戦姫絶唱シンフォギア 夜空に煌めく星   作:レーラ

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お久しぶりです。

長い間投稿を空けてしまい申し訳ありませんでした。

理由としては今後の展開を考えている内に、何故か鬼滅に熱が入ってしまい、そっちに浮気して新作を書いていました。

その為、未来とセレナの誕生日までに間に合わず……

しかし、20日はシンフォギアライブという事で最後まで描き遂げようと改めて決意して、投稿します。
どうか最後までよろしくお願いします。


闘志

 チフォージュ・シャトーで何が起きているのか、何一つ把握できないまま混乱を極めたS.O.N.G.本部だったが、ようやくそれも落ち着き、いつでも出撃が出来るよう準備だけは整えてある。

 だが肝心な作戦が立案出来ておらず、まだ出撃とまでは行かない。いつ復活するか分からないアヌンナキを前に、装者の中には焦る者も出始めている。

 そこに、再び外部の専用回線から通信が入った。応答すると、モニターにはダウルダブラのファウストローブを纏ったエルフナイン、もといキャロルとラピス・フィロソフィカスのファウストローブを纏った輪が映っていた。

 

『やっほーオジサン!』

「無事だったか!それと……エルフナイン君……いや……君は……。」

『久しいな……。とは言っても俺はお前達の事は見ていたがな。』

 

 エルフナインに身体を譲渡した時、キャロルの人格は消えたものだと思われていた。だがこうしてダウルダブラのファウストローブを纏っている辺り、会話をしているのは本当にキャロルなのだと再認識する。

 

「本当に……キャロル・マールス・ディーンハイムなのか?一体、どうやって……。」

『脳内ストレージをおかしな機械で観測してた奴がいてだな。そいつが拾い集めた思い出の断片を、コピペの繰り返しで、強度ある疑似人格と錬金術的に再構築しただけだ。』

「だけ……なんだ……。」

「コピペ……。最先端な錬金術デスね……。」

 

 エルフナインのラボにあるダイレクトフィードバックシステムを用いて、脳領域にて僅かに残されたキャロルの思い出を拾い集めて再構築したのだ。

 しかし、理解が追いついていない調と切歌は苦笑いするしかない。

 

『だけど、その強さは本物だよ。あの3人を相手に、キャロルは一歩も動いてなかった。』

 

 装者達ですら苦戦したノーブルレッドとの戦闘、輪は駆けていたのに対し、キャロルは一歩も動かずに3人を追い詰めていた。それがキャロルの強さに拍車をかける。

 だがキャロルが表立っているということは、エルフナインは今どうなっているのかが気掛かりだ。弦十郎がそれについて問う。

 

「エルフナイン君はどうなっている?」

『安心しろ。今の主人格はこの俺だが、必要であればあいつに譲ることは不可能ではない。エルフナインたっての頼みだ。脱出までの駄賃に小日向未来を奪還する。その為にお前達の暇そうな手を貸してもらうぞ。』 

「その物言いに物言いなのだが……」

「お、お姉ちゃんってば……!あのキャロルちゃんが手を貸してくれるなら、こんなに心強い事はないよ!」

「分かっている……。」

 

 キャロルの相変わらずの態度に、翼は噛み付くが瑠璃が何とか宥める。しかし、あのキャロルが味方になってくれるのであれば、どれ程心強い事か。

 だがキャロルが何を考えているのかは分からない。マリアがキャロルに尋ねる。

 

「私達に手伝えることなの?」

 

 すると、キャロルは錬金術を用いてシャトーの外を映し出している。そこには例の繭が映っている。

 

『このデカブツを破壊してもらう。』 

「それが出来ればあたしらも……」

『出来る。』

 

 あの繭をどうやって倒せばいいか、手をこまねいているというのに、繭を破壊しろと言われてクリスが反論しようとするが、キャロルはそれが可能であると断言した。

 

「ここはチフォージュ・シャトー。その気になれば世界だって解剖可能なワールドデストラクターだ。」

(確かに僕は聞きました!)

