戦姫絶唱シンフォギア 夜空に煌めく星   作:レーラ

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久々のコメディ回です。

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番外編 写真と戦い

 ・裏切りのそばで

 

 私はキャロルの為にS.O.N.G.の情報を流している。みんなの行動パターン、何処にいるのか、私はそれを全て細かに報告している。そして、それをカメラに収めている。写真1枚につき500円、しかし、それは最低ランクのB、A級は1000円、そして最高のS級は5000円。カ○ジもビックリのアコギな商売をチフォージュ・シャトーで展開し、小遣い稼ぎを図った。

 

 一人目

 

「よくいらっしゃいましたわね。」

 

 記念すべき最初のお客さん。ファラさんです。

 

「剣ちゃんの写真はありますか?」

「今ロンドンに行っちゃってるので、卒業までの写真なら。」

「それでも構いませんわ。」

「まあもちろん損はさせませんよ。本日の目玉のS級の写真。風鳴翼の寝顔写真。しかも着物がはだけたセクシャル写真。これ一枚限りで……」

「まとめて全部ください。」

 

 毎度あり。S級1枚 A級1枚 B級3枚で、合計7500円ゲットした!

 

 二人目

 

 続いてのお客様はレイアさん。

 

「S級かつ、派手なもの……。」

「はいはーい。そんなあなたにはこれ!雪音クリス、バニーガール、そして目玉は雨に濡れた夏の制服。ブラも透けてクリスのたわわなぱいおつを包むブラが……グヘヘ……。」

「赤……。この2枚。」

「はーい。(派手だと判断したなこの人。)」

 

 合計1万円ゲットだぜ☆

 

 三人目

 

 ここでまさかのラスボスキャロルがご来店。

 

「来るの早すぎない?ラスボスは最終日に来るのが定石でしょうが。」

「常識に囚われてどうする?良いから今日の品を見せろ。」

 

 何か旭が同じようなセリフを言っていたような……まあいいや。

 

「じゃあ立花響と小日向未来の百合ラブセット。お得な11393円。」

 

 これはひびみくのカップリング写真が多めの写真のセット。響のご飯をもりもり食べてる写真やリディアンの水着姿、未来のブルマ姿、そして極めつけは響と未来のポッキーゲーム写真。それぞれのランクの写真を2枚ずつなお得なセット。

 

「良かろう。釣りはとっておけ」

 

 そう言うと10万円PON☆とくれたぜ。でもそんな大金を出して、手持ちは大丈夫なのかな?

 

 

 一方パヴァリア光明結社では

 

「もう〜!キャロルってば図々しいわね〜!」

「どうしたのカリオストロ?」

「キャロルが資金が足りず、このままでは命題を果たせないからもっと支援してくれと催促してくるワケだ。」

「妙ね……渡した分で足りるはず。何か裏があるのかしら……?」

 

 ※ただの浪費です。

 

 

 戻ってチフォージュ・シャトー

 

 は〜い今度のお客さんは〜?

 

「じゃりン子達の写真を出すんだゾ!」

「はいはーい。じゃあ暁切歌と月読調、ザババセット!7700円!」

 

 このセットは文字通りきりしらの写真、切歌のフリーキック(パンチラ有り)、調のメイドコスプレ、そしてS級の写真には切歌を押し倒す調、その姿は下着という際どいものである。

 

「じゃあ1万で買うゾ!」

「毎度あり〜。」

 

 お代を受け取った輪だが、ミカの凶暴な手で握っていたしわくちゃで破れそうになった1万円札を見て、嫌な予感を覚えたがそのまま写真セットをミカに渡す。が……

 

 グシャッ

 

「あ……」

「あっ!」

 

 嫌な予感は的中した。しかしこの商品には返品が利かないのでミカは泣く泣くその場を後にした。これには輪も同情した。

 

 次の日

 

 次は……うわガリィ……。

 

「うわって何よ?ほら、さっさとハズレ装者の写真を出しなよ。」

 

 今日はあのぶりっ子はなしか。まあいいや。あれの方がムカつくし。

 

「まあとは言ってもマリアさんの写真は結構少ないからね。」

 

 マリアとはあまり話す機会が多くない為、撮った写真も2枚だけど少ない。しかもS級写真もない為、今までの装者達と比べてしまうと値もそれなりになってしまう。

 

「最高がA級だけど……これ、マリアさんのトレーニング姿。滴る汗がピッチピチのタンクトップに染み込んで……体型にピッタリはまっているスパッツに僅かに浮いている筋肉が……」

「ふーん。やっすいわね。」

(は?)

