」」

 

 ……ら、何故かいきなり土下座している白饅頭っぽい感じの成人男性と遭遇したので、俺も最愛も思わず絶句してしまった……訳の分からない光景はさっきの特訓(笑)シーンでもうお腹いっぱいなんだがなぁ……。

 

「ほらもっと頭を下げるんですよ。我らの希望になるかもしれない悪魔召喚プログラムを持ってきてくれた方々ですよ」ゲシゲシ

「全く、来てくれたから良かったもののお前の迂闊な行動のせいで彼等がここに来なかったかもしれないんだからな。呪術の使用はもっと考えるべきだろ、常識的に考えて」ゲシゲシ

「痛っ⁉︎ 辞めっ⁉︎ ……お前ら幾ら何でも蹴るのはやり過ぎだろうお!!!」

 

 そうして俺達が固まっていると土下座している男性をこれまた白饅頭っぽい青年と大根っぽい青年がゲシゲシと足で蹴り出し、それに怒った男性が飛び起きてぎゃーすか言いながら揉め始めた。

 ……これは一体どう言う事なんですかねェと俺達が思っていると、これまた大根っぽい(さっきから失礼)成人男性がこちらにやって来た。

 

「いきなり驚かせて済まない……彼はこの前の掲示板で君達の居場所を探知しようと呪術を使った人でね。それを謝りたいって事で土下座してたんだよ」

「あァ、そういう事ですか。まあハヤタもさして害のない呪術だって言ってますし、こうして謝ってくれるならもういいですよ。ええと……」

「ああ、自己紹介がまだだったね。僕は【木勢出できない夫】と言う。……それでそこの土下座してる饅頭が【入速出やる夫】、踏みつけてる大根の方が【尾筆やらない夫】で饅頭の方が【葉即できる夫】だよ」

「「「饅頭と大根って紹介が雑じゃね⁉︎ ていうかテメーも大根だろ!」」」

 

 彼等は自己紹介の後また何やらまたわちゃわちゃし出したが、とりあえず俺たちも挨拶と自己紹介をしておく事に……ちなみにリムルさんが注釈してくれたのだがこの四人が掲示板で言っていた【メガテン悪魔ガチ勢】の人達であり、今回はやる夫さんの謝罪ついでに悪魔召喚プログラムを見てみたいと頼まれ、召喚術について詳しい人手って事で各種調査・解析を手伝う代わりに同席を許可されたのだそうだ。

 

「はいはい、じゃれ合いは其処までに。やる夫君の謝罪は終わった事だし彼等を奥の隔離結界室に案内するから。……君らも今回は自分で言い出した事だからしっかりと働いて貰うよ。……じゃあ付いてきてね。幹部メンバーが待ってるから」

「「「「うーっす」」」」

「「あ、はい」」

 

 そんなリムルさんの鶴の一声の効果は劇的で、騒いでいたメガテン悪魔ガチ勢達はあっさりと静かになって彼に続いて屋敷の奥へと歩いて行ったので、俺達もそれに付いていく事に。

 ……しかし『幹部メンバー』とは一体どんな連中なのか。この神社でこれまで見たカオスな光景の数々を思い起こすと途端に不安しかなくなるんだが……ここまで来たら行くしか無いか。

 

 

 ──────◇◇◇──────

 

 

 □sideハヤタ

 

『(うむむ、リムルと名乗るあの神魔の実力がかつて見えた1()4()()()()()()()()()に迫るレベルだと言うのは分かってはいたが、このやる夫などと名乗る者達や先程指導に当たっていた者達の実力も某とさして変わらぬ程とは。数十年のブランクで鈍っているとはいえ……)』

 

 某の名前はハヤタ、前世に【聖獣 ハヤタロウ】を持ちかつては霊能者【白鳥歌仙】に仕えていた事もあるしがない霊犬であり、今はその子孫である通行殿と最愛殿が巻き込まれてしまった【悪魔召喚プログラム】とやらの問題を解決する為、此処とは異なる世界の人間の魂を受け継ぐ(by通行殿)とされる転生者が集まる互助組織と接触している所である。

 

『(しかしまあ分かってはいたがこの組織と敵対するのは無しであるな。幸い某の“鼻”によれば彼等はお二人を【同郷の同朋】だと思っている様だから悪い様にはされぬだろうし、この組織が背後に就けばお二人の安全を確保出来る可能性は大きく上がるだろう。ここはやはり友好的な関係を結べる様に尽力するのが妥当か)』

