【急募】貰った悪魔召喚プログラムの使い方   作:貴司崎

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勇者部のお仕事

 さて、色々とネオベテル丸亀支部支部長として忙しい日々を送っていた俺こと木原通行であったが、当然讃州中学勇者部兼ネオベテル戦闘班として依頼を受ける事もある。まあ事務仕事の大半はカトレアさん達事務員達に任せてるからそこまで苦でもないが。

 ……だって支部出来たばかりで戦闘要員少ないから連携に慣れた勇者部チーム+ゆかり達ペルソナ組で活動するしかないし、成人してる戦闘系メンバーはデッキーさんに預けて鍛えつつ主に大社からの依頼を受けさせるからな。今は瀬戸内海にある大規模未管理異界【鬼ヶ島】を大社職員と一緒に調査している筈。

 

「……ここが今日見回りを行う異界か。見た目は古びた神社だな」

「ここは大社が管理している異界の一つであり、そこに神樹様を祀る神社を建て、神樹様の分霊を配して異界を封印・制御して主に大社職員の戦闘訓練用に使われていた場所です。……ですが最近は大社職員が忙しくて使われていない所為か悪魔が増え過ぎて制御が怪しくなっていると」

「まあ大社職員の皆さんは常時ブラック労働みたいですからねー」

 

 まあ件の【鬼ヶ島】以外にも異界発生や悪魔事件は今でも起きている上、その殆どがレベル20以上の悪魔が関わってる地獄みたいな環境だもんな。それを解決する為には精鋭揃い(レベル平均20〜30)の大社職員達でも大規模なチーム組んで活動せねばならないし。

 加えて『根の国伝承』とかある四国はムド系や呪いに長けた悪魔が多く出現する関係で格下相手でも事故が起きやすいから、事件の確実な解決の為には人員や装備は念入りに整えないと逆に被害が増える事もあってどうしても人手が必要で現在大社は絶賛ブラック労働中だそうで。

 ……だからこそ俺達みたいな中学生・高校生チームに比較的危険度が少ないがそれなりの戦力が必要な管理異界の見回り業務が回り、それより更に危険度の少ないオカルト事件には最愛達小学生組が回されたりしている。メンタルOTONAな大社職員にとっては苦渋の決断みたいだが、大社精鋭と比べても遜色ない戦力がある俺達を遊ばせてる余裕はないって訳。念の為に小学生組にはハヤタを付けてるけど。

 

「最近は本来非戦闘要員だった『神樹の巫女』達も戦闘や悪魔事件解決の前線に出してるぐらいだからね。今までも異界修祓の結界要員ぐらいでなら出てたし、戦闘参加もあくまで立候補者だけだけど」

「確か美佳さんも後方から実戦参加を希望してるって言ってたわね。でもひなたさんや真鈴さんみたいに戦闘型の巫女って訳じゃなさそうだし大丈夫かしら」

「待って千景ちゃん、私は別に戦闘型の巫女って訳じゃないんだけど。……まあ最近すっかり前線で戦うのには慣れちゃったけどさぁ……」

「真鈴は貴重な回復役だし前線に出しても問題なく動けるからもう十分戦闘要員だろ。加えて覚えてる【癒しの調べ*1】が合体魔法的な意味で有用過ぎる」

 

 元は大社の前身組織が残していた術の一つでこれまでは神樹様への祈祷とか後方での治療用に巫女さんが覚えて使われてたスキルなのだが、合体魔法で使うと戦闘中永続で自動回復とか全体状態異常スキルになる事が分かって戦闘にも使われる様になったのだ。

 具体的には戦闘開始前に使って自動回復状態で戦闘始めるのが大社職員の基本戦法になってるぐらい。使い終わったら巫女さんを後方に下げれば危険も最小限で済むしな。真鈴の様な戦闘型(確定)の巫女なら状態異常合体魔法も手札の一つとして使えるし。

