ナルトの世界で色々してくる   作:マックス

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後始末をする気がしなくもない

 

 

 

 

 さて、あれから少し経ったが、自己紹介的な事もせずに一旦場の空気が切れた為に切り直すのがやや面倒になり、ジュニア二人がさきほどから終始無言になっているのだ。

 

 

 

 ニコニコっと、万遍の笑みを浮かべている黄薇は白の前のじっと座っている。ただし、どちらも無言だ。

 

「………」

 

「………(ニコニコッ」

 

 だが、何故か黄薇は効果音が付きそうな位、嬉しそうに笑っている。反対に、白はなぜか気まずそうだ。

 

 

 

「…再不斬、これは一体どういうことでしょうか?」

 

「俺に聞かれてもまったく分からねぇぞ…。まぁ大方家族が増えて嬉しいんだろうよ。

 白も一応心ではそう思っていると思うが、まぁ初めてのことだ、何をすればいいか分からないだろう」

 

 まぁ、いくら精神年齢が高くても根は子供って事か…。っていうかどちらかで良いから離さないか?

 なんて事を考えていたらようやく黄薇が口を開けた。

 

「えっと…なんて呼べばいいかなぁ? 白にぃ? それとも………白ねぇ?」

 

「…僕はこんな話し方ですが、一応女ですので…白にぃだけはやめてください」

 

 

 

 

 

 

 あれ?

 

 

 

 俺は何秒か硬直状態になった後、すぐに首だけ再不斬に向けた。なんか驚いてた気がするけどこの際は無視する。

 

「…え?白って女の子だったのか!?再不斬!!」

 

「お前は白が男かと思ってたのか?というか見た目からして分かるだろう?」

 

 …あぁ、あくまでここは原作に似ている世界であって全て忠実って訳じゃねぇよなぁ…。原作知識を半分くらい忘れている俺はほとんど細かい事は憶えてないが。

 

「う~ん…じゃあ、白ねぇだね! よろしく! わたしの名前は多罪 黄薇だよ!!」

 

 首を捻った後、大きな声で黄薇は自己紹介をしたら、白に握手を求めた。

 それを見た白は、とても嬉しそうに笑った。

 

「…はい! 僕は………桃地、桃地 白です! これからよろしくお願いしますね、黄薇ちゃん」

 

 

 

 

「…おい再不斬、マスク上からでも頬が緩んでるのか見えるぞ?」

 

「…っく、見んな! そしてニタニタするな! コウキ、お前は酔っ払った親父か! 顔が気持ち悪い!!」

 

 俺が再不斬を弄って楽しんでいると、黄薇はこちらに歩いてきた。

 

「えっと、改めてよろしくね、再不斬さん!」

 

「…あぁ、よろしくな、黄薇。

 ところで、コウキは自己紹介をしなくて良いのか?」

 

「改めて紹介しなくても大丈夫だろ。まぁお兄さんと言ってくれても良いだぞ?」

 

 冗談っぽく言うと、次は白がこちらに近づいて話し掛けてきた。

 

「では、よろしくお願いしますね、にいさん。」

 

 そう言うと嬉しそうに笑って握手の為に手を差し出してきた。

 白は黄薇と違って美人と言った方が良い顔で、まだ幼いながらもその笑顔は綺麗だった。

 

「……あぁ、よろしくな、白。

 

 ところで再不斬、白と黄薇は同じ年齢の筈だったが何故にあんな風になっているんだ?どちらにしても二人とも六歳よりかは精神年齢が高いと思うが、それでなぜ白が姉と言われていて違和感がないんだ?」

 

「知らねぇよ、あえて言うなら雰囲気とかじゃないのか?」

 

 あぁ…あれか、従姉妹とかで年齢はほとんど変わらないけど姉妹と言われて違和感が無いあれか。

 

「さて再不斬、これから一緒にある程度行動して行きたいと思うんだが、今は無理だな……」

 

「なんで……あぁ、なるほど…後始末か。」

 

 本業は忍びだけあって再不斬はこれから何をするか分かったようだ。

 

