ナルトの世界で色々してくる   作:マックス

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コメントで言われて、よ~く考えながら自分の書いた物書いたら酷すぎましたね。文もそうですが、それ以前に設定が酷すぎましたね。


おそらく、こちらはそのうち更新を停止して、一から書き直すって事になると思います。…まあ、詳しくはそのうちということで書いた分は少しずつ修正を加えて投稿しますね。


鬼の心的な気がしなくもない

 

 

 

「再不斬さん!!」

 

 

「っ!?」

 

 今のは、一体…!?俺は何を見ていた…?何か最悪で恐ろしい物を…そうだ、俺は今、白が殺されてしまうものを……あれは…幻術か!?

 俺は今起こったことを整理する為に考えながら顔を上げると、見えたのは奴の、狂人…多罪コウキの笑顔だった。

 

 奴は実際には声に出さず、しかし口はこう言っていた。

 

 

 

 

 い つ で も で き る ん だ ぜ ?

 

 

 

 

「っ…!!」

 

 その言葉を読み取った瞬間、背中に悪寒が走りすぐに隣を見た。

 

「っ白……」

 

「はい、僕は再不斬さんの為になら何だってします…」

 

 あぁ、白だ。そう確認できたら俺に走っていた悪寒はすぐに治まり安心した。

 

 

 だが、解放された後、すぐにまた俺を押しつぶされるような不安が襲う。

 

 

 

「っ!くそ!どうすれば…」

 

 警報が頭で鳴り、早く準備しろと不安定な身体に訴えてくる。俺はその意思のままに身体を動かす。

そうだ、どうすればいい?どうすれば奴を倒せる?相打ち…いや、最悪倒せなくても良い。白だけでも逃がせれば…っ!?

 

 ……そうだ、俺はあの幻覚を見た後から一体白をどう見ている?もうコイツの事は道具とは見れていない…駄目だ…忍びとして…俺は俺の為に認める訳には……

 

 

 いや、もういい。あぁそうだ、俺はもう白の事を道具と見れていない。見ていない。だが、俺はこれを知って後戻りも否定も何もしない。

 

 自覚しよう、確認しよう、認めよう、肯定しよう、認識しよう…

 

 もしかしたら俺はここでアイツに殺されるかもしれん。

 それでもせめて白だけは…

 

 

「再不斬…さん?」

 

 首切り包丁を強く握る。チャクラを大量に練る。

 

 

 

 

 そうだ、白は綺麗だ。雪のように…白くまったく汚れていない。それを俺が触るべきではない。

 

「白」

 

「…はい」

 

 

「…」

 

「…ざぶざさん……?」

 

 あぁ、コイツと居れて良かった。もし俺が白に触れてはいけない存在だと知っていても後悔はしない。そして今から俺がすることに後悔の念はない様に…。

 

 俺は白の方を向きながら、無様に笑った。白が居ただけ…俺は幸せなのだろう。

 

「…白、ありがとう…」

 

「っ!?再不斬さん!?」

 

 無言で狂人に向かって走り出す。白を置いてそのまま最高速度で走り出した。

 

 

 

 

 

 

「コウにぃ…」

 

「あぁ、下がってろ…」

 

 再不斬は何かを決意した眼で俺達に向かってきた。

 奴の後ろに見えるのは…鬼。気迫だけで鬼が見えるのだ。鬼人と呼ばれるまであるが、まさかこの歳でここまでとは。…いや、俺が多くの潜在能力を目覚めさせたんだろうなぁ…。

 

 それに、なによりも心を持った鬼ほど面倒な物はないが…俺には好都合だ!!

 

「はああああぁぁぁ!」

 

「っ!やっぱその首切り包丁を簡単に振り回すだけあってかなりの豪腕だなぁ!!え”ぇ!?」

 

 両手の刀で防ぎ、一瞬押されそうになりそうなったが、そのまますぐに押し返した。

 

「っ………」

 

 再不斬は一旦霧隠れて、すぐに姿を消した。

 くそ、さすがにこれはプロ相手だから完全に見分けるのは難しいぞ…っ!!