 

「まあ無駄話はここまでにして、改めて今日の目的を山田先生から説明して貰おうかね」

「分かりました通行君。……今日の目的は訓練用異界の見回り、及び増え過ぎた悪魔の間引きと異界の管理者になっている神樹様の分霊である『株分けした分け木』の確認です。必要なら神樹様の分け木や表の神社の調整やお清めも行います」

「分け木の調整や修復は巫女である私がやるわ。その為の道具も持ってきたし。掃除ぐらいは手伝って貰うけど」

 

 事前に聞いた話によるとこの異界は現実世界にある神社を入り口とし、異界が外部に影響を及ぼさない様にする封印となっていて、その地下とも奥とも言える空間が歪んだ先に展開してある異界と現実の境界となっているらしい。そして異界の中心部には神樹様の分霊であり、その枝の一つを株分けして育成した霊木が配置されていて異界の主の役割を担っているのだとか。

 これは分霊の霊木が異界を管理しながら敢えて異界を維持する事で魔界の影響を集中させて外部の周辺に他の異界や悪魔の出現を抑制させ、更に周辺の霊脈を安定化させながら異界から徴収したMAGで霊木が成長する複数の効果のある割と高度な異界運営になっているとの事。ただ定期的に間引きや整備しないと悪魔が強くなりすぎて管理している霊木に影響が出てしまうので、今回の様な定期的な調査や見回りが必要になってくるのだとか。

 

「事前の情報によると元々ここの異界には精々レベル5前後までの悪魔しか出現せず、霊木を中心とした比較的穏健な精霊・妖精が住むエリアと、それ以外の悪魔が発生するエリアに分かれてると言う話だが……まァこのGPだからどうなってるか分からンな。神樹様なら分霊である霊木の様子ぐらい分からないのか?」

「異界管理の霊木はそれだけに特化しているので無事かどうかぐらいしか分からないそうです。我々の技術だと神樹様の分霊として栽培した霊木でも自動で異界の管理を任せるぐらいしか出来ず……」

 

 成る程、まあ自分が管理している異界に自分の仲魔や造魔を配置して常時完璧に情報を取得しながら管理出来てるらしい脇巫女ネキみたいにはいかないか。だからこそこうして定期的に見回りをしてるんだし。

 まあ大社の資料によると人手が足りない中でも一ヶ月前まではちゃんと見回りはしてたみたいだし、その時は平均レベルが10前後まで上がっていたぐらいで霊木の異界管理能力は未だ健在であったと書かれてるからそうそう危険な事はなさそうなんだが。

 

「それでも準備は念入りにするけどな。どうせ今回もなんかイレギュラーが起きるんだろうし……【大和手甲*2】と【G−ラダーズ*3】は装備しとけよ」

「バックアタックからの呪殺はもう喰らいたくないしな。ホント奇襲からの【ムド*4】連発は許せねぇ」

「モウリョウとかガキとかカタキラウワとか出てきたもんね。上位悪魔とかだと【マハムド*5】レベルも使ってくる時があるし事故死が怖い」

「状態異常対策に【ヒランヤ*6】とか【アメジストの魔除け*7】とかも仕入れてくれたし」

 

 まあネオベテルに於いては前世で事故死しまくってるメガテニスト達の提言で破魔呪殺即死状態異常対策は何より優先されており、故にそれらの耐性を持つ装備品は最優先で開発されていてこうしてある程度の量産化に成功した物もいくつかあるのだ。

 他にも【テトラジャマー*8】とか【ドルフィンヘルム*9】なども少数だが量産に成功しているのだが、そっちは今絶賛ブラック労働中の大社職員の方に売っている。勇者組とか勇者装束来てれば呪殺・精神・魔力無効に神経・物理耐性がつく鬼耐性で、巫女組も呪殺・精神・魔力無効持ちだから小・中学生組は異常対策にそこまで拘らなくていいしな。

