シェム・ハの死後、ネットワークジャマーシステム・バラルを残してアヌンナキは地球からの撤退。残された我々ルル・アメルは統一言語を奪われ、他者との理解出来なくなった。
それからというもの、私は死屍累々の屍の道を歩んだ。
恐怖したルル・アメルは他者を排除する為にノイズを作り出し、同じ人間同士の殺し合いに発展までした。
残ったルル・アメルは、私とフィーネだけになってしまった。
主より賜ったこの肉体は、老いで死ぬ事はない。1人になった私は、槍を支配出来る人間を探して世界を渡り歩いてきた。
槍を操れる者と接触し、それを手にさせる。これで主の魂がその人間を受け入れる事が出来れば、主は復活される。
だが……すぐには現れなかった。槍を手にした途端、発狂して息絶える者、支配に失敗し、力に飲み込まれて破壊者と化して死を遂げた者、いずれの結末を迎えるにせよ、槍に手を触れた人間は尽く死んだ。
「やはり駄目か……」
いつしか、主の槍は強大な力を持つが、不幸を呼び寄せる死の槍として噂が広まり、槍を目当てに私の命を狙う者が現れた。
彼らを撒く為に、追っ手を殺し、顔を変えて表舞台から姿を消した。
そして、パヴァリア光明結社の統制局長 アダム・ヴァイスハウプトが神の力の奪取を目論んでいるという情報を手にした。
だが奴は完全故に強大な力を備えており、今の私では太刀打ちする事は出来ない。不本意だったが、主の降臨を邪魔されるわけにはいかない。私は錬金術師となる為に、女の肉体に作り替え、名をアルベルトに変えた。
そこからまた長い時を経て現代、櫻井了子によってシンフォギアシステムが作られた。
シンフォギアは、聖遺物の欠片を触媒に作られる対ノイズ兵器。私は考えた。主の槍を欠片にして作った兵器であれば、凡庸な人間であっても支配出来るようになるのでは、そう考えた。
私はパヴァリアのスパイとしてアーネンエルベに潜入……
ではなく、密かに主の槍をバイデントと称して、アーネンエルベに接触。利害が一致したという事もあり、私はアーネンエルベの二重スパイとしてパヴァリア打倒を目論む。
そして、当時研究員だった瑠無・ミラーと共に研究した。私にしては、随分とかなり深入りしすぎてしまうくらい、親交を深めていた。
「アルベルトってさ……好きな人いる?」
「な、何を?」
「だって、いつもは何考えてるかさっぱりなのに、夜の時だけ、時々切ない顔してるんだもん」
「な、なんだそれは?」
私とした事が、人間に図星を突かれた。だが、それを否定する事は出来なかった。
主との再会が、私に残った唯一の原動力なのだから。
だが、私はパヴァリアの使者としてバルベルデに訪れていた時……
「ボールありがとう!」
「……君、名前は?」
「雪音ルリ!」
私は雪音ルリ、後の風鳴瑠璃に出会った。
あの日の事は忘れない。彼女の容姿は、あの方と瓜二つだった。偶然かもしれないが、私が動揺するのに十分な要素だった。
だが、それを押し殺してバルベルデ政府と邂逅、異端技術の一端を提供した。
任務を終え、アーネンエルベで研究をしていた時だった……瑠璃がバルベルデで行方不明になっていた事を。
一度は狼狽えた。すぐにでも探し出したかったが、バルベルデ政府に見つかれば、パヴァリアに知られる可能性もあった。
アダムに私の正体を知られれば、全ての企てが無に帰す。故に、バルベルデで自由に動けるようになる機会を待った。
やがて、バイデントのシンフォギア開発に成功。すぐに適合実験がされ、私も密かに立ち合った。
だが実験は失敗した。
適合者は発狂して、最後は絶唱を放って死んだ。その余波で瓦礫が私の真上から落ちてきた時だった。
「アルベルト!」
