「図書館って、強い能力だよな」「お前は何を言ってるんだ」 作:クラウディ
また遅れてすいません!(土下座ァ!)
なんかウマ娘の方とかいろいろと忙しすぎて書けていませんでした!
「こんにちは。もう一人の
「…………」
アタランテとの戦闘を終えてしばらく進むと、今度は『魔女』が待ち構えていた。
その顔には、管理人さんの質問によって動揺した時の表情はない。
すでに、戦う準備は整っているようだ。
「おや? どうやらいろいろと吹っ切れたようだね? それなら、遠慮なく行かせてもらおうかな」
管理人さんがそう言って前に出ると、『魔女』は両手を広げた。
「来なさい。貴方達は聖杯を求めている。ならば、この私を倒していくしかありません」
「もちろんそのつもりだよ。僕達の目的は、あくまでも聖杯によって維持されている特異点の修復だ。君を倒して、先に進む」
「フッ! 来なさいファヴニール!」
管理人さんの言葉を聞いた『魔女』は微笑むと、腕を掲げてファヴニールを呼び寄せた。
直後、凄まじい魔力が吹き荒れると共に巨大な竜が現れる。
それは以前見た時と同じ、圧倒的な威圧感を放っていた。
「うわぁ……。相変わらずデカイなぁ……」
「はい……!」
「さて、作戦通りに立香君達はサーヴァントと『魔女』を。ジークは僕と一緒にファヴニールを」
「了解した!」
私たちから離れて、管理人さんとジークフリートがファヴニールへと向かっていく。
それと同時に、他の皆も動き出した。
マシュが私の前に陣取り、大盾を構え守護する。
管理人さん曰く「守ることに関して言えば『無敵』」であるゲオルギウスさんはマシュの隣に立ち、剣を構えて守ってくれる。
他の皆は、事前に打ち合わせしていた通り、『魔女』とそのサーヴァントに向かっていった。
その後ろ姿を見て、私は思う。
(皆、頑張って……!)
私が戦えない以上、私が出来るのはこの身を守ることだけだ。
だから、私は必死に皆を応援する。
皆で無事に帰ってこれるように祈りながら。
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立香達がバーサーク・サーヴァントへ向かい、ジャンヌが『魔女』と対峙している一方。
管理人とジークフリートはファヴニールと対峙していた。
――ゴァアアアアアアアアアアア!!!
咆哮とともに吐き出される灼熱のブレスは、まるで意思を持っているかのように襲ってくる。
地面を這いまわり、大地を溶解させていくその炎は足場を無くしていった。
ファヴニールのように空を飛べる存在でない限り、大地に立ち続けるのは得策ではない。
しかし、そんなことは管理人も承知の上であった。
「ジーク!」
「ああ!」
管理人が叫ぶと同時に、ジークフリートが走り出す。
すると、彼の身体を魔力の光が包み込んだ。
同時に、彼はその場から姿を消し、ファヴニールの頭上へと現れる。
管理人が『空間跳躍』を行使したのだ。
「行くぞ! はあぁ!」
――ガァ!?
ジークフリートが空中で一回転し、渾身の力を込めた一撃を叩き込む。
それを喰らったファヴニールは、悲鳴を上げて地面に落下した。
「まだだ!」
そのまま大上段に剣を構え、もう一度斬りつける。
その攻撃で、ようやくファヴニールにダメージを与えることが出来た。
だが、相手は『邪竜』と呼ばれる程の力を持つ怪物。
この程度で倒せるはずもない。
――グルゥオォオオ!
雄たけびを上げ、再度飛翔するファヴニール。
しかし、今度は先程よりも高い位置で滞空している。
「来るか……」
それを見た管理人は呟くと、ファヴニールに対して迎撃態勢を取った。
背負っていた豪華な大剣を引き抜き、目に見えるほど膨大な魔力を込めていく。
まるで乾いたスポンジのように魔力を吸収していく大剣は、やがて黒い光を放ち始めた。
「飛べ!」
気迫の声と共に大きく振り上げられた大剣から質量を伴った膨大な魔力が放たれる。
その様は、魔力の色も相まって『黒いインク』の濁流であった。
しかしその勢いは緩やかなもので、ファヴニールはやすやすと回避してしまう。
……が。
「『弾けろ』!」
――グォッ!?