 

「この辺り呪殺と状態異常対策装備を多く仕入れてくれた通行様様だね」

「一応支部長ではあるし大社からの要望もあったからな。さっきも言ったが四国は呪殺持ちが多いし、呪殺持ち悪魔はついでに状態異常スキル持ってる事もよくあるし」

「だよなぁ、ホントに耐性が無いと死ぬのは悪魔業界に入って身をもって理解したぞ」

「本当に勇者やっててよかったとは思ったわ。呪殺状態異常耐性的な意味で」

 

 そんなこんなで俺達は念入りに装備とアイテムを確認しつつ異界の入り口となっている神社の境内に入って、念入りに周辺を調査して悪魔の存在や何らかに異常がない事を確認した後に神社の清掃を始めた。

 結界の調整や操作は大社で専門技能を学んでいる山田先生と真鈴と千景に任せて、他のネオベテル組は周囲の見張りと掃除を行う事に。流石に他組織の結界に干渉するのは少し問題があるし、境内の掃除によって清潔を保つ事も神社の機能を維持する為の霊的に意味のある行為らしいからな。

 

「とりあえずランタンとシャアザクを召喚。念のため神社の外側で見張りを頼む。後ランタンは掃除の邪魔をしないように」

『了解だホー!』

『承知した』

 

 手持ちの中でレベルが一番低いジャックランタンと造魔であるシャアザクであれば召喚していても消費MAGは少なくて済む。どちらも索敵系の汎用スキル持ちだしな(ランタンは性格的に少し不安だが)

 ……レベル40超えてなんか本来の霊格を取り戻して来たっぽい来たアマノザコはパワーは強いんだが、今の俺の霊格(レベル)だと長時間召喚は少しキツイからなぁ。COMPの貯蓄MAGだって有限だから節約出来る所では節約しないと。

 一応俺のCOMPには周囲に敵性悪魔がいる時に自動でそれを脅威度と共に知らせる【エネミーソナー】を追加してあるがな。元からスティーブン製COMPに入っていた【エネミーサーチ】と違って詳細な位置や距離は分からないが悪魔が来た時点で自動で知らせてくれるから便利になっている改造型アプリである。

 

「ウチら始めてマヨナカテレビやタルタロスみたいな認知異界? のとは違う異界に入るってちょっと緊張してたんやけど、まさか最初にやる事が掃除とはなー」

【ペルソナ使い 琴葉茜 Lv24】

「もうお姉ちゃん、これも依頼なんだからちゃんと掃除してよね。装備一新したら貯金がカツカツだから無理を言って依頼回して貰ったんだから。マヨナカテレビを見回りしてシャドウのドロップ素材売っても大したお金にはならないし」

【ペルソナ使い 琴葉葵 Lv23】

「まあシャドウ素材はネオベテル本部でも使い道が余り無いんですよね。まあ最近は認知異界用造魔の素材や各種装備やアイテムの原材料にも出来る様になって来ましたから、今後はもう少し値上がりすると思いますが」

 

 そして今回はゆかりと同じ高校生ペルソナ使い組の琴葉姉妹も一緒に依頼を受ける事になった。最近GPは上がったままで物騒な事態が続いている現実世界と違って、ここらのマヨナカテレビはいつも通りシャドウが湧くぐらいでテレビの中に人が連れ込まれるとか霧が溢れ出す事などがない奇妙な平穏が続いていたのでこっちに加わってくれる事となったのだ。

 ……認知異界は覚醒者でもペルソナ使いでないと入るどころか認識する事も出来ないからな。というか認識……『認知』出来ないから侵入が出来ない感じだが。まあ二人とも基本的にはいい人だしゆかりが色々と取りなしてくれてるので(最近仲裁や取りなしが上手くなったらしい)勇者部メンバーとも打ち解けているから今回の依頼でも問題はなさそうだが。

 

