【完結】妖精國に落ちた超越者が、妖精騎士たちにほんの少しだけ救いを与えるお話【挿絵有り】 作:ロウシ
なんというか、書いてて思ったのはブルーハーツ(ハイロウズ)の歌の普遍性と汎用性の高さがすごいと思い知りましたね。
本当にすごい。
今回のタイトル曲の他にも「情熱の薔薇」「ハンマー」「1985」「皆殺しのメロディ」「英雄に憧れて」「胸がドキドキ」とか、使いたいタイトルの曲が多すぎて……
さて、後書きです。
つまり、蛇足です。
53日間、ほぼ日刊ペースでナントカ書ききりました。
お付き合いいただきまして本当にありがとうございます。
まあ予定と違って五十話行かなかったんですけどね、その言い訳とか。
■きっかけ
この話を書こうと思ったきっかけは、『バーヴァン・シーを救いたい』でした。
いや待てよと!? 思われるでしょうが、マジです。
「日曜日よりの使者」を聴きながら構想を練って、最初にいくつかイメージ絵を描いたんですよね。
そしたら、最初に描けたのが「バーヴァン・シーが死に、それを見届ける主人公」のシーンでした。
いや救えんのかい!?
と思い、マテリアルからストーリーを読み返して色々頭を捻りましたが、ああこりゃムリだなと悟り、「じゃあせっかくだし主人公が関わるキャラ全員に、ちょっとだけ救いをもたらす話にしよう」と思ったワケです。
そのために、話の骨子は原作本編から変えないぞと思いました。
絶対に守ると決めていたことは、
・ブリテンは滅ぶ
・モルガンたちは死ぬ
・カルデアをワルモノに書かない
・モルガンたちもワルモノに書かない
・作中でのオベロンの格を落とさない
の五点。
この五点だけは、守ろうと。
あとは、自由に書こうとブルーハーツのアルバムを聴きながら書き始めました。
書き溜めは一切してません。
だから誤字脱字だらけで、即日誤字報告がなん度もあって、タイヘン申し訳なかったです。
読み返せばまだまだ誤字だらけです(ロンディニウムがロンデニィウムになってたり)
だから、バーゲストがあんなにヒロインになることは予想外でした。
なるべくしてなりましたね。
バーヴァン・シーに関しては、とある二次創作があまりにも素晴らしく、「とても勝てねぇな、こりゃ。俺じゃこれは書けない」
と匙を投げてもいたので、本当に当初の予定から外れてサブヒロインポジションとなってしまいました。
話数が予定より少なくなったのは、ひとつの章をまるまるカットしているからです。
じつは、ロクデナシが前後で別れている章だったんですが、同じような話になるので無駄だなぁと思い全部ボツにしました。
そんなわけで、小説を書く時にしろ漫画を描くときにしても往々にしてそうなんですが、書いてる話より書かなかった話の方が圧倒的に多いです。
まぁ後書きと設定含めてなんだかんだ五十話近くなったのは運命の収束というかなんというか。
■妖精國について
まず、最初に思ったことが、本作中でも書きましたが「これは創世神話の原罪の話だ」ということです。
つまり、下地が『罪と罰』の話だと思いました。
失楽園の話なんですね、これ。
ただし、ミルトンのそれと違って、サタンもベルゼブブもいないんですけどね。
だからか、まあ、この、
一敗地に塗れたとして、なんだと言うんだ?
