紅魔館のメイドになりました   作:魔王ヘカーテ

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レミリア「こんな夜更けにどう言ったご用件で?」
月兵士「ええ早速ですが、」
咲夜「早く言いなさい。レミリア様はお忙しいのよ。」
レミリア「まあまあ咲夜。」
月兵士「貴方達に月から宣戦布告を申し上げに参りました。」
レミリア「銃まで突きつけて。どういうつもりかしら?」
月兵士「そのままの意味ですよ。レミリアスカーレット。この後に千人の本部隊がここをドカンしに来ます。」


第八話 紅魔館の最終兵器ってあの妹だよね

 「起きろ。」

 

青髪のツインテールの河童なんて珍しいだろう。彼女、河城にとりは修理が完了した八卦炉を魔理沙に渡す予定であったが、いざ渡すときになって修理ミスを発見し、急いで修理したが魔理沙が椅子に座って鼻提灯を膨らませて寝ているものだから金属製トンカチで魔理沙の頭を思いっきり叩いた。多分人間であったら脳味噌が噴き出ていたであろう。

 

「ごうぐふっ!」

 

「すまない、まさかミスがあったとは。」

 

「んなこたぁどうだっていいんだよ!起こし方どうにかなんねえのか!!この前はセラミック製ピコピコハンマーだったじゃねえか!」

 

「さて、こちらの頼みだ。盟友よ。」

 

「無視かよ!」

 

こんな魔理沙とにとりのやり取りは日常茶飯事で周りの河童達は居眠りをしている魔理沙をにとりが何を使って起こすかちょっとした賭けまで行われている程であった。

 

「人を探してほしい。人間の少女だ。これはここに避難してきた人間達からの強い要望でね。彼らは良く役に立ってくれているからね。こちらも答えてあげないと。」

 

「要点を言え。要点を。」

 

「あいあい。全く冷たいねえ。」

 

「受けてやるって言ってんだ。」

 

「名前は…確か北条三咲と言っていたな。おかっぱ頭で背は丁度私ぐらいらしい。それも妖獣使いだと。それから…」

 

「ホージョーミサキー?」

 

ーホージョーミサキ。ミサキ。ミサキ。三咲!?ー

 

魔理沙は霊夢の服が絹製であったことを知った時以来の驚き様であった。

 

「おい、私のツレ…」

 

「?ああ、あの君が紅魔館のメイドの召喚士って言ってた奴かい?確かに容姿の特徴は彼女みたいな感じだな。あの子なら今仲間と射的とかやって遊んでいるはずだ。いかんせん、まだ子供のように見受けられるからな。遊ばせた方がいいってものだ。」

 

「そうじゃなくて…」

 

「そうか、飯か。もう夜も遅い。何か食わせてやらないとな。」

 

「ちげえよ!!私のツレのアイツが北条三咲だってんだよ!!化け物に追われてたら紅魔館に拾って貰ってたんだよ!」

 

「なっ!なぜそれを早く言わない!捜索隊を編成していたんだぞこっちは!おかげで残業代バカになんないんだぞ!?」

 

「うるっせぇんだよ!んなこたあ知らねーってんの!てか、避難してきた人間ってなんだよ!何から逃げ…な!まさか!」

 

「おや、何か心当たりがあるようだね?これも君に話しておこうと思うんだ。」

 

にとりのドヤ顔を真っ正面から殴りたい。魔理沙は動きそうな手を必死に止めていた。

 

「人間の里が壊滅状態だということは、君もしっているであろう?」

 

「ああ、なんせ訳あってあそこから三咲を助けたんだよ。酷い有様だったぜ?」

 

「それと最近頻発している幻覚事件。どうも関わりがあるっぽいんだ。これを見てくれ。」

 

にとりは机上のホログラムディスプレイを起動した。

 

「これは幻覚の元凶となるものを調べたデータだ。君達は魔法と言っていたが、」

 

「ところがぎっちょんってやつか?」

 

「ああそうだ。限りなく魔法に近い物質だ。いや、似せられたと言った方が正しいだろう。君達の幻覚魔法及び神経魔法のサンプルと照らし合わせたが、」

 

「傾向が一致しないと。」

 

「ああそうだ。こんな大層なものを誰が作れると思う?」

 

「永遠亭か?」

 

「そう思うだろう?」

 

本日にとりドヤ顔2回目。

 

「違うのか?」

 

次ドヤ顔したらボコしたろ。

 

「実は永遠亭からこれは魔法じゃない気がするなんて言われてね。それがきっかけでこの発見をすることになったんだ。それに、彼女らにはやる動機がない。」

 

「その話が本当だとすればだ。月か?」

 

「そんなとk…」

 

その時だった。

 

「にとりー!あの子ホージョーミサキだってええ!」

 

