「図書館って、強い能力だよな」「お前は何を言ってるんだ」 作:クラウディ
皆さんお久しぶりです!
クラウディです!
一か月以上もほったらかしにしていてすいません!
学校云々で非常に忙しくなっていました!
モチベーションもなかなか上がらず、何とか書こうにも筆が乗らない毎日でした。
モンハンダブルクロスも始め、ウマ娘もアニバーサリーが訪れ、ホントに忙しい日々でしたが、いまだに見てくださってる方々の期待に応えようと今回の話を書くに至りました!
やはり全盛期のような速筆はできませんでしたが、楽しんでもらえたら嬉しいです!
あと、今回の話は短いけど、きりがいいからここら辺で投稿します!
Twitterも本格的に始めたので、そちらで絡んでくれたりすると作者は喜びます!
それでは、どうぞ!
「この中で軍を率いた経験は……どうやら俺だけらしいな。もっとも俺とて、国という国を軍で攻め落とす、という
翌日、いつもの朝食後の会議で、私たちは今日の決戦の方針を話し合っていた。
議題はもちろん、「ファヴニール討伐」について。
管理人さんに指名されたジークフリートさんは、腕を組んで考え込む。
そんな彼に管理人さんがフォローを入れた。
「まぁ、今回は軍ではないからそこまで気にしなくてもいいんだジーク」
「そうだな……すまない管理人」
「だが、軍とは違って個々が強すぎる。それに、僕たちはサーヴァントだ。マスターの安全さえ確保できれば、好き勝手暴れても構わないだろう?」
そう言うと、管理人は私を見てニヤリと笑みを浮かべた。
私はその顔に嫌な予感を感じつつ、一応尋ねることにした。
「えっと……なにするつもり? 作戦は昨日の夜に聞いたから、もう分かってるけどさ……」
私がそう聞くと、管理人は待ってました! と言いたげに口を開いた。
そして、その口から出てきた言葉は……。
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ここは、「魔女」の根城となっている都市――オルレアン。
ここにいるのは、時代に名を遺した怪物たちだけ。
その中でも一際目立つのが、竜種であるファフニールを使役する少女……ジャンヌ・ダルクを名乗る「魔女」だ。
そんな彼女は自室にて、一人すすり泣いていた。
「うくっ……ひっぐ……」
「ジャンヌ……」
そんな彼女を心配そうに覗き込んだのは、彼女の騎士でもあったジル・ド・レェだ。
「どうされたのですかジャンヌ……あなたらしくもない」
「っ! うるさい! うるさいうるさいうるさい!! あなたらしくないって何!? 本当の私は何なの!? あのこぎれいな聖女様!? なら私は偽物!? じゃあ本物はどこにいるの!? 教えてよ!!」
「それは……」
「黙れ! あなたは私の騎士なんでしょ!? だったら、私を慰めるくらいの気概を見せなさいよ!」
「……」
子供の癇癪のように騒ぎ立てる「魔女」を、ジルは困ったような表情で見つめていた。
「私はこの国が憎い! 私のことを陥れたこの国が、何もかも壊してやりたいほどに憎いわ! だから私は、私を否定したこの国の全てを滅ぼさなければならないの!」
「……」
「だけど! あの男が来たことでおかしくなってしまった! 私の記憶にも残っているあの「お兄さま」の言葉のせいで!」
その怒りと共に、床の上を「魔女」が放った憎悪の炎が迸る。
しかし、それすらも一瞬で消え去り、そこには先ほどの光景などなかったかのように静寂が訪れた。
「…………」
「ひっく……うっく……」
互いに無言のまま時間が流れる中、最初に口を開いたのはジルの方だった。
「私はあなたの味方です」
「嘘つき……」
「えぇ、確かに私はあなたの言うとおりの裏切り者ですよ。あなたを助けにこれず、のうのうと生きてしまった。ただ、一つ言えることがあります。私は貴女の味方だということです」
「……!」
ジルが優しく語りかけるように言うと、「魔女」は驚いた様子で彼を見た。
そんな彼女に、ジルはゆっくりと近づき、手を差し伸べた。
「胸の内を告げるには、ゆっくりと語り合うための時間。その障害となりうる脅威は去っていません……。だから、今は置いておきましょう。我々は仲間なのですから」