 

 あの時、既に目覚めていたエルフナインはヴァネッサの会話を盗み聞きしていた。

 

(神の力を神そのものへと完成するまでには、もうしばらくの時間が必要……。)

 

 まだアヌンナキの降臨には時を要する。その間にあの繭を破壊して未来を奪還すれば、神の力は依代を失う。

 

「残された猶予に全てを懸ける必要がある。お前達は神の力、シェム・ハの破壊を。そして俺たちは、力の器たる依代の少女を救い出す。二段に構えるぞ!」

 

 かつて敵同士だったS.O.N.G.とキャロルの共同戦線が、ここに結ばれた。

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 キャロルと輪の戦いに敗れたノーブルレッドは、何とか逃げおおせたが、満身創痍に加えて、3人ともパナケイア流体が濁った事によって、頬にはドス黒い血管が浮かび上がっている。

 ヴァネッサは玉座の間に置かれているコンピュータで雇い主である風鳴訃堂と通信している。ヴァネッサの風貌を見て、敵にしてやられたのだとすぐに悟られた。

 

『儚きかな。』

「平らかにお願いしますわ……。多少の想定外があったとはいえ、顕現の力は順調……。言うなれば、ここが正念場です……!全霊にて邪魔者を排除してみせましょう!」

 

 ヴァネッサは強く意気込むが、相手にはあのキャロルと、キャロルのフォニックゲインでファウストローブを纏う輪がいる。

 輪を侮っているわけではないが、それを大幅に上回る強さを持つキャロルがいては簡単に事は運ばない。だがそんな事など訃堂からすれば関係ない。

 

『無論である。その為にお前たちには稀血を用意してきたのだ。』

「心得ております。ですから何卒、神の力の入手の暁には私達の望みである人間の……」

 

 ヴァネッサの意思を無視するかのように通信が一方的に切られてしまう。そんな訃堂にヴァネッサが悪態をつく。

 

「クソジジイめ……!」

「こうなったら、やってやるであります!」

「ああ!うちらだって正面突破できること、見せつけてやるぜ!」

 

 とはいえ、輪はともかくあのキャロルが相手では、3人掛かりでまともにやりあっても勝ち目はない。こうなれば、打つ手は一つしかない。ミラアルクは残った全血清剤を取り出した。

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 祭壇の部屋ではキャロルがコンピュータのコンソールをタッチして、儀式の解析を行う。完了すると、錬金術を用いて外部の繭を見ている。隣で、祭壇に安置されている未来を輪が見ている。力を温存する為にファウストローブを解除している。

 

「どうやら城外の不細工は巨大なエネルギーの塊であり、そいつをこの依代に宿す事が儀式のあらましのようだな。」

(祭壇から無理に引き剥がしてしまうと、未来さんを壊してしまいかねません……。)

「面倒だが、手順に沿って儀式を中断させる他になさそうだ。」

 

 キャロルの身体の中に内在するエルフナインの意識と会話し、儀式を止める手立てを考えている間、輪は気になる事があり、それがどうしても頭から離れられなかった。

 うずうずとしている輪に、キャロルが苛立つように問う。

 

「さっきからどうした?」

「いや、気になることがあってさ。」

「気になる事だと?」

「アルベルトって奴、ノーブルレッドを操っているのなら、何で私達を邪魔しに来ないのかなって。」

「知ったことでは無い。来なければそれで好都合というものだ。あいつの人を嘲笑うような面、今思い出すだけでも虫唾が走る。」

 

 かつてキャロルは世界の解剖を企み、チフォージュ・シャトーを建設していたが、それを裏から支援していたのがパヴァリア光明結社。

 その遣いとしてアルベルトと何度も会っていたのだが、キャロルは彼女の事が気に入らなかった。だがそれだけあり、それ以外は何の関わりもない為、だからどうでもいいのだ。

 だがアルベルトと何度も戦っている輪はそうはいかない。彼女は何度もS.O.N.G.に対して奸計を施し、翻弄してきた、因縁の敵。

 しかもパヴァリアにいた時と同様、神の力を得ようと暗躍しているのだが、今まさに自分達が神の力の降臨を阻止しようとしているにも関わらず、アルベルトはいつまでも出てこないというのが、輪は不自然に感じている。