瑠無の声がしたと思ったら、私は突き飛ばされた。その時、視界に映ったのは、瓦礫によって瑠無が見えなくなった事だった。
その日、実験に関わっていた者は全員死亡した。瑠無もその一人。私は公式的に参加していたわけではないので、参加者の頭数に含まれなかった。
数日後、パヴァリアの使者として再びバルベルデに訪れる事が出来た。
政府との接触、支援をした後、私はルリを探した。バルベルデ政府と思われるベースキャンプ、基地を徹底的に洗い出した。
そして、ようやく瑠璃が収容されていると思われる基地に辿り着いた。そこだけはディー・シュピネの結界に守られていて、見つけ出すのに手こずった。
私は正体を偽り、兵士達を殺して回った。
「何処だルリ!!何処だぁ!!」
何度も呼び掛けるが、応答はない。地上の階を全て回った後、地下へ向かった。
機関銃を乱射する兵士達を全て殺し、私は地下牢の鍵を開けた。
そこはまさに阿鼻叫喚の地獄と言っても良かった。捕らえられた少女達が、男達の娯楽の為に嬲られ、犯されてい。だが、殆どの少女は息絶えていた。
「ルリ……いるのか?!ルリ!」
牢屋中を探し回って、ようやく見つけた。
「っ……!」
一糸まとわぬ姿となって倒れていたルリ。だが既に犯された形跡があり、その身体には無数の傷がつけられ、光を失った両目には涙が流れていた。
「ルリ!」
ルリを抱えて呼び掛けるが、反応は帰って来ない。だが体温はまだあった。
「生きてる……生きてる……嗚呼……良かった……!」
失ってばかりの私を救ってくれた光。それが瑠璃だった。
だが、ここで起きた事を覚えている限り、瑠璃の心は死んだままになる。彼女が生きていく為にも、ここで起きた事は忘れた方が良い。
ここで起きた記憶を私が吸い上げた。傷こそ残ってしまったが、あらかた身体を清める事は出来た。あとは国連軍にルリの居所を知らせて救助してもらう。
私がここに来た事は覚えていないだろう。だがそれで良い。もう二度と会うことはない、会わない方がいい。出来る事なら、戦いを知らずに生きていてほしい。そう願った。
だが、その願いは叶うことはなかった。
「まさか……君なのか……?!」
次にルリを見た時は、バイデントのギアを纏っていた。これで、ルリが我が主の転生体である事が証明された。
記憶を返し、一度は破壊者と化したが……それでも瑠璃は生きる事を諦めなかった。
彼女は強くなった。もう誰かに守られずとも、自分の足で歩んでいける。だが、君はこれから待ち受ける運命と向き合わなければならない。
瑠璃……たとえ君が拒もうとも、私はあの方を蘇らせる。
瑠璃とアルベルトの一騎討ちはバリアの外からでも激戦であると感じさせる程の勢いだった。その末に、アルベルトを倒した瑠璃だったが、瑠璃は倒したアルベルトを抱き抱えていた。
「瑠璃……?」
「何やってんだ姉ちゃん?」
翼とクリスが瑠璃を心配して声を掛けようとするが、事情を察した輪がそれを制止した。
「今は……二人きりにさせてあげてください」
エレキガルの記憶が全て蘇った事で、アルベルトの素性を知る事となった。彼が生涯の全てを、
「助けられなかった……もう、この手段しか……」
両手に持っていた二叉槍を落とすと、光の粒となって消えた。瑠璃の身に纏うシンフォギアも解除されると、瑠璃は膝から崩れ落ちる。
エレキガルの槍でシェム・ハの支配から解放する事が出来ても、死体となった彼女を操っていた。その支配が無くなれば、アルベルトは死体に戻る。
救う手段など最初から無かった。
「う……ぁ……」
微かに聞こえる呻き声。声が聞こえた方を見ると、アルベルトが息を吹き返した。だが自力で起き上がる力すら、残されていない?