「その通り……だが、今回の後始末は俺だけでやる。後で追うから心配しないで先に行ってろ。」

 

 

 

 

 さて、今回俺達が言っている後始末とは霧隠れの暗部の事だ。

 あいつらは別名、死体処理班なんても呼ばれている。それだけ自里の忍びの死体から情報が出ちまうって事だろう。

 

 再不斬達と別れて何時間か経った。

 

 その内暗部達が再不斬がやられたと判断して死体を回収してこなければならないだろう。前の様に生ぬるい奴等じゃない、何度も死線を潜った忍び達だろう。

 まぁ、俺の敵ではない…と、思うがな。

 

「そんな事考えてたらもう来たな……」

 

 何人かの気配と木が揺れる音が聞こえ目を凝らすと、暗部の面をした忍びが見え始める。四人の忍びはそのまま木々が倒れている場所に向かって走り出した。

 

 

 

 瞬間、影で出来た武器に刺されて絶命する。

 

 

「「「っ!?」」」

 

 急な出来事に忍び達は驚くが、すぐにクナイを持って構え、三人はお互いに背を合わせてどこから来ても良いように警戒し始める。木が少し揺れただけで視線を向けながら、目が見える場所全てに注意する。

 

 

 俺は影を操り三人の中心に分身を作り、影でカマの形を象る。そして一番近い忍びに襲いかかる。

 

「かはっ!!」

 

「っく!」

 

 三人は分身に気付き、当たる前に避けようとするが一人が右腕にカマが当たる。

 

「ッちぃ!」

 

 斬られた忍びは分身に向かってクナイを投げる。気付かれた為、分身に視線が集まっている間に俺は忍び達に襲いかかった。

 

「「「なっ!?」」」

 

 完全に目の前に居るのが本体だと思っていた忍び達の不意を付いて殴り掛かる。

 

「「ぐはっ!!」」

 

「うおぉ!」

 

 二人はモロに当たるが一人は何とか避け、反撃しようとクナイを両手に持ち走って来る。それを冷静に見ながら影で二つの槍の形を象り、それを目の前の忍びに向かって飛ばした。

 

「邪魔だ!」

 

 両手のクナイでそれを弾き、そのまま勢いに乗って突撃をしようとする。

 

 

「…だが、それは愚策だ」

 

「なんだと?…なっ!?」

 

 しかし忍びは影の武器を弾いた瞬間に影が両腕に絡まって、自由に動けなくなっていた。

 

 

「ッ……ッカハ…」

 

 その間に影で喉を刺し、何も言わせずに空気の音だけを出して死んでいった。

 

「ん?……霧か」

 

 周りを見ると、霧が発生して周りがよく見えなくなる。他の忍びを探していると後ろからクナイが襲いかかる。

 

 

「「ッハァ!!」」

 

 俺が目の前の忍びと戦っている間に、他の二人の忍びは霧隠れの術を使って気配を殺して近づいたようだ。

 

 しかし…

 

「あめぇんだよ!!」

 

「「なっ!!?」」

 

 忍びが斬ったのは水分身だった。本体の俺は後ろに回り、刀で二人の急所を切り裂く。

 

「っが…ぁ…」「…うぐ……」

 

 痛いのか死にたくないからかは分からないが、呻き声を上げる。しかしそれは長く続かないで、一分もしない内に死んだ。

 

 

 

「思ったより弱いな、再不斬クラスと戦った後だとこんな感じか」

 

 俺には特別な能力がある為に大体の場合は圧倒するので分からなかったが、純粋な術や身体能力で比べたら上忍には勝てても五影クラスだったら怪しい。俺もできるだけ修行はしているのだが、組み手出来る様な相手がいない。

 

 

「…せっかくだ、再不斬の修行も兼ねて組み手でもやるか?」

 

 どうせなら、カカシに勝てるくらいの実力があった方が良い。ビシバシと鍛え上げるか。楽しみだな、俺も再不斬は戦闘狂だ。喜んで戦うだろう。

 

 

「~~~♪」

 

 俺はこれからの事を考えながら鼻歌を歌い、黄薇達の元へ戻っていった。

 

 

 

 

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