 

 そんな事を考えていた某と通行殿達が通されたのは【隔離実験結界室】と書かれたプレートが掛けられた部屋であった……その扉を潜るとこれまでの転生者達と比べても更に隔絶した実力を感じさせる気配を持つ者達──この転生者互助組織の【幹部メンバー】とやらが八人いた。

 ……しかし、その内三人はリムルと同じ悪魔(造魔)であるな。それ以外の人間達はかつての主人に匹敵する位階(レベル)の者が四人、そして()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()余りにも桁外れの気配を持った一人の巫女装束を着た少女がいた。

 

『(あ、これヤベェ奴であるな。何処ぞの主神の転生体か?)』

「ようこそ【博麗神社】へ。私がこの神社の巫女件転生者互助組織(仮)の代表なんてものをやらされている【博麗霊夢】よ、今日はよろしくね。……ちなみにこの神社は【幻想郷】に繋がってる訳じゃないから」

「あ、木原通行です」

「木原最愛です」

「アレ? このネタは通じなかったかな? 私に会った転生者の殆どが幻想郷関連の質問をするんだけど。……まあいいわ。掲示板では脇巫女ネキとか呼ばれてるけど、好きに呼べば良いわ」

 

 幸いと言うか、お二人はまだ(相手が隔絶し過ぎている事もあって)他者の実力を正確に察知出来る程の霊視の技量は無いので普通に霊夢を名乗るバケモノ(ハヤタ視点)と接する事が出来た故に向こうへと悪印象を抱かれる事は無かった様だが。

 ……最も自己紹介の後にこっちへ軽く目配せしてきたので某がアチラを推し量っている事はお見通しであり、その上で好きにすれば良いだろうと言う感じだったが。くわばらくわばら。

 

「さて、じゃあ残りの自己紹介もさっさと済ませましょうか。隣にいるのが私の仲魔でありこの神社の主祭神でもある【アカガミ】よ。今回は神社の結界の調整と強化を担当して貰ってるわ」

「博麗神社の主祭神の分霊である【神造魔人 アカガミ】だ。この施設の結界は特に強化してあるから今回の一件で余計な邪魔は入らない筈だ」

 

 ……ここに来て何となく分かってきたが、この【造魔】と呼ばれる悪魔は肉の身体に何らかの悪魔の分霊を納めているモノの様だな。某の鼻から感じられる気配によると、このアカガミという男の中身はおそらく何らかの【天津神】だろう。更に結界からは強力な【火】の属性を感じ取れるから火神の類か? 

 そして次に前に出て来たのは昔見かけた一神教系のエクソシストに近い気配を感じる男とその隣に侍るサイドポニーの女性型造魔、更に西洋系の魔女っぽい格好をした女性とそれに侍るメイド服の女性型造魔であった。

 

「俺は【枢木朱雀】だ。一神教カトリック系の神父兼エクソシストをしている。……断じてあの聖書エアプの腐れ邪教であるメシア教とは一切の関わりは無いから、そこの所をよく理解してくれ!」

「にゃはははは……ゴメンね、スザク君は転生者に自己紹介すると毎回メシア教との関係を疑われちゃうから。私は【造魔 ナノハ】って言うんだ、スザク君に仕える人造魔人だよ」

「神父ニキは相変わらずだね。……私は【相沢梓】、掲示板では魔女ネキとか呼ばれてるし、実際に魔女の家系に生まれてウィッカ(魔女術)を修めている魔女なんだ。それでこの子が私の人造魔人のライカよ」

「ご紹介に預かりました、アズサ様に仕えるメイドの【造魔 ライカ】と申します」

 

 ふむ、この二人も相当な凄腕だな。レベルだけでなく相応の死線をくぐって来た異能者特有の気配がある。造魔の方はナノハと名乗った方の中身はおそらく【天使】系、ライカと名乗った方は【竜】に纏わる気配を感じるな。

 

「では、次は私ですわね。……名前は【時崎狂三】、ペルソナ使いであり掲示板では【周回ネキ】などと呼ばれておりますわ。……その名の通り何度かメガテンの世界をループして記憶を引き継いでいるのですが、まあ信じる信じないはそちらの好きにして下さいまし」

