紅魔館のメイドになりました   作:魔王ヘカーテ

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これは修正されたデータです。第5通信記録部隊による音声は完全に削除されました




タイトルの無いファイルです

 良き人生だったと今日は胸を張って死ぬ日だ。どうせ私は用済み、どちらにしろ死が待っている。大した装備も持たされず陽動ですか。でも、私はこの作戦を失敗にして、この世を去る間際、アイツらの無様に殺されゆく姿を見てほくそ笑むのだ。

「こちらジャック、目標と接触。戦闘態勢に移る。」

しかし、驚いた。こんな幼女の姿をした吸血鬼か。資料の通りだった。

『スカーレットデヴィル』そう記載されてあったな。確か、一級吸血鬼だったな。まあそんな事はどうでもいい。

「おい、そこの吸血鬼。お前を切り裂きに来た。」

「全く、客人が最近やたら多いわ?」

流石吸血鬼だ。周りの死体から血を吸い尽くしているのか。全く死臭がしない。

「be under attack !!」 戦闘開始の合図だ。無論、無線はつけっぱなし。

やはり、サブウェポンのナイフは使い勝手が悪すぎる。まあ、時を止めてナイフを掠めるぐらいで投げて、おっ死んどくか。

背後に回った時に時を動かす。

「あれ?いつの間に後ろに?」

!!、もう気付いたのか!!まずい、即死させられる!!

「まあ、そんなに警戒しなくても。それにさっきのやつもう一回見せてよ。」

「いくらでも見せてやるさ!」

また時を止めて、ナイフをバラけて、動かして。やはり安物のナイフは操作がしづらい。

「すごおい!」

目の前の吸血鬼はこともあろうか目をぱあと輝かせていた。

何なんだ。こいつは。

「貴女有能じゃない!そんなに素早く動けるなんて!ナイフの配置もとても正確に逃げ道を用意しているし、きっと手先もきようなんでしょ?」

!、気付かれていたのか!

「ねえ、貴女私の僕になってよ。貴女とっても役に立つわよ?そんな下らない事してないで私の僕になってよ。」

確か、そう、有能ってあの人も言ってくれたな。でも、殺された。唯一の居場所に殺された。

「貴女の返事を聞き」

ーその時、確か組織が仕掛けてあった大量の爆弾が誤爆してね。私、シャンデリアの下敷きになったのよ。ー

「おいどうなっているんだよ!!」 「誤爆か!!」 

ごちゃごちゃ五月蝿いなぁ。無線。ああ、痛いな。

「ジャック!状況は!?」五月蝿いな、何で無線は無事なんだよ。

「ざまあ、見ろ」

「なっ!!」

「ハッ、ざまあみろ!どうせ私を用済みで殺す予定だったんだろ?機密資料見たよ!そうやってあの人も殺したんだろ?任務は失敗だな!これからみんな殺されるんだ!ざま」あみろ。

吸血鬼が私の口を塞いで来た。

「ダメ、身体を貫かれているわ。傷口が広がる。」

優しい声だなぁ。あの人を思い出す。

「ダメだ、撤退出来ねぇ!なんだよこの場所は!なんなんだよ!畜生!畜生!」五月蝿い無線だなあ。

「痛いわよ?」

「がっ!!」

あの重いシャンデリアを、一思いでぶん投げた!?

「パチェ、パチェ?来てー?」

パチェ?他にも仲間がいるのか?ああ目が掠れてよく見えない。なんか、耳も遠く。なんか、痛みも引いて…。

!、痛みが引いて…!

「取り敢えず、万能薬、使ってみたけど。」

明らかにコンディションが良くなって、全快している?

「何故だ?」

「言ったでしょ?私の僕にするって。」

ーその時ね、錯乱した組織の奴らが一斉に入って来てね。ー

「いたぞいたぞ!」「撃て!殺せ!」「ああああああああ!!!!」

!、まずい、蜂の巣に!銃機関砲まで持ち出している!

「はぁ。五月蝿い。」

魔法陣?結界か?何なんだこれは!銃弾を塞ぎきっている!

「貴方、世の中に蔓延る無能どもに拒絶されて、切り裂かれて、自暴自棄になっていたのでしょう?無能は有能な者を堕とす事しか考えないものよ。そんな中でいつまでも暮らしていたのでは貴女は何もさせてもらえないまま終わるわ。」

 

「ではもう一度言うわ?」

 

「私の元へ来なさい、そして私の元で永遠につかえるのよ。貴女は力がある。あんな価値のない者共のために振るうのはもうおやめなさい。」

 

目の前が急に明るくなった。こんな気持ちは初めてだ。こんなに認めてもらえたのは初めてだ!!私はこの吸血鬼にとっては価値があるんだ!やった!初めてだ!初めてだ!

 

「喜んで。喜んで貴女にお仕え致します。」

 

口々に私に罵声が飛ぶ。でも、そんな事気にするものか。

 

「ちょっとあの者共を黙られて頂戴。五月蝿いったらありゃしない。」

 

「はい。只今。」

 

そうだ、顎を切り落とせばいい。

私はジャムを起こした奴から懐に入り顎を切り落とした。

 

「ひいいい!」

 

まずい、悲鳴が!更に五月蝿くなってしまった。そうだ、時を止めてみんな切り落とせばいいんだ!

 

「あああああおあおあおおあおあおあお!!!!」

 

まずい、もっと五月蝿くなった。そうだ!首を切り落とせばいいんだ。

気がつけば私の周りではもはや肉の塊となってしまった物がゴロリと散乱していた。

 

「次の命令は?主?」

 

「レミリア•スカーレットよ。覚えて置きなさい。」

 

「はい、レミリア様。」

 

今日が私の誕生日。人生の始まり!

 

 

 

 

 

 

これは無かったかもしれないあの日の出来事。

 

 

 




第3回スカーレットデヴィル駆除報告

死亡 56 行方不明 1 生存 2

失敗に終わる
生存者精神疾患により聴取不可
予備部隊記録映像通信解析結果、コード57の裏切りと断定及びスカーレットデヴィルとは別個体の存在を確認
それの存在により予備部隊壊滅
増援送るも目標地点まで辿り着けず撤退
これまでのデータよりスカーレットデヴィル駆除を断念
■■■■■■■による損害多数要警戒 
尚これはこの後重要情報になって来るため、やむを得なく急遽執筆した
再度リメイクアップロードを検討
the day coming

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