という、ネバーギブアップの精神を高らかに謳い上げ、全知全能の『至高者』にしたたかな復讐=人間の堕落と楽園の追放を行った、どう見ても人間の反骨精神の塊なサタンと違って、モルガンはぼっきり折れてしまっていたわけですが。
この辺の考察について、本作中に書いてないことを挙げるとすれば、やはり『余計なことをしてしまっていたのは、モルガンの方』だなぁ、ということです。
ブリテンは元々から、滅ぶべき世界。
元々、滅んでいた世界です。
それを、レイシフト解析で歴史改変を行い、運命──フェイトを無理やり捻じ曲げた上に、本来の使命を放棄したわけですから、まぁ型月作品の定めとして報いとして、モルガンは本編であんなムゴい死に方をしたんだと思います。
この辺、どこまでも「自分の使命」に忠実たったオーロラが、原作本編からしてあんな綺麗な死に方をしたのと対照的だなぁと。
うーん、実に奈須きのこ作品らしい。
このへんのエグさは、流石ですねぇ。
■モルガンについて
とにかく経緯が分かりにくいわ!
まず(おそらく)三重人格な上に、汎人類史と異聞帯と、トネリコ。全部同一人物のようで微妙に違うってどういうことだよ!? とマテリアルで読み返しながら叫んでました。
おまけに汎人類史のモルガンは詳細不明だし。
いや、うちもNYでガンガン活躍してくれてましたけど、「だめだ俺、この子のことなんも分からん……俺は雰囲気でモルガンの夫になってる……」と頭抱えてました。
まぁ彼女の本編のわかりやすいミスは、とにかくコミュ障すぎたことだと思うので、その辺はこの作品だとだいぶ緩和したり、心情を分かりやすくするためにトネリコ人格を強く出して書いてますが。
まあなんだかんだで妖精國のモルガンとしてのモルガンの描写は死ぬ間際の独白が全てだと思うので、めっちゃくちゃ不器用な子だなぁというカタチで落ち着きました。
ゴローが彼女を手にかけたのは、「少なくとも本心では愛していた神秘たちに殺されるのはムゴすぎる」とゴローが思ったからで、ゴローがウッドワスにした「モルガンの呪いを少し背負う」って話はここに関連します。
まあ彼女に関しては、終盤のロンゴミニアド&エクスカリバー書けたからいっか。
という気持ちです、はい。
■バーゲストについて
大好きになりました。
いや元々好きですけど。
こういうバッキバキの女性、そもそも好きなんですよね。
キム・ヒョンテの描く女性キャラとか好きだし、僕。
話としては、結果的にオリ主と恋人関係になるという暴挙を行いましたが、まぁ幸せだろうしいいかな……
ぶっちゃけるとゴローの拠点がマンチェスターになるとは、書き始める前はマジで思ってなかったです。
第一話の時点でその場のノリで、「話の流れ的に、いやぁこうなるよな……」と書きました。
結果的に大正解でした、よかったよかった。
身体や能力の規格的にも、ゴローはいい感じだったんですよ。
「バーゲストより大きくて、強くて、彼女じゃ食べられなくて、愛が深い」と、ハベトロット曰くのバーゲストの「負のお嫁さん力」をものともしないパワーキャラだったので、スラスラ書けました。
よくも悪くも妖精國キャラではとても素直な子なので、書きやすかったです。
ちなみに本作中でも語ってますが、ゴローが落ちてきたのがバーゲストの前じゃなかったor拠点がマンチェスターではなかったら、この話は詰んでました。
つまり、最初の謁見でモルガンは悉く最善手を打っていたんですねェ。
■メリュジーヌについて
自称ライバルポジなのは最初っから決まってました。
妖精國での彼女は「並ぶもののいない孤独」と「報われぬ愛」、「最強種」であることをピックアップされていたので、それをこの作品のフィルターに通して、僕なりに、比較的その通りに書きました。
『自分より強いもののいない世界だから最強だった』という理念は、僕が漫画にしろ小説にしろ、一次にしろ二次創作にしろ、ふと思い返しては戒めている観念です。
なんと言っても彼女は、ゴローにおけるオーロラとパーシヴァルの接点でもあったので、出るたびに話が動くキャラでもあり、すごい助かりました。
独特のパワーを持ったキャラクターなのでぐいぐい話を転がしてくれます。
困った時のメリュジーヌ。
ゲームの変速周回でも頼りになってるしね。