「まあいいわ〜。じゃあそれくれる?」

「チッ……」

 

 分かりやすく舌打ちする。

 

「はい、じゃあ1500円ね。」

「はぁ?!A級は1000円でしょうが?!何で値上がりしてんの?!」

「最高がA級しかないから緊急措置というのは建前で、安いって言われてムカついたから値上げした。」

「はあぁ?!ふざけんじゃねーぞ!」

「そんな事言って良いのかな〜?これ以上文句言うなら10000に引き上げるよ?」

 

 ガリィも露骨な舌打ちをするが渋々1500円で購入。

 

 そしていよいよ来た、輪が一番嫌いなオートスコアラー、ジーク。

 

「何?」

「バイデントの装者の写真。」

「断る。」

 

 即答である。瑠璃の写真だけは非売品であり、輪だけのコレクションなのだ。みすみすやるわけがない。

 

「悪いけどどんなに大金積まれても瑠璃の写真だけはあげるつもりはないから。」

「ほう、裏切り者が随分と勇ましいな。」

 

 何とジークはハルバードの刃先を輪に向けて来た。流石の輪もこれには後退る。

 

「実力行使は駄目でしょうが!暴力反対!」

「人間相手に血祭りをあげたことがある貴様に言われたくないわ!」

「あれは正当防衛ですー!自分の身を守る為に仕方なく手を出しましたー!」

「如何なる理由を挙げようとも暴力には変わりないではないか!」

「あんたのは過剰なんだよ!」

「貴様こそ何人病院送りにしたのだ?」

 

 ギャー!ギャー!ギャー!ギャー!ギャー!ギャー!ギャー!ギャー!

 

「もういい……貴様の写真など不要だ。」

「ふん!こっちこそお断りだね!」

 

 この日は1円も稼げませんでしたとさ。

 これをキャロル達と手を切る日まで続け、最終的には約180000円儲かったという。 

 

 

 ・瑠璃VSジーク

 

 瑠璃とジーク、二人の戦いは熾烈を極めていた。絶対領域 トポス・フィールドによって敵の動作を瞬時に把握し、先回りする事で敵を叩き潰す。

 瑠璃の高い動体視力とバイデントの戦闘補助システムによって最適な攻撃、防御瞬時に把握してそれを繰り出す。この2つがぶつかり合うが決着がなかなかつかない。他の装者や本部、チフォージュ・シャトーでそれを見る者達もその決着を見届けようと固唾を飲んで見ている。

 

「いくぞ!」

「うん……!」

 

 ジャンケンポン!

 

 瑠璃:グー

 ジーク:グー

 

「ちっ……」

「また……」

 

 二人のジャンケン、とうに24回戦もやっているが、全てあいこであり、どちらにも白星がつかない状況が続いている。 

 二人の戦いが何故こうなったのか、それはもはやどうでもいい事だ。とにかく、勝つ事を考える。

 25戦目

 

 ジャンケンポン!

 

 ジークはチョキを出した。だが瑠璃は

 

「瑠璃!」

「あ……しまっ……」

 

 翼の声で瑠璃はハッとした。瑠璃は疲弊してしまい、一瞬呆けたのが仇となり、出すのが遅れてしまった。これで先に白星を挙げたのはジーク。

 

「ふっ。次で貴様を還付なきまでに叩きのめしてやる。」

(どうしよう……もう後がない……これで負けたら……みんなの頑張りが……)

 

 次負けたら、これまでの努力が全て水の泡になってしまう。それが瑠璃を余計なプレッシャーを背負わせてしまう。

 

「瑠璃!」

 

 振り返ると、輪が駆け寄ってくれた。

 

「信じて!瑠璃と皆を繋ぐ絆の力を!あいつに教えてやって!」

「絆の……そうだ……!」

 

 輪に言われた事が切っ掛けで、瑠璃は思い出した。この逆境を覆す、最高の一手があることを。

 

「今更何を……貴様らの敗北は定められている!それを受け入れろ!」

「いや……まだ終わってないよ!」

 

 瑠璃は再び構える。 

 

 26戦目

 

 ジャンケンポン!

 

 ジークが出したのはグー。勝ち誇った笑みを浮かべている。

 対する瑠璃は

 

「っ?!何だ……それは……」

「あれって……!」

 

 マリアも驚愕を隠せない。瑠璃が出した手、小指と薬指を屈曲させて、それ以外の指は伸展させている。

 

「あれは……かっこいいチョキ!」

「違います……あれは……」

「聞いたことあるデス!3つの手を1つに併せ持った最強の一手!」

 

 瑠璃の最終兵器。それはグー、チョキ、パー、3つの力を1つへと集約させた一手。

 

「ば、馬鹿な……そんなもの……私には……!」

 

 ジークには出来ない。ジャンケンは3つの手のうち1つしか選べない。その固定概念に囚われたジークでは出せない。それが決定的な差となる。

 続く27戦目もジークはパーを出すが、瑠璃は3つの手を1つへと集約させた手で勝利を手にする。そして28戦目

 

「ば、馬鹿な……こんな事があってたまるか……!私が敗れるなど!」

 

 ジークはチョキを出した。そして瑠璃は

 

「これが、私達の絆の力!」

 

 3つの手を1つへと集約させた手で、勝利をもぎ取った。

 

「私が……敗れたというのか……絆の力に……負けたと言うのかあああああぁぁぁーーー?!」

 

 敗れたジークは爆散した。瑠璃の勝利を装者達は大いに喜び、瑠璃と輪は抱き合ってその喜びを分かち合った。

 

 

いやそうはならんやろかい!

 




今回は手短に。そんな日があっても良いじゃない。
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