 

 次に紹介されたのは制服を着た少女であったのだが……この【時崎狂三】という者、前の二人と比べても遥かに死線を潜っている気配があるな。異能者としての位階(レベル)ではなく(ソウル)の強さの方には目を見張るモノがある

 

「最後は僕ですね。【エルネスティ・エチェバルリア】と言います。外国人っぽい見た目ですが日系2世で日本国籍もありますよ。……ところでお二人はどんな【ロボット】が好きですか?」

「え? 強いて言うならシャアザクかねェ」

「良いですねシャアザク!!! ロボット史において初めて【量産機】という概念を持ち込んだザク! そのエース専用機にしてこれまた【量産機のエース専用機】という概念を創り出した歴史に残る名機! もちろんその格好良さも超一級品ですがね、最初の戦闘でザクを圧倒したガンダムを量産機と大して変わらない性能と武装ながらパイロットであるシャアの技量を持って圧倒する初登場シーンは素晴らしいモノです!!! これによってシャアというエースの魅力が……」

「お、おゥ……」

 

 ……なんか凄まじい勢いで顔を輝かせながら【ロボット】について熱く語りまくっている銀髪の少年の勢いに通行殿は冷や汗を浮かべながら引いていた。最愛殿は『超関わりたくないですね』といった雰囲気で距離を取っているし……まあ悪意は一切無いのだが。

 

「ハイハイ、そこまで。ロボキチニキそのロボ談義はまた後にしてね、時間に余裕がある訳じゃないんだから」

「ムゥ、まだまだ語りたい事は多かったんですが仕方ありません。……ロボ型の造魔が作りたければ是非僕に声を掛けて下さいね! 僕のいきなりの質問に即答してくれた【盟友】である通行さんの為なら一肌脱ぎますよ!」

「ア、ハイ(なんかいつの間にか盟友扱いされてるんですがねェ)」

 

 そんなエルネスティも霊夢が軽く手を叩きながら制止するとあっさり引き下がった所を見るに、トップである彼女の影響力は組織内でもかなりのものだと見て取れる。

 

「幹部には後一人【寺生まれニキ】ってのがいるんだけど、今回は予定が合わなかったから此処にはいないわ。じゃあ自己紹介が終わった事だし本題に入りましょう。……通行君、貴方がスティーブンから貰ったという【悪魔召喚プログラム入りハンドヘルドコンピューター】を出して貰えるかしら」

「分かった……コイツだな。ハヤタ、封印を解いてくれ」

『承知しました』

 

 通行殿が【二つの呪文が書かれた包み】をバッグから取り出したので、某は言われた通りに包みの掛けておいた封印を解くとそれが開かれて中に収められていた【ハンドヘルドコンピューター】が姿を現した……危険物という話であったから某が念の為に呪物用の封印術を施していたのである。

 

「これがあの悪魔召喚プログラムか」

「COMPとか初めて見ますが……やはり技術屋としては興味がありますね」

「へぇ、ちゃんと封印処理までしてくれてたのね」

「まあやったのはハヤタですが。……もっとも起動すらしてないので、コイツが本物の悪魔召喚プログラムかはまだ分からないンですけどねェ」

「只のジョークアイテムだったのなら笑い話で済む事ですから、余り気にしなくて良いですわよ。……むしろ厄ネタ的にはそうであった方が良いのですけど」

 

 それを見た幹部メンバーが途端に騒めき始めた光景からして、あの【悪魔召喚プログラム】とやらは彼ら【転生者】にとって余程特別なモノなのだろうとは察せられた。

 

「ま、それをこれから調べるんだけどね。……ロボキチニキ、出番よ」

「お任せあれ。僕としても以前ちょっと挑戦して見事に失敗した悪魔召喚プログラムの実物には興味がありますからねー。やる夫さん達も手伝って下さいね、ここからがプログラマーとしての腕の見せどころですよ」

「了解したお。念願の悪魔召喚プログラムだからロボキチニキには劣るにしても本気出して頑張るお」

 

 霊夢の指示に従ってエルネスティとやる夫という男が部屋に置かれていた機械からケーブルや何やらを取り出し、それらをハンドヘルドコンピュータに次々と取り付けて何かの作業を開始した。リムルと他の3名も手伝いでそちらに行った様だ。