「それよりも私達ってゆかりちゃんと違って“まだ現実世界でペルソナを使えない”からテレビの外の依頼が出来るかが不安……」

「葵は心配性やなぁ。異界ならテレビの外だろうが問題なくペルソナ使えるって言うたやん。まあゆかりちゃんは現実だろうが問題なくペルソナ使えるけど」

「そこはまだお二人の『肉体レベル』が『ペルソナレベル』に追いついていないのが原因ですからね。なんとか霊地で専門の修行を受けられればいいんですが」

「いや、ペルソナってそういうシステムだったのか?」

 

 詳しく聞いてみると『ペルソナ』とは精神・心に根差す力である故に肉体的な霊的資質に強さが左右されにくい性質があるらしい。メタ知識だがP3以降の一般高校生原作キャラがレベル99まで上げられるみたいな事も無くはない(当然相応の経験は必要)らしく、現地人でもペルソナ使いは簡単に高レベルになれるのだとか。

 ただし欠点としてペルソナは心の力であるが故に現実の肉体へ覚醒の影響が及びにくく、ペルソナのレベルが上がっても現実の肉体のレベルが殆ど上がらないという事態が起きるらしい。在り方が精神・概念寄りになる異界内部であれば肉体そのものが精神寄りになるので問題なく使えるのだが、逆に物理法則が強い現実世界だと肉体レベルが低い状態でペルソナは使えない、又は使えたとしてもレベルの差分に応じて肉体に多大な負荷が掛かるのだとか。

 

「この『異界でも問題なく使える』って部分が曲者でねー。ペルソナは集合無意識に深く関わる力だからなのか精神や概念に法則が寄ってる異界なら、例え肉体レベルがゼロでもレベル90越えペルソナを問題なく使えたりするんだけど、それだとペルソナ部分にしか経験値が行かなくて肉体レベルが殆ど成長しないっぽいのよね。……私達ネオベテル黒札組ペルソナ使いは降神術師やアルカニストとしての技能持ちの脇巫女ネキにペルソナの肉体の調整、及び肉体レベルを上げられる訓練を受けてるから現実でもペルソナ使えるけど」

「一応緊急時用に『ペルソナ召喚器』も貰っとるけど、アレで現実世界でのペルソナ召喚やるとすっごく疲れるんよなぁ」

「お姉ちゃん、召喚器は現実でペルソナを召喚した時に肉体に掛かる負荷を軽減するアイテムだから、アレでも負担は凄く下がってるよ。そもそも召喚器無しじゃペルソナはうんともすんとも出てこないし」

「分かっとるわー。現実世界では不利なんどうにかしたいわ。ウチらのペルソナレベルすらも歳下の中学生に負けとるし」

「ゆかりちゃんに付き合って貰ってマヨナカテレビでレベリングしてるんだけどね」

 

 そんな雑談を挟みつつも俺達は手早く境内を掃除していき、とりあえず見栄えはまあそこそこ普通の神社っぽく見えるぐらいには整えた。幸い悪魔が奇襲を仕掛けてくる様な事もなく、結界機能の検査と整備を担当していた大社組も無事に終わった様だった。

 

「……さて、神社の清掃はこのぐらいで良いでしょう。ではこれから異界内部の探索と発生悪魔の間引きを行います。あくまで優先するのは見回りであって、もし何か異常があればすぐに【トラエストストーン*10】を使って脱出するので。【トラエスト*11】が使えるルイズさんに頼る事もあるかもしれません」

「分かったわ、常に【トラエスト】が使えるだけのMPは確保しておく」

「【くらましの玉*12】も準備出来てるぞ。……どうせ今回もいきなりレベル40越えの悪魔が現れたりするんだ」

「レベル40ぐらいなら私と通行達で囲んで殴ればいけるんですがね。とにかく気を付けて行きましょう」

「バックアタックと奇襲には警戒しないと。勇者装束だって無敵じゃないし……」

「常に出しとくのはランタンとシャアザクでいいか。余り強いヤツを出すと消耗が激しいし他のメンバーの鍛錬にならん」

「……お姉ちゃん中学生組がガチすぎるよぅ……」

「最近の中学生怖いわぁ……」

 