ドアを蹴飛ばして入ってきた河童の手にはビーフシチューの入ったお椀。

 

「ああ、そうらしいな。今私も魔理沙から聞いたところだ。で、そのシチュー、どうした?」

 

「これ?あのミサキが作ってくれたの!今河童達がこぞって食堂に大集結だよ!とってもおいしいよ!」

 

「まあ、まずは三咲のことを解決させてしまおう。」

 

食堂ー

 

それはそれはいい匂いが厨房から漂って来ていた。そこには河童達がごった返しており奥では三咲が大鍋をかき混ぜていた。三咲の料理の腕前は咲夜が保証するまでのものとなっている。河童達が食堂にごった返すのも納得がいくというものだ。

 

「はいはーい!押さないでー!まだおかわりありますからねー!」

 

「メイド服に大鍋。うーん貫禄あるねぇ。」

 

「言ってる場合か。依頼人に三咲の顔見せなきゃなんないだろ。」

 

「あいわかった。」

 

「おーい三咲いー!」

 

「あ、魔理沙さん!」

 

三咲は鍋を他の河童に任せると魔理沙達の所へ駆け寄ったが、その腰には見慣れないものが付いていた。

 

「おい、三咲。その危なっかしいそうなものは。どうした?」

 

「マチェーテです!いやーこれ便利ですよー!切れ味すごいです!貰ったんです!」

 

おお。そいつは擬似ダマスカス鋼で作った試作品じゃあないか!君みたいな非力な人間でも扱えるのか。いやー良かった良かった!商品化は近い!という具合ににとり本日にとりドヤ顔3回目。

 

「なんか、もう一個そ、それ、銃?」

 

「はい!これホログラムディスプレイ付きです!射的上手だからって貰ったんです!そうそう、これケン太めちゃくちゃ気に入ちゃって、あの管からこっちに憑依したんですよー!」

 

「メイド服にマチェーテと銃。浪漫だねえー。」

 

「浪漫だねーじゃねえよ!どうなってんだお前んとこの河童は!危険物サラッと渡してんじゃねえよ!」

 

「でもこれ気に入ってますよー?」

 

「ほら、彼女もそう言っていることだから…ね♡?」

 

「ね♡じゃねえよ。絶対あれ咲夜属性になってくじゃねえか!」

 

その時、食堂の扉をガラガラと開けて入ってきた人が1人

 

「にとりそこにいないかー?おー魔理沙じゃないか!久しぶりだなあ!」

 

慧音であった。

 

「慧音先生!!」

 

驚きという感情に歓喜という感情を混ぜた感情を三咲と慧音は感じていた。

 

「三咲!三咲なのか!良かった!良かった!無事だったか!みんなにも知らせてやらなければな!」

 

ーーーーーーーー

一方その頃紅魔館

 

「パチェ!結界を張って!急ぐのよ!美鈴は前列部隊指揮及び殿を!咲夜は後方弾幕部隊指揮!」

 

紅魔館は爆破の危機に晒されていた。そのレミリアの執務室には紅魔館重要人物が集結しておりいつもより何千倍と慌ただしかった。

 

「レミリア様、奴らが攻めてくるまで時間があります私が各方面へ応援要請を出します!」

 

「ええ!そうして頂戴!」

 

「では私は一足先に!」

 

「美鈴、お願い。無茶はしないように!」

 

「本当に千も攻めて来るのかしら。レミィ?」

 

「アレを送られたんじゃあねえ。そこのウサギ達。それに気配。するでしょ?空から。」

 

レミリアは縄でぐるぐる巻きにされてある月の兵士に目をやる。

 

「お、お前達なんか、本部隊が来て殺されるんだ!」

 

「これは弾幕勝負なんかじゃないからな!」

 

レミリアは不敵な笑みを浮かべる。

 

「せめて、平和に終わらせられるよう善処するわ。いざとなったらこっちはあの子を出すまで。」

 

「レミリア様、まさか妹様を?」

 

「まあ、どんぱちやってたら勝手に出てくるでしょう。」

 

(とりあえず余裕かましとく!!うん!これぞ上に立つ者としての態度!)

 

「応援を呼ぼうとしていたけど無駄だよ!」

 

月兵士がこれでもかというにやけ顔をしていた、どこかにとりのドヤ顔と似ていた。万死に値する。

 

「今、幻想郷各地へ月の部隊が一斉に派遣されている。ケガレに満ちた幻想郷を救う為にさ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




紅魔館isファミリー 次回予告


フランさーん次回出番なんでスタンバイしてくださいねー
パチェ「良かったわね。フラン。」
ケロケロ「私たちの出番まだー?」
御柱「そうだぞ、何か役欲しいぞ。」
フラン「あんた達いつまでいるのよ…。」


次回もお楽しみに!
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