「……そうね」
その言葉を聞いた「魔女」は、静かに涙を拭って立ち上がる。
「行きましょうジル。まずはあいつらを始末しないと」
「はい、ジャンヌ」
そんなジャンヌの後を、ジルは恭しく付き従うようにして付いていくのだった。
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「……ねぇ管理人さん」
「どうしたんだい立香君?」
私は、目の前にいる管理人に話しかけた。
すると彼は、いつものニコニコとした笑顔を浮かべて答えてくれた。
私はそんな彼に、心の中で溜まっていた疑問をぶつけることにした。
「それ、なに?」
「何って……作業道具だよ? 執筆の」
「いやいやいや! それ剣じゃん! 執筆要素ゼロじゃん! むしろ書かれる方に出てくるやつじゃん!」
私が指差す先にあったのは、管理人さんがいつの間にか取り出した大剣であった。
大剣といっても、某「一狩り行こうぜ!」なゲームに出てくる大剣のように、身の丈ほどの大きさではないけど、それでも私なんか両断してしまいそうなほどに大きいものだった。
管理人さんはそれを片手で軽々と持ちながら、平然と答える。
その顔には、「なに言ってるんだね?」と言わんばかりの表情が浮かんでいた。
私は、管理人の態度を見て、逆に自分の方がおかしいのかと不安になり始めた。
「まぁ、改めて考えてみれば立香君の疑問も納得できる。でも、これはこれで使えるんだよ? そもそも、僕は『図書館』だから自衛の装備にするとしても「剣」をそのまま使うと味気ないだろう? だから、戦うための武器「剣」でありながら、物語を綴る『ペン』としての役割を持たせたんだ」
「ちょっと何言ってるか分からない」
そんなことを言いながらも、私は管理人が言っていることは理解できた。
つまり、この大剣は戦闘用であると同時に、執筆活動のための道具でもあるということだ。
それならば、今までの戦闘で使っていたのはなんだったのだろうかと思ったが、それはそれで説明がつく気がした。
「秘密兵器なんだね? その『ペン』は」
「いや、そうでもない」
「あれぇ?」
私の問いかけに、あっさり否定する管理人だった。
しかし、ここで私は一つの可能性に思い至った。
そして、それを確かめるために質問をする。
私は、『ペン』を指さしながら言った。
「秘密兵器ではないけど、それなりに強い武器……ってこと?」
「そういうことだね。今回の相手はファヴニール。正攻法じゃそう簡単には倒せないし、それに僕も負けたくないからね」
管理人は、そう言うと微笑みを浮かべて私の頭を撫でた。
……うん、やっぱりこの人も普通の人間……人間?じゃないよね。
だって、普通なら絶対に勝てるはずがない相手に、勝つ気満々だもん。
そして、ドが付く素人の私でも分かるほどに、この人の戦い方は異質だった。
まるで、戦いが始まる前から結果が見えているような、そんな余裕を感じさせる。
だからこそ、私は思ったのだ。
この戦いが終わったら、管理人と話をしようと。
今のままでは、ただ他の皆より強いだけのサーヴァントにしか見えない管理人だけど、もしかしたら私たちと同じような考えを持っているかもしれないから。
もしかしたら、管理人さんが抱えていた悩みや苦しみを解決できるヒントがあるかもしれない。
そんなことを考えつつ、私は再び管理人に話しかけた。
今度は違う話題で。
「ねぇ管理人さん。好きな食べ物ってある?」
「食べ物? うーん……基本的にどんなものでも好きだよ? ああ、最近はチーズケーキかな。最近になって、ロマンと一緒に食べたのが非常においしかったんだ」
そんな話をしながら、私たちは目的地へと向かっていった。
・管理人のちょっとした秘密
『ペン』を使って執筆することはまれであり、基本的には武器として使う。
何故、剣の形なのに『ペン』と呼んでいるのかについては……
「僕の趣味だ。いいだろう?」
とのことである。
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