どうやら天の聖杯の試作品的なものとして転生したらしい   作:壊れたファングメモリ

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オマケ

 

ミデンとアヤメです。

 

 

【挿絵表示】

 

 

画力の限界を感じました。

 


 

…ン? なんだ、お前らか。どうした?

 

あァ、覚えてねェなァ。それはオレだって例外じゃねェからな。だが、覚えてはねェが知ってはいるぜ?

 

まァまァ、そう焦んな。落ち着けって。

 

オレの過去は…まァ、いろいろあるらしくてな。

 

いや何、この前ミデンから聞いたんだよ。…ン? あァ、お前達のお父さんが『姉さん』って呼ぶ…つまり伯母に当たる人だな。

 

あ、でもアヤメのことは『オバサン』って言うと怒られるから気ィつけろよ? 面白そうだから呼ばれてるところは見てェが。

 

でだ、どうにもオレは王族だったみてェでな。今から話すのはそん時の話だ。

 

あァー…国で一番偉い人とその家族、とかだな。ジークは王族だぜ? そうは見えなくても王族なんだよ。『あれで?』とか言うな。

 

いや、オレの場合は結婚とかで王族になったわけじゃねェ。

 

どうやらオレは国王の娘のブレイドだったらしい。

 

 

 

 

 

 

まだ日も高いある日、倉庫に忍び込んだ女の子はあるモノを見つける。

 

「なんですのこれ? 青色に光る宝石……もしかして、これがお父様の言っていたコアクリスタルですの?」

 

女の子はコアクリスタルを手に取り、様々な角度から眺める。

 

「綺麗ですわね。部屋にでも飾っておきましょうか? …でもどうしてこんな変なところに置いてあるんですの?」

 

そのコアクリスタルが置かれていたのは、木の板の上。近くには釘の入った箱やノコギリなどがある。

 

女の子の疑問に答える者はこの場にいないが、それでも彼女は倉庫を漁る。

 

「これは…錨? こっちは計測器ですの? これは竹箒でしょうか? ……?? 黒いスカーフ? まるで統一感がありませんわ…貰いますけど。」

 

次から次へと物色を続け、気に入ったものがあれば懐に仕舞う。

 

そうして約1時間後、満足した女の子はいくつかの物を自分の部屋に戻ろうとする。

 

「……っていけませんわ。かくれんぼの途中でしたわね。完全に忘れておりましたわ。」

「あー! クルルちゃん見っけー!! みんなー! クルルちゃんいたよー!!」

「はっ! やってしまいましたわー!」

 

クルルと呼ばれた女の子に、赤色の髪の天真爛漫な女の子は走って寄っていく。

 

「んー? クルルちゃん、それなにー?」

「これはコアクリスタルですわ。倉庫で見つけたんですのよ。」

「すごーい! …でも、コアクリスタルって危ないんでしょ? お母さんがそう言ってたよー?」

「ちょっと触るくらいなら問題ないはずですわ。」

「そっかー。クルルちゃんが言うなら大丈夫だね! そういえば、コアクリスタルからぶれいど?が生まれるんだよね? どんな姿なんだろうね!」

「た、たしかに気になりますわね…。」

 

クルルは想像した。国王の娘である自分に相応しいブレイドの姿はどんなものかを。…コアクリスタルに触れながら。

 

キィィィン…!!

 

「え…?」

「うわー! すごい光ってるー!」

「え、あ、えっと…どうすればいいんですの!?」

 

コアクリスタルが強く光り輝き、クルルの手から離れる。地面に着いた光はその形をゆっくり変えていく。

 

そして、1体の白い蛇が現れる。

 

「…私はウワバ。これからよろしくお願いしますね。私の可愛いドライバーさん。」

「…………よ、よろしくお願いします。クルルですわ。」

「わー! すごいすごーい! ぶれいどさんだー! 私はララだよ!」

 

心からの笑顔を浮かべる赤い髪の女の子ララと、その隣で引き攣った笑みを浮かべるクルル。

 

(わ、(わたくし)に相応しいブレイドの姿なんでしょうか…?)

(ふふ…。楽しくなりそうですね。)

 

 

 

 

 

 

今のが、オレの最初のドライバーとの出逢いってやつだなァ。

 

続きは…お前達には少し早ェな。そうだなァ……具体的には、15歳くらいになってからじゃねェかな。

 

オイオイ、変な事教えると怒られるのオレなんだぜ? そういうのはちゃんと段階踏んでからだ。

 

ホラ、そろそろ昼飯だから戻るぞ。沢山食わねェとデカくなんねェからな?

 

子供が遠慮なんかすんじゃねェよ。……あァそれは、その、なんだ…災難だったな。ニアはともかくヒカリのはなァ…。

 

だったら、今度一緒に簡単なクッキーとかでも作ってみたらどうだ? さすがにできるだろ? 火加減は適任がいるしな。

 

他は…かき氷くらいしか思いつかねェなァ。いや料理とは言えねェか。

 

それはアヤメに頼め。『アヤメお姉ちゃん』とか呼んでやったら余裕だろ。

 

 

 

……これからもいろいろあるとは思うが、家族想いのあいつらがいる限りは心配なさそうだな。

 

 

 

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