 そうして念入りに準備を整えた俺達は異界の見回りを始めるのであった。事前報告では最後に見回りをした時点でレベル10程度だったらしいが、まあこの勇者部一行なら平均レベル20前後ぐらいの悪魔なら相手どれるだろうし大丈夫だろう……多分。

*1
味方全体のHPを5%回復させる。5ターンの間継続。回復系・状態異常系合体魔法で使用される。

*2
戦国時代の遺品をベースにネオベテルが量産に成功した男性専用装備。呪殺無効。

*3
力–2 魔+3 呪殺無効の効果がある女性専用の腕時計。ネオベテルによる量産成功作の一つ。

*4
敵単体に呪殺属性の即死効果。

*5
敵全体に呪殺属性の即死効果。

*6
六芒星を象った首飾り。STONE、BIND、CLOSEのいずれかのバッド・ステータスを打ち消す。使用回数を超えると破損して効果が無くなる。

*7
アメジストの魔除け 「愛情」を表す紫のクリスタル。装備している間、CHARMになる確率を半減する

*8
呪殺・神経無効、氷結・電源・突撃・技・針に強いアーマー。ただし神経・呪殺・魔力・緊縛耐性パターンの種類もある。

*9
神経・精神・破魔・呪殺・緊縛反射。物理・火炎・氷結・衝撃・電撃弱点のイルカ型特殊合金ヘルム。

*10
ダンジョンから脱出して侵入地点に戻る効果がある石。使い捨て。

*11
ダンジョンから脱出して侵入地点に戻る。

*12
特殊な煙幕を出して敵の目をくらまし戦闘から確実に離脱する。




あとがき・各種設定解説

【巫女 安芸真鈴 Lv24】
ステータスタイプ:魔・運型
防御相性:破魔無効 呪殺・精神・魔力耐性
能動スキル:【九十九針】【マハンマ】【ディアラマ】【メディア】【癒しの調べ】【パトラ】【ポズムディ】【パララディ】【ペトラディ】【コトルディ】【シシリディ】【リカーム】【アナライズ】
自動スキル:【回復プレロマ】【二分の魔脈】【初段の豪運】
汎用スキル・その他:【神道呪術・大社式】【神樹の巫女】【霊視・見鬼】【魔力操作】【投擲術・針】
・讃州中学勇者部メンバーの一人で大社において神樹の啓示と加護を受け取れる『神樹の巫女』の一人、元は一般家庭の生まれで霊能の資質を示して大社に迎えられてからは勇者達と近い年齢だったので世話係的なポジションの一人になっていた後方勤務系。
・……だったのだが、通行が勇者部に加入した同時期に霊地の異常が頻繁が始まって勇者部のメンバーとして簡単なお役目を担う事になったら、何故かイレギュラーな事件が頻発して強力な悪魔と遭遇・交戦を繰り返したら限界突破して巫女の中でも最高クラスのレベルとなってしまった。
・そもそも神樹の巫女は後方で神樹の世話や怪我人の治療など行う後方勤務が主なのでレベルは上がりにくく、前線に出ていた彼女のレベルが高いのはそこまでおかしくないのだが、周りからは『前線で戦う事の方が適正があったんじゃ』とか言われてたり。
・本人も真面目なので実戦を得てからは回復魔法の訓練を行い、更にある程度の自衛が出来る様に投擲術を習得したりしているので今ではすっかり前線で活躍できる回復役となってしまっている。
・COMPを得てからは回復とバフデバフ、そしていざという時の盾役としての彼女の護衛を担当する神樹の分霊【地霊 スダマ】を仲魔としており、合体魔法の使用も考慮したスキル構成になっている模様。
・【神樹の巫女】は神樹から啓示を受けられる他、加護として呪殺・精神・魔力耐性が得られるという、神樹ニキの『絶対に勇者と巫女には呪いと精神汚染は通さない』という意思が宿った効果になっている。