逆に、ゲーム中のアイデンティティと化してる『恋人』的な関係の強要部分はざっくりカットしました。
まぁ、妖精國本編でも、運命の相手がいなかっただけかもしれないけど、恋人恋人言わなかったですし。
ただ「異常な寂しがり屋」という本質と、「妖精國では疎外感故にカッコつけてる」というのはひしひし感じていたので、そこは気をつけて書きました。
作品内のカルデアにも召喚されてるでしょうし、楽しく過ごしてて欲しいですね。
■バーヴァン・シーについて
この作品を作るきっかけであり、最初はメインヒロインでしたが、とある二次創作を読んで「これは、俺がやる必要ないな」と思いサブヒロインになりました。
彼女はとにか口調が難しい。
かなり素直な性格だし、妖精國のどうしようもなさと、そんな世界でもちゃんと良心があるんだという象徴なので、割とストレートに悲劇的なキャラだと思います。
彼女の存在と、原作中の、ブリテンの崩壊のハイライトでさりげなく差し込まれた「手を取り合う人間と妖精」からも、ブリテンは「天国ではないが、完全な地獄でもない」というバランスが保たれていると思います。
ゲーム内の第三再臨の姿やセリフ、ステータスやらスキル説明文やら、不穏な点ばかりでまだまだ謎が多いだけに、そういう意味でもかなり気になっている子です。
■ウッドワスについて
彼は妖精國のキャラでは、一際多面的な性格で、ある意味一番妖精らしくなく、人間らしいキャラだと思います。
本能を克服しようと努力しており、異性愛を自覚しており、自らを常に戒め、過去の過ちを悔やむ心がある。
それでいて、ブリテンでは最も古き妖精、亜鈴返り。
彼の存在そのものが、モルガンにとってブリテンの可能性そのものだったように思います。
他の妖精が彼のようになれるなら、あるいら…と。
原作での悲劇は、それゆえの言葉足らず。過信が招いたものだと思います。
だから、妖精國を救うという議題に置いて、ウッドワスは最重要人物のひとりでした。
原作での露悪的なまでの「蚊帳の外」は、彼がキャストリアの真実の何かしらに踏み込むと、途端にオベロンのチャートが崩壊しかねなかった証左だと思います。
キャラクターとして掘り下げられる要素はまだ沢山あります。
だから、キャラクター関係で、上記した「書かなかった分」の量はたぶん彼関係が最も多いです。
■スプリガンについて
最初から生存させることを決めていました。
彼もまた、カルデアとの交渉次第では原作時点でオベロンのチャートを破壊しかねない爆弾だと思いました。
原作でのオベロンの動きを追うと、彼に対しては途中から、というよりヴォーティガーンとなってから会話しているみたいだったし、オベロンからしても、オベロンのままでは扱いに困ったと思われます。
なにせ、損得保身が優先順位のトップなので、まさに彼の役割は「誰の敵でもなかった」わけですから。
それが、原作ではスタンスを変えてオーロラと組み、モルガンの「敵」になったために、彼の役割は崩壊してしまった=死んだのだと思います。
■オーロラについて
いじりようがなかったナンバーワン。
原作の時点でキャラクター造形が完成しきっている&そのキャラ性そのものが「ブリテン」そのものの具現なのでどうあがいてもゴローでは救えませんでした。
こういう自己愛に振り切った知能犯キャラは昨今珍しくもないですが、オーロラが一段ヤバいところは「自己愛を保つ=生存戦略」の構図にダイレクトになっているところでしょう。
つまり、彼女は他の誰かに心を置くと、その瞬間に衰弱して存在レベルで死ぬので、どうあがいても変わる(変える)ことができないんですよね。
ずるいなあ、このキャラ造形。
■ムリアンについて
特に語ることはないです
「怒らないで下さいね、親の罪を子が背負うなんてバカみたいじゃないですか」がブーメラン刺さってるのは皮肉極まっててグロテスクですが。
彼女と関わるとコヤンスカヤにまで踏み込まなくてはならず、はっきり言って主題からズレる上にややこしい話になるのが目に見えていたために、メタ的にも絡むべきではないと判断しました。
■ノクナレアについて
この話においての彼女の詰みっぷりはヤバいですね。
いや原作からしてスタート時には詰んでるんですけども。
