ナルトの世界で色々してくる   作:マックス

10 / 31
見破られた気がしなくもない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今ここでは、多くの忍びが集まりその視線は一点に集中している。

 

「えー、我等が雲隠れの里である忍の皆に集まってもらったのは他でもない。突如出てきた犯罪者、多罪コウキについてだ!!」

 

 その視線の先である上層部と思われる男により、緊急で収集した会議が始まった。

 

 あ、俺は今この会議の話題になっている張本人、多罪コウキだ。

 俺の能力である、嫉妬を使いこの里の忍に姿を変化させて、この会議に侵入している。この能力を使うとなぜかチャクラまでも変化する。何故かは分からないが、これも能力の仕様って事で良いだろう。悪い事はないだろうし。

 

 

「ではこれから会議を始めるが、さっそk「いやいい、ワシは大丈夫だ。ワシが進める」…分かりました」

 

 体の一部に包帯をしている雷影が、前に出てきて自分から会議を進める事にしたようだ。

 

「我等の里の他に、霧隠れの里や木の葉の里にも出現したのは前に言ったが、どうやら砂隠れの里にも出てきたようだ」

 

『…』

 

 この場にいる人は、皆無言で雷影の言葉を聞いている。

 

 

「ワシが戦った時、能力は詳しく分からなかったが、強さはワシを超える…。

砂隠れの里でも能力は分からなかった様だが、実際に戦った奴等が恐ろしいのは奴の行動だ」

 

 皆は何が恐ろしいかまったく想像できていないようで、疑問を浮かべている。

 

 

「…どうやら奴は、食うそうだ。殺した人間をだ。

 しかも、ただ殺さず、相手に苦痛を与えるように殺し、殺す時は無邪気な子供のように弄ってから殺す。殺した奴は放置せずに内臓や骨を一切残さず全て食う…。実際戦ったと思われる場所には、死体はなく、血の跡だけが残っていたようだ。」

 

「なっ…」「同じ人間なのか…?」「化け物だな…」

 

 反応は人それぞれだが、予想していた者は居らず、皆驚いているようだ。

 …っつか、予想してる奴はいないだろうなぁ。いるとしたら俺と同じような奴だけだろうな、うん。

 

 忍び達の話し声は中々収まらず、しばらく経ったら雷影がまた口を開けた。

 

「静まれ。

 数少なくなんとか帰ってきた者は、皆口をそろえ、聞いた奴等も同じような反応をした。まさに“狂人”…とな。喰人鬼とも言われている様だが、狂っている事に変わりはない」

 

 うわぁ、中二くせぇ…いや、通り名がある時点で中二だし俺は元々中二病だったな。あのメルヘンな翼が使える限り俺は永遠の中二病だろうな…。

 

 ……自分で言っててかなり傷ついた件。

 

 

 雷影が俺の行動を話した後には、特に大きな情報は無く、注意を促したり警備に関しての会議だけだった。

 

「…うむ、分かった。

 

 …これ以上は特に報告はない! これにて解散する!

 もし大きな情報が入るなどしたら、場合によっては上層部だけではなく、同じようにお前たちを収集し会議をする! 以上だ」

 

『っは!』

 

皆は返事をし、場を離れるに為に動きだした。

 

「…俺もそろそろ出るか」

 

 ほとんどの人が動き出し、俺も出る準備をする為に、立ち上がりながら後ろを向いた。

 

 

 

 

 その瞬間に第六感が何かを伝え、背筋が凍るような感覚がする。しかしあまりにも急な事で俺は何かに反応できずにただ立ち止まるだけで、すぐさま脅威はやってきた。

 

 

 流れる様な動きで雷遁の鎧を纏った雷影が、そのまま俺に向かって全力で殴りに来ているのを感じる。

 

 

「…はぁ?」

 

 何が起こっているのか分からず、俺が反応する前にも時は過ぎて事は進む。

 

「っぐあああああぁぁぁ!?」

 

 結局反応できなかった俺の腹を雷影の拳がブチ破る。

 

 腹に雷影の拳が貫通して、そのまま吹っ飛んだ。周りは俺がいきなり雷影に攻撃された事に驚き、壁は俺が衝突した衝撃により軋むような音を上げた。

 

 

 

「っが!? いったい…一体何故……」

 

「雷影さま!? どうしました!?」「何故この者に攻撃を!?」

 