 ……所詮は犬である某なので機械の類には詳しくない(テレビのリモコン操作が出来るレベル)のだが、あのエルネスティは通常の操作以外にも何らかの異能を使って調べている様だな。【アナライズ】なら某も使えるが。

 

「ロボキチニキは機械やプログラムに特化したサイコメトリー系のESPや感応による機械の直接操作が出来る超能力者……所謂【テクノシャーマン】ってヤツなんだよ。未だに前世程コンピューターが普及していないこの世界に於いては貴重な異能だね。前世がプログラマーだったらしいし、その辺りが原因で目覚めた異能っぽいけど」

「やる夫の方も前世ではプログラマーだったらしく、それ用の異能とかは使えないまでもガチ勢として召喚術も習ってるから今回サポート役として呼ばれた感じだな」

「それで悪魔召喚プログラム作成を頑張っていた時期もありましたが見事に失敗。厄ネタが過ぎるので脇巫女ネキから『採算が取れない以上は研究中止』と言い渡されて悔しがってましたからね。土下座してでも今回の解析に加わりたいと思うぐらいに」

 

 そんな二人が解析作業を続ける中、手持ち無沙汰な他のメンバーが事情を知らない通行殿と最愛殿の為に色々と解説をしてくれたので状況は理解出来たが。その様な希少であろう異能者までいるとは。

 

「しかし、解析があの二人の仕事ならここまで凄そうな人達を集める必要が超あったんですか? 戦力過多に見えますが」

「それに関しては私が経験した周回の中に『悪魔召喚プログラムを起動したら外なる邪神や狂った大天使や超dark・chaosな魔王が呼び出された。使用者のマグを強制使用で』みたいな例がありましたから」

「もしそんな罠プログラムだった場合、即座に呼び出されたヤツを【滅】する為にこれだけの戦力を整えたのよ。……姿は見えないけど他にも施設周辺に私の仲魔を配置してるし、人的被害が出ないなら最悪この建物を消滅させても良い様に準備してるから」

 

 ……成る程、まあ人的被害にちゃんと考慮している分やはりこの【転生者互助組織】は本質的に善良な組織なんだろう。戦前の話ではあるが悪魔を祓う為にある程度の人的被害を無視することはヤタガラスでも普通にやってたしな。

 

「それにこの部屋にも実はもう一体居るのよ? ……来なさい【オンギョウキ】」

『…………』

「うおッ⁉︎ 何も無い所からいきなり⁉︎」

「なんか出ましたよ」

『ムム……某の鼻でも見抜けぬ隠行とは。【オンギョウキ】と言うとまさか藤原千方の四鬼か⁉︎』

 

 そんな事を言いつつ唐突に霊夢が指を鳴らすと、なんの前触れもなくその後ろに異様なまでに気配の薄い漆黒の鬼が姿を現した……【オンギョウキ】と言うと伝説の妖鬼の一体でその名の通り隠行法に長けていると伝わっているが、この距離にいて姿が見えているにも関わらず霊能による解析や気配探知がまるで機能しないとは。

 

「昔とある場所に封印されてたのを見つけて四鬼纏めて調伏したのよ。元の伝承が【人に仕えた式神】だからか調伏後には素直に言う事を聞いてくれるんで色々と役に立ってくれてるわ。ちなみに他の三鬼は神社の警備に配してるし、いざとなれば他の仲魔も呼び出すわ」

「まだいるのか……」

 

 霊夢がおもむろに巫女服から取り出した4()()()()()()を見て通行殿が少し引き気味に呆れた声を出したが、正直某も似たような気分である。

 ……と言うか、某が昔聞いた話だと封魔管による悪魔召喚は“一体出せれば一人前”で“二体同時使役はその家の秘奥”だというレベルの代物だった筈なんだがな。かのライドウも某が見たときには二体同時使役しかしておらなんだし、ここが神社の敷地内である事も影響しているのだとは思うが……。

 

「ふむ、まだ解析には時間が掛かるみたいだし、今のうちに何か質問があるなら受けつけるわよ。この【転生者互助組織】について色々と聞いておきたい事はあるだろうしね」

「まあただ待っているのも暇ですし、解析自体も順調そうですからねぇ」

 