彼女に関しては、ゴローと絡む必然性が全く感じられなかったのでほぼ原作通りになっていたと思います。
キャラとしてはこの上なく好きです。
■ベリル・ガットについて
ある意味尤も分解して再構成のしがいのあるキャラでした。
モルガンもやってたしね。
よく言われてる「妖精國だから目立たなかった」という意見は、僕は違うと思います。
ベリルは、たぶん判明してるどこの異聞帯を担当してもダメだったと思います。
いかんせん、ちゃんと状況分別と自己分析ができているキャラで、かつ一線を理解していて、それでありながら悪逆な自分をやめられない性格なので、おそらくブリテン以外の異聞帯でも「弾き出される」と思います。
というか、彼はよりところがマシュなので、どこまでいってもどこにいってもゲーティアを乗り越えたカルデアと敵対する時点で救われないんですね。
諦観の念という意味でも、ペペロンチーノと同種の人間だったと思います。
■キリシュタリアとペペロンチーノについて
まず、彼は五十話のプロットを書くうちに「あれ? こいつ死ななくね?」となって生存が決まったキャラでした。
これ、ゴローの話聞いたらベリルくんがリスクとリターン考えて殺さないだろと。
でも、一応刺しには行くだろうなと思って、ベリルの内面の掘り下げと相まって本作の流れになりましたが。
いやあ、魅力的なキャラですね、キリシュタリア。
ペペロンチーノももちろんそうです。
ガンガン話を動かすし、リアクションは取ってくれるし。
ペペロンチーノの生存も、キリシュタリアが生きてブリテンに来てるなら、彼を見捨てないだろうな、と連鎖的に決まったものです。
クリプターに関しては、書く上で購入した『フロム ロストベルト』を読んだので、思い入れが強くなっていましたね。
■パーシヴァルについて
ヒーローです。
彼は、とにかくヒーローです。
ゴローに、自然とそれを想起させるキャラでした。
愛を持って槍を取り、愛のために生きた。
原作での彼のブリテンの総評が、また、「ブリテンが天国でも地獄でもない、ありふれた世界のひとつ」であることを証明していると思います。
ただ、比率の問題ですよね。
本作では、その比率が悪い方に狂っている理由に『妖精は自らの上に神をいただかない』と解釈していますが、たとえそうであっても、パーシヴァルや先述の善き人や善き妖精たちがちゃんと存在するんだ、ということが、妖精國の深みのある部分であり、この物語の言いたいことの一つではないかと思っています。
■オベロンについて
今作品でたぶん最も頑張った人。
妖精國崩壊RTAのチャート構築してたら唐突に割り込んできたバグキャラに台無しにされかけて、それでもやりきったツワモノです。
でも、ゴローからするとそれも含めて全部計算のうちでした。
オベロンは、『大厄災』から『奈落の虫』をなんとか出現させた流れ、展開は自分の努力の果てですし、それは間違いなくそうです。
しかし、視点を変えて、ゴローの視座からすれば、どんな形であれ今回の大厄災でブリテンは滅んでたので、ゴローはモルガンやバーゲスト、メリュジーヌやバーヴァン・シーを救うために、都合よくオベロンのもたらす運命力に「タダ乗り」していた形になっています。
「お前は運命力を使って勝ったから、その運命を邪魔してるわけでもないし、タダ乗りぐらいいいよね?」ぐらいの気持ちですね。
だから、ゴローにとってはオベロンは敵たり得ませんでした。
敵対するより、利用する方がお得だったわけです。
わざわざ起爆のタイミングまで微調整してくれてるわけですし。
キャラクター造形としては、彼は根底に「愛」を持っていたことは間違いないと思います。
なぜなら、彼は口にしたことは嘘になるけれど、心に秘めている以上は誠心誠意真実である可能性がちゃんとあるからです。
口にした途端に嘘になりますけど。
つまり、彼は、とても情熱的で、とてもカルデアに関心と興味があり、藤丸立香がブリテンで最重要存在だと認識していたということですね。
まぁくそ面倒なツンデレみたいなもんだと思います。
感情から言葉にする過程でいろんなものがめちゃくちゃ入り組んじゃうけど
というかウェールズの小妖精がサラッと「ヴォーティガーン」呼びしてて茶をふきだしましたよね。
いやおもくそネタバレしたったんかい!!