 周りがなんかごちゃごちゃ言っているが俺は知ったこっちゃない。俺が何より今知りたいのは…

 

 

「雷影……一体何故、俺が変化している事に気づきやがったぁ!?」

 

『っな!?』

 

 話し始めると同時に嫉妬の変化能力を解いて元の姿に戻った。

 変化を解いたことにより周りは驚き、先ほどの話題の者だと知った瞬間、同時に警戒を始めた。

 

 

「……なに、感知タイプの忍びが貴様の違和感に気づいたが…まさか貴様だとは思っていなかったぞ、多罪コウキ!」

 

「ふぅん…、感知タイプの人間ねぇ…でも俺はチャクラもしっかり変化させていた筈だが、何故ばれた!?」

 

「…俺が感知した時、お前のチャクラの質自体には違和感は無かった。しかし、お前の中に俺が感じたことの無い何かがおぞましい程に動いていた!

 

 お前は一体…何だ!?」

 

 

「何者だ…じゃなくて何ねぇ…。寂しい事言うなよ?。しっかり人扱いしてくれねぇかなぁ…?。俺だって列記とした人間さ

 

 たとえどんな傷が治ろうともな…」

 

 

 俺がそう言った瞬間、雷影によってあけらてしまった腹の傷がどんどん治っていく。周りの奴等の反応はそれぞれだが、気味がわるそうにしてる奴がほとんどだ。

 

「まさか、一瞬でその傷を完治させるか…。貴様と居ると自分の常識が崩れるのと、貴様が一体何者だかどんどん分からなくなってくぞ…」

 

「くくく…、この程度の傷ならチャクラなんて使わずすぐに治せるさ。

 こんなちゃちな傷だけじゃなくて、腕とかを破損していようがな…」

 

「貴様…、本物の不死か…?」

 

「ふむ…、不死っつうのは不老不死。つまり歳を取らずに死なないで生き続ける完璧とも言われる存在か?なら否定させてもらおう。

 不老不死なんてこの世に存在しないもんだぜ?似たようなものがあっても本物はない…。そんな曖昧なものだぜ?俺が不老不死になれたとしてもならないがな」

 

「いや、今はそんな事はどうでもいい、何より里の為…民の為に貴様を今ここで殺してやろう!」

 

「ふぅん…やってみろよ、やれるものならなぁ!

 じゃぁ、俺は逃げるぜ?捕まえたいのなら前回みたいに追いかけて来な!!」

 

 そう言って壁を打ち壊して逃げようとする……っが、雷影がそれを止めようとしてかなりの速度で掴みかかってくる。そして雷影はそのまま掴み、地面に叩き付けた

 

「ふんっ!!捕まえたぞ……っ!?」

 

…ただし、俺ではなく他の忍びを。

 

「くくく……こういう時こそ変わり身の術じゃねぇの?」

 

 俺は変わり身の術で他の忍びを身代わりにして、そのまま雷影の後ろに回った。

 

「っ!!きっさまぁ…っぐぅ!?」

 

 雷影が怒った表情でこちらをかなりの勢いでこっちを向いた瞬間、手を硬化させて頭を掴んで地面に叩き付ける。

 

「じゃあな~」 

 

 先ほど壊した壁から、手を振りながらも物凄い速度で逃げ出した。

 

「っく!待て多罪コウキ!

お前等は後から追いついて来い!!」

 

 後ろでゴチャゴチャやってるが俺は逃げさせてもらうぜ?

 

 

 

 

 少し逃げていると、少し賑やかな所へ出た。

 

「それで…ここはどこだ?俺人混みにいると方向音痴が発動するんだけど」

 

 そう言いながら俺は歩いていると、少し広い所に付いた。

 

「やっと追いついたぞ!!。多罪コウキ!!。ここでお前を殺してやろう…」

 

 …ついでに雷影にも追いつかれた。

 

 雷影はそう言ったら、すぐに雷遁の鎧を纏った。

 …めんどくせぇ。今回は戦闘する気はあまり無かっただけどな…。仕方ないか、影分身でくれば楽だったのに本体で来た俺が悪い。ついでに良い経験だから戦うか。

 

 

「向かってこなけりゃぁ基本俺はあまりやる気、無いんだけどなぁ…。仕方ないか

 

こいよ雷影…

 

 

 

 

超一流の悪党っていうやつを教えてやんよ…」

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。