「図書館って、強い能力だよな」「お前は何を言ってるんだ」   作:クラウディ

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皆さん、お久しぶりです!(土下座ァ)

やりたいこと(オリジナル小説、YouTube配信)が多すぎて遅れてしまいましたぁ!

久しぶりに書いてみたので、ところどころおかしいかもしれません!
そんな時は、誤字報告などで修正をお願いします!

あ、YouTubeのチャンネルリンクを張っておきます。

https://www.youtube.com/channel/UCzhp0BeMbnK7cse9aWZJmAQ/featured

この小説の続きを執筆したりしてるのを配信したり、ゲーム配信などを行っています!
いろんな人と話しながら行うことで、作品の質およびモチベの向上につながりますので、皆さん応援よろしくお願いします!

それでは本編へイクゾー!(デッデッデデデデッカーンッ!)







人理修復Aチーム

――『Aチーム』。

 

 決して特○野郎Aチームなどではなく、このカルデアが行っている「人理修復」、その主軸となるはずだったメンバーの総称だ。

 本来なら私一人ではなく、彼らが最前線で特異点修復を行う予定だったのだが……レフのせいで全員が意識不明の重体となってしまった。

 そんなことが起きていながらも、カルデアはマスター候補の中で唯一生き残っていた私を、急遽最前線に立たせたのである。

 そんな彼らなのだが、数日前から管理人さんが所長の蘇生と並行して治療にあたっていたのだ。

 

「はい。ですが、いまだに目を覚ます気配がない方たちもいらっしゃって……」

「そっか……その起きてる人たちは?」

「はい。Aチームのリーダーであるキリシュタリア先輩を筆頭に、カドック先輩、ヒナコ先輩が目を覚ましています。ただ……」

「ん? ただ……? どうしたのマシュ?」

 

 マシュの歯切れの悪い言葉に私は首を傾げる。

 すると彼女は困ったような顔で答えてくれた。

 

「はい。キリシュタリア先輩がなんですけど……」

「ですけど? そのキリシュタリアさんがどうかしたの?」

「えぇっと……なんと言えばいいのか……」

「?」

 

 ますます訳が分からなくなる。

 そのキリシュタリアさんがどうしたというのか。

 

「ハッ! もしかして爆発の衝撃で頭が……!」

「そうではないです……私が説明するより実際に見てもらったほうが……」

 

 テンプレよろしく記憶を失うか、性格が変わるほど頭がおかしくなってしまったのか……そんな推察は、苦笑したマシュによって否定される。

 私はマシュに案内されるがまま、食堂へと連れられた。

 

「ここにキリシュタリア先輩達がいます……」

「うん……」

 

 そこは食堂。

 すでに大勢の職員たちが集まっている中、一際目立つ3人の人物がいた。

 

「ほら! いい加減離れなさいキリシュタリア!」

 

 眼鏡をかけていて、知的なお姉さんという雰囲気を漂わせているけど、腰の入った引っ張り方からして絶対に違うだろう女性。

 

「うぅむ、熱心なのはいいけど、コートが破れそうだから手を放してくれるかな?」

 

 困り顔で誰かに引っ付かれている管理人さん。

 そして――

 

「ハァハァ……もっと聞かせてくれ! アルゴー船での冒険はどうなったんだ!? インド神話は!? 最古の王との物語はどうやって始まったんだ!?」

「……ナニアレ?」

 

 まるで子供のようにキラキラとした目をしながら、管理人さんへ質問攻めをしている男性。

 これがマシュの言う「起きていて、かつ元気そうな人たち」なのだろうか? 私は困惑しながら、マシュに尋ねた。

 

「あの人が……?」

「はい……管理人さんにくっついてる人が、カルデアが誇るAチームのリーダーであるキリシュタリア先輩――『キリシュタリア・ヴォーダイム』さんです……」

「……はい?」

 

 ……え? はい?

 

 …………ファッ!?

 

 チョ、チョチョチョチョットマッテクダサイヨオヤッサン!

 え!? あれAチームのリーダー!? 仮面○イダーにあこがれる少年じゃなくて!?

 私がさっきまで思っていたキリシュタリアさんの印象は、Aチームのリーダーらしく、エリートで、非常に落ち着いていて、冷静沈着な人だったはず……。

 それが目の前で興奮気味に管理人さんに話しかけている青年と同一人物だなんて……!

 しかもキリシュタリアさんってば、よく見るとイケメンだし、なんかこう……すごいオーラがあるし、それがあんな少年みたいに目を輝かせてたらギャップがすごすぎるんだけど!?

 それにしても、なんでこんなことに……。

 

「マシュ、キリシュタリアさんはどうしてああなってるの?」

「はい、実はですね……」

 

 マシュによると、キリシュタリアさんは元々リーダーらしいクールな性格……だったのだが、目が覚めて早々、治療の終わった管理人さんに、それはもう熱烈なアプローチを仕掛けたのだという。

 

「キリシュタリア先輩ったら、『君が書いてきた物語の話をしてくれ!』って、さっきからずっとあんな感じなんですよ……」

「なるほど……確かにそれじゃあ、起きてるっていうか、別人だよね……」

 

 しかしなぜ急にあんな風になってしまったのだろう。

 マシュの話だと、目覚めてからキリシュタリアさんがおかしくなったのは今が初めてだという。

 ならば何か原因があるはずだが……原因はおそらく管理人さんで間違いないだろう。というか絡まれてるし……。

 だけど一体何が原因なのかまでは分からない。

 だから私は、とりあえずキリシュタリアさんに聞いてみることにした。

 

「あの~……」

「ん? おぉ! 君が立香君か! 初めましてだね。私はキリシュタリア・ヴォーダイム。同じカルデアの一員として頑張っていこう!」

 

 キリシュタリアさんはこちらを振り向くと、爽やかな笑顔を浮かべながら挨拶をしてくれた。

 oh……イケメェン……。

 

「は、初めまして。私は藤丸立香と言います。よ、よろしくお願いします……」

 

 あまりの眩しさにちょっと引いてしまう私だったが、なんとか返事をすることが出来た。

 するとキリシュタリアさんはニッコリと笑いかけてくれた。

 

「うん。よろしく頼むよ」

 

 ……イケメンだ。

 イケメンで好青年とか、この人ほんとに魔術師?