 

「私達がこうして阻止しに来てるのに、全く姿を現さないなんて……。アイツが何を目的に、何に従って行動しているのか……。まさか、また瑠璃に神の力を……?だったらなおさら……」

「おい。考え事よりやる事があるぞ。」

 

 キャロルが錬金術を用いて作ったモニター。そこには祭壇部屋に向かうノーブルレッドの姿があった。

 

「あいつらまた……!」

「想定よりも早い。このタイミングで奴らに邪魔されては面倒だ。とはいえ、オレはここから離れられない。」

 

 つまりノーブルレッドを足止めしろということだ。最初からそう言えばいいのにと、輪はやや呆れ気味にキャロルを見てやるが、同時に任せろと自身の胸をトントンと叩く。

 スペルキャスターであるネックレスを握りしめると、輪はファウストローブを身に纏う。

 

「ならこっちは任せて。だからアンタは未来を。」

「愚問だ。」

 

 輪はキャロルに未来を託して祭壇部屋から出て行く。

 

「アイツと話していると、どうにも調子が狂うな。」

(輪さんは響さんみたいに真っ直ぐで、情熱がありますからね!)

「熱を込めて言うな。」

 

 とはいえ、キャロルも満更ではない様子。何だかんだで裏切り者としてではなく、一人の人間として輪を認めているようだ。

 

 

 祭壇の部屋から輪が出ると扉が閉まる。

 

 スペルキャスターのネックレスを握り締め、深紅のファウストローブを身に纏う。両腕のリングの装飾が解除、チャクラムへと変形させてそれを手に持った。

 

 その途端にノーブルレッドの3人が現れる。

 

「そこを退きなさい。」

「嫌だ。アンタ達に退けと言われて退く筋合いはない。それに……」

 

 チャクラムを握り締める手が強くなる。

 

「アンタ達は小夜姉の仇だ。だから、アンタ達を生かして返さない!ここで始末してやる!」

 

 復讐の憤怒が、炎のごとく燃え上がる。

 

「ハァッ!やれるもんならやってみせなよ!敵に力を借りてやっと戦えるお前に、ウチらを止められるわけがないんだぜ!」

「返り討ちにして、キャロルを引きずり出すであります!」

 

 ミラアルクとエルザが駆け出すと同時に、輪も走り出した。




おまけ 記者会見

カメラのフラッシュが炊く音

レーラ「えーこの作品をお読みになっておられる皆様。お集まりいただき、誠にありがとうございます。この度は、夜空に煌めく星の投稿期間が空いた事について、ここに深くお詫び申し上げます。えー……投稿が空いてしまい、申し訳ありませんでした!」

パシャッパシャッ

クリス「あのー質問いいっすかー?」
レーラ「はいどうぞ。」
クリス「まず、今回の自体に至った経緯を……」

レーラ「うわあああああぁぁぁーーん!!」
クリス「何も聞いてねえのに泣くの早ええよ!!つーかこれ見た事あるぞ?!」

 私はぁ!投稿期間が空いたにも関わらず!長い間待っていただいただけでなくぅ!ご感想と評価ぁ!お気に入り登録していただいた皆様にはぁ!本当に……感謝の気持ちでぇ……いっぱいでへぇあああぁぁぁーーん!!

まだぁ、R-18版すら作れておらずぅ!ストーリーは頭の中にあるにも関わらずぅ!それを文章に書き記すのが難しく難航してぇ!文字通り……命懸けでぇへぁはぁはああぁーーん!!

クリスさぁん!鬼滅のストーリーを描いて何が分かるんでしょうか!

クリス「言ってる事が滅茶苦茶だぞ?!っていうかこれ大丈夫か?!消されねえか?!」

 ですからぁ!私はぁ!モチベ低下に負けずぅ!リアルに負けずぅ!好きなものを描き続けるぅ!そんな人に私はなりたいんですぅ!!

はい、と言うわけで……鬼滅の「花鳥風月の少女達」もよろしくお願いします。

クリス「どさくさに紛れて宣伝すんなぁ!!」


 皆さん、長い間投稿が空いてしまい、本当に申し訳ありませんでした。
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