瑠璃が慌てて走り出し、アルベルトの頭を自分の膝の上にして寝かせてやる。
「き、君は……」
霞みゆく視界に映る瑠璃の泣き顔。涙の粒が頬に落ちる。
「嗚呼……やはり、
「何で……そんな満足そうに笑ってるの……?私はあなたを……」
「良いんです……あなたの手で、討たれるのであれば……私は満足です」
「ごめんなさい……あなたを、こんな事になるまで思い出せなかった……」
エレキガルの眼を通して、アルベルトの真の姿だった神官の面影が重なる。
「今やっと……あなたの事を思い出せた……。あなたの事を……あなたの名前……。バルベルデで私を救ってくれたのも……やっと、思い出せたのに……それなのに……!」
全てを思い出すには、あまりに遅すぎた。それがアルベルトの長い命が終わりを告げようとしていた時だった。
「私をあの地獄から救ってくれたのは……あなただったんだね……『コーダ』」
フィーネと同じ、終わりの名を持つ者。それがアルベルトの本当の名前。
「やっと……
「ごめんなさい……あなたの事、何一つ思い出せなかった……!こんなになるまで……私は……!」
「良いのです……。あなたと再び、巡り会う為に……僕は、ここまで生きる事が出来たのですから……」
「だけど……だけど……その為に、あなたの運命を狂わせてしまった!心根の優しいコーダに、多くの命を奪わせてしまった!なのに、最期がこれなんて……これじゃあ……あなたが報われないよ!」
涙を流して泣き叫ぶ瑠璃の頬に、コーダの手がそっと触れる。
「どうか……泣かないで……」
「コーダ……」
「主には……笑顔が一番なのですから……」
瑠璃がコーダの手に触れる。だがその時、コーダの手が光に包まれる。手だけではない。全身が燐光に包まれている。いよいよ、別れの時が訪れた。
「申し訳ありません……僕は、一足先に逝きます」
少しずつコーダの身体が透明になり、消えようとしている。
「待ってて……どんなに時が掛かっても、必ず会いに行くから……!」
「ええ……待っています……。また、会える時を……」
最期は笑顔でそう言うと、二人の顔が近づいていく。そして……
二人の唇が触れ合い、重なった。五千年の時を経て、別れの口付けを交わした。
唇同士が離れると、その間には一つの糸が紡がれていた。
「さようなら……瑠璃……。我が主……エレキガル……」
聖遺物の研究員 瑠無・ミラー、パヴァリア光明結社の錬金術師 アルベルトという多くの仮面を作り、ただその生涯をかけて愛する主を復活させるべく、全てを翻弄した先史文明最後の人間 コーダ。
その最期は身体は光の粒となって消滅した。
抱いていた筈の身体が消え、残ったのはバイデントのファウストローブのスペルキャスターである指輪。愛してくれた者を失い、涙が止まらなくなった。
「ありがとう……コーダ……」
指輪を握りしめ、咽び泣きながら前世で愛した人の名を呼んだ。
そこに瑠璃に歩み寄り、その肩に手を置く。瑠璃は振り返った。
「輪……」
コーダの真相を知っていた数少ない人間の一人である輪。瑠璃がアヌンナキとしての記憶が蘇った事は、何となくであるが察している。
慰めてやりたい所だが、先史文明期の事は何一つ分からない輪に口を挟む事は出来ないし、何の慰めにもならない。だが、今の状況で言える事はある。
「辛いと思うけど、まだ終わってない」
輪の言う通り、まだ終わっていない。突如照明が赤く点灯する。明らかな異常事態だ。マリアがエンキに問う。
「教えて、何が起きているの?!」
『このままでは、ここマルドゥークが新たなシェム・ハと再生……』
まだ伝えたい事があったようだが、音声はノイズへと変わり、その姿も別の姿に変わる。
『このようにな』
「シェム・ハ……!」
エンキだったプログラムがシェム・ハへと変わり、皆が呆然とする。
『万謝するぞ人間。一年前のあの日、刹那に人が一つに繋がった事で我は蘇り、メガラニカから浮上を果たせた』
(一年前……?はっ……!あの日……!)