 

 

「おっらあああぁぁ!!」

 

「っ~!?あっぶねぇ!!

 

 くそが…おら、さっさと倒れやがれ…」

 

 俺は第六感の様な物を感じてすぐさましゃがむと、俺の頭が有った場所に首切り包丁が通った。

 避けた後すぐさま傲慢を使い、再不斬の回りから数え切れない程の影の腕が飛び出て来る。

 

「っく!?」

 

 予想外な攻撃に再不斬は一瞬掴まれたが、すぐに首切り包丁を使って逃げたようでまた姿が見えなくなった。

 

 

「………」

 

 白を置いてきたようだが、どうやらまったく戦いに追いつけないで入れない様だ。…邪魔者が入らなくて便利だが…厄介だ。

 

「…厄介だなぁ?心を知った鬼っつぅのは何者にも変えがたい程ある意味厄介だ。

 ッは、どうだァ? 自分が知りたくなかった感情通りに動くって言うのはよ」

 

「………」

 

「…ノーコメント? まぁいいけどよ。んじゃぁさっさと倒されてくれねぇか?」

 

 俺は再不斬を見つけ、近づきながらクナイを何本も投げつける。

 

「っぐ…」

 

 再不斬は避けきれず足に何本か刺さる。それでも止まらずに動き続ける。

 再不斬は足を痛めながらも移動し、水面の上に立ち水遁を使ってきた。

 

 

「水遁・水龍弾の術!!」

 

「がぁっ!!」

 

 すぐさま硬化をする…が、そのまま一気に流されものすごい勢いに俺の身体が木にぶち当たる。

 

「ぐぅっ!?」

 

 背中は硬化していなく、そのまま衝撃を受け止めてしまい、一気に吐き気が押し寄せてきたが気合で封じ込める。

 

 …面白い、心を持った鬼は思った以上に粘る…。今戦っている戦いは文章にすれば短いだろうがかなりのハイスピードで行われている。

 吐き気を収めた俺は、そのまま刀を持って再不斬に向かって切りかかる。

 

「…」

 

「…」

 

 無言で斬り合う。聞こえるのは刃物や体術などの攻防ぶつかり合う音だけで、人の声は一切しない。

 

 俺が斬り掛かると、再不斬は首切り包丁の穴の部分で刀を引っ掛けてそのまま遠くに飛ばす。俺はそれを気にせずもう片方の刀を使って腕を狙って斬ろうとすると、モーションの少なくていいクナイで防がれ、防いだ後すぐにそのクナイを至近距離で顔に投げつけてくる。当たらないように上半身を後ろに倒し、そのまま勢いをつけて足で再不斬を蹴り上げようとするが腕で防がれる。

 

「「っちぃ…」」

 

 両方の舌打ちが同時に響き、苛立ちが余計に増す。

 

 体勢を立ちなおそうとするとその瞬間に、再不斬が上から首切り包丁を思いっきり振り落し、それを刀で防ぐも馬鹿力に押されて後ろに飛ばされる。

 

 一定の距離をお互いに取った瞬間、両方印を結ぶ。集中をしながらも、警戒を同時にして、すぐに術を発動した。

 

 

「「水遁・大瀑布の術!!」」

 

 まるで災害が起こったかのように、術に巻き込まれた木々は破壊されてゆく。

 その光景の中を視界に入れながら、俺と再不斬はまったくそれを気にしない。目の前の忍術が相殺されると同時に走り出す。荒れていた水が納まると、目の前には同じように走っている再不斬がいた。俺を見ると、手に持っている首切り包丁で斬りかかってきた。

 それを見ながら最強の眼を発動させる。

 

「ゴハッ!?」

 

 再不斬の少しの動きだけで次に何が来るかを読み切って、そのまま鳩尾と頬にパンチを打ちつける。

 

「っげほ!ぐ…っがぁ!?」

 

 バキッと嫌な音がなり、再不斬は後ろへ吹っ飛ぶ。

 まったく防御できず受けた再不斬は、息を乱しながらもなんとか立ち上がるががうまく立てていない。それを見た俺は追い討ちを掛ける様に、再不斬の顎に下から掌底を叩きつける。

 