 特に問題無さそうに機械へと向き合って作業を続けているエルネスティとやる夫を見つつ、霊夢と狂三がそんな事を言い出した……これは正直言って有難い申し出だな。

 この組織の事もそうだが、数十年間関係を絶っていた所為で余り分かっていないこの国の霊能組織や裏業界の現状についての情報も入手出来そうだ。掲示板とやらでも事前に調べていたが情報が錯綜していて分かりにくかったからな。

 ……さて、何を質問すべきか。通行殿や最愛殿とも相談しつつ問いたい所であるな。




あとがき・各種設定解説

ハヤタ:“大正20年”に活動していた超優秀な霊犬
・霊犬として嗅覚を起点とした高い霊視能力を持っており、漏れ出る霊気の“匂い”を嗅ぐ事でその対象の情報を相手に知られずにlある程度知る事が出来る。
・また習得している【ハイ・アナライズ】と併用する事でより詳細な解析も可能(今回は相手に悟られない事を優先したので使用していない)
・直接戦闘よりも感知・解析によるサポートや回復などの方が得意なタイプであり、それ故に隠行法などの小技をいくつも取得しているのでここまで生き残れた。
・尚、リムルの中身については西洋系の悪魔にはそこまで詳しく無い事もあって『強力なダーク・カオス系の悪魔』である事しか分かっておらず、他も天津神や天使や竜など分かりやすい要素を判別した感じ。

メガテン悪魔ガチ勢:やる夫スレより名俳優達を配役
・一見エンジョイ勢に見えるが『メガテンのカワイイ悪魔を仲魔にしたい!』とか言う多くの転生者に『デビルサマナーの現実』を教え込んだ脇巫女ネキの超ハード修行を受けて尚リタイアしてないので実力は普通に高い。
・ちなみにやる夫がピクシー派、やらない夫がモー・ショボー派、できる夫がネコマタ派、できない夫がマーメイド派である。

幹部メンバー:やべー連中
・転生者における霊能関係者だった者達であり、互助組織が本格的に稼働し始めてまだ一年ちょっとなので未だ強力な異能者は僅かしかいないので業界や異能に他と比べて詳しい彼等が幹部みたいな事をやってる感じ。
・尚、ロボキチニキを筆頭に他の転生者達からは『個性豊か過ぎる(穏便な表現)性格と実力のヤベー奴ら』扱いされてる模様。

霊夢:デビルサマナーとしても超一流
・一応、仲魔の複数常時召喚は自身の霊地に仕込まれた【仲魔への土地のマグネタイト自動供給】や【仲魔限定限界補助】などの機能による負担軽減の効果も大きい。
・それでも複数の強力な仲魔を十全に運用出来るのは本人の技量と実力によるものだし、今回見せた以外にもまだまだ手札は持っている。

オンギョウキ:霊夢の仲魔の一人
・伝説通りの非常に強力な隠行法が使用可能なので偵察に護衛に戦闘にと色々な用途で運用されており、霊夢の手持ちの中でも汎用性が高く周囲に及ぼす影響も少ないので普段使いの仲魔としてよく召喚される。
・野良悪魔だった時代には他の三鬼が各属性の範囲攻撃魔法を使った後に生き残った者に不意打ちを喰らわせる程度だったが、霊夢の手持ちになってからは修練や悪魔合体などで大幅に強化されている。
・主なスキルは【霞駆け】【虚空爪激】【暗夜剣】などの物理攻撃系で、更に【物理ギガプレロマ】【龍眼】【物理無効】【貫く闘気】などのスキルも有しているので隠行からの強烈な物理攻撃を見舞ってくる。
・更に【メギドラオン】による範囲攻撃や【テンタラフー】【まどろみの渦】による状態異常、果ては四鬼のリーダー格として残りの三鬼を【召し寄せ】までやって来る。
・人に使える式神だった所為か自分達を調伏した霊夢にはその実力を認めている事もあって忠実であり、四鬼とも余り喋る事なく黙々と指示をこなすタイプだが、霊夢やリムル曰くオンギョウキは実直で真面目な四鬼のまとめ役だそうだ。


読了ありがとうございました。
ちなみに実力評価はあくまでハヤタ視点のもので、ライドウレベルになって来るとそれぞれにどのくらいの差があるかは正確には分からない感じです。

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