思い当たる節。かつてフロンティア事変にて、たった一度だけ、マリアとセレナの故郷の歌、Appleによって全人類が繋がった。
「そうだ……Appleと言われた歌。あれは形を変えて現代に残った、統一言語の断片!」
エレキガルの記憶からAppleの正体を口にした瑠璃。
「あれで、シェム・ハの封印が解かれてしまった!」
「では、人は一つに繋がれないのではなく……」
「繋がってはいけなかったって事なの?!」
翼とマリアの問いに、瑠璃頷いた。
『だが真実を知った所で、お前達は月遺跡ごと吹き飛ばされる運命』
「まさか……!」
瑠璃が気付いた時には、既に遺跡の周囲に巨大な火柱が上がり、回廊から炎が駆け巡る。その衝撃が管制室にまで及んでる。
「このままだと、地球に帰還どころか、宇宙の藻屑だ!」
「ギアを!ギアを纏うデスよ!」
「ギアを纏うたって、どうしようも……」
その前に管制室の天井が崩れ落ちてしまった。そのまま月遺跡は丸ごと爆発し、消滅した。
地球にいるシェム・ハはユグドラシルを背に、それを見上げていた。シェム・ハの足元には、ダウルダブラのファウストローブを身に纏っていたキャロルが地べたを這っている。
「爽快である。忌々しきは全て塵芥に。怪物どもは実に役立ってくれた。後は月蝕に合わせて……っ?」
全てシェム・ハの思惑通りとはいかなかったようだ。
咄嗟にギアを纏い、アマルガムへと変身したシンフォギア装者。瑠璃に抱えられ、アマルガム・コクーンのバリアに守られている輪。
そして、七人の前に先を行くノーブルレッドの三人。その三人が作り出す《ダイダロスの迷宮》が七人を導いていた。
「私めら三人が形成する、全長38万キロを超える哲学の迷宮を!」
「遺跡母艦の衝撃を遮断するだけでなく、空間を捻じ曲げて、地球への道を、切り開くんだぜ!」
ノーブルレッドの三人掛りで作られる最強の哲学の迷宮。
「最速で最短、真っ直ぐに一直線に……だけど……!」
その強大すぎる力故の代償。三人の呻き声と共に、身体から光が舞い、消え始めている。
「ふざけなんなよ!」
ノーブルレッドの末路を望まぬ輪が叫んだ。
「アンタ達を、人として裁くって言ったじゃん!それを……こんな形ですっぽかそうなんて……!そんなの……そんなのズルすぎるよ!」
「……ごめんなさい」
ヴァネッサが輪に謝罪の言葉を口にした。
「恨み続けたって構わないであります……」
「お前なら、怪物って蔑まれても……仕方ないぜ……」
「アンタ達……あっ……!」
エルザとミラアルクが消えてしまった。残るヴァネッサも、もう間もなく消える運命となる。
「言えるわけないじゃん……私達を助けておいて……怪物だなんて……。やっぱりアンタ達、ズルいよ……!」
「……ありがとう。私達を人として、向き合ってくれて……」
ヴァネッサが目を閉じて礼を言い、その身体も光となって消えてしまった。
三人が消えた事でダイダロスの迷宮で作られた道が途切れた。後はこのまま地球へと落ちていくだけだが、問題はどこに着地すれば良いかだ。
そこに瑠璃が提案する。
「皆!手を繋ごう!」
「姉ちゃん、何する気だ?!」
「エレキガルの槍とガングニールの力で、皆のギアの力を引き上げる!」
いくら防御力に特化しているアマルガム・コクーンでも、大気圏に入っては耐えきれない。それをエレキガルの槍を介して、ガングニールの束ねる力を引き出し、全員のギアの出力を底上げしようというのだ。
「出来るのか?!」
翼が問うが、瑠璃に迷いなく頷く。
「皆!手を繋ごう!」
瑠璃の左手と響の右手が繋がり、響の手に輪、翼、クリス、瑠璃の手にマリア、調、切歌の並びに手が繋がる。
すると、装者達全員の身体に激しく燃え上がる炎の如く、オーラが表れる。