【覚醒者 郡千景 Lv30】
ステータスタイプ:運以外高めのバランス型
防御相性:破魔・呪殺・精神・魔力無効 神経・物理耐性
能動スキル:【一文字斬り】【暗夜剣】【ヒートウェイブ】【利剣乱舞】【マハムド】【ムドオン】【国津罪ノ穢レ】【呪いの言霊】【マリンカリン】【ドルミナー】【シバブー】【フォッグナー】【マカジャマ】【アナライズ】
自動スキル:【二分の魔脈】【呪殺プレロマ】【ムド成功率up】【呪いの還元】【コロシの愉悦】【食いしばり】
 汎用スキル・その他:【霊視・見鬼】【鎌術】【体術】【気功】【神道呪術・大社式】【神樹の勇者】【ゲーマー】
・讃州中学勇者部の一人で大社から神樹との霊的な相性、及び神樹の異界内部で生成された『神具』に選ばれた事で『神樹の勇者』になった少女の内の一人。
・生まれと生活環境は実は大体『原作通り』のかなりクソな状況であり、この世界では住んでいた所の住人が悪魔事件で全滅して一人生き残った所を大社に保護されて勇者に選ばれた過去を持つ。
・その後はそういった事情もあって勇者として実力を示す事で自分が認められる事に固執しており、神樹館小学校時代は大体原作通りで仲よくなった高嶋ちゃん以外とは若干距離があった。
・だが年齢の関係で一人先に中学生となった所で自分達勇者よりもレベルが高い先輩達と遭遇、更にイレギュラー悪魔事件によってハードモードな実戦を経験した事で『今はとにかく実力を付けないと死ぬ(ガチ)』と考えとなって承認欲求は薄くなった。
・それに加えて先輩達が一緒にゲームをするぐらいに日常では緩く、更に実戦では格上にも怯まない頼れる人物でありながらそんな彼等でも悪魔と戦う際にはレベルが低い自分すらも全力で協力させる事を見てから性格は全体的に丸くなった。
・そんなこんなで神樹の勇者補正もあってレベルは通行や山田先生に次ぐぐらいに上がっており、戦闘では大鎌【大葉刈】を使った近接戦と呪殺・状態異常を駆使した魔法を駆使するアタッカーとなっている。
・神具【大葉刈】は高い攻撃力と『装備者が相手を倒した場合、死亡時に踏み止まるスキルを無視する』装備スキルがある非常に強力な武器だが、食いしばり系スキル持ち悪魔はそこまで多くない事と大鎌故に扱いにくいとか持ち運びに不便とかで彼女としては不満が多い模様。
・防具である『勇者装束』は神具を介して神樹の加護を使用者に負担を掛けずに大きく強化して得る事が出来る様になる装備で、元々の呪殺・精神・魔力耐性は無効まで強化されて更に物理と神経に耐性が追加される他、装備者の全ステータスにプラス補正が掛かる。
・その上成長への補正や神樹に関わった国津神などの悪魔に由来するらしいスキルを習得出来たりもするが、現状だと神樹と相性のいい無垢なる少女の中でも更に適正が高い者にしか使えない模様。
・COMPを得てからは神樹の分霊として【珍獣 クダギツネ】を得ており、火炎や補助魔法に長けているので戦闘時にはサポートを任せて私生活でもこっそり可愛がっているらしい。


読了ありがとうございました。
ちなみに神樹は国津神達が【神造魔人】の製法をベースに作った【神造魔樹】にあたる存在であるという裏設定があるので、勇者達に宿るスキルにも若干影響が出てる。
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