「っく…、まだだぁ…っ…ぐぅ……」

 

 再不斬はすぐさま立ち上がろうとするが、内側溜っているダメージが大きく、器官も先ほどの攻撃であまり良い状態ではなく、うまく立ち直れない。

 

「っぐ!っらあああああああああああぁぁぁぁ!!」

 

 それでも気合で再不斬は立ち上がり、なんとか首切り包丁を持って切りかかってくる。

 だが、その突撃は非常に単純なものであり、少し身体を動かして簡単に避け、前のめりになった再不斬を蹴ってまた吹っ飛ばす。

 

「っくそ…」

 

 なんとか空中で体勢を立て直して受け身を取る。その様子を見ながら俺は右手を再不斬に向けた。

 

「っぐぁ!?な…んだ…こ…れ……は…。」

 

 

 またすぐに立ち上がろうとするが、俺は未元物質を使って再不斬に強い重力負荷をかけて、何かに押しつぶされた様な重圧を掛けられ再不斬は動けない。体を水に沈まないようにするだけで精一杯のようだ。

 どうやら、体力的にも限界の様で、圧倒的にやられた再不斬はこの未元物質の重圧に耐えられようだ。

 

 

「…無様だなぁ?再不斬…思ったより期待外れだった…。これくらいは抜け出せると思ったんだが…」

 

「く…そがぁ…」

 

 それでも諦めないで、せめて白だけは守ろうと身体を動かそうとするがうまく動かせていない。

 

 

 俺は歩きながら白の方へ向かう、片手に刀を持ちながら。

 

「…本当に無様だ。心を持った鬼はもう少し粘ると思ったが…まったく駄目だったな…」

 

「っく!お前…やめろぉ!!」

 

 再不斬は最悪の事を想像し、喉が張り裂けるような声を上げる。それでも俺は少しずつ白へ近づく。

 

 

「…嗚呼、そういえば泣いた赤鬼って言うのがあったよな……。

 

 俺はお前をそれで言う青鬼だと思ったんだがなぁ。…自分の救いたいを救って自分の見返りはいらない…。そんな偽善的な青鬼だ」

 

 まるで、俺と同じだな。

 

 

 足が水面から地面に出て、カツカツッっと歩く音が無情に鳴り響く。

 

 

「だが、お前は青鬼と違う、いくら非情になっても誰一人守れない…。

 

 お前はお前なりに頑張っても結果はこれか? 再不斬、お前がいくら頑張っても現実は無情で…力不足で…残酷だ」

 

 

 そして、白の目の前に来た。白は脅えきっていて動けない。

 

「ざ…ぶざ…さ……ん…、せめ…て、…あなた…だけ…は……」

 

 けれど、その状態でも再不斬の心配を続ける。白は小さく、腕など思い切り力を入れると壊れてしまいそうなほど貧弱に見える。

 

 

「見ろよ、お前が命を賭けて、あの青鬼の様に心を知ってもこれだ。お前は青鬼の様に目の前にある守りたい物さえ何一つ守れない。

 

 その結果がこれだ…

 

 

 

 

 

 再不斬、お前は青鬼にすらなれない…」

 

 

 俺はそのまま刀を白の頭に向かって振り下ろす。

 

「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!」

 

 先ほどまで、全く動けていなかった再不斬はなんとか身体を動かして、俺の目の前まで来て刀を防ぐ。

 

「…諦めろ、いくら足掻いてもお前は目の前の物さえ守れない…。消耗品と言うなら捨てろ。消費しない消耗品など望むな…」

 

 

「…俺は、足掻いてやる!俺は俺の守りたいものの為に!そしてそれだけが俺だけの為のように…馬鹿のように足掻いてやる!俺はその為なら無様でも滑稽でもなんでも良い!なんが…なんでも……俺の為にコイツを守るっ!!」

 

 

「………」

 

 その眼には、強い意志が映っている。もう揺るがないであろう意思が…。

 

 

「強欲だな、願いが不相応過ぎるぞ。テメェの言った忍びの枠ではなぁ…!!」

 

 

 

 霧隠れの額宛が、割れながら宙を舞った。

 

 

 

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