「これは……!」
「力が漲ってくる……」
翼とマリアが引き上げられた力に驚く。
「これなら何とかなりそうデスよ!」
切歌が勇むが、瑠璃の少女は険しい。それに気づかない輪ではなかった。
「どうしたの瑠璃?」
「足りない……!」
「え?」
「まだ足りないの……!」
「はあぁっ?!」
流石の輪も驚愕を隠せない。いくら瑠璃がエレキガルの魂を宿しているとはいえ、まだ槍の全てを制御出来ていない。
このまま大気圏に入れば、ギアが耐えきれずにお陀仏になってしまう。
「だったら今度はエクスドライブだ!」
響が力強く提案するが、それには問題があった。
「だけど、可能とするだけのフォニックゲインを……!」
「出来る!」
クリスが懸念を示すが、瑠璃が迷う事なく響を信じる。
「槍の力でフォニックゲインを引き上げれば、行けるかもしれない!」
「信じよう!エレキガルさんの槍の力を!胸の歌を!シンフォギアを!」
Gatrandis babel ziggurat edenal
Emustolronzen fine el baral zizzl……
Gatrandis babel ziggurat edenal
Emustolronzen fine el zizzl……
最後の望みにかけて、八人は絶唱を唄う。そのまま大気圏にはいり、八人を守る黄金のバリアの周りに衝撃が襲い掛かる。
だが、次第に軋む音と共にバリアに亀裂が生じる。
「ヤバい……!」
輪がその事に気付くも、すぐにバリアが砕け散った。八人の悲鳴が、紅に染まった地球の空に木霊する。
「月からの帰還とは驚嘆に値する。なれどここまでよ」
シェム・ハが空を見上げると八つの光が、流れ星のように落ちていく。
「流れ星、堕ちて……燃えて……尽きて……」
だがその流れ星はそれぞれ八つの色へと変えて、真っ直ぐシェム・ハの方へと方向を変えている。
「そしてえええぇぇ!!」
叫びとともに地上に降り立った。満身創痍のキャロルが徐に立ち上がった先にいたのは、炎の如く燃え上がり、純白と漆黒の装甲を身に纏う装者達。
エレキガルの槍の力によって引き上げられたそのギアは、バーニング・エクスドライブ∞、ファウストローブはTypeΩとなった。
ここに人と神、
AXZから登場し、瑠璃達を翻弄し続けたアルベルト、もといコーダが退場です。
おまけ キャロルの誕生日編
チフォージュ・シャトーにて……
輪:やっほー遊びに来たよー
キャロル:友達の家に来る感覚でここに来るな!
輪:えー?別にいいじゃーん
キャロル:大体、オレは既に……
輪:はいそこ、細かい事を気にしてはいけません。所詮おまけなんだから、時系列なんて関係ないの
キャロル:サラッととんでもない爆弾を投下するな!
輪:それよりも……ほらキャロル。誕生日おめでとう!
キャロル:あ、そうか……今日だったのか
輪:やっぱ、長く生きてると自分の誕生日忘れちゃうものなのかな?自分の年齢分かる?ここが何処か……
キャロル:人をボケ老人みたいに言うな!お前は俺を虚仮にしたいのか?!
輪:冗談だよ冗談!ほら、いつもこんな広い城1人で寂しいと思ってさ……
キャロル:寂しいだと?バカを言うな。オレには有能なオートスコアラー達が……
輪:それ、友達じゃなくて手下じゃない?
キャロル:ぐっ……
輪:まあほら、アンタはアンタでこれまで色んな思いをして生きてきたんだろうけど、自分の誕生日っていうのは、やっぱり祝われたいものだよ。
キャロル:……
輪:ほら、色々作ってきたから一緒に食べよう
キャロル:ふんっ。仕方あるまい。お前がどうしてもと言うのなら、食ってやらんでもない
輪:素直じゃないんだから……。キャロル、ハッピーバースデー
キャロルお誕生日おめでとう!