管理人が短く告げた言葉に呼応するように、魔力が細かく弾け、ファヴニールを襲った。
全身をさらに黒く染めあげられ、しかし痛みなどないことに困惑するファヴニール。
いら立ちをあらわにして、大きく息を吸い込み、ブレスの構えをとった。
しかし、
「『墜ちろ』!」
管理人が言葉を発した直後に、異変は起こった。
――グォオオオオオオッ!?
ビキッという音と共に、ファヴニールの翼があらぬ方向へと捻じ曲がり、引きちぎられた。
空を飛ぶための翼を失ったファヴニールはそのまま大地へと落下していく。
そして、
「『砕け散れ』」
無慈悲な一言と共に、全身に付着した魔力がファヴニールを飲み込んだ。
――ギャアァアアアアッ!?
激痛に苦しんでいる叫び声と共に、ファヴニールの全身は粉々に粉砕され、その姿はただの肉塊へとなりかける。
しかし、あくまで『なりかけた』だけであって、戦う力は残っていた。
だが、
「ジーク!」
「ああ! はぁ!」
管理人の呼びかけに応え、ジークフリートは大剣を天高く掲げた。
すると、剣身に込められていた魔力が一気に解放される。
解放された魔力は渦を巻きながら剣身から伸び、光の柱を形作った。
「『縛れ』」
管理人が静かに告げると同時に、ファヴニールを蝕んでいたインクが一時的に離れ、今度は体を縛り付けた。
これで完全に動きを封じることに成功。
あとは、ジークフリートの大技によって止めを刺すのみだ。
――グ……ルゥウ……。
苦悶の表情を浮かべながら、それでもなお抵抗しようとするファヴニール。
だが、その体ではどうすることも出来ない。
ジークフリートも、そんなことは承知の上だった。
「――邪悪なる竜は失墜し」
だからこそ、絶対に逃がさないため、彼は己が持ちうる最強の宝具を放つ。
「世界は今、洛陽に至る――!」
かつてファヴニールを討ち倒し、後世に語り継がれた伝承により竜殺しの力を手に入れた魔剣。
その名は――
「撃ち落とす!
ジークフリートが剣を振り下ろすと同時に、光の奔流がファヴニールを襲う。
その一撃は、今まで彼が放ったどの攻撃よりも苛烈で、強力であった。
――グルゥオォオオアア!!
断末魔を上げながらも、ブレスを吐こうとするファヴニール。
しかし、
「悪役は悪役らしくヒーローに倒されてほしいんだけどなぁ……」
管理人が操作したインクによって拘束された。
これにより、ファヴニールはもう何も出来ず、ジークフリートの攻撃を受けるしかない。
「はあぁああ!」
雄たけびとともに放たれた一撃はファヴニールを跡形もなく消し去り、戦いは終わりを告げる。
こうして、2人の活躍により、この特異点最大の壁であったファヴニールは息絶えたのであった。
第一特異点、その終幕が近づいていく……。
・管理人のちょっとした秘密
魔力の色はインクのように真っ黒で、その特性は「情報」の「改竄」である。
足の裏にインクが付くだけでも、対象の情報を改竄することは可能なので、あたり一帯にインクをばらまいて籠城すれば並の英霊では突破できない。
ちなみに、魔力自体に情報を籠めることで、今回のお話のような事象を引き起こせる。
ちなみに、『
簡単に言うと、武器を持つ(or変える)ということは『ノズル』を変えるということだ。
過去には情報の書き換えで、とある夫婦を引き合わせている。
何時に投稿すると見やすいのか?
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