って
ああ、つまり、これ。
ウェールズの妖精たちって、オベロンの正体とか目的を全部承知の上で、オベロンのことを王様だって慕ってたんだなぁ。
そりゃあオベロンからすれば可愛くてしょうがなかったんだなぁ、彼らのことは
■次作とかの話
FGO二次創作だけでも、結構色々思いついてます。
そうだなぁ、その中で、特に書けそうなのは、オリ主クリプターのオリ異聞帯の話か……
うーん、だいたい以下に、こんな感じ。
新撰組狂いの前の土方さんが現地NPCでさ、
宮本武蔵の男の方もでてさ、
佐々木某も出てきてさ……
あの世界の新撰組幕末特異点とか、書いちゃえそうだよねぇ。
例えばさ、
土方さんが、言うのよ。
「ここが我らの死地だと思えっ!」
隊士たち、不満が漏れる。
不満が溢れる。
「突撃ーッ!!」
土方さん、日本刀片手に走る。
そこに、銃声。
──ばあん
土方さんの足が撃ち抜かれた。
後ろからだ。
倒れながら、振り返る。
そこに、沖田さんがいるんだよね。
鉄砲を構えてる。煙が銃口から出てる。
「総司──なぜだ……?」
その場から崩れ落ちる。
史実だと、土方さん、後ろから味方に撃たれて死んだって話もある。
それの、再現だよね。
だけど、沖田さん、泣いてるの。
そしたらね、土方さんの頭上から、声が聞こえる。
笑い声だよ。
見上げるとね、向こう側、敵陣ね。
そこに、男の沖田総司がいて──
みたいな。
んで、現地の最後の味方が勇さんなんだよね。
総司(女性)のね、二発目の銃弾をさ、キンッて斬っちゃうの。
土方さんの前にデカい背中がぶあって見えて、浅葱色のダンダラでさ。
頭に、鉢金巻いてさ。
池田屋スタイル。
土方さん、目に涙浮かべちゃってさ。
「勇さんっ……ッ!」
って。
女の子みたいに名前を呼ぶんだよ。
それを聞いてね、鬼のようなゴツさの近藤勇がさ、振り返るんだ。
「トシ、俺たち、まだいけるだろ?」
ってね、言うのよ。
笑いながら、えくぼできててさ。
拳が入っちゃう、でっかい口を広げてさ。
無邪気に笑うんだよ。
「ああ、ああ! いける! いける。コンドウさん!!」
──あんたがいるなら!
立ち上がるんだよね、泥の中から。
目がね、燃えてるんだよ。
燃えよ剣、ってね。
土方さん、良い笑顔なんだよね。
なんで、沖田総司が撃ったのか?
なんで、わざわざ足を撃ったのか?
なんで、男の沖田総司もいるのか?