 ドクターとか魔術を知ってるスタッフのみんなからは、「魔術師は基本クソだから気を付けて」って言われたんだけど……なんていうか、どこかの農園で汗水流してリンゴ作ってそうなんだけど……。

 しかしそんな私の思いとは裏腹に、キリシュタリアさんは管理人さんへと向き直った。

 

「それで、君はいつになったら私に物語を話してくれるんだい!? いや……管理人さん! あなたの書いた話がとても気になってるんです! 是非! 他の話も聞いてみたいんだ!」

「えっと……その……」

 

 いつも保護者として余裕を崩さなかった管理人さんが押されてる……!?

 

「ねぇいいだろう! 聞かせてくれないか!? あなたが書いたという『ソロモンの指環』の物語を!!」

「う、うん……分かったから……話すから少し離れてくれないかな……?」

「ん? あぁ、すまなかった。つい興奮してしまって……。ほら、ヒナコも離れてくれ。これから管理人さんが面白い話をしてくれるぞ!」

「人の苦労を知らないで……! ……まぁ、落ち着いたんならいいわよ」

 

 キリシュタリアさんの言葉に、眼鏡をかけた女性が渋々といった様子で離れていく。

 どうやら彼女こそがAチームのメンバーである「芥ヒナコ」さんらしい。

 うん、苦労人だね(確信)。

 

「じゃあさっそく聞かせてもらおうじゃないか! なにせここには娯楽が少ないんだ。ぜひ聞かせて欲しい!」

「……分かった。と、言いたいところなんだが、そろそろミーティングの時間だ。話すのは今度にしよう」

「そ、そんな……!」

 

 管理人さんの言葉にorzの体勢で落ち込むキリシュタリアさん。

 その姿はまるで捨てられた子犬のようだった。

 キリシュタリアさんのイメージが崩壊していく……イケメンなのか少年なのか子犬なのか……これもうわっかんないね……。

 

(ねぇマシュ。ほんとに……ほんとぉおおおおおおに、あの人がエリート集団Aチームのリーダーなんだよね……?)

(残念ながらそうです……特撮少年のように目を輝かせていても、あれはAチームのリーダーであるキリシュタリア先輩です……)

 

 マシュは遠い目をしながら言った。……なんか、ごめんなさい……。

 

「おい」

「え、どこから声が……?」

「ハァ……こっちだ。お前の後ろ」

「後ろ……」

 

 振り返るとそこには、先程まで無言で立っていただけの男がいた。

 白い髪に鋭い瞳をした男性……おそらくこの人もAチームの人なのだろう。

 こう言っては何だが、なんとも根暗な雰囲気をまとっている。

 

「えっと……あなたは……?」

「……カドック・ゼムルプス。Aチームのメンバーだ。一応な……」

「あ、はい。よろしくお願いします……」

「……フンッ。せいぜい足を引っ張らないようにしろよ。……それと、僕は僕で勝手にやるから、口出しはしないでくれ」

 

 それだけ言うと彼は、私たちに背を向けて管制室へと向かっていった。

 

「…………」

「えぇっと……悪い奴ではないんだ。ただちょっと人付き合いが苦手というか、不器用というか……」

「いえ、大丈夫ですよキリシュタリア先輩。私、ああいう人には慣れてるんで」

 

 カドックさん、どうしたんだろう……?

 さっきまでは全然喋らなかったのに、急に話し掛けてきたり……何かあったのかな?

 そんなことを思っている間にも、キリシュタリアさんから解放された管理人さんが口を開く。

 

「ふむ……彼についてはまた今度だ。今はミーティングに行こうか。……っと、そうだ。忘れるところだった。君たちに渡すものがあったんだ」

 

 そう言って管理人さんは、虚空に腕を突っ込み、本を数冊取り出した。

 その現象にキリシュタリアさんが目を輝かせていたりするが、管理人さんは無視してキリシュタリアさんとヒナコさんに本を手渡した。

 よく見れば、私が初めて管理人さんと出会ったときに手渡された本と装飾が似ていた。

 

「これは……?」

「ちょっと特殊な本でね。今は真っ白だが、いずれ物語ができる。それまで大切に持っていてほしいんだ」

「……はい、分かりました……。でも、どうしてですか? 私は貴方に認められるほどの何かをしたわけではないのですが……」

「これからを期待して、だ。それに、その本の物語はきっと君たちの役に立つはずだ」

「……はぁ」

 

 いまいち納得していないような表情のキリシュタリアさんだったが、管理人さんはそれを気にせず、今度は私たちに向かって微笑みかけた。

 

「じゃあ、管制室で会議を始めようか。今日の議題は『第二特異点に向けて。複数のマスター体制での攻略』だ」

 

 私たちは管理人さんについていき、管制室へと向かった。

 

 あ、ごはんどうしよ……。









忙しので、今回の管理人の秘密はカットだ。




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