──ああ、良いねえ。
書けるよ、これ。
なんて思ったりしてね。まぁ書かないけどさ。
だって、僕、新撰組、好きなんだよね。
くっちゃう。
キャラと思い入れが強すぎて、カルデアの主人公たち、食っちゃうもんね。
ああでも、斎藤一vs吉村貫一郎とか、夢があるねえ。
阿部四郎もいいね。
永倉新八vs井上源三郎なんかも意外性があっていい。
試衛館メンバーを中心分けて、新撰組の紅白戦をメインにするんだ。
裏切り枠に見せかけた裏切り枠で、実は若衆狂い手前になってる武田観柳斎とかもいいかもねぇ。
初めはさ、ぐだ男くんを狙ってるの。きみ、肌、きれいだねぇって言って。
舞台はそうだなぁ。
伊藤甲子太郎の腹心、篠原泰之進と弟の鈴木三樹三郎が、フランス特異点のジル・ド・レェのごとく、聖杯に、
「徳川を倒した甲子太郎の描いた別の日本」
を願って作ってる世界が舞台とかでさ、そういうのも良いねぇ。
書けそうだよ。
坂本さんと、武市を切って坂本さんに付いた、イフの、人斬りじゃない岡田以蔵もいてさ。
その以蔵さん、人を斬れないの。
刀は脅しで持ってるだけで、拷問された記憶から、いつもは小動物みたいに坂本さんの影に隠れてる。
やれやれ、って言いながら、坂本さん、いやそうじゃないんだ。
盛り上がるねぇ。
そうなると、勝海舟も出せる。
ってことは、ちょっと時代をズラせば、現代柔道の父、若き日の嘉納治五郎も出せるね。
斎藤さんのほぼ同郷の会津藩お抱え、合気柔術の開祖、武田惣角も出せるねぇ。
ってことは、西郷四郎もとい、姿三四郎もイケるねぇ、これ。
裏ボスはさ、日本史上最強剣士と名高い塚原卜伝でさ。
卜伝にやられたっていう嘘エピソードの仕返しも込めて、男の武蔵が農民小次郎とタッグ組んで、ラスボス戦の裏の時系列で挑むんだよ。
やばいよね。妄想するだけで楽しいもん。
タイトルは……そうだなぁ、
『黄昏の時代に燃えよ剣』とか、いいんじゃない?
全然女っ気がないから、マシュちゃんとダ・ヴィンチちゃんはフル活動しなきゃね。
あ、でも沖田さんとおりょうさんがいるかぁ。
現地NPCで乙女姉さんもいけそうね。
……って感じで。
まあ、三十話ぐらいの話を書けそうね。
書けたら書きたいですね、うん。
最後に、本作を書くにあたって特に参考にした本の一部を紹介しておきます。
感想でも尋ねられてたしね。
注意して欲しいことは、本の内容を物語のために、あえて曲解して解釈しているものが多いので、あくまで参考にしたものです。
・五輪書 鎌田茂雄
・ズーム・イン・ユニバース 10^62倍のスケールをたどる極大から極小への旅 ケイレブ・シャーフ
・失楽園 ミルトン
・哲学と宗教全史 出口治明
・DEATH 「死」とは何か シェリー・ケーガン
・世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え ジェンマ・エルウィン・ハリス
・なぜ、脳は神を創ったのか? 苫米地英人
・サピエンス全史 ユヴァル・ノア・ハラリ
・無限を読みとく数学入門 小島寛之
・世界を読みとく数学入門 小島寛之
・初歩から学ぶ生物学 池田清彦
・物理学と神 池内了
・猫村博士の宇宙旅行 杉谷庄吾(人間プラモ)
・キリスト教の合理性 ジョン・ロック
う
・メノン プラトン
・コミック ホーキングの宇宙論入門
・アインシュタインの言葉 エッセンシャル版 弓場 隆 訳
それでは、また
……どうでもいいけどキャスニキが、「まだ冬木でアルトリアが踏ん張ってる」ってサラッと言ってたので、やっぱ特